転生陰キャの冒険譚~3歳で村を追い出されるも保護者になった生体アンドロイドと生き…いつかは女性不信を克服する~   作:クーニー

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16話

なのはから魔法補助装置(デバイス)を受け取ってから

数ヶ月が経つ。

体力面も…この孤島に飛ばされてきた当初に比べたら

それなりについてきてるとは実感出来る。

魔法コントロールも光の玉を2つまで

自由にコントロール出来るようにはなった。

3つめを作り出すのが出来てないが

徐々にこなしていけばいいと思う。

そして二つの光の玉を出しながら

ルームランナーで走り込みも行うようになった。

体力を作りと魔法コントロールの鍛錬

同時に出来るのが効率的だと思ったからだ。

 

なのはからは…根詰めてやらないようにとは

時々注意もされていたりもする。

彼女は俺の母親になってくれている部分が

強く感じているし嬉しい。

食事面でも栄養補助食と言う感じの

サプリメント剤も毎日飲まされているのだが

こういうサプリとか…この時代の文明レベルからみたら

場違いなものなんだろうけど

ここは人里から遠く離れている孤島だ。

別に世界の一般的な文明にあわせて生活しなくても

誰にも文句言われないだろう。

 

そんなこんなで朝起きて食卓に向かうと

彼女から話があると言われたので

朝ご飯を食べ終えてから話を聞くことにした。

もちろん…ご飯はしっかり食べてる。

好き嫌いもしないで出されたものは

ちゃんと食べてる。

毎回、彼女に「いただきます」「ごちそうさま」と

伝えながら数ヶ月過ごしている。

俺にとって…彼女が理想だし

生身じゃなくてもいい

生体アンドロイドだからとか関係ない

彼女がいてくれればいい。

ただ、それだけだ。

 

ご飯が終わり後片付けを済ませた彼女に

ついていくと生体アンドロイド作成ルームに

連れて行かれたみたいだ。

 

「えっと…生体アンドロイド作成ルーム?」

 

みればわかるのだけど

話があると連れてこられた先が

ここって…どういうこと?ときいてしまった。

たしか…ここの生体アンドロイド作成カプセルは

もう使えるものが残っていないはずだから

どうしてここに?となる。

 

「はい そうですね

 わたしが生み出された部屋です」

 

「うん でもここに生体アンドロイド作る材料は

 もうなくなってるんだよね?」

 

「はい わたしが最後でした」

 

「それでここに来たってことは?」

 

ちゃんと辺りを見回してみると

一つだけ持ち運べるタイプの

カプセルが置かれていたことに気づく。

 

「もしかして…何処かから拾ってきたとか?」

 

俺は置かれているカプセルを指差して言う。

 

「はい 昨日の夜中に…いつも通り

 海域に散らばっている古代文明の施設を

 潰していたら最後に訪れた場所の

 隠し部屋に存在してました」

 

「なるほど…毎晩お疲れ様

 睡眠不足は大丈夫なの?」

 

生体アンドロイドとはいえ

食事も睡眠も出来るものだから

睡眠しないとエネルギー不足などにならないか

心配になって問いかけてみた。

 

「そこは大丈夫です

 数時間程度…眠れば問題ない身体ですから」

 

「そ、そうなんだ…いつもありがとう

 それでカプセルを壊さずに

 持って来たと言うことは

 なのは以外に増やしたいと言うことだよね?」

 

「はい わたし一人だけだと不便ですし

 18歳モードのまま…ずっといますからね?」

 

言われてみれば…ずっと18歳の状態の

彼女のまま過ごしている感がある。

料理や夜中の古代文明の施設潰しもそう。

何から何まで全部

大人モードのままでこなしている状態だ。

 

「そうだね なにからなにまで

 18歳モードの方が都合もいい…」

 

「はい だから…もう一人いてほしいなと

 考えていたところに

 ちょうど一つだけぽつんと

 作成可能な状態のカプセルがありましたので

 破壊せずに頂いてきました」

 

「わかった

 なのはを作ったように作成プロセスを

 起動させればいいの?」

 

「はい 出来れば…大人の女性を

 イメージしていただけたら…嬉しいです」

 

なのはがそう言ってくる。

確かに10歳ぐらいの子を作っても

なのはが楽出来るわけでもない。

 

「わ、わかった

 で、でも…15歳から18歳にしていい?」

 

「そこは…はい 問題ありません

 10歳の子などは…ご遠慮してほしいかなと」

 

「う、うん…」

 

話がまとまったのでゴーグルをつけて

タッチパネルに右手の平を押し当てて

生体アンドロイド作成プロセスを起動させた。

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