転生陰キャの冒険譚~3歳で村を追い出されるも保護者になった生体アンドロイドと生き…いつかは女性不信を克服する~ 作:クーニー
朝ご飯を食べ終えた後
俺は早速、体力作りをするために
この施設内になぜか存在している
トレーニングルームに移動した。
なのはもついてきてくれていて
二人でトレーニングルームに入り
部屋を見渡してみる。
いろんな機材が置かれていて
ここの管理者の趣味だったんだろうか?
ボディビルダーが通うような
トレーニングジムにみえてしまっていた。
「とりあえず、ルームランナーで
走り込みすることにする」
俺がそう言うと彼女はルームランナーを
操作してくれて3歳でも転ばない速度で
動かしてくれた。
「ありがとう」
「はい わたしは近くにいて
メインコンピューターのデータベースを
色々調べますね
世界各地の施設の場所を洗い出しますので」
「うん…見つかり次第いくんでしょ?」
「はい その近くの転移魔法陣が
発動出来るかどうかわかりませんけど
発動不可能なら飛行魔法で向かいます」
「時間かかるのでは?」
「そうですね
ですので…最初はこの島から近い距離から
チェックしていきます」
「わかった」
…
……
………
「はぁ…はぁ…はぁ…ぐるぢぃ…」
一昨日は無我夢中でスライムから
逃げていたけれど今日は1時間もたたないまま
息が上がって限界になっていた。
それをみた彼女がルームランナーをとめてくれたので
俺はその場に座り込んでしまう。
「冷たいお水です」
「あ゛りがど…」
彼女から水を受け取り飲み干して
しばらく休んだ後で走り込みを再開する。
これをお昼まで続けて…ご飯を食べた後
なのはに時間を作って貰い
魔法の練習も始めることにした。
「今日のところは…まず魔力を感じるところから
はじめましょう」
「うん」
「一郎くん 瞳を閉じて」
「うん」
「身体の中を流れている
魔力を感じ取ってみてください」
彼女が言うとおりに瞳を閉じて
自分の中にある魔力を感じ取ろうとするものも
前世が魔法がない世界だったし
いまいちわからない。
魔力ってなに?
血液みたいに巡回しているの?
数分しても…よくわからない。
一度、瞳を開けて彼女を見る。
「わからない…魔力って何?」
「うーん そうですねぇ
身体の中に流れているエネルギーなのですが
前世が魔法がない世界だと
先入観があるのかしら?」
「うーん 血液みたいなもの?」
「そうですね
体中を巡ってますから」
「もう一度してみる」
「はい」
…
……
………
…………
一向にわからない。
何かきっかけになるものがないと
だめかもしれない。
何度も身体の中の感覚を探ろうとしても
全然わからないまま時間だけが過ぎていく。
「わかんない…」
夕方になろうとしている頃に
瞳を開けながら涙目になって彼女を見る。
「はぁ…こまりました
今日のところは…ここまでにしましょう
また明日…明日はわたしの魔力を
一郎くんに流し込んで巡回させてみますので
感じることが出来るか確認しましょう?」
「うん ごめんなさい」
手間をかかってしまったことが
申し訳なくなって謝ってしまうと
彼女が優しく頭を撫でてきてくれた。
「だいじょうぶですよ
きっと出来るようになりますから
謝らないでください」
「うん…」
この後…夜ご飯を食べて
お風呂にも二人で入って就寝することになった。
ルームランナーを使った走り込み
さすがにバテバテになりますね 3歳だし
午後の魔力を感じ取る練習は
まったく感じ取れない一郎くんでした