転生陰キャの冒険譚~3歳で村を追い出されるも保護者になった生体アンドロイドと生き…いつかは女性不信を克服する~ 作:クーニー
俺たち3人は甲板…元々中庭だったところに出て
飛行魔法を使って王都へ向かうことにしたが
ふと俺は気になったことがあったので
聞いてみることにした。
「前世の記憶でライトノベルとか読んでいると
ある程度大きな街や都市だと
入るために…お金がかかると思うんだけれど
どうしたらいいの?」
「そう言えばそうでしたね」
なのはも忘れていたようで
そう言えば…という顔になる。
「こういうのは…どうでしょう?
王都に行く途中に手当たり次第に
魔獣化している獣を狩って
それを門番の人と交渉するのは?」
メイがそこで思いついたことを
提案してきたので俺となのはは頷いた。
「その方向で行こう」
「そうですね
何か売れるものを狩っていけば
売った後でも支払えますからね」
ということでメイの提案に賛成して
最初に向かう王都をめざすことにした。
この要塞をとめている場所から王都だと
距離的にもかなりあるが俺たち3人なら
飛行魔法もあるし大した距離でもない。
中庭から3人で飛び出していき
高度を下げながら辺りを索敵魔法を使いながら
移動して行くと前方2時の方向から
なんかが迫ってきている感じだった。
「なんか近づいてきてる?」
俺がそういいながら…その方向を指差す。
「「そのようですね」」
二人とも落ち着いた感じに答えている。
二人の戦闘力を考えたら確かに脅威なんて
滅多に訪れないだろうとは思うが
それだけ生体アンドロイドがオーバーテクノロジーで
滅茶苦茶なんだろう。
こんなことを考えてるうちに
接近してきた…それを確認する。
なんて言うか…大きな鷲なのか鷹なのか
区別はつかないけれど…大きさで言うなら
大人ぐらいの大きさ…170センチぐらいの全長だった。
「グウァァァァァァァァァァァァァァァァァァ」
その鷹か鷲かわからないけれど
大きな鳴き声を上げながら高速で迫ってくる。
俺は身体強化魔法を現段階で出来る倍率
3倍まで強化魔法を使いながら
なのはとメイに話しかける。
「ぼく一人でしてみてもいい?」
俺が言うとメイはオロオロしながら
「危ないですよぉ」ととめながら…なのはをみる。
「はい 危険になったらすぐにでも助けますので
まずは…一人で戦ってみてください」
「ありがとう」
「なのは先輩…いいんですかぁ?」
メイは不安そうに呟いているけど
俺も余裕がないので…そっちの方は気にせず
鷹か鷲かわからない大きな鳥と対峙する。
その大鳥が俺を獲物と見做して
さらに飛行速度を上げて接近にしてきて
爪を立ててすれ違い際に攻撃をしてくる。
飛行速度が思っていたよりも速いというか
今の俺の素早さではかわすのがギリギリの状態で
四方八方…360度に飛び回りながら
攻撃してくる鳥に翻弄されてしまっている。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
かわしているだけで体力も削られてしまいながら
なんとかしないとと考え込む。
相手が接近してきたところにチェーンバインドとか
試してみることにした。
あらかじめ自分の周りに魔法陣をいくつも展開させておき
その大鳥が俺に接近してきたのをみて
鎖を展開させてみる。
自分が想定していた以上の鎖が展開されていることには
気づきもせずに無我夢中に魔法を発動させていた。
「ガァァァァ」
突然鎖が自分の周りに展開したのをみて
大鳥が驚きながら叫んで
力尽くで鎖をちぎろうともがきはじめた。
俺は慌ててソード形態に武器を変形させていき
魔法剣…雷属性で発動させて大鳥の心臓めがけて
一気に加速して突き刺そうとする。
「くっ…」
突き刺そうにも硬くて突き刺さらない。
そうこうしているうちに
大鳥の身体がピカッと光ったと思うと
口から炎の球を出そうとしてきている。
「えっ…こいつ 魔法使えるの?」
慌てながら心臓に突き刺そうと
力と魔力を込めるが間に合わずに
炎の球が俺めがけて飛んできた。
「あっ…」
やばいと思いながら防御シールドを
慌てて展開しようとしているところに
なのはか大鳥の上空から飛び込んできた。