転生陰キャの冒険譚~3歳で村を追い出されるも保護者になった生体アンドロイドと生き…いつかは女性不信を克服する~ 作:クーニー
21話
俺の名前は小川一郎。
前世はフリーターだったが…この世界に転生して
おそらく10歳ぐらいになる。
3歳の時に村を追い出されて近くの洞窟にあった
大穴に身投げしたら転移魔法陣が発動し
大陸から遠く離れた孤島に建てられていた
太古の超科学文明の施設に転医してしまった。
成り行きで生体アンドロイドを作成してしまうと
彼女…なのはが俺の保護者という立場になった。
そのあと、二人目の生体アンドロイド…メイも
作ることになって3人暮らしで
5年の月日が流れていった。
5年間…俺は筋トレや魔力コントロールの
トレーニングを毎日こなして過ごし
なのはとメイは俺の面倒をみつつ
海域に散らばっている
この施設と同様な超科学文明の施設を
片っ端から潰していく作業を行っていた。
と言うのも…なのは達…生体アンドロイドを
大量に量産されてしまうと危険だからだ。
おそらく、現代文明は科学なんて発展してない
言ってみれば中世ヨーロッパレベルの
文明だと思われるから
そんな文明の中に邪な心を持った輩が
生体アンドロイドを量産化してみたらどうだ?
世界が終わりそうで危ない。
ということで…生体アンドロイドを
量産するような古代施設は徹底的に
潰すと言う放心で動いて貰っていて
やっと海域にある施設は一掃し終わったみたいだ。
そして今…俺たちは…と言うと
暮らしていた施設を移動要塞化して
空を飛んで…ゆっくりと大陸へ移動しているところだ。
最初にめざしている場所は
大陸南東部分の森林の奥深くだったりする。
移動速度がゆっくり目だから
目的地まで数日かかるらしいとのことで
俺はいつも通りにトレーニングルームで
筋トレと魔力コントロールのトレーニングに
没頭することにした。
メイからは「そんなにトレーニングばかり」と
ジト目で言われるけれど
やることもないし身体動かしている方が
時間潰せると思ってトレーニングに没頭している。
大陸についたら…まずは大きな街に行って
文字を学べるところを探したいと思っている。
読み書きが出来ないことには
なんも出来ないからだ。
まぁ、最悪の場合…デバイスに翻訳して貰うことも
考えてはいるけれど…一応は学びたい。
そんなこんなで数日が経ち
そろそろ大陸がみえてきたところで
なのはに最上階に来るように言われたので
最上階に行った。
「一郎くん そろそろ大陸に着きますが
その前に大陸の現代の地図を
改めて覚えてもらおうと思います」
「うん」
俺は大陸のことなんて…まったく覚えてないから
なのはにあらためて教えて貰うのはありがたい。
なのはがメインコンピューターに指示を出すと
空中に巨大なスクリーンを展開して
大陸の地図を表示してくれた。
「ご覧の通り…巨大な大陸が一つだけというのが
この星の状態です」
「うん それは覚えている」
そこは覚えているから頷いた。
「それで…地図を確認して貰えると
わかると思いますが海岸沿いには國が
転々とありますが大陸の中央には
広大な大森林しかなさそうな状態です」
なのはの説明を聞きながら地図を見る。
言われてみると大陸の大半が森で覆われている
形に見えてしまう。
「これって…大森林の奧に
太古の文明で作られてた生物兵器が
色々と繁殖しているとか?」
俺は以前に…なのはとの会話で
この施設が作られた時代の話を聞いたことがある。
その時代には生体アンドロイドの他にも
様々な生物兵器が作られていたとのこと。
遺伝子をいじって作られた動物達
それ以外でも自然界に存在している
魔力が高い獣たち…魔獣達もいるだろう。
それらが大森林に繁殖していて
現代文明の人間達には手がつけられないから
未開拓の大森林になってしまっている
ということなんだろう。
「はい おそらくは…です
海岸沿いの方には古代遺跡も幸いなことに
存在していないようなので
潰すのは大森林の中になると思います」
「なるほど…わかった
引き続き生体アンドロイド量産施設の潰し
二人にはお願いするけれど
とりあえずは…最初にいく国の王都?で
文字の習学を先にしたい」
俺の意向を伝えると
なのはもメイも微笑んで「そうですね」と
答えてくれる。
こうして…最初に訪れる国の近くにある
森の奥に移動要塞を向かわせて
地上からみえない高さで停止させて貰うことにした。