このすばのクロスオーバー小説   作:仮面大佐

2 / 3
プロローグ(このすば×仮面ライダー龍騎)

 仮面ライダー龍騎。

 それは、全てが左右反転した鏡の世界……ミラーワールドを舞台に、生き残った者の願いを叶えるライダーバトルが繰り広げられていた中で、城戸真司が変身する仮面ライダーだ。

 これは、とある異世界でのライダーバトルが幕を開ける話であった。

 

「あれ、ここは……」

 

 1人の青年は目を覚ました。

 目を開けると、そこは真っ暗な空間で青年は椅子に座っていた。

 周囲を見渡す中。

 

「………鏡味(かがみ)新司(しんじ)さん」

「っ⁉︎」

 

 そんな風に声をかけられ、鏡味新司は声のした方を向く。

 そこには、天使の様な女性がいた。

 

「アンタは……?」

「私は天使です。単刀直入に言います。あなたは亡くなったのです」

「え……?あ……」

 

 新司がそう聞くと、天使はそんな風に答える。

 それを聞いて、新司は直前の記憶を思い出した。

 それは、仮面ライダー龍騎を見返した後、小腹が空いたので何か買いに行こうとコンビニに向かっている途中で信号待ちしていると、隣に立っていた子供が手に持っていたボールを落としてしまった。

 そして、転がるボールを追いかけて道路に飛び出てしまい車に轢かれそうになり、思わず飛び出しその子を庇って自分が轢かれた。

 その記憶を。

 

「……そっか……俺、死んじゃったんだな……」

「お気の毒です。……さて。話は変わりますが、若くして死んでしまったあなたには、二つの選択肢があります」

「選択肢?」

「はい。一つは、人間として生まれ変わり、新たな人生を歩むか。もう一つは、天国的な所で、お爺ちゃんみたいな暮らしをするかです」

(……なんだよ、それ)

 

 新司はそう呟いた。

 すると、天使はその様に提案をする。

 それを聞いて、何とも言えない反応をすると。

 

「その様な反応になりますよね。そこで、あなたに提案があります。あなたは……ゲームはお好きですか?」

「えっ?」

 

 天使はそんな風に問いかける。

 それを聞いて、新司は首を傾げる。

 そこから、天使はある話をした。

 異世界に魔王が居て、その魔王軍の侵攻のせいで、その世界がピンチとの事だ。

 ファンタジーな感じの世界との事だ。

 

「その世界で死んだ人は、魔王軍に殺されたので、だから、またあんな死に方はしたくないって言って、その世界での転生を拒否するんですよ。このままじゃ、その世界が滅んでしまう訳です。そこで、他の世界で死んじゃった人たちをそこに送り込んではどうか?って事になりまして」

「はぁ……(何とも、随分と大胆な移民政策だな)」

 

 天使はそんな風に語る。 

 それを聞いて、新司はそう思っていた。

 すると。

 

「……それでですね。どうせ送るなら、若い人の方が良いって事になりまして。でも、ただ送るだけではすぐに死んでしまうから、特典を持たせて、その異世界に送るんです」

「なるほど……」

 

 天使はそんな風に話していく。

 魔王を討伐するために、若い人に特典を持たせて、送り出すというのが目的だと。

 それを聞いた新司は。

 

「……分かりました。なら、引き受けますよ」

「ありがとうございます!」

 

 新司はそう答える。

 新司としては、その世界の窮状を放っておけないと思ったのだ。

 天使がそう言う中。

 

「それで……異世界に行くのは構わないですけど、向こうの言葉なんて、俺は知りませんよ?」

「それに関しては、大丈夫です。私たちのサポートによって、一瞬で習得できる。……まあ、副作用として、運が悪いと、頭がパーになる可能性がありますが」

「……副作用が大きすぎません?」

 

 新司はそう突っ込んだ。

 実際、新司はその世界の言葉を知らないのだから。

 それに対して、天使はそんな風に説明した。

 副作用も込みで。

 それを聞いて、新司がそう突っ込むと、天使は話題を変える様に口を開く。

 

「それでは、転生特典をお選び下さい」

「誤魔化したな?……まあいいや。転生特典は決まっています。仮面ライダー龍騎に関わる力を全てください」

「はい。……えっ?」

 

 天使はそんな風に言う。

 露骨な誤魔化しに対して、新司はそう突っ込みながらも、そう告げる。

 仮面ライダー龍騎。

 新司にとって、上位に来るほど好んでいる仮面ライダーだ。

 その力を欲しいと。

 

「龍騎に関わる力を……ですか?」

「ああ。どうせなら、自分の好きな物を持って転生したいしな」

「……少々、お待ち下さい」

 

 天使がそう聞くと、新司はそう答える。

 どうせ転生するのなら、自分の好きな物を持って転生したいのだと。

 それを聞いた天使は、何処かと連絡を取る。

 


 

 しばらくすると。

 

「……上の者と確認が取れました。新司さんの提案は了承すると」

「そうですか……!ありがとうございます!」

「これをどうぞ」

 

 天使はそう言う。

 上層部に確認が取れ、了承されたのだ。

 新司がそう言う中、天使はある物を渡す。

 それは、仮面ライダー龍騎に出てくる仮面ライダーのデッキケースだった。

 

「おぉ……!それじゃあ、俺は龍騎で行こっかな。ありがとうございます!」

「いえ。ささやかながら、贈り物です。ギルドに行って、冒険者登録する際には、右ポケットを確認して下さい。さあ、勇者よ!願わくば、数多の勇者候補の中から、あなたが魔王を打ち倒す事を願っています!さすれば、神々からの贈り物として、どんな願いでも叶えて差し上げましょう!さあ、旅立ちなさい!」

 

 新司はそう言うと、龍騎のデッキケースを手に取る。

 そして、天使がそう言うと、新司は異世界へと向かう。

 目を開けると。

 

「おおっ!!」

 

 そこには、異世界が広がっていた。

 こうして、新司の旅が始まろうとしていた。




今回はここまでです。
今回は、このすばと仮面ライダー龍騎のクロスオーバーです。
以前に投稿していたこのすばとギーツと同様に、バトルロイヤル要素がある仮面ライダーなので、相性がいいかなと思い、やりました。
オリ主が仮面ライダー龍騎になりますが、他の仮面ライダーについては、まだ未定です。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。