Fate/mille fiore-フェイト ミルフィオレ-【完結】 作:おるか人
少年と少女が小さな約束を交わした、約一時間後。セラは衛宮邸の廊下を駆けていた。
たたたたっ、と。大股になり過ぎないように、下品な足音を立てないように、そして、そのマナーを守れる限りの範囲で、全速力で走り抜けてゆく。
急げ、急げ、急げ。この緊急事態を、一刻も早くお嬢様へとお伝えするのだ。
焦り、苛立ち、ほんの少しの希望――――様々な思いを胸に、セラは主人の居る部屋へと勢いよく立ち入った。
「失礼します、お嬢様! 早急にお知らせしたい事があ、り……………………………………ぃ?」
襖を開け放った瞬間、セラは全身の関節を溶接でもされたかのように硬直を余儀なくされた。
目は皿のように見開かれ、口はだらしなく開かれたまま。つい先ほどまで辛うじて守られていた、上流階級に仕える者としての矜持が、完全に崩壊していた。
いや、正確に言うならば………彼女の矜持が崩壊したのは、襖を開く一歩手前であった。
普段の彼女なら、襖を開く前に一度、ノックなり声かけなりで部屋の中の主に「入っても良いか?」と確認をとるはずであった。当然だ。主の許可なく部屋に踏み入るメイドが何処に居るというのか。
しかし、彼女を責めてはいけない。彼女はいま、そんな当たり前の常識を忘れてしまう程に重要な情報を握っているのだ。むしろ、襖に手をかける最後の瞬間まではマナーを遵守できていた事が、ある種の奇跡だったのである。
惜しむらくは。
その奇跡があとほんの少しの間だけ長続きしていれば………彼女は、目の前の光景を見ずに済んだのにという一点か。
「………セラ?」
「どうした、何かあったのか!?」
楚々とした月明かりだけが差し込む薄暗がりの寝室の中、
畳に敷かれた一組の布団の上で、
お互いに下着一枚のあられもない姿となり、
肌と肌とを隙間無くピッタリと密着させて、
まるで恋人のように睦み合っている――――
それがセラの見た光景。慌ててこじ開けてしまった襖の向こう側に広がっていた世界であった。
「―――――――――――――――」
いや、お前たちこそ何があったんだよ………という、たったそれだけの詰問が出てこない。
セラは襖を開けた時の体勢そのままで、頑として静止を保つ。言いかけた言葉の続きを口にしようともしない。ガラス玉のような意思なき瞳は、彼女の意識が何処か遠くへと飛び去ってしまった事を知らせている。
ああ、何という事か。眼前の現実を理解したくないばかりに、脳と眼球の機能を自ら停止させてしまうとは。
すると――――生きた石膏像となってしまったセラの背後から、一人の男性がひょっこりと顔を出した。
「何だよ姉ちゃん、置いていく事はねーだろ………っと、お? へぇ、この状況で
そう言ってニヤニヤと士郎たちを揶揄するのは、逞しくもしなやかな体躯を青い鎧で覆った、青髪赤眼のサーヴァントであった。
セラの奇態に困惑していた士郎も、これには即座に警戒態勢を取らざるを得ない。
「な、お前………
いつでも宝具を投影出来るように、と身構えた士郎だが………果たして、その行為にどれほどの意味があるのか。最速の英霊を前に、この間合いは『詰み』だ。何か不審な行動を起こせば。いや、行動を起こそうと考えたその瞬間に、己の首は胴を離れるだろうという確信があった。
迂闊――――現状はその一言に尽きた。残る敵は千花だけではない。そう、千花は確かに「アーチャーは倒した」と言っていたが、ランサーに関しては何一つ言及していなかったではないか。余りに強大過ぎる敵を前にして、他の事に頭が回らなかった。まったくの不覚だ。
(くそっ! 弱気になるな、約束を忘れるな! 生き延びるんだ、どんな手段を使っても!)
その一心で、体内に魔力を強く強く充溢させていく士郎だが………数秒の後、ふと疑問を覚えた。
ランサーの表情である。何だか、ものすごく呆れたような眼差しだ。始めは、ただの人間に過ぎない自分がサーヴァントに立ち向かおうとしている愚行に対するモノかと思っていたのだが、どうも、そんな真剣なニュアンスではないような気がする。
じゃあ一体………? と疑問符を浮かべていると、ランサーは少し言いづらそうに、
「あー、坊主? マジになってるトコ悪いんだけどよ………パンツ一丁じゃカッコつかねーぞ?」
――――と指摘した。
士郎の顔にさっと朱が差すのと、セラが石膏像から人間に戻ったのは、ほぼ同時だった。
「あ、あああ貴方達はッ、こんな時に一体ッ、何をやっているのですか―――――――ッ!!」
* * * * *
結論から言おう。ランサーには敵対する意思は無いとの事、そして士郎とイリヤスフィールは別に、いかがわしい目的で肌を合わせていたわけではないとの事だった。
ランサーはどうやら、士郎たちがアインツベルン城から撤退し現在に至るまでの間に、千花の手によってマスターを殺されてしまったらしい。はぐれサーヴァントとなった彼は、新たなマスターを探し歩くうちに衛宮邸へと辿り着き、最初に見かけた住人であるセラに、己の真名を明かした上で「責任者に会わせてくれないか」と自分を売り込んだのだとか。
かの光の御子と一対一で対面してしまったとあらば、彼女の焦り様も推して知るべしだ。
そして士郎とイリヤスフィールの一見いかがわしい行為についてだが、約一時間前に『お互いに生きて添い遂げる』という誓いを立てた彼らは、その為の手段として、改めて魔術回路の移植を行っていたとの事である。
「ラインを通じて呪いを引っ張り出す? そんな事をすれば、お嬢様が…………!」
「安心なさい、セラ。
移植は無事に成功した。
イリヤスフィールの『聖杯の護り手』としての力は千花に奪われたものの、彼女の裡にある小聖杯自体が機能しなくなったわけではない。故に、本来なら移植における最大の壁である『魔術回路を使いながら、その回路を減らしていく』という無理難題な作業も、小聖杯の権能たる『過程を無視して結果を導く』能力を駆使することでクリアできたのだ。
よって現在、イリヤスフィールの魔術回路の一部は、士郎の身体に譲渡されている。副産物である魔力ラインの形成も盤石だ。
ところが、この回路移植における本来の目的であった『士郎にかけられた呪いの解除』だけは失敗に終わったらしい。
「なっ――――イリヤ! それは必要ないって、やる前にも言っただろ!?」
「だって、やるって言ったらシロウは反対するでしょ? それに、まるごと全部引っ張り出すつもりは無かったわ。一部だけ引き抜いて、シロウの負担をある程度肩代わりしてあげるつもりだったの。視点を変えてみれば、新しい治療法も思いつくかもしれなかったし」
聞かされていなかったらしい士郎の叱責を、しれっと受け流すイリヤスフィールである。
ちなみに、当然の話だが『過程を省略して結果を導く』以上、移植作業において、わざわざ服を脱いで肌を合わせる必要性は無かったりする。セラを絶望の淵に叩き込んだ先ほどの光景はつまり、士郎の無知につけこんだ、イリヤスフィールの個人的な願望の発露であったのだが………それに気付く者はこの場にはいなかった。
――――閑話休題。
「でも、駄目だった。シロウにかけられた呪いは、シロウの精神と密接に絡み合ってる。これを引き抜こうとしたら、シロウの精神も一緒に引き抜くことになっちゃうわ」
「………つまり?」
「やろうと思えば出来る。けど、やったら廃人確定」
そうか、と士郎は安堵した。
確かに大きな問題は残るが、イリヤが汚染されてしまうよりはマシだと思ったのだ。
イリヤスフィールは、そんな士郎をジッと睨みつける。………が、すぐに無意味だと悟ったのだろう。呆れたように首を振って、続きを口にした。
「失敗はしちゃったけど、収穫もあったわ。その呪いは
「生き物?」
「そう。概念とか、怨念の類じゃない。
難解な物言いに首を傾げる士郎。
それを見たイリヤスフィールは「つまり」と、話を次の一言で要約した。
「その呪いは多分、万条を殺せば消滅するわ」
「……………………!」
士郎の脳裏に、セラの言葉が過ぎる。
万条を殺せば全て解決――――まさにその通りの状況が出来上がりつつあった。
「わざと、か…………?」
「え、シロウ? 何か言った?」
「いや………何でもない。それで、ランサーの事はどうするんだ?」
ランサーの事とは、つまり『誰がランサーのマスターになるか?』という問題だ。
サーヴァントが一騎増えるというのは、現状において望外かつ強大な戦力アップである。しかもランサーは万条千花について『有力な情報』を一つ握っており、契約してくれればそれも教えてくれるという。もちろん、こんな美味しい話はまず、罠かどうかを疑うのが常であるが………このまま待っていても時間切れで敗北するのが目に見えている以上、士郎たちに断る理由などない。もし罠だったら、むしろ「仕方ないな」と諦めがつくぐらいだ。
となれば、次の問題は『誰が彼を使役するか』という話になるわけだが………。
「まあ、いざとなれば令呪を使えるシロウか私が順当なところよね」
イリヤスフィールは、ちらと士郎の左手甲に視線をやった。
そこには、セイバーの死と共に消滅したはずの令呪が一画、ハッキリと刻まれている。
そう。二人で千花に立ち向かう覚悟を決めたあの時、二人の身体に令呪が復活したのだ。まるで、聖杯が二人の覚悟を祝福するかのように。
始まりの御三家の一員たるイリヤスフィールはともかく、元々は数合わせの参加者である士郎にまで令呪が再配布されたのは、第四次における言峰綺礼の一件に匹敵する、異例の事態と言えるだろう。
「なら、イリヤが契約する方が良いんじゃないか? イリヤの令呪はまだ二画残ってるんだろ?」
「いいえ、シロウが契約するべきよ」
「なんでさ?」
「だって、私とシロウの間に作ったラインは、私からシロウへの一方通行だもの。ただでさえ魔術回路が減ってるのに、二つの方向から同時に魔力を吸われるのは、ちょっとね。令呪ならシロウに渡してもいいし、いざとなれば魔力の塊として使い捨てる事も出来る。どう転んだって無駄にはならないわ」
「むっ、………………ぐ」
それに、ランサーがいれば無茶しがちなシロウの保険になるかもしれないし………という本心は口に出さず、イリヤスフィールは理路整然と、士郎がランサーを使役するメリットを挙げてゆく。
対する士郎も、同じくイリヤスフィールの安全のために、ランサーを宛がおうとしていたのだが、残念ながら彼女のように相手の反論を封じられるだけの言い分が思いつかなかったので、大人しくと引き下がる他に道はなかった。
両者の力関係が明確に見て取れる一コマである。
「決まったか? なら、早いトコ契約を結ばせてくれねえか? マスターがいない状態っていうのは、何もしなくても消耗が激しいみたいなんでな………そろそろ魔力がヤバそうだ」
士郎が―――渋々といった様子だが―――納得を示したのを見て、それまで部屋の隅で黙って話を聞いていたランサーが、急かすように促した。
いや、実際に急かしているのだろう。見れば、彼の身体は薄っすらと透けて綻び始めていた。
聞けば、彼がマスターを失ったのは今日の夕暮れ時だという。アーチャーやライダーと違って単独行動スキルを持たない彼にとっては、とっくに魔力切れで消滅していてもおかしくないだけの時間が経過している事になるのだから、焦るのも無理はない話である。
「ああ、悪い。――――俺がお前の新しいマスターだ」
「了解だ、マスター。まっ、短い間だろうが………よろしく頼むぜ」
士郎が了承を示した瞬間、契約は為されていた。短い鈍痛と共に左手の令呪が光を取り戻し、両者の間に魔力の経路が繋がれる。すると瞬く間に、吹けば飛ぶような儚い姿だったランサーは、以前の力強さ、勇壮さを取り戻していった。
この見事な手際は流石、キャスター適正を持つサーヴァントと言えるだろう。
「………それで、お前の持ってる『有力な情報』っていうのは何なんだ?」
「ん? ああ、今現在のアイツの居場所だ」
有力な情報――――どころの騒ぎではなかった。
唐突に飛び込んで来た特A級の最重要情報に、その場の全員がギョッと目を剥いた。
「分かるのか!?」
「俺は忌々しい事に、前のマスターに諜報活動を命じられてたからな………」
何故かそこで、ふっと遠い目をするランサーである。
ランサーの心情はともかく。事はランサーがアインツベルンの森を訪れる前………つまり、彼が万条のアジトで凜に『万条千花は郊外の森へ向かった』という情報を渡した後の話である。
マスターの命令で万条のアジトを探索する事になった彼は、そこで地下へと繋がる隠し通路を見つけた。
中を進んでみると、しばらく歩いた先に、ぽっかりと開けた空間を見つけた。その空間は濃密な魔力に満ちており、奥には『祭壇』と思しき石造の建造物も見て取れた。
気になったランサーは、もう少し踏み込んで調査してみようかと考えたが、その空間と通路の境目には厳かな意匠の『門』が存在しており、それを潜れば、たとえ己のクラスがランサーでなくアサシンであったとしても確実に侵入が察知されるだろうと伺えたので、やむなくそこで調査を中断して撤退したのだという。
「森でアサシンの野郎とやりあった後、マスターの最後の命令で万条のアジトを遠くから張ってたんだが………奴さん、日の落ちた後に帰って来たぜ。隠し通路に入るところもバッチリだ」
あの隠し通路には、別の場所へと繋がる道は無かった。
あの空間は祭壇があっただけで、他には何も無かった。
あの祭壇は、聖杯を降霊できるだけの格を携えた霊地だった。
そして、ランサーの言う万条のアジトには………
「なあマスター、
「ああ、間違いない。あいつは、千花は其処に居る………!」
遂に、閉塞した状況は打破された。
新たなる武器を得た。倒すべき敵が見えた。其処へと繋がる道も見えた。
「すぐに出よう。ライダーを…………」
「ライダーがどうかしたかい、衛宮?」
士郎が「こうしてはいられない」と立ち上がった時、遮るような声が響く。
声の出所は部屋の外。襖を隔てた廊下側に、今まさに呼びに行こうとしていたライダーと、そのマスターである間桐慎二が立っていた。
「慎、二……………?」
士郎は友人の顔を見て、疑問を抱いた。
――――これは本当に間桐慎二だろうか? と。
「まさかとは思うけど………ライダーだけ連れてって、足手まといの僕は置いてくとか言わないよな?」
士郎の身体がぎくりと強張った。実のところ、それは有力な選択肢であったからだ。
尤も、置いていくのは『足手まといだから』ではなく、あくまで抵抗の意志を見せなければ千花も無暗に手出しはすまい――――という、友人への気遣いからである。
万条が欲するマキリへの復讐は、臓硯を殺したことで終わっている。千花は以前、慎二に向かって『どこまでも追い詰めて殺してやる』と言ったらしいが、それは恐らくハッタリだ。今や千花にとって間桐慎二という少年は、関心を抱く存在ではない。ならば魔術師ですらなく、本質的には聖杯戦争となんら関わりのない慎二が、こんな勝ち目の薄い戦いに身を投じる必要はないはずだ。
なのに、どうして………慎二は。目の前の悪友は、瞳にこんなにも強い戦意を湛えているのか。
「アイツにムカついてるのがお前だけだと思うなよ」
慎二は、アインツベルンの森での敗走からずっと俯いていたはずだ。万条の影に怯えていたはずだ。先の千花による降伏勧告の際も、イリヤスフィールと並んでただ二人、諦念に支配されていた人物のはずだ。
なのに、何故だろう。今の彼からは鉄のように確固たる意志が感じられた。
「万条は僕が殺すんだ。連れてけよ、衛宮」
その眼に宿るのは、強い、強い――――『叛逆』の意志。
* * * * *
――――冬木市、深山町某所。
かつて遠坂凜一行が攻め込んだ万条のアジト内にある、地下へと続く隠し通路の先の先、地下深くに存在する厳かなる門の向こう側、人知れず誕生した、冬木市第五の霊地――――その祭壇の上に佇む万条千花は、濃密な魔力の渦の中でクスリと笑んだ。
「ふふ、ふふふふ」
彼の目には、一筋の流れ星が映っていた。
青白い光を纏って空を翔けるそれは、しかし小天体が地球の大気に突入した際の発光現象などでは断じてない。あれは、魔力の光だ。天馬という幻想種の身体から漏れ出でる、現世には有り得ざる濃密な神秘の発露だ。
「来た。ああ、来ちゃったのかい………士郎、士郎、士郎!」
使い魔の視覚より伝わる開戦の合図を受けて、千花は笑った。
笑って、笑って、笑い転げて。それから、傍に侍る忠実なる下僕へ命令を下した。
「令呪を以て我が忠臣に命ず。往け、小次郎。その身を賭して門を守れ」
「了解した」
恭しく一礼したアサシンは、迷いなく祭壇を下りてゆく。
が、その途中………何を思ったか一度だけ立ち止まって言った。
「主殿」
「何だい、小次郎?」
「もう一度、私の名を呼んでくれ」
千花は少しだけきょとんとした後、晴れやかな笑顔で彼の名を呼んだ。
「佐々木小次郎。………
その笑顔を受けて、アサシンも笑った。
「恐悦至極。我が主に、天下無双の武運あれ」
ただ一言の激励を残し、アサシンは今度こそ祭壇を下りていった。
千花は、その背中が見えなくなるまで見送ると………晴れやかな笑顔を、獣のような獰猛さに染め上げた。
「あはっ、どうやって知った? 何故此処がバレたんだろうね? 気になるなあ、気になるなあ、気になるなあ。そうまでして殺し合いを御所望かな。ああ! 本当に運命って奴は………どこまでも私の邪魔をするっ!」
げらげらと腹を抱えて笑うその姿には、アサシンを前にした穏やかさなど何処にもない。
そこにあるのはもう、衛宮士郎という少年への執着と、死という絶対の運命に抗わんとする執念だけだ。
「いいよ、士郎。戦おう! それで全て終わりにしよう!」
使い魔の目を通し、千花は天馬の背に跨る少年を睨みつける。
衛宮士郎。もはや己が魂の根底にまで刻み付けられた、決して忘れ得ぬ男の姿。
地獄に落ちても忘れなかった………否、地獄に落ちても忘れられなかった恋しく愛しい怨敵を、狂笑で以て歓迎した。
* * * * *
現在時刻は二月八日、午前三時五十六分。
宣言しよう。最後の戦いが終わるまで、残り二時間弱。
そう。東の空に明けの明星が輝く頃には、最終決戦はその幕を下ろす事となる。
生きて曙光を浴びる事が叶うのは、士郎と千花、果たしてどちらか。
そも、戦いに臨んだ者たちのうち、果たして何人が生きて帰れるのか。
答えを知るのは、彼らを取り巻く運命のみである―――――――…。
TO BE CONTINUED・・・
【作中捕捉】
■魔術回路の移植。
イリヤの魔術回路が士郎に移植された事により、二人の間にパスが繋がりました。今後、士郎はイリヤの魔力も自分のものとして扱えるようになります。
■イリヤの令呪は残り二画。
アインツベルン城におけるVSギルガメッシュ戦にて、エア(一回目)の発動時に「戻りなさい、バーサーカー!」と命じた分。命令は天の鎖の所為で果たされなかったが、令呪自体は『発動はしたものの、転移不可能だった』という扱いで消滅している。
■千花の令呪、残り一画。
今回の命令内容は『命を賭して門を守れ』。
主従同意の上での命令であるため、祭壇の門を守る戦いに限りパワーアップ。