帰る気ゼロの幻想入り、小賢しくPythonと罠で里の便利屋(詐欺師)になる。   作:サトウケン

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前回、『八雲紫に服のエリをアイアンクローされ、無理やり幻想郷に引きずり込まれた』サトウケンは、博麗神社の’’自称メイドのるーこ’’&博麗神社の巫女・博麗霊夢と出会い、るーこを’’現代知識の粋を集めた’’という、ゲスいスクリプトで盛大にバグらせたのち、弾幕ごっこのルールと美学を霊夢に叩き込まれた。
そして学んだルールの穴を解析し小賢しいことを思いつき、悪い顔をしたサトウケンだが、今回何をしでかすのだろうか?


第二話 クズと狛犬、人里へ向かう

霊夢「あんたまた妙な符でも考えてるんじゃないでしょうね?そんな気色悪くてゲスい符なんて

弾幕ごっこで絶対使わないでよね。なんかあんたの顔見てたらムカついてきたわ...

さっさと人里にでも行ってその妙な符の勉強でもしてきたらどうなの?

たしか人里には、『貸本屋 鈴奈庵(すずなあん)』ってところがあって、そこであらゆる本を扱っている『小鈴』ちゃんって子がいるのよ。本のことになるとあんたと同じような雰囲気を出すからちょっと苦手なのよね~。だから、あんたのそのゲスい術式を見せたら何かわかるかもね。

ちなみに人里の目印は『火の見やぐら』があるからそこを目印に進んでいけばいいわ。ほら、地図を持っていきなさい」

 

(霊夢は相変わらず気色悪いモノを見る目で俺を見ながらそう言った。

地図と目指すべき目的地もハッキリして、俺は少し舞い上がった。

そして続ける。)

 

霊夢「そうそう、人里に行くには、妖怪獣道(ようかいけものみち)っていう無防備な人間には危険な場所があるわ。別名『人間の消える道』って言われているから、あんたみたいなゲスにはお似合いだわ。

それと前に通ったときは『夜雀の妖怪』と『蟲の妖怪』に会ったわね。

邪魔だったから一ひねりしてやったけどこんな昼間にもいるのかしら?

まあとにかくそいつらに会ってもそんな卑怯でゲスい符は使わないことね。

みんな嫌そうな顔するに決まってるわ。弾幕ごっこやめてツッコミ入れられるわよ?」

 

(俺はハイハイといったジェスチャーで手をヒラヒラさせた。

 

『しかし弾幕ごっこには明確に’’嫌がらせ’’に関するルールは無い』

ようだったので俺は嫌がらせに専念してやると決心した。

 

(どうせここの連中は規格外の超パワー持ちなんだろうと、ここに来てから俺は身に染みて感じていたからだ。なので別のアプローチで’’ルールの隙を突いて弾幕ごっこをハック()’’すると小賢しく考えた。))

 

ケン「丁寧な説明だったけど俺はとりあえず人里に向かえばいいんだな、わかったぞ。」

 

霊夢「そういうこと。じゃあさっさと里にでも消えなさいな。あと賽銭泥棒でもしてみなさいよ、お祓い棒であんたの頭かち割るからね」そういってケンを半強制的に神社から追い出した。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

妖怪獣道(人間の消える道)

昼間でも木々が鬱蒼(うっそう)と生い茂って薄暗く、夜になると完全に視界が奪われるほど真っ暗になりそうな、一見するとただの寂れた山道だ。迷い込んだ人間が戻ってこられない恐怖の道としてよく噂になっている。

名前の通り、主に化け猫などの獣系の妖怪が多く生息している。

実はこんな物騒な名前だが、人間が神隠しに会ったり不幸な事故にあったりするわけではない。

原因は『夜雀』の能力で、夜になるとこの道で「夜雀の怪」を起こし、通りかかる人間の目を眩ませて(鳥目にして)迷わせる。

同時に、この道で「夜雀の屋台(八目鰻の蒲焼き屋)」を開いており、妖怪たちの社交場(時に人間も紛れ込む)になっている。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ケン「なんだここ、やたら暗いしガサゴソそこら中から聞こえるし何か見られてる気もするんだよな・・・」

 

ケン「大体あのズタボロ貧乏神社の巫女さんの言うことを素直に聞いちまったけど信じていいのかよ...?

しかし『守り手』って言うのもどうも腑に落ちねーな。自分で言うのはなんだけど、俺ってどう考えても相応しくないよな・・・」

ケンはぶつくさ文句を言いながらも未知の妖怪と獣の妖怪が混じる危険(?)な山道を、博麗神社からくすねてきた草履と現代風のTシャツ短パンというあまりにも舐めた’’超軽装’’で堂々と歩く。

 

ケン「まあいいさ、さっきの妙なメイドに対して俺の『符』が有効だったのは値千金の情報だぜ。

次もどんな妖怪が出てきても俺の現代で培った『最強スパム連打の精神汚染攻撃』でボコボコにしてやるからな。ワハハハハハwww!!」ケンはゲスく、楽しそうに笑っている。

 

そしてしばらく山道を歩き、とある曲がり角をひょいと曲がった瞬間、目の前を見ると

『狛犬』の様相を呈(てい)した少女が歩いていた。

 

 

狛犬少女「あっ!!人間さんだ!こんにちは!!(明るい)」

 

(俺はびっくりしっちゃって「ビックリ!?」と声に出して咄嗟に反応した。)

 

(なにやら妙に元気な少女がこちらに向かって歩いてくるんだが...

ところで知ってるか?

こういうのって大体ロマンス詐欺って相場が決まってるんだ。(幻想郷だったら何を詐欺られるかわかったもんじゃないが。

しかし、年頃の女の子がこんな冴えないあんちゃんに元気よく無償で愛を投げかけるなんて...どう考えても怪しいだろ!)

 

あうん「やあそこの人間さん、もしかして君は博麗神社のほうから来たのかな?

私は高麗野(こまの)あうんだよ。何やら神聖な気配を感じたから近づいてみたんだ。」

 

ケンは口をあんぐりさせた。妙とか変とかいうレベルじゃない。俺のことを神聖な存在だと勘違い(?)してる。アタマの心配よりも、まず完全にスピってやがるなこの『狛犬風少女』と俺は思った。

 

ケンは戸惑いながら「なにぃ!?俺が神聖だとぉ!?24歳元フリーターのこの俺がか!?断じてちがぁう!!

こんなやばそうな世界に連れてこられてよ、そんな運命を決めた神がいるとするなら、俺は邪悪の化身にでもなってやる!!」と半狂乱で語った。

 

ケンの発言にあうんは、「何言ってるんだこいつ?」といった顔でスルーした。

 

あうん「 私、山道の上の『博麗神社』の守護をしているんです!たまに人里に買い出しと、人間さんが迷子にならないように見張って……じゃなくて、お世話してるんです!」

 

あうんは純粋な目でこちら見ている。なにやら楽しそうだ。

 

ケン「いやいや!そんな甘い話があるかってんだよ。それとこれ以上こっちに近づくなよ。容赦しねえからな!!!」

※ケンは盛大に勘違いしているが、神聖な力とは『あうんの能力による力の残滓』のことだ。

まもなくケンから狛犬の加護が外れていく。

 

あうん「(どんどん神社の加護が薄まっている?)あれ。あなた人間なの?・・・いやでも、気配は妖怪にも近いし人間にも近い・・・?

あんまり見ないタイプだね。

ただものすごく底意地が悪くて、胡散臭い霊気の匂いがするよ。」

 

鋭い。あうんの嗅覚は、『ケンの本質』をほとんど看破したのだった。

 

あうん「もし人間さんが『神仏』にあだなす存在だったら容赦しないよ!」

 

あうんはそう言うと、ケンへの向かって警戒度を上げた。

その様子を察知したケンは、博麗神社の件もあったので、先手必勝ムーブで仕掛けた。

 

ケン「やっぱりどうもキナ臭かったんだァ!!本性表したな!くらえええええええええええええ!!!」

ーーー唐突。

ものすごい剣幕でケンは『特大被害妄想』で決死の捨て身を始めた。

あうんはほとんど善意しか向けていないのに。

 

ケンは、今度はある程度冷静に戦えるため状況のため、ローカルメモリ(脳内)の性能を際限なく引き出し、ケンは、あうんに『ネットの汚泥から蓄積したゴミスクリプトを』お見舞いする。

 

ケン「ローカル符!無限デッドリンク・地獄の再配達!!」

 

ケンのキーボード(符)から術式が構築され始める。

 

『# 昔コピペしてちょっと書き換えただけの秘伝のクソソース

 

import random

 

# 【設定】とりあえず目の前のムカつく奴

TARGET = "あうん"

 

print("「あ、すいません、ちょっと画面失礼しますねー」")

 

# -------------------------------------------------------

# 1. 無限デッドリンク(のつもり)

# 相手の弾幕の座標なんて高度な取得はできない。

# 単に「404」という文字弾幕を、画面いっぱいにPrintして視界を埋めるだけ。

# -------------------------------------------------------

print("--- 404弾幕(ただの文字スパム)展開 ---")

for i in range(500):

# 画面(空中)を404 Not Foundの文字で埋め尽くして物理的に前を見えなくする

# これが主人公の言う「デッドリンク(物理)」

print(f"[{i}] ERROR: 404 NOT FOUND (お前の避ける場所、もう無いから^^)")

 

# -------------------------------------------------------

# 2. 地獄の再配達(ただのwhile True連投)

# 冷却時間(time.sleep)? 知るか!サーバーが落ちるまで回せ!

# -------------------------------------------------------

print("--- 地獄の再配達(F5アタック・脳内通知連投) ---")

 

# ネットのレスバで毎日使ってたコピペ語録

resba_words = [

"【悲報】お前の頭、404エラー吐いてるぞww",

"すいません、それってあなたの感想ですよね?",

"今の弾、避けたつもりですか?配送失敗(グレイズ)してますよ?",

"敬語で喋ってやってるんだから少しは論理的に返せよw",

"はい再配達。はい再配達。はい再配達。"

]

 

# ガチの無限ループ。Ctrl+C(物理キーボード強打)で止めるまで絶対に止まらない

while True:

packet = random.choice(resba_words)

# cmdに超高速出力されたこの文字が、そのまま霊気の力で

# 相手の脳内(または周囲の空間)へ「弾幕」としてそのまま具現化・再配達される

print(f"[TO: {TARGET}] >>> {packet}")』

 

符から発生する魔力は、あうんの予感通り「ものすごく下品で、胡散臭い、底意地の悪い霊気」の塊。

それが膨大なゴミデータの視覚的イメージ(大量の迷惑メールの山)となってあうん目掛けて殺到する。

ただの文字の出力なので、もちろんダメージは0だ。

 

あうん「なんですかその下品な霊気は!やっぱりあなたは神社を汚す大敵だ!

神仏を守る狛犬として許すわけにいかないッ!!『狗符「独り阿吽の呼吸」』」

 

あうんは二人に分身して、ある程度の密度の弾幕を散らす。

 

ケン「おいおいおい!『弾幕ごっこ』ってただの勝敗を決めるルールだったよな!?

(うわぁああ、やっぱり本物の妖怪だ!死ぬッ!でも俺のスパムコードも負けるな!)」

 

ケンは鼻血を垂らし、しびれる体に鞭を打ちながら『現代のクソコード』で組んだゴミの塊を放ち続ける

 

そしてあうんとケンの『符』同士がぶつかり合い、妖怪獣道一帯に閃光と轟音が響き渡る

 

...どうやらケンの’’符’’は打ち消され弾幕の波にほとんど打ち消されたみたいだ。

 

そして、土煙が晴れるとそこにケンの姿が見当たらなかった

 

あうん「...は?あの人間さんはどこにッ!?」

 

あうんは前方から、左、右、上まで急いできょろきょろ確認する。

しかし見当たらない。

 

すると背後からケンが近づいてきた。とても悪い顔をして。

 

ガサガサ!!!

ケン「ニヤリ」

暗黒微笑をしている。

 

あうん「は・・・?後ろから!?」

あうんは突然のことに驚いている。

 

するとケンはおもむろに’’符’’(キーボード)を振り上げ、あうんの頭に振りかぶる!

鈍い音が鳴り響く、バコォーーーーーーーン!!!!!!!!!!!

 

あうん「いったぁっーーーーーーーーーーーい!!!!!!!!!!!!!

何するの!!サイッテーーーー!!(あうんは目元を赤くしている)」

 

ケンは「油断したなァ!この俺を相手に油断しやがって、どうだこの’’キーボード’’は痛かっただろ!?」ケンは自前の能力の『キーボード・cmd』を構築する能力の、’’キーボードの部分’’を用いて物理攻撃に転用したのだ!!

 

ずるい!卑怯!ゲス!!

なんと、あくまで’’符’’であるキーボードを物理的な武器に構築し、武器()に昇華させたのだ。

 

あうん「イテテテテ....」なんてことするんだといった顔でケンを見ている。最初の純粋な眼差しではなく、ゴミ・ゲス・汚物を見るような目でケンを睨みつけている。

 

あうん「ひどい……痛い……。あ、あなた、人間なのになんでそんな……!

神聖な『弾幕ごっこ』の場を汚して……!絶対ニ許サナイ!!!」

 

あうんは「神社を守る」という使命感ではなく、物理的な痛みとあまりのゲスな行動に対する純粋な怒りで、震えながらケンを睨みつける。狛犬の矜持は一体どこに?

 

ケン「ああ’’!?俺がいつ弾幕ごっこのルールに抵触したんだ!?弾幕も’’符’’を介して物理攻撃を行うもんだろ’’!?

だから俺もルールにのっとって’’符’’(キーボード)を使ってお前を正々堂々叩きのめしたまでだ!なんだ?じゃあ名前でも付けるか!?『鍵符・ハイドアタック』だ!ワハハ!どうだ効いたか、ええ’’!?」ケンは見事なまでにつらつらと詭弁を並べる。

 

ケン「そもそもお前が怪しすぎるのが悪いだろうが!

何が(全然似ていない声真似で)「神聖な気配」だの「人間さんを保護」だのって!

初対面の俺からしたら押しかけ商売の超怪しい女の子だぞ!?」これも見事なまでの他責思考。

 

ケンがガタガタ文句を言っているのを横目にあうんはふつふつと怒りを沸かせていた。

火に油を注いでることも知らずに、『無限のケン論理』が飛び交う。

 

そしてこの状況、はたから見れば24歳のフリーターの男が16歳ぐらいの女の子をいじめてる構図だ。この外道めが。

 

ケン「そもそもお前らみたいな超強い妖怪共がこんな人里近いおもんなさそうな場所でうろうろしてんのが怪しいんだよ。おもしろいモノでもあんのかここの山道はよ。」

 

あうん「...言い分は分かるけどめちゃくちゃムカつくね君。

私が怪しいのは分かったけどあんまりここに長居しちゃいけないよ。あとおもしろいものも無い!たまに変な声が聞こえたりもするけど、構っちゃだめだよ?

...見たところ君は霊夢さんのとこからやってきたってことは幻想郷に来たての外来人でしょ?

だったら私が人里まで案内してあげるから、おとなしく付いてきてね。

ゲスいし超ムカつくし頭もヒリヒリするけど、私も命まで取りたいわけじゃないから。

歩きながら説明するからさっさと抜けるよ!」

 

あうんは意外にも取り乱さない。まるで菩薩のような理性を持ち合わせているようだった。

 

ケンは、(あれ?ネット民だったらこんだけ喋ったらブチ切れるんだけどな?)と不思議そうに思いつつ更に疑いを深めたが、付いていくことにした。

 

ケン「あうんちゃん、意外と冷静なんだな。自分でやっといてなんだけどなんでそんな冷静でいらられるんだよ。俺だったらパイプ椅子でも引っ張ってきて1000倍返しでシバいてるぜ」

 

あうんは、うわぁ・・・こいつ「椅子で人殴る」とか言ってん・・・の、とドン引きした

 

あうん「私はこう見えても神仏に造詣が深いからね!人間を守ることは私の使命なんだ。

だから君みたいな最低なやつでもこうして助けてあげたいんだ。

(...どっかの寺か神社に更生として突っ込んであげたいなコイツ)」

 

と優しさを見せつつもこのゲスの更生を画策するあうんだが、この「レスバで鍛えた人に嫌がらせをする能力」と、「小賢しく策を弄して足掻くこと」に長けたケンが、どこかの寺や神社にぶち込まれた後に想像も絶する立ち回りをするのは未来の話だ。

 

ケン「そうかよ、見た目のわりに強いんだなあうんちゃんは。」

 

そういうとケンはこんな嫌がらせしても信念を曲げないあうんの事を上から目線で’’認め’’、多少は信用することにした。

 

山道を案内してもらっているとケンはあることに気づいた。

小型の妖精がたくさんいるのだ。

 

ケン「んん!?なんだ!?よく回り見たら小人みたいなやつがうじゃうじゃいるぞ!?

しかもこっちをみんなして見てやがる!なんなんだここは!」

 

あうんはいたずら妖精と獣型妖怪を警戒している。

そんなあうんの優しさとは裏腹に、ケンは雑魚的に対して嫌がらせを思いついたのだ。

 

ケン「いいこと思いついた(ゲス顔)」

そういうとケンは符を起動し、コマンドを入力し始めた。

 

 

『=====================================================

# 昔のネットで流行った「絶対に閉じられないポップアップ」を

# 妖精の脳内に直接送りつけて機能停止(フリーズ)させるクソコード

# =======================================================

import random

 

# ターゲット:獣道に湧いてる知能の低い妖精ども

TARGETS = ["ひまわり妖精A", "ひまわり妖精B", "メイド妖精"]

 

print("「あ、危ないですから動かないでくださいねー(満面の笑み)」")

 

# ネットのブラクラサイトからコピペしてきた

# 閉じようとすると次のウィンドウが開く、一番あっさい嫌がらせ文句

annoying_popups = [

"【警告】あなたの脳内にウイルス(主人公のレスバ語録)が検出されました!",

"「ねえ今どんな気持ち?wwねえ今どんな気持ち?ww」",

" [OK] を押しても閉じられません^^ ",

"【悲報】妖精さん、あっさりハッキングされるww",

"※この画面はブラウザを閉じても無限に再配達されます"

]

 

# -------------------------------------------------------

# 妖精撃退プロセス(ただの無限アラート爆撃)

# -------------------------------------------------------

print("--- 妖精の脳内リソースをクソポップアップで埋め尽くす ---")

 

for fairy in TARGETS:

print(f"\n[*] ターゲット確認: {fairy}")

# 冷却時間(time.sleep)なんて高尚なものは入れない。

# 妖精が「あわわっ」ってなってる間に、一瞬でループを回す

count = 0

while count < 100: # 1匹につき100回連続で送りつける

msg = random.choice(annoying_popups)

# cmdのprint出力(霊気パワー)が、妖精の目の前や脳内に

# 「閉めても閉めても無限に出てくる警告ウィンドウ」として具現化

print(f"[送り先: {fairy}] >>> {msg}")

count += 1

 

# 脳内がポップアップで埋まった妖精の末路

print(f"[-] {fairy} は処理落ちしました。目が点になって空中浮遊(フリーズ)しています。")』

 

実行に成功した。妖精たちはたちまち体の自由が利かなくなった!

 

ケン「ぬわっはっはっはっはっはっは!!!!!雑魚どものくせにジロジロこっち見やがって!」ケンは追い打ちで機能停止した妖精たちを’’鍵符’’でぶっ叩き始めた。

 

あうん「は!?は!?ちょっとちょっと!!なにやってるの!??

なんで妖精たちを固まらせてさっきの符で叩いてるの!?

ちょっとやめなさいよアンタ!!」

 

あうんはガチのドン引き。ケンを全力で制止し、ケンのあうんへの信用とは裏腹、あうんはケンに対し、さらにドス黒い感情を向けた。

もう人(半妖)を見る目ではない。

 

ーーー瞬間、あうんの怒りの鉄拳がケンの脳天に炸裂——。

 

ボコォォォォオオオン!!!!

 

ケン「あああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!」ケンの頭は、あうんの本気の鉄拳によってカチ割れた(超痛そう)。

 

ケンは、さっき自分が妖精にしたように、今度は自分が物理的に吹っ飛ばされ、地面を何度もバウンドして盛大に転がる。

 

ケン「なにしやがるんだこのアマァ”!?ぜってー俺の頭にでっかいクレーターができたぞ!!!

たんこぶとかじゃなくて頭蓋骨100%陥没したぞ!!」

 

想像するだけでも痛そうだ・・・

 

あうん「ハァ、ハァ……。いい!?幻想郷は、すべての生き物がそれなりに共存している世界なんだよ!?

妖精さんたちは、ただそこにいるだけの小さな命なの!

それを、自分の退屈しのぎや、訳の分からないゲスい知識で傷つけるなんて……!

神社の狛犬として、絶対に許さないからッ!!

分かったら、二度とその下品な符で幻想郷の秩序を乱さないと誓って!誓わないなら、もう一度、今度は加減なしで弾幕ごっこで叩きのめすよ!!」

 

明らかな怒り。ここ数千年は無かったであろう「明確」な人に対しての怒り。

 

ケン「クソッ!わかったよ、やめればいいんだろやめれば!!」

ケンは符を終了させた。妖精たちは頭をさすりながらどこかへ散っていった。

 

あうん「ふぅ……。素直に反省したなら、それでいいんだよ。私だって、人間を傷つけるのは本意じゃないからね。

ほら、人里まではあと少しだよ。このまま一人で歩かせるとまた何か変なことしでかすかもだし。」

 

彼女はあくまで「健気でいい子」なのだ。一度は戦いKOしたが、人間が一人で獣道を進むのは危険だと判断し、保護者役を買って出る。

 

あうん「仕方ないから今回は人間さんを火の見やぐらまで送り届けるけど!

また妙な事したら霊夢さんに報告するからね!次は私の拳と霊夢さんのお祓い棒で人間さんのその腐った性根そのものをたたき割るからね!

監視しとくから覚悟しといてね!」

 

ケンは恐怖(被害妄想)を感じつつも、あうんの圧に逆らえず、ふらふらと立ち上がる。

 

ケン「あ、ああ・・・もう調子に乗らないよ・・・(ん?監視?まあ火の見やぐらまでだろ流石に)」

ガックリと肩を落とし、あうんの後ろを警戒しながらトボトボと歩くケン。

 

あうん「それにしても、先ほどの符はなんなの?本当に下品な霊気だたっよ。心が腐りそうな言葉ばかり!普通の人なら、精神が崩壊していてもおかしくないよ。人里に着いたら、まずは『鈴奈庵』で小鈴ちゃんに相談してそのゲスい術式を浄化してもらったほうがいいよ?」

 

あうんが(心配顔で)後ろからチクチクと説教を続ける。

 

ケン「(うるせぇな...俺の最強の『開発環境』をバグ扱いしやがって...

覚えてろよ!いつか絶対、このバカ犬に『Ctrl+Alt+Delete』で再起動(物理的にお陀仏)をかけてやる!!)」

そう心の中でつぶやき、ゲスい復讐を誓うクズ男。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

人里入り口付近~火の見やぐら前

 

しばらく歩くと、薄暗い森の木々が途切れ、前方に明るい光と活気のある風景「人間の里」が見えてくる。

 

あうん「あ、見えてきたよ!あの鉄製のおっきい塔があれが火の見やぐらだよ!

里の中なら、私もそうそう手出しはできないけど、神社の狛犬として常にあなたの動向は監視してるからね。

くれぐれも里の中で泥棒や悪さをしないように!」

ケン「(監視だと!?ええ”!?このアマぁ...、俺を人里まで尾行する気かよ!?

くそっ、これじゃあ人里で自由に悪知恵を働かせてこの世界の通貨を巻き上げる計画が・・・)」

 

ケンは、幻想郷での自由な生活が、この健気なストーカー狛犬によって阻まれることを悟り、絶望的な表情で里を見つめる。

 

あうんは、そんなケンの絶望顔には気づかず、「ふんっ」と鼻を鳴らして満足げに踵を返す。

 

あうん「それじゃあ、ごきげんよう!……次は、絶対に神社に来て、正しい信仰(メンテナンス)を受けるように!」

 

そう言ってあうんが走り去った後、ケンは一人、草履を引きずりながら人里の入り口に立つ。

 

ケン「なんだってんだ、この世界に来てからイカれた連中ばっかに絡まれて疲れるぜ、どこかで鬱憤でも晴らさないとやっていけねえな・・・」

 

(そういえば人里には『鈴奈庵』っていう貸本屋があって俺みたいな(?)性格のお嬢さんがいるんだっけ?とりあえずそこに行って...フフフ!ハハハハハ!!!!どうやらやっと俺にもツキが回ってきたようだな!あの貧乏巫女の話によると、奇妙な本ばっか扱ってるみたいだから、python関係の本もあるに決まってる!!見ていろよ!この世界に俺の力ってやつを見せつけてやるよ!)

 

ケンは、身も心もボロボロになりながら、それでも懲りずにゲスい笑みを浮かべ、未知なる同類——『鈴奈庵』の小鈴——との出会いを求めて、人里へと足を踏み出す——!




プロローグ(博麗神社)が終わって、第一章開幕ですよ。
なんとなくボリュームが多いような気がしますが、楽しく読んでいただけてますでしょうか?
この後も人里でサトウケンが大暴れするのですが、次回もまあまあなボリュームになる(予定)です。
それでは次回の『鈴奈庵』編でお会いしましょう!
またいつか!
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