転生陰キャの冒険譚~3歳で村を追い出されるも保護者になった生体アンドロイドと生き…いつかは女性不信を克服する~   作:クーニー

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6話

「マスター様 はじめまして

 なのはと名付けてくださったんですね

 今後ともよろしくお願いします」

 

彼女が俺の目の前に歩いてきて

しゃがんで目線を合わせてくれながら

話しかけてくれた。

大好きなキャラクターに近い女の子が

しかも裸のまま目の前にいること自体

エロゲユーザーでありロリコンである

俺にとっては幸せなのだが

前世のことはさておき

今世はまだ4歳になったかどうか

わからない年齢だから

あまり裸のことばかり考えていても

ダメなので…ひとまず、それは脇に置いて

彼女に話しかけてみた。

 

「えっと…出来たら…ぼくのことは

 名前で呼んで貰えたら嬉しい」

 

好きな子に名前呼ばれることもなかったし

彼女の声はオリジナル版の声優さんではなくて

好きなエロゲ声優さんの声をイメージして設定しておいた。

オリジナル版もロリロリしていて

大好きな声だけれど今回、彼女の声に設定したのは

恋愛アドベンチャーの金字塔であるゲームの

リメイク版での主人公の同級生で

花屋でバイトしているピンク髪の女の子の声の声優さんだ。

うん エロゲしてない人にはわからない話になるが

その辺は気にしないでほしい。

 

「わかりました

 それでは…一郎くん…で…どうでしょうか?」

 

「うん それで…おねがい

 あと…なのは…洋服とかあるの?」

 

俺は素っ裸のままの彼女をみながら

目を泳がせながらきいてみる。

 

「はい 裸でしたね

 少々お待ちください

 施設内のメインコンピューターへアクセス

 管理者権限を一郎様および…わたしへ

 譲歩設定許可申請……」

 

彼女が瞳を閉じながらぶつぶつと

この施設内のメインコンピューターへ

アクセスし始めてくれたみたいだった。

 

「全権限譲歩完了

 一郎くんも着替え必要ですね?

 その前に怪我の治療を先にしますね

 痛くありませんので…じっとしていて下さい」

 

「う、うん」

 

彼女に言われるままに

じっとしていると彼女が手を伸ばしてきて

俺を胸の中に抱き包んだ。

その直後に一言…彼女が呟く。

 

「回復魔法発動(ヒール)」

 

俺の身体を薄い黄緑色の光が覆うと

みるみるうちに体中にあった傷が消えていき

肉体的疲労感が薄れていった。

 

「えっと…魔法?」

 

「はい 魔法ですね

 元々この星の人間は魔力がありますし

 魔法も使おうと思えば使うことができる種族です

 この施設が作られたのは何万年前ですが

 その時代は魔法も科学も

 両方発達していた時代でしたので

 普通に…わたしには魔法も備わっています

 …生体アンドロイドは一種の兵器ですし」

 

彼女の説明を聞きながら兵器という言葉に

かなりショックを受けてしまう。

昔の人間は彼女たちを沢山作って

戦争の道具にしたんだろう。

彼女にはそんなことさせたくないな。

 

「兵器にはさせたくないな」

 

思わず口に出して呟くと

彼女は優しく微笑んで俺を見た。

 

「優しいですね 一郎くんは

 さて、怪我も治りましたので着替えですね

 その前に…お風呂に入りましょうか?」

 

「えっ?」

 

「何恥ずかしがってるんです?

 まだ4歳にも満たない男の子でしょう?」

 

「うん…」

 

彼女に連れられて浴室に行く。

 

「ここでお待ちくださいね」

 

「うん」

 

彼女が戻ってくるまで

しばらく待ちながら着ているチュニック等を

脱いでいくことにした。

今世で育った村は文明レベルが

前世に比べてあきらかに劣っていたし

着ている服も粗悪なものだったりするが

まぁ、何も着せられてないよりは

まだましと思う。

ともかく服を脱いでいき彼女が戻ってくるのをまつ。

 

待つこと数分…彼女が戻ってきて

両手には着替えやらバスタオルやら色々

持ち抱えていた。

 

「さて、お風呂に入りましょうね」

 

「うん」

 

こうして4歳未満の子どもと

見た目10歳の生体アンドロイドの女の子の

お風呂の時間か始まった。

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