帰る気ゼロの幻想入り、小賢しくPythonと罠で里の便利屋(詐欺師)になる。 作:サトウケン
- ただの偶然……ではなく、幻想郷の「大結界」や「外の世界との境界」のシステムが、現代のデジタル社会のゴミ(ネットの悪意、情報パケットの澱み、放置された古いプログラムの残骸など)を吸い上げた際、その“澱みの中心”にちょうどハマっていたのが、底辺アパートで夜な夜なスクリプトを書いていた主人公だった。
俺はサトウケン。Fラン大学を中退しコンビニのアルバイトで生計を立てている、いわゆる「フリーター」だ。
俺はバイトが終わったので自宅に帰宅し、いつものようにネットの「ゴミの掃き溜め」を掃除すべくPCを立ち上げていたんだ。
俺はPCを起動し「お掃除」をするたびに、AIを用いて組んだスクリプトを展開していた。これは文章記録用のスクリプトだ。すべてはレスバに勝つために組んだんだ。完璧な生存戦略だ。
そうこうして俺は一進一退の攻防を繰り広げながらネットの「ゴミども」を片付けていたのだが・・・
音もなく、急にPCのモニターに謎の空間が現れたんだ・・・
俺はビビった。
「なんだ!?ハッキングでもされたのか!?やべえだろ!!不気味すぎだろこの画面!!!」
って超焦ったんだ。
PCを落とそうにも電源ボタンはうんともすんとも言わねえし、電源引っこ抜いてもやっぱり効果はなかったんだ。
だから俺は諦めて眺めることに決めたんだ、「あーあ、どんなウイルスに感染してんだよ・・・ちょっと見てみるか。なんか面白そうだし」
そうやって楽観視してたんだ、すぐ後悔することになるけどな。
俺は不気味に構築され始める’’目の形’’をした空間を覗いていた。
いや、もしかたら覗かれていたのかもしれない。
そうして5分ほど眺めていたら、なんと貞子のように長い金髪の髪をモニターから吐き出し、女が現れたんだ。
???「あら?アナタが幻想郷の新たな守り手かしら?」
いきなり語りかけてきたんだ。
だから俺はとっさに身をひるがえして、「うわぁ!!ビビるわぁ!」と情けなく叫んだんだ。
その女はちょっとビクッとしていた。
???「アナタ、ちょっと来てくださる?」
俺はどう考えてもめんどくさそうな上にうさんくさいし怖いしで断った。
ハッキリと断ったんだ!!
だけどな?あの女はこう言いやがったんだ。
???「たまには外に出ないと体に毒だと思うわよアナタ?」
そう言って俺を’’幻想郷’’とかいう未知の世界に連れていったんだ。
俺のTシャツのエリをアイアンクローしながらな。
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「という訳なんだけど、これからどうしたらいいんだ俺は?」
俺はコトのあらましを目の前の、’’圧倒的な気配の格の違い(この世界では、この少女が暴力の頂点にいる人間なのだという本能的な察知)を見せつける少女’’’に話した。
しかし、正直屈辱だ。だって10代の女の子に俺がペコペコって、年功序列とかあんだろ!!
だが俺は分かっていた。覆しがたい圧倒的な格の違いに俺は動物としてひれ伏すしかなかった。
ケンの心の葛藤なんぞ知るそぶりも見せずに、
少女は慣れた様子でケンに問いかける。
???「ふーん...’’あいつ’’らしい無理やりな引き込み方ね。で?あんたの名前は?
ていうか!博麗神社ってゴミ捨て場じゃないんだけど!」
巫女装束の少女は半ギレしている。
たしかに俺みたいな外の人間がこんな立派な神社にいたらキレもするだろう。
しかし態度がドライすぎるなあの巫女さん。
そう思いながら俺は少し同情しながらも、俺のほうが理不尽だろと心の中でキレた。
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金髪の妖怪(???の隙間)に引きずり込まれ、視界がぐにゃりと歪んだ次の瞬間。
ケンが投げ出されたのは、コンクリートでもアスファルトでもなく、すり減った木の板と、なぜか見慣れない古びた神社の境内。
「……は? ここ、どこだよ……」
パニックになりつつスマホを取り出すが、当然のように「圏外」。
ネットの海から引き剥がされたことを理解し
「あ、これやべぇとこに連れてこられたわ」
と冷や汗を流した。
そしてケンはここで自分の体とスマホの違和感に気づいた。
具体的には本人は自覚していないが、肉体とスマホが確実に変質していた。
「なんだ?なんだか分からんが体にエネルギーがみなぎってくるぞ?」
なんとケンの体とスマホは、幻想郷の結界と霊気によって適切な形にコンバートされたのだ。
それもそうだろう。
都合よく現世の’’持たざる者’’状態でこちらに引っ越してきては辻褄が合わない。
そして代償も大きすぎる。皆に忘れ去られる上に、生身で無理やりスキマを介して結界を通り抜けたのだ。世界が辻褄合わせを行ったのだ。
そうして俺は神社の奥に進み、今に至る。
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「俺はケンっていうんだ。普段は...」
(ここの世界ってコンビニのことってなんていうんだ?
そもそもコンビニって存在するのか?
なんて説明すんだ?身元不明の怪しすぎる男が現れたら警察に通報されちまうよな?
てか警察も存在するのか?....)
とケンはごちゃごちゃ考えている。
すると巫女の少女は答える
???「私は博麗霊夢、この博麗神社の巫女を務めているわ。で、あんたのこと大体わかってるわよ。さしずめ外来人で紫(スキマの女?)にでも引きずり込まれてきたんでしょ?あいつったら、下手したら外来人が死んでたわよ。」
巫女服の博麗霊夢と名乗る少女はすべて知っているかのように語る。
俺はなんでこんな呑み込みが早いのか意味が分からなかった。幻想郷ってもしかしてそういうトコなの!?
「話が早くて助かる、俺の身元は確認しなくていいのか?
白昼堂々Tシャツ短パンで裸足のあんちゃんだぜ?超あやしいだろ?」
霊夢「あいつが連れてきた人間なんて毎度のことだし、どうせすぐ妖怪に食われるか、そのうち勝手に慣れるわよ」
と、あまりにも雑な対応をする。
俺は「え、俺の存在軽すぎない!? ここ日本の裏社会より治安悪くない!?」
と焦る。
なんでだ?あまりにも命の価値が軽くないか?この世界をそう認識した俺はさらに焦った。
その時、霊夢が「ま、とりあえずそこに座りなさい。生きて帰れない代わりにお茶でも……」
と言いかけた瞬間
神社の裏手から「人間だぁ!」と冷やかし半分に’’人間型のオートマタ?’’が押しかけてくる。
絶体絶命のピンチとその瞬間俺は思った
霊夢が「はいはい、退散退散」
とワンパンで片付けようとするその影で、ケンの術式が強制起動し、
’’視界の端に「cmd(コマンドプロンプト)」と「仮想キーボード」が強制ポップアップする。’’
「なんだこれ!? 目にゴミが入ったか!? いや、なんか文字が出やがった!?」
命の危機を察知したケンが、無意識に指を動かして最初のコード(あるいはコマンド)を叩く——!
’’# 自分の代わりに戦ってくれそうな強そうなやつのデータを勝手に引っ張ってくる
import requests
response = requests.get("https://hakurei-shrine.org/strong_person")’’
バチィ!電気が擦れるような音が響き渡る。
そして流れるエラーログ。
頭の中に ConnectionError: [Errno 11004] getaddrinfo failed(そんなサーバーは存在しねえよバカ)という残酷な赤文字のエラーログがドバァと表示される。
もちろんネットになんて繋がらないのでエラー。健は「クソっ、オフライン環境かよ!」と現実を突きつけられる。
霊夢「は?なにやってるのよあんた?遊んでるんだったらよそに行ってなさいよ!」
霊夢は俺を叱る
「つーかいてぇ!!なんなんだクソッ!もう一回だ!別のコードでやってやる!」
と、
フォンフォンフォン...霊力で構築されたキーボードをたたき始める
「外部から強い奴を引っ張る(他力本願)」のは無理だと悟ったケンは、自分のローカルストレージ(脳内)に、かつて自分が書き溜めた
「くだらない自動化スクリプトの残骸」や「自作のしょぼいマクロ」
が残っていることに気づく。
「……こうなったら、自作の汚ねぇスクリプトでハメ技やるしかないか」と、
戦い方が「他力本願の召喚」から「泥臭い罠・セコいハック」へとシフトする最初のきっかけになる。
俺は頭の中で脳内キーボードを狂ったように叩き、自分のローカルストレージ(脳内キャッシュ)を漁った。
ネットが繋がらないなら、手元にある「ゴミ」を使うしかない。
……思い出すのは、現代日本で平穏(?)に暮らしていたころの悪行の数々だ。
ネトゲで寝ている間に魚を釣るために組んだ、規約違反の自動釣りマクロ。
そして、ネットの掃き溜め(掲示板)でレスバを有利に進めるために書いた、
『相手のクソレスを自動で監視・テキスト(.md)に記録し、
さらに隙あらばコピペを無限連射する特製スパムスクリプト』。
「……お?、これだ。戦闘力はゼロだが、相手をイラつかせて足止めするには十分すぎる」
俺はニヤリと歪んだ笑みを浮かべ、頭の中で素早くコードを書き換える。
import time
def spam_and_monitor(target):
while True:
# 相手のウザい発言を監視・記録して精神的に追い詰める
log_text(target.get_annoying_statement())
# コピペ(精神攻撃用クソリプ)の無限連射
send_message("お前のそれ、論理破綻してっぞwww")
time.sleep(0.1)
「いっけええええええ!! 『無限コピペ連射&ログ監視・精神汚染(スパム)アタック』!!」
詠唱(コード実行)とともに目の前の空間に展開された仮想キーボードから、
光り輝く文字列の弾幕……ではなく、現代日本の匿名掲示板のクソレスの文字群(コピペの残骸)がまるで迷惑メールのように相手の顔面に直接オート連射され始めた。
???「なんなのこれ!? なんの呪術なの!? わぁぁぁぁ!、文字が、文字が脳に直接流れ込んでくるよぉぉぉぉ!?」
(※この時、目の前で襲いかかろうとしていたのは、霊夢の自称・お手伝いさんのるーこ(東方幻想郷より)である。)
霊夢は、目の前で急に「お前のそれ論理破綻してっぞwww」という謎の文字列を高速でビームのように浴びせかけられ、盛大にバグっている妖怪(?)を見て、フリーズしていた。
霊夢「……は? あんた、何やってるのよ……というかるーこ、あんたまた私に喧嘩でも売りにきたのかしら?・・・(少しビビっている)」
霊夢は警戒しつつも冷や汗を流し、目の前の痙攣しているるーこを見てドン引き。
霊夢の目が「こいつ(ケン)、戦闘力はないけど、なんかすごく関わっちゃいけないタイプのキモい術を使うな……」
という、文字通りのゴミを見る目に変わっていく。
俺は鼻血をダラダラ流しながら、
「はぁっ、はぁっ……どうだ……これが現代日本のネット社会で培った、泥水すするようなレスバの成果だ……!」
と、盛大に自爆寸前になりながら勝利(?)を確信するのであった。
るーこ「あばばばばばばばばばばば」
るーこはバグっている。
霊夢「ちょっとあんた!なにやってるのよ!そのキモイ戦い方をやめなさい!」
ケンは連射の反動で辛そうに、「ハァハァ・・・体が焼けるように痛いが完全に勝ってやったぞ」
そう言いながらケンは鼻血を垂らしながらドヤ顔をしている。
霊夢「ちょっといつまで続けるのよこのカオスな戦い!!」
霊夢は俺に治療の術を施し、自称メイドのるーこにお祓い棒でスコン!と爽快な音の立てながら頭を叩いた。
「おい!そいつは降参しました!って宣言するまで止まらないように設計してんだぞ!なんで止める!?」
霊夢はゴミを見るような目で俺に怒鳴った
霊夢「あのねぇ!幻想郷では弾幕の美しさで勝敗を競うのよ!?あんたのその戦い方は’’弾幕ごっこ’’のルールをガン無視しすぎなのよ!優雅さのかけらもない!!失格よ失格!」
そう、幻想郷には’’弾幕ごっこ’’という、どこの地域にも完全に根付いたルールが存在するのだ。
霊夢の容赦ないツッコミに、俺は鼻血を垂らしたまま頭を押さえてガキのように喚き散らした。
「はぁ!? 優雅さぁ!? こっちは命懸けなんだよ! 綺麗に花火でも打ち合ってたら、こちとら秒でスクラップにされてただろ!!」
霊夢「言い訳しないの! そもそも何よその、相手の脳内に直接クソリプを叩き込むみたいな陰湿な術は! 見た目も精神的にも悪趣味の極みよ!」
霊夢は呆れを通り越して、心底「関わりたくない厄介者」を見る目で俺を睨みつけている。
さっきまで白目を剥いて「あばばばばば」と言っていたるーこも、ようやく正気に戻ったのか、頭をさすりながらブルブルと震えていた。
るーこ「す、すずめちゃん……じゃなくて、るーこ、急に変な文字が脳みそに大量に流れ込んできまして……『お前のそれ、論理破綻してっぞwww』って何度も言われて……こわかったですぅ……」
霊夢「ほら見なさいよ! るーこが泣いちゃったじゃない!」
「いや被害者俺だからな!? そもそも俺はただ神社に飛ばされて、いきなり襲ってきたこいつを自衛でハメただけだろ!」
霊夢「うるさい! ここは博麗神社よ! 私の目の前でそのゲスい戦い方を繰り広げたこと自体が不法投棄よ! 次それやったら、このお祓い棒でアンタの頭とその変な’’符’’をまとめてかち割るからね!」
霊夢は符というにはあまりにも見慣れないものを指さした。俺の頭とともに。
霊夢の容赦ない脅しに、俺は思わずビビって「……へい」と小さく返事をした。
くそっ、これが幻想郷の暴力ヒエラルキーの頂点かよ。人権ねぇな、おい。
霊夢「ところでそこのゲス野郎は置いといてあんたはあんだでどうしていつも私が出かけようとする時に絡んでくるわけよ!」
るーこ「るーこはただ腕試しをしたくてですね・・・」
霊夢は呆れ半分哀れみ半分でるーこに、「あんたねぇ」と、やれやれといった様子で慰めている
そんな二人を尻目に利己的に尋ねるケン。
「なあ、さっきから’’弾幕ごっこ’’だの’’符’’だの言ってるけどそれは一体なんなんだ?」
霊夢「ハァ...そっかアンタは外来人だものね。説明してやらないで死なれても寝覚めが悪いから教えてあげる」
という訳で俺調べ(?)でルールを共有しておく
弾幕ごっこ
• 殺傷しない:相手を殺す目的の戦いではなく、あくまで勝敗を決めるための決闘です。
• 回避可能であること:すべての弾幕は、理論上または実際にかわす隙間やルートが用意されていなければなりません。
• 一撃必殺や過度な能力の制限:相手が無防備になるような時間停止の無制限な使用など、一方的すぎる強力な能力には制限が設けられます。
• スペルカード(符)の使用:あらかじめ技の名前(弾幕名)が書かれたスペルカードを提示して戦います。
• 敗北条件:設定された弾幕に被弾するか、カード(体力や条件)が尽きた側が負けとなります。
弾幕ごっこにおける「符」の役割
• 技の名前の宣言:
「夢想天生」や「マスタースパーク」といった技を繰り出す際、その名前が刻まれた符を提示します。これにより、相手はこれからどんな弾幕が来るかを認識できます。
• 弾幕の美しさを競う:
ただ相手を攻撃するのではなく、「符」に込められた独自の美しさやテーマ性(歴史、伝説、自然現象など)を表現し、それを相手が避けて楽しむという美意識が根底にあります。
• 力のセーブ(制限):
人間や妖怪が本気を出して殺し合わないよう、自分の持つ異能や妖力を「符」という形に制限して出力する役割を持っています。
名前の構成(例)
作中では、よく「〇符『〇〇』」という形で表記されます。
• 博麗霊夢:霊符「夢想封印」、夢符「封魔陣」
• 霧雨魔理沙:恋符「マスタースパーク」、魔符「スターダストレヴァリエ」
霊夢「あんたみたいなゲスには徹底的に覚えてもらわないといけないから教えておいてあげたけど、さっきみたいな戦い方はグレーなのよ!?ちゃんとルール守りなさいよ!でないと痛い目みるわよ」
霊夢に教えられた「弾幕ごっこ」と「スペルカードルール」の概要を、俺は脳内のメモ帳(.mdファイル)にカチャカチャと文字として書き留める。
(殺傷しない、回避可能、威力の制限、そして事前に技名(符)を宣言する、か……)
ふむ、と俺はあごに手を当てる。
一見すると、暴力と殺し合いが蔓延していそうな妖怪の巣窟(幻想郷)で、わざわざこんな「お遊戯みたいな美学」のルールが絶対の掟として機能しているというのは、裏を返せばこうだ。
「このルールさえ守っていれば、どれだけエグい罠やハメ技を使おうが、それは『正当な弾幕ごっこ(スポーツ)』として認められる」ということじゃないのか?
「おい霊夢」
霊夢 「何よ、人の話ちゃんと聞いてた?」
「聞いてる聞いてる。つまり、事前に『宣言(符)』して、相手が避けられる隙間さえ作っておけば、俺のあの『スパム精神攻撃』も、この世界ではルール上セーフってことだよな?」
俺がニヤリと笑いながらそう言うと、霊夢は心底気色悪いものを見るような目で俺を睨みつけた。
霊夢「……は? あんた、人の話のどこをどう聞き間違えたらそんな解釈になるわけ? あんたのさっきのは、ただの嫌がらせの精神攻撃でしょ!
美しさのかけらもないし、第一、画面の向こうから文字を飛ばすなんてルール違反のバグ技よ!」
「バグじゃねぇよ、俺にとってはこれが基本ライブラリなの! なら、こうすればいいんだろ?」
俺は霊夢の言葉を都合よくねじ曲げ、脳内のcmdを起動する。 「弾幕ごっこ」のルール(宣言と回避ルートの提示)を、自分のプログラミングの概念に無理やり落とし込む。
相手が避けられる隙間(エラー落ちするまでの猶予時間)を作り、事前に技名(符)を宣言する。
「見てろよ……今度から俺が使うときは、ちゃんと『符』をつけてやるよ」
俺は不敵な笑みを浮かべ、幻想郷での初めてのオリジナル・スペルカード(?)の構想を頭の中でコンパイルし始めた。
「おい、ちょっと待ちなさいよ。変なこと企んでないでしょうね?」 霊夢が胡散臭そうに眉をひそめるが、今の俺には聞こえない。
(ふふふ……次はどのコードでどんな地獄を見せてやろうか。
エラー処理符「無限デバッグループ」とか、なかなかエグくて良さそうじゃねぇか……?)
現代の底辺ネット廃人だったサトウケンは、こうして幻想郷のルールを「悪用(ハック)」するための第一歩を、早くも踏み出してしまうのだった。