機動戦士ガンダム714部隊    作:くぼさん少佐

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第8話

 時にUC0099年1月、地球連邦軍714部隊や他部隊の高級将校たちはペンタのブリーフィングルームに集まっていた。

「また模擬戦闘…ですか?」

そう口を開いたのは714部隊旗艦”レナウン”艦長エイレン・ユーリ大佐であった。

「そうだ、実戦的な訓練が欠けていると議会からの指摘もある。それを安保会議は払拭したいのだよ」

そう答えるのは本星艦隊司令官の沖田カザミネ大将であった。その横には幕僚の准将や大佐が控えている。

「私も模擬戦というものを行うのは大いに意義がある、そう考えるのだ」

カザミネも連邦安全保障会議の意見に賛成のようだった。

「915実験戦隊からは何があるか?」

「いえ、何もありませんわ」

そう答えたのは、模擬戦に参加する915実験戦隊司令の菊池マホ少佐だった。そして会議を終え各部隊へと解散していく。 

 レナウン格納庫にてMSの整備が行われていた。パイロット達も機体のチェックのためにコックピットにて計器類を操作している。

「電装系、オールクリア…あとは…」

夏野エミ中尉もそんなパイロットの1人だが、彼女は少し様子が違っていた。

「飯飯〜」

「そうだな、さっさといこうぜ」

多くのパイロットが調整を終えて格納庫から出る中、エミは1人で機体調整を続けていた。

「…何してるんです?」

そう聞いたのは霧島アリス少尉、彼女は新米のパイロットであったためそれの理解ができなかったのだ。

「IMPCを少し…ね」

「IMPCを…わっ、なんですかこの画面」

エミの返答を不思議がったアリスはエミのジム・カスタムMk-IIのコックピットに入った。そのコンソールにはアリスが見たことのない画面が映っていた。エミはアリスの豊満な身体に一瞬嫉妬するも、すぐ気を取り直す。

「んっ…だーかーら、IMPCを逐次修正して機体の最適化をしてるの」

「へぇ…教導団みたいで凄いですね…!」

IMPC(統合機動推進制御)はMSの基本動作を司るOSだが、エミはそのデータ通りの動きに不満があるため自ら修正していたのだ。アリスはそれに目を輝かせた。

「私もやってみたいです!」

「ふふ、まずは基本に慣れてからだよ。こういうのは…モビルスーツも恋もまずは基本からってね」

「は、はい…」 

エミのその言葉にアリスは一瞬ドキドキするも、それでは行けないと立て直す。そう、アリスはエミの妹の夏野ヨミと交際することにしたのだ。ヨミを裏切るわけにはいかない。

(…んだけどエミ中尉やっぱイケメン美少年感が凄いわよね…)

「もう少しで理想のデータが組み上がるんだけどね…」

「そー言ってずっと調整してるんがエミさんじゃないですか」

1人のパイロットが現れた。彼女は久保ニイナ少尉、エミの僚機を務めるパイロットだ。

「そうなの?ニイナ少尉」

「うん。この前…は言ってなかったけどそれまではずっと」

「ちょ…ホントにもう少しでできるんだってば」エミは頬を膨らませ反論する。アリスは駄々をこねる子供みたいだなと、ついそれを微笑ましいと思いそれが顔に現れる。

「ちょ、アリスまで…ぐぬぬ」

「でもそうして日々努力するエミ中尉もかっこいいです」

「…ふふ、ありがとう」

そしてエミはIMPCの調整を終え、3人で食事をとりにいった。

 その頃、915実験戦隊母艦”ワスプ”格納庫では…

「あの夏野エミ…怖いけどやってやりますよ…!」

1人のパイロットが不安ながらもエミを倒さんと闘志を燃やす。そしてその奥の女性が口を開く。

「ほーん、あの夏野エミと戦えるってのは面白いんじゃない?」

「ま、タイチョーには敵わないって決まってるんだけどね」

そんな場に菊池マホ少佐が姿を表す。

「意気込みはヨシ…ってところね。作戦を説明するわ、ブリーフィングルームへ」

「りょーかい」

「了解っすね」

「了解しました」

 

 レナウンブリーフィングルームにて、714部隊司令官の白根ハルナ准将や幕僚といった面々、各部署の幹部やMSパイロットといった士官たちが集まっていた。

「これより模擬戦における作戦を説明する。ヘンス中佐、頼んだ」

「はい…まず我々は発艦したゼータプラスの索敵により敵艦隊を捕捉する。その後、ゼータプラスによる奇襲的な遊撃により戦力を消耗させる。最終的に艦隊を前進、消耗した敵艦隊を叩く…以上だ。質問は?」

「私からよろしいでしょうか?」

質問をしたのはゼータプラス隊隊長、ネヴィル・カニンガム少佐であった。問題ないと頷いたハルナに対しネヴィルは続けて口を開く。

「ゼータプラス、特にスマートガン装備機の広い索敵範囲での偵察はわかります。奇襲の実施もわかります。がしかし遊撃で減らした程度の艦隊相手に艦隊決戦を強いるのは、いささか性急が過ぎるかと」

質問に対してハルナが口を開く。

「なるほど、確かに一見性急だが、相手戦力は共に旧式の強襲揚陸艦と巡洋艦だ。砲火力の差で殲滅するのが有利と考えた。以上だ」

「そうですか…承知しました。」

ネヴィルが引き下がる。そして、ブリーフィングが終了した。

 

 スペースデブリの漂う暗礁宙域にて、α大隊…714部隊を主体とする部隊と、β大隊…915実験戦隊を主体とする部隊はそれぞれ準備を完了させ、模擬戦が始まろうとしていた。

「進路クリア、プリースト発艦どうぞ」

「プリースト1、ネヴィル・カニンガム出るぞ」

「プリースト6、霧島アリス、出ます!」

レナウンからはコールサイン”プリースト”を持つゼータプラスC1型が発艦、僚艦のグラップ級や軽空母”インプラカブル”からはジム・カスタムMk-IIが発艦していく。そしてゼータプラス隊は先行し作戦通りに敵艦隊を捜索する。レナウンの戦闘指揮所(以下CICと呼称する)ではハルナやエイレンが詰めている。オペレーターが声を上げた。

「プリースト2より報告、敵艦隊を捕捉、ポイントF2。数はグレイファントム級1、サラミス改級4です」

ゼータプラス隊がβ大隊主力を捕捉したようだ。

「敵全戦力…か。作戦通りプリーストは奇襲を敢行せよ。艦隊も前進するぞ」

グラップ級巡洋艦”シェフィールド”を先頭に、続いてレナウン、グラップ級”ベルファスト”が前進していく。

「サラミスを一つ…トラックナンバー26-30は沈めるぞ…かかれ!」

ゼータプラス隊が目標と決めたサラミスへ向けて急接近していく。そしてビーム・スマートガンを撃とうとするが…

「敵ミサイル!…なんだ、これは!」

β大隊旗艦であるグレイファントム級”ワスプ”から放たれたミサイルは発射直後に自爆したのだ。不審に思いながらもビーム・スマートガンの斉射が行われるが…

「ちっ!攪乱膜か!」

その自爆したミサイルの正体はビーム攪乱膜弾。つまりビームを霧散させて減衰させるものだった。これはビーム兵器が主兵装のゼータプラスにとっては辛いものだった。

「ジムIIIか!クソ!」

ゼータプラス隊の一人が悪態をつく。捕捉したβ大隊モビルスーツ隊の主体であるジムIIIは、UC0080年代後半に旧式化したジムIIを改修した機体だ。通常条件ならゼータプラスの相手にもならないと言えた機体だが、ビーム攪乱膜散布化では訳が違った。なぜならジムIIIは大量のミサイルを装備可能であり、ビーム攪乱膜散布化でも十分な攻撃能力を維持できるのだ。

「作戦中止!後退するぞ!」

「は、はい!」

このまま敵艦隊に奇襲しても返り討ちに遭うだけと悟ったネヴィルにより後退が開始される。そしてCICでは作戦変更に伴う会議がなされていた。

「ビーム攪乱膜か…」

「司令、ミサイル戦になりますがどうします?」

エイレンがハルナに尋ねるが、その声色には作戦立て直しを求める意思が感じられた。

「構わん、各艦に対空戦闘を厳になすよう伝える」

ハルナは作戦の強行を主張、α大隊主力は前進していった。

「予想通り、α大隊が来ます。菊池司令」

「よろしい…白根ハルナ、エイレン・ユーリ…彼女達には舐められたものですわ。それでは、フェーズ2を始めましょう」

その頃ワスプCICでは、β大隊の司令に任命された菊池と幕僚達の作戦が進行していた…

 ゼータプラス隊が帰還、レナウンに着艦する。燃料補給を行っていく。

「あ~、なーんにもできなかった」

アリスはビーム攪乱膜を前に何もできなかったことを悔しがる。

「ゼータなんだ、気にするな」

そう声をかけるのは僚機であり隊長であるネヴィルであった。

「しかし…なんかあったはずです!なんか…その」

「そう焦るな。戦果が出ない日もあるさ…俺も昔ペズンの反乱の際にあってな」

ペズンの反乱とはUC0088年に起きた教導団による反乱である。確かその時ネヴィルは月面での作戦に従事していたと聞いたことがあった。

「俺の機体が残敵掃討のために出撃したんだ。少し経って周りを見渡してた時にな。急に出てきた敵機に脚を撃ち抜かれたんだ」

「はい…」

「月面で重力も小さいとはいえもうすっ転んだ。味方はそんな俺を守るために陣形を組み直したりしてくれたな…と、そんなうまくいかない時もあるんだ。受け入れろ」

「了解しました、カニンガム少佐…」

 α大隊はβ大隊主力を視認しミサイル戦が始まろうとしていた。そしてシェフィールド、レナウン、ベルファストがミサイル発射管を開き、その火蓋を切った。

「対艦ミサイル、撃ち方始め、サルヴォー!」

レナウン砲雷長指示のもと、ミサイル発射管が斉射される。それは先頭のサラミスへ向けて迫っていく。それらはMSのバルカンや対空砲の迎撃により多くが撃墜されてしまう。わずかに命中したミサイルも有効打にはならなかったようだ。

「第2射急げ!敵のミサイル射程内に入るわ!」

そしてβ大隊のサラミスがミサイルを発射、それが迫る…前に異変が起きた。

「敵ミサイル、拡散!クラスター弾頭です!」

「まずいわ!総員衝撃に備えて!」

エイレンが指示を叫ぶ。クラスター弾頭。それは一つの弾頭のなかにさらに小さな弾頭を複数入れるというものだ。威力は通常弾頭に劣るものの、拡散するため迎撃が困難となるのだ。そしてレナウン、シェフィールドがそれに被弾した。

「くっ…!各艦、各機の被害はどうなった!」

「はっ!シェフィールド中破!マジック4、6撃墜されました!」

レナウンは元戦艦でもあるため被害は軽微で済んだものの、巡洋艦であるシェフィールドは先頭に立っていたことも災いし中破してしまった。またMS数機も巻き込まれ撃墜されてしまった。

「ダメージコントロール急いで!やられましたね、ハルナさん…!第2射急いで!…何か策はあるはずだわ…」

エイレンはこの状況に対しての策を考える。その頃、MS隊でも陣形の立て直しが行われていた。

「意外とやるね、β大隊も」

「エミさん、作戦総崩れなのに余裕そうですね…!」

エミとニイナのジム・カスタムMk-IIは武器をビーム・ライフルから、ビーム攪乱膜散布化でも有効なバズーカへと持ち替えていた。それでもミサイル主体のジムIIIとの火力差はいかんともしがたいものが感じられる。まだβ大隊主力艦隊の周辺以外ではビーム攪乱膜が回ってきていないが、そのβ大隊主力艦隊への対艦攻撃を企んでいるようだ。

「やれる時にやることをしましょ、ニイナ少尉」

「はーい、エミさん」

レナウン、ベルファストからの第2射が撃たれるとともにエミが敵MS隊へと接近する。敵MS隊は作戦通りとばかりに陣形を崩さず、横一列に並んでミサイルを発射していく。

「お行儀いいんだ…こって!」

エミは迫りくるミサイルを第一波を急激にスラスターを吹かして回避、第二波は細かく機体をくねらせて回避する。

「は、速い!夏野エミか!?こいつ!…ぐあっ!」

止まった機体はニイナ機により撃墜された。エミはそのまま接近し…

「目標、トラックナンバー26-31…!」

サラミスの下方からエミがバズーカを一弾倉分発射、それはサラミスの1隻へと迫っていく。対空砲の死角を突いたため、その死角を埋めようとサラミスは艦体を傾かせるが間に合わなかった。

「26-31、撃墜と評価」 

サラミスが撃沈したと評価される。そしてエミは離脱しβ大隊主力から距離を取る。

「やりましたね!エミさん…って!わっ!?」

「ニイナ少尉…?」

ニイナ機が撃墜された。模擬戦のため戦死したわけではないがエミには自分の無理に付き合わせた無念が残る。そしてそれを撃墜した機体はジムIII、ましてや対空砲ではなかった。それは…

「ヨシ!夏野の僚機っぽいのを墜としましたね!タイチョー!」

「当たり前だ、こんくらいはできないと奴は叩けんからね」

「ですね!あとは…夏野エミ…!」

その機体はRGZ-91D、ライトニング。ゼータガンダムの血統に属する試作簡易可変モビルスーツであった。それが3機居た。

「見ない機体だね、ライトニングって」

エミは気持ちを押さえてライトニングへ向けてバズーカを放つが回避される。

「ウィザード3へ、後退して合流しろ」

コールサイン”ウィザード”のジム隊隊長、久保ミツヨシ少佐からも後退命令が来た。

「了解、後退しま…何?」

ミツヨシとその僚機に別のライトニング3機が迫りくる。そして、エミとミツヨシ達は分断されてしまった。

「クソ!夏野中尉…!」

「大丈夫、私には構わず」

エミは孤軍奮闘していく…

 その頃、両部隊の主力同士はミサイル戦をしていたものの、クラスター弾頭を選んだβ大隊が有利であった。

「シェフィールド、沈みます!」

「くそっ!エイレンの言う通りだったな、今回は…!」

ハルナはこの作戦を強行してしまったことに忸怩たる思いをしていた。ここでエイレンが叫ぶ。

「ダミーバルーン、隕石タイプ放出!」

「…その手があったか…!」

レナウンが小さな発射管から小型物体を放出する。それはたちまち膨れ上がり隕石の形をなした。これはダミーバルーンと呼ばれるもので、隕石型なら艦体の隠蔽、艦艇型なら艦隊の欺瞞に使えるといった優れものだ。

「敵ミサイル!来ます!」

「…ヨシ!うまくいった!」

敵クラスター弾頭の子弾は大きく拡がったダミーバルーンに衝突、α大隊主力へは届かなかった。エイレンの目論見はこれであった。

「なんですの!?…こうされるなんて…!」

マホにとっては奇策を使ったつもりが奇策を返され防がれてしまうのは予想外であった。

「菊池司令!どうします!」

「ビーム攪乱膜散布中止!数はこちらが有利、艦隊前進し決戦を挑みますわ!」

β大隊主力が動き出した。

 ライトニング隊隊長、米倉アスハ大尉は夏野エミを確実に追い詰めていると感じていた。奴はバズーカを使い切り、ビーム・ライフルを取り出した。しかしそれもこちらの圧倒的機動性と数の有利ゆえ、狙いをつける前に3機のうち1機から妨害を受ける。これは嬲り殺しになるな、彼女はそう思う。僚機のレイア・マークス中尉やリイ・楊麗少尉もそう感じていた。

「数だけ揃えたって…」

一方エミは追い詰められながらも撃墜される気は更々なかった。隊長機と思しき機体のみはかなり脅威だが、あとの2機はパイロットはニイナ未満で高性能なだけと感じていた。しかし、それでもマトモに狙いをつける暇がないというのも厄介だ。無理をすればなんとかなるかもしれないと思ったが、相手は可変機だ。変形で避けられてしまって、むしろ私がさらに不利になりかねないだろうとエミは考える。ここで増援でも来てくれれば…そう思った瞬間、ビームの奔流がリイの機体を飲み込みかけ、ライトニング隊の陣形が崩れた。

「エミ中尉!お待たせしました!」

それは補給を終えたアリス機のビーム・スマートガンだった。そしてアリス機と共にネヴィル機も付いている。

「フェアプレイの精神で行こうじゃないか、ガンダム擬き」

ライトニングにも聞こえるように、わざとオープン回線でネヴィルは言った。

「擬きだぁ?ライトニングはガンダムだっつうの!目ぇついてんのか!?」

アスハはネヴィルに対して啖呵を切る。確かにライトニングは2つの目といえるセンサーと額のアンテナがあるものの、系譜的にはリ・ガズィの後継機でありガンダムかどうかは怪しいところであった。

「タイチョー!まとめてやっちまいましょー!」

「ですよ!隊長!」

レイア、リイともにやる気は十分だった。

「おうさ!」

そしてレイアがネヴィル、リイがアリスへと向かっていく。

「1対1でもあたしのほうが上なんだよぉ!」

「…強い…!」

数の優位を失ってもアスハのライトニングはエミに肉薄していた。固定武装のビーム・キャノンがエミ機を掠めそうになる。

「射撃も正確…」

「舐めんなぁ!!」

ビーム・サーベルを抜きアスハ機がエミに肉薄する。しかし、エミは冷静であった。

「ここは…私の距離よ」

エミはビーム・サーベルを持つ手をシールドバッシュで弾くとともに、ビーム・サーベルを抜く。そしてビーム・キャノンで反撃をさせる前にアスハ機を斬り伏せる。

「バカな!速っ…!?」

「タイチョー!!…うわぁ!」

その頃ネヴィルもレイアを撃墜していた。残りはリイのみだったが、アリスはそれに苦戦する。

「ぐっ!」

「せめてお前だけでも落とします!」

リイはアリスを道連れにするべく攻撃を強める。アリスはそれを避ける一方で反撃もままならない。

「やばい…!?」

ビームの1発が直撃コース、アリスは撃墜されると感じたが…

「やらせないよ」

エミがそれをシールドで防ぐ。

「もらったぞ」

「なっ!?くっそぉ!!」

そしてネヴィルがリイを撃墜した。

「ありがとうございます!エミ中尉!カニンガム少佐!」

「どういたしまして」

「No problem」

 一方、艦隊戦においては…

「メガ粒子砲、1番、26-30、てぇー!」

エイレンの指示のもとメガ粒子砲が放たれると、サラミスが1隻が中破する。

「ベルファストはミサイルを撃て。26-30を撃沈せよ」

さらにハルナの指示によりベルファストの対艦ミサイルが中破したサラミスにトドメが刺された。

「こんなはずでは…質の悪いジョークですわ!」

マホは一方的に追い詰められたことにより狼狽していた。そして…

「トラックナンバー26-28、主砲、撃ちー方ー始めー」

砲雷長の指示によりレナウンの主砲がワスプを貫いていく。やがてVLSから放たれた対艦ミサイルがワスプに直撃、ワスプは撃沈された…β大隊は壊滅、α大隊の勝利に終わった…

 

 

続く

 

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