転生陰キャの冒険譚~3歳で村を追い出されるも保護者になった生体アンドロイドと生き…いつかは女性不信を克服する~   作:クーニー

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15話

───なのは視点───

 

一郎くんに魔法補助装置(デバイス)を渡してから

数ヶ月経ってます。

日に日に体力も魔法コントロールも

上達していく一郎くんをみていて

目を細めるほど嬉しく感じます。

もちろん、毎日の食事にも気を配ることにして

メインコンピューターを使い

この施設内でバランス栄養剤なども作成して

必要な栄養素や身体強化用、魔力強化用と

一郎くんに飲み物と一緒に飲んで貰ってます。

現代文明では作り得ない栄養補助食品ですね。

その甲斐もあってか…身体的にも

魔力的にもきっちりと育ってきているようで

わたしとしては安心してます。

 

日中は一郎くんの傍にいつつ

メインコンピューターのデータベースを使い

調べ物をこなして

夜中に一郎くんが眠りについてから

この島の周辺海域にある

太古の文明施設をしらみつぶしに

チェックして潰さなきゃならない場所は

きっちりと潰していく作業を続けてます。

周辺海域だけでも数が多すぎて

骨が折れるほどですが

万が一…こんなロストテクノロジーを

悪しき心の持ち主の手に渡ったらと思うと

心配でなりませんし

それこそ…最悪の場合

わたしと同じ生体アンドロイドが

一郎くんと敵対する相手が所有してしまったら

本当に被害が計り知れないと感じます。

そうならないためにも

生体アンドロイド作成施設は

潰していかなければと…今日も海域を飛び回るのです。

 

何カ所か施設を確認していき

コンピューターが生きているところは

データをバックアップした上で施設を潰すという

方法で数カ所まわってます。

ここまでの数ヶ月

どの施設も大量生産が可能な

生体アンドロイド作成施設がいくつのもありましたが

実際にカプセルが残っている箇所は皆無で

生産するに至らないだろうとは

推測できますが念には念を入れて

そういう施設は跡形もなく潰します。

そんな中、今夜最後に訪れた施設を確認してみると

量産施設ではないようで

個人の研究室と言った印象の場所でした。

コンピューターは生きているようで

データをバックアップしつつ

この施設の詳細を確認していくと

隠し部屋があるようで…そこに足を運んでみました。

すると…一つだけ生体アンドロイド作成用

カプセルが置かれていて中の溶液なども

しっかりと使える状態のまま残ってました。

わたしが作られたところもそうですが

何万年も時を経て今もこうして生産可能なものが

現存していると思うと危険だと考えてしまいます。

もし、こんなかたちで大量生産出来る場所が

残っていたら…それこそ…です。

一刻も早くすべてチェックしなきゃと思ってしまいます。

 

ここに残されているカプセルは

どうやら持ち運べるタイプみたいで

今後のことを考えると…わたし一人で

あれこれするよりは…もう一人いてくれた方がいいだろうし

このカプセルを持ち帰って作成して貰うことにします。

 

カプセルを収納魔法の亜空間へ仕舞い込んだあと

他に大事なものもなさそうなので

外に出て上空から高出力の魔法を撃ち込んで

施設を消滅させてから一郎くんが寝ている

施設へ戻りました。

施設に戻り持ち帰ったカプセルを

生体アンドロイド作成ルームへ運んでいき

設置したあとでメインコンピューターを

このカプセルに繋げて朝まで…しばらく眠ることにします。

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