今夜もBAR BleuBellで   作:スバル23

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どうもスバル23です!
それでは後半へどうぞ!


6杯目【後半】

店の中を一通り片付け、最後に照明を落とす。

 

静かになった店内を確認してから、裏口の扉を開けた。

 

外に出ると、夜の冷たい空気が頬に触れる。

 

十一月の夜は、思っていたよりも冷える。

空を見上げれば、雲の少ない夜空に星がいくつか瞬いていた。

 

俺はポケットからタバコを取り出し、ZIPPOで火をつける。

 

煙をゆっくり吐き出す。

 

……今日も賑やかな一日だった。

 

アキロゼに、はあちゃまに、まつりに、フブキ。

四人とも、相変わらず楽しそうに笑っていた。

 

ああやって、気兼ねなく笑い合える関係ってのはいいもんだ。

 

そんなことを考えながら、もう一度タバコを吸う。

 

そのとき、背後から小さな足音が聞こえた。

 

コツ、コツ、とゆっくり近づいてくる。

 

誰かがこちらへ歩いてきているらしい。

 

足音は俺のすぐ後ろまで来ると、そこで止まった。

 

そして、少しだけ間を置いて。

 

そっと、俺の隣に誰かが並んだ。

 

「……タバコ臭いなら寄るなよ」

 

振り返らずにそう声をかける。

 

返事はない。

 

まあ、別にいいか。

 

俺は煙を吐き出しながら、夜空を見上げた。

 

「しかし、今日はよく喋ったなぁ。あいつら、店に来るたびに話題が尽きないよな」

 

思わず苦笑する。

 

「まつりなんか、相変わらず好き勝手言ってくるし。フブキもフブキで、あれだけ心配しなくても大丈夫だっての」

 

タバコを持つ手を少し下げる。

 

「アキロゼも、はあちゃまも……みんな、頑張ってるよな」

 

それぞれに違う悩みがあって、違う目標があって。

それでも、自分らしく前に進んでいる。

 

「まあ、俺にできることなんて、話を聞くくらいだけどさ」

 

それで少しでも気が楽になるなら、悪くない。

 

短くなったタバコを灰皿に押しつける。

 

「……さて、そろそろ戻るか。明日も店があるしな」

 

そう言って隣へ視線を向ける。

 

そこにいたのは、いつもと変わらない笑顔だった。

 

俺も、いつも通りに笑う。

 

「……本当にアキロゼに、はあちゃまに、まつりに、フブキに……メルに。みんな、あるがままに生きてるな」

 

少しだけ夜空を見上げる。

 

「明日休みにするか……」

 

そんなことを呟いて、俺は店の中へ戻ろうとする。

 

その背中に、明るく弾む声が届いた。

 

「またね!なぎくん!」

 

俺は振り返り、軽く手を上げる。

 

「またな。メル」

 

メルは笑顔のまま手を振っていた。

 

その姿が、夜の景色に溶け込むように遠ざかっていく。

 

やがて、その姿は夜空の向こうへ消えていった。

 

俺はしばらく、その場所を眺めていた。

 

「……さて」

 

小さく息を吐き、店の中へ戻る。

 

明かりの消えた店内で、残っていた片付けを済ませる。

 

いつもと変わらない夜。

いつもと変わらない、BAR BLUEBELLの閉店作業。

 

明日もまた、ここで誰かを迎える。

 

そう思いながら、俺は最後の灯りを消した。




今回は2期生の皆さん、メルちゃんでした
いかがでしたか?
今回ご紹介した(今回のメンイ軸になる)お酒
ジンフィズです。
スバル23もバーテンダーをしている時期が少しありました
お恥ずかしながら1番最初に覚えさせられたお酒です。
個人的には好きなお酒です(なお、1番とは言ってない)
ただし皆さん…お酒は20歳からですよ!
そして20歳以上の皆さん!酒に飲まれないように!
以上!

それでは…次回のお話でお会いしましょう!
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