【悲報】現代日本に転生したのに政略結婚させられそうw【よう実世界?】   作:あいあむ?

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遅れてすいません(泣)


【続報】現代日本に転生したのに政略結婚させられそうw Part2【婚約者は綾小路清隆】

 

 

【転生者専用】日本人転生者が集う匿名掲示板 Part.285

 

1:名無しの転生者

 

三日経ったぞ。

 

2:名無しの転生者

 

三日経ったな。

 

3:名無しの転生者

 

剣聖令嬢は生きているのか?

 

4:名無しの転生者

 

顔合わせに行っただけで生死を心配される女。

 

5:名無しの転生者

 

相手が綾小路清隆だから仕方ない。

 

6:名無しの転生者

 

そもそも、あの子は掲示板に書き込める状況なのか?

 

7:名無しの転生者

 

政略結婚の顔合わせが終わった直後に、匿名掲示板に書き込む旧華族のお嬢様。

 

8:名無しの転生者

 

絵面が面白すぎるだろ。

 

9:名無しの転生者

 

まあ、あの子ならやりかねない。

 

10:剣聖令嬢 ◆Kensei/REI

 

……戻った。

 

11:名無しの転生者

 

おい、来たぞ。

 

12:名無しの転生者

 

生きてたああああああ!!

 

13:名無しの転生者

 

おかえり!!

 

14:名無しの転生者

 

無事か!? 怪我はないか!?

 

15:名無しの転生者

 

顔合わせだっつってんだろwwwww

 

16:剣聖令嬢 ◆Kensei/REI

 

怪我はない。そもそも戦いに行ったわけではないのだが。

 

17:名無しの転生者

 

それで、どうだった?

 

18:名無しの転生者

 

綾小路清隆は実在したか?

 

19:名無しの転生者

 

本人を見て「こいつが人類のバグか……」とか思った?

 

20:剣聖令嬢 ◆Kensei/REI

 

人類のバグという表現はどうかと思うが……。

 

実在したぞ。

 

21:名無しの転生者

 

草。

 

22:名無しの転生者

 

いや、そりゃ実在するだろwwwww

 

23:剣聖令嬢 ◆Kensei/REI

 

まず、謝罪しておく。

 

24:名無しの転生者

 

ん?

 

25:名無しの転生者

 

何があった?

 

26:剣聖令嬢 ◆Kensei/REI

 

皆があれほど警戒しろと言っていた理由が、少しだけ分かった。

 

27:名無しの転生者

 

少しだけ!?

 

28:名無しの転生者

 

何をされた!?

 

29:名無しの転生者

 

まさか初対面で見抜かれたのか?

 

30:剣聖令嬢 ◆Kensei/REI

 

順を追って話す。

 

まず、顔合わせの場所は高度育成高等学校の敷地内にあるとある料亭だった。

 

私の父と母、相手の父親の代理人、そして綾小路本人。

 

……いや、正確には、相手の父親本人は来なかった。

 

31:名無しの転生者

 

いきなり不穏。

 

32:名無しの転生者

 

有名政治家が息子の婚約者の顔合わせに来ないのか。

 

33:名無しの転生者

 

まあ、立場上、表に出にくい事情もあるんじゃね?

 

34:名無しの転生者

 

代理人って誰だ?

 

35:剣聖令嬢 ◆Kensei/REI

 

月城という人物だ。

 

綾小路家の関係者で、理事長代理も務めているらしい。

 

36:名無しの転生者

 

…………。

 

37:名無しの転生者

 

…………。

 

38:名無しの転生者

 

おい。

 

39:名無しの転生者

 

月城理事長代理だと?

 

40:名無しの転生者

 

待て待て待て。

 

41:名無しの転生者

 

あの月城か?

 

42:剣聖令嬢 ◆Kensei/REI

 

あの、というのが誰を指しているのか分からないが、名刺にはそう書かれていた。

 

43:名無しの転生者

 

ああ、うん。

 

44:名無しの転生者

 

なるほど。

 

45:名無しの転生者

 

これは原作知識がある連中ほど頭を抱えるやつ。

 

46:名無しの転生者

 

月城って、あの綾小路の父親側の人間だろ?

 

47:名無しの転生者

 

そう。

 

48:名無しの転生者

 

つまり今回の顔合わせ、綾小路の父親が関与している可能性が高いってことか?

 

49:名無しの転生者

 

いや、そこは断定するな。月城が来たことと、父親がどこまで直接関わったかは別問題だ。

 

50:剣聖令嬢 ◆Kensei/REI

 

……父親側?

 

51:名無しの転生者

 

あっ。

 

52:名無しの転生者

 

説明するべきか、しないべきか。

 

53:名無しの転生者

 

とりあえず、本人の話を聞こうぜ。

 

54:剣聖令嬢 ◆Kensei/REI

 

月城殿は、私たちが席に着くと、まず今回の婚約について説明した。

 

両家には以前から交流があり、家同士の利害も一致している。

 

ただし、今回の婚約を決めたのは私の父と、綾小路の父親だそうだ。

 

本人たちの意向は、ほとんど確認されていなかったらしい。

 

55:名無しの転生者

 

ほとんどじゃなくて全くでは?

 

56:名無しの転生者

 

本人たちの意思、置いてけぼりで草も生えない。

 

57:剣聖令嬢 ◆Kensei/REI

 

それについては、綾小路も同じだった。

 

月城殿から話を振られた際、彼はこう答えた。

 

「オレは今日、初めて聞いた話も多い。父が決めたことなら、何か理由があるんだろう」

 

58:名無しの転生者

 

うわ。

 

59:名無しの転生者

 

出た。

 

60:名無しの転生者

 

綾小路清隆の合理主義。

 

61:名無しの転生者

 

待て。これ、賛成してるんじゃなくて、単に判断を保留してるだけじゃね?

 

62:名無しの転生者

 

そうだな。父親の決定に従うと明言したわけでもない。

 

63:剣聖令嬢 ◆Kensei/REI

 

私もそう受け取った。

 

だから、聞いたのだ。

 

「あなた自身は、この婚約をどう思っているのですか」と。

 

64:名無しの転生者

 

おお。

 

65:名無しの転生者

 

よく聞いた!

 

66:名無しの転生者

 

初手で核心に踏み込んでいく剣聖令嬢。

 

67:名無しの転生者

 

恋愛初心者とは何だったのか。

 

68:剣聖令嬢 ◆Kensei/REI

 

彼は少しだけ私を見て、こう言った。

 

「まだ君のことを何も知らない。君もオレのことを知らないだろう。今の段階で、結婚したいともしたくないとも言えない」

 

……と。

 

69:名無しの転生者

 

あー。

 

70:名無しの転生者

 

これは。

 

71:名無しの転生者

 

少なくとも、まともな返答ではある。

 

72:名無しの転生者

 

うん。変に甘い言葉で誤魔化すよりは誠実かもしれない。

 

73:名無しの転生者

 

綾小路にしては、かなり踏み込んだ返答じゃないか?

 

74:名無しの転生者

 

いや、原作でも状況次第で普通にこういう答えはするだろ。

 

75:剣聖令嬢 ◆Kensei/REI

 

私も、そう思った。

 

だから答えた。

 

「私も同じです。家の都合で婚約を決められたことには不満がありますが、あなた自身を知らずに拒絶するつもりもありません」

 

76:名無しの転生者

 

お嬢様ポイント爆上がり。

 

77:名無しの転生者

 

ちゃんと相手個人と家の事情を分けて考えてる。

 

78:名無しの転生者

 

それで? 綾小路は?

 

79:剣聖令嬢 ◆Kensei/REI

 

「ああ。それなら、お互いに知るところから始めればいいんじゃないか」

 

そう言った。

 

80:名無しの転生者

 

……。

 

81:名無しの転生者

 

…………。

 

82:名無しの転生者

 

おい。

 

83:名無しの転生者

 

おいおいおい。

 

84:名無しの転生者

 

それ、普通に好感触なのでは?

 

85:名無しの転生者

 

いや待て。綾小路の「ああ」は信用するな。

 

86:名無しの転生者

 

信用するなは草。

 

87:名無しの転生者

 

でも「知るところから始める」って、婚約を即座に拒否してないのは事実だろ。

 

88:名無しの転生者

 

問題は、その後だ。

 

89:剣聖令嬢 ◆Kensei/REI

 

その後、月城殿が口を挟んだ。

 

「お二人が互いを理解することは、私どもとしても望ましいことです。ただし、綾小路君が通う高度育成高等学校には、外部との接触を極力制限する規則がございます」

 

90:名無しの転生者

 

あっ。

 

91:名無しの転生者

 

あああああああああああ!!

 

92:名無しの転生者

 

そうだったああああああ!!

 

93:名無しの転生者

 

恋愛イベントに学校側の仕様が立ちはだかるの草。

 

94:名無しの転生者

 

いや、笑い事じゃねえよ。

 

95:名無しの転生者

 

高度育成高等学校、外部との接触制限が厳しいんだったな。

 

96:名無しの転生者

 

そもそも、一般的な高校生活を送る場所じゃないからな、あそこ。

 

97:名無しの転生者

 

剣聖令嬢、ここからが本番だぞ。

 

98:剣聖令嬢 ◆Kensei/REI

 

……そうなのか?

 

99:名無しの転生者

 

まず、連絡先の交換は?

 

100:剣聖令嬢 ◆Kensei/REI

 

禁止だそうだ。

 

101:名無しの転生者

 

あっ。

 

102:名無しの転生者

 

文通は?

 

103:剣聖令嬢 ◆Kensei/REI

 

禁止。

 

104:名無しの転生者

 

家を通じて手紙を渡すのは?

 

105:剣聖令嬢 ◆Kensei/REI

 

それも禁止。

 

106:名無しの転生者

 

厳しすぎるだろwwwww

 

107:名無しの転生者

 

政略結婚なのに婚約者と連絡すら取れないのかよ。

 

108:名無しの転生者

 

もはや何のための婚約だ。

 

109:名無しの転生者

 

いや、そもそも外部との接触自体が制限されてる学校だからな。婚約者だから特別扱い、とはいかないんだろう。

 

110:名無しの転生者

 

月城が頑張って顔合わせを実現させたってことか?

 

111:剣聖令嬢 ◆Kensei/REI

 

そうらしい。

 

月城殿によると、今回の顔合わせ自体、学校側との調整にかなりの労力を要したとのことだ。

 

「本来であれば、在校生と外部の方がこのような形で会うことは、極めて難しいのです」

 

とも言っていた。

 

112:名無しの転生者

 

月城、頑張ってて草。

 

113:名無しの転生者

 

笑ってる場合じゃない。

 

114:名無しの転生者

 

いや、これは重要な情報だぞ。

 

115:名無しの転生者

 

つまり、綾小路本人が会いたいと言えばいつでも会えるわけじゃない。

 

116:名無しの転生者

 

そもそも、綾小路本人にどこまで自由があるのかも分からん。

 

117:名無しの転生者

 

しかも月城が父親側の人間なら、今回の顔合わせは父親の意向と無関係ではない可能性がある。

 

118:名無しの転生者

 

原作知識持ちが真面目に考察し始めたぞ。

 

119:剣聖令嬢 ◆Kensei/REI

 

私も、そこが気になった。

 

月城殿は終始丁寧だったが、綾小路に対して時折、何かを確認するような視線を向けていた。

 

綾小路の方は、それに気づいているようだったが、特に反応していなかった。

 

120:名無しの転生者

 

うわあ……。

 

121:名無しの転生者

 

その一文だけで怖い。

 

122:名無しの転生者

 

二人の間に何があるんだよ。

 

123:名無しの転生者

 

ホワイトルームの話、まだ覚えてる?

 

124:剣聖令嬢 ◆Kensei/REI

 

覚えている。ホワイトルームとは何なのか、結局まだ聞けていないが。

 

125:名無しの転生者

 

今は聞かなくていい。

 

126:名無しの転生者

 

少なくとも、顔合わせの席で聞くことじゃない。

 

127:名無しの転生者

 

そうそう。いきなり相手の家庭事情に踏み込むのは危険だ。

 

128:剣聖令嬢 ◆Kensei/REI

 

分かっている。私もそこまで無作法ではない。

 

129:名無しの転生者

 

すまん、武術で全て解決しそうなイメージが先行していた。

 

130:名無しの転生者

 

偏見がひどいwwwww

 

131:剣聖令嬢 ◆Kensei/REI

 

……話を戻そう。

 

顔合わせの最後に、私は綾小路に一つだけ尋ねた。

 

「あなたは、私と結婚することになったとして、私に何を望みますか」と。

 

132:名無しの転生者

 

おおおおおおおおお!!

 

133:名無しの転生者

 

攻めるなあ!

 

134:名無しの転生者

 

剣聖令嬢、恋愛初心者とは思えない質問の鋭さ。

 

135:名無しの転生者

 

武術で培った観察眼と胆力が恋愛にも活きている……のか?

 

136:名無しの転生者

 

で、返答は?

 

137:剣聖令嬢 ◆Kensei/REI

 

「特にない」

 

138:名無しの転生者

 

草。

 

139:名無しの転生者

 

草。

 

140:名無しの転生者

 

草。

 

141:名無しの転生者

 

お前wwwwwwwww

 

142:剣聖令嬢 ◆Kensei/REI

 

ただし、その後に続きがあった。

 

「少なくとも、今の段階では。君が君自身の意思で生きているなら、それでいいんじゃないか」

 

143:名無しの転生者

 

…………。

 

144:名無しの転生者

 

………………。

 

145:名無しの転生者

 

おい。

 

146:名無しの転生者

 

ちょっと待って。

 

147:名無しの転生者

 

今のは結構、重要じゃないか?

 

148:名無しの転生者

 

「君が君自身の意思で生きているなら、それでいい」か。

 

149:名無しの転生者

 

少なくとも、相手を家の所有物として扱う発言ではないな。

 

150:名無しの転生者

 

あいつ自身が親に振り回されている可能性もあるからな……。

 

151:名無しの転生者

 

でも、これだけで優しい男だと決めつけるのも危険だぞ。

 

152:名無しの転生者

 

分かってる。分かってるけど、ちょっと期待したくなるだろ。

 

153:剣聖令嬢 ◆Kensei/REI

 

……ああ。

 

その言葉を聞いたとき、少しだけ安心した。

 

私は、自分の意思で生きたいのだ。

 

家のために尽くすことと、自分の人生を諦めることは、同じではない。

 

154:名無しの転生者

 

いいこと言うじゃないか……。

 

155:名無しの転生者

 

これは応援したくなる。

 

156:名無しの転生者

 

綾小路がどういう人間なのかは、まだ分からん。

 

だが、少なくとも剣聖令嬢が自分の人生を諦める必要はない。

 

157:名無しの転生者

 

そうだな。

 

158:名無しの転生者

 

……ところで。

 

159:名無しの転生者

 

ん?

 

160:名無しの転生者

 

結局、綾小路はイケメンだったのか?

 

161:名無しの転生者

 

お前はそれしか聞くことがないのかwwwww

 

162:剣聖令嬢 ◆Kensei/REI

 

……整った顔立ちではあった。

 

163:名無しの転生者

 

おおおおおおお!!

 

164:名無しの転生者

 

これはwwwww

 

165:名無しの転生者

 

恋する乙女じゃねえか!!

 

166:剣聖令嬢 ◆Kensei/REI

 

違うと言っているだろう!

 

167:名無しの転生者

 

はいはい。

 

168:名無しの転生者

 

では、武術の達人としての評価は?

 

169:剣聖令嬢 ◆Kensei/REI

 

……それについては、少し気になることがある。

 

170:名無しの転生者

 

来た。

 

171:名無しの転生者

 

何だ?

 

172:剣聖令嬢 ◆Kensei/REI

 

彼は、ほとんど隙を見せなかった。

 

姿勢は自然。歩き方も目立った癖がない。呼吸も落ち着いている。

 

だが、鍛錬を積んだ人間特有の無駄のなさがある。

 

173:名無しの転生者

 

はい。

 

174:名無しの転生者

 

はい確定。

 

175:名無しの転生者

 

何が確定だよwwwww

 

176:名無しの転生者

 

いや、原作知識的には確定みたいなもんだろ。

 

177:剣聖令嬢 ◆Kensei/REI

 

ただ、奇妙なのはそこではない。

 

彼は私の動きを見ていた。

 

正確には、私が座る際の重心の移動、袖を直すときの手の使い方、箸を持つときの指の位置。

 

会話をしながら、それらを自然に観察していたように思う。

 

178:名無しの転生者

 

…………。

 

179:名無しの転生者

 

………………。

 

180:名無しの転生者

 

お互いに観察してて草。

 

181:名無しの転生者

 

武術の達人とホワイトルーム最高傑作候補の顔合わせ。

 

182:名無しの転生者

 

なお、本人たちは普通にお茶を飲んでいただけの模様。

 

183:名無しの転生者

 

両家の親「お似合いですね」

 

184:名無しの転生者

 

やめろwwwww

 

185:剣聖令嬢 ◆Kensei/REI

 

最後に、帰り際のことだ。

 

私は綾小路に言った。

 

「またお会いできるといいですね」と。

 

186:名無しの転生者

 

おお!

 

187:名無しの転生者

 

いいぞ!

 

188:名無しの転生者

 

普通に可愛いじゃないか!

 

189:剣聖令嬢 ◆Kensei/REI

 

すると彼は、こう答えた。

 

「そうだな。次に会える機会があれば」

 

190:名無しの転生者

 

……。

 

191:名無しの転生者

 

…………。

 

192:名無しの転生者

 

現実は厳しい。

 

193:名無しの転生者

 

いや、本人の意思だけではどうにもならないんだろうな。

 

194:名無しの転生者

 

学校側が外部との接触を禁止している以上、仕方ない。

 

195:名無しの転生者

 

しかも文通も連絡先交換も禁止。

 

196:名無しの転生者

 

令和の政略結婚なのに、連絡手段が次回の顔合わせを待つしかないの草。

 

197:名無しの転生者

 

平安時代の貴族でももう少し手紙のやり取りしてそう。

 

198:剣聖令嬢 ◆Kensei/REI

 

……そうなのだ。

 

月城殿からは、今後も学校の規則に従ってもらう必要があると念を押された。

 

私から綾小路へ連絡することも、綾小路から私へ連絡することもできない。

 

仮に両家の当主が許可したとしても、学校側が認めなければ会うことすら難しいらしい。

 

199:名無しの転生者

 

月城が頑張って実現させた一回限りの顔合わせってことか……。

 

200:名無しの転生者

 

一回限りと決まったわけじゃないだろ。

 

201:名無しの転生者

 

そうだな。今後のことは、学校側との調整次第だ。

 

202:名無しの転生者

 

問題は、どうやって次の機会を作るかだな。

 

203:名無しの転生者

 

外部からの接触がダメなら、内部に入るしかない。

 

204:名無しの転生者

 

おい。

 

205:名無しの転生者

 

おいおい。

 

206:名無しの転生者

 

まさか。

 

207:剣聖令嬢 ◆Kensei/REI

 

……実は、その件について父と話した。

 

208:名無しの転生者

 

ファッ!?

 

209:名無しの転生者

 

まさか入学!?

 

210:剣聖令嬢 ◆Kensei/REI

 

父は、私が希望するのであれば、高度育成高等学校への入学について検討してもよいと言っていた。

 

211:名無しの転生者

 

入学フラグ、消えず。

 

212:名無しの転生者

 

むしろ太くなったwwwww

 

213:名無しの転生者

 

ちょっと待て。入学する理由が「婚約者に会いたいから」なのか?

 

214:剣聖令嬢 ◆Kensei/REI

 

それだけではない。

 

215:名無しの転生者

 

ほう?

 

216:剣聖令嬢 ◆Kensei/REI

 

私は以前から、自分の実力がどこまで通用するのかを試したいと思っていた。

 

家の中で武術を極めるだけでは、どうしても視野が狭くなる。

 

高度育成高等学校が実力主義の学校であるならば、そこで学ぶことにも意味はあるだろう。

 

217:名無しの転生者

 

建前:実力を試したい。

 

本音:婚約者に会いたい。

 

218:名無しの転生者

 

やめろwwwww

 

219:剣聖令嬢 ◆Kensei/REI

 

本音も何も、私はまだ入学すると決めたわけではない!

 

220:名無しの転生者

 

まだ、ね。

 

221:名無しの転生者

 

「まだ」って言ったぞ。

 

222:名無しの転生者

 

ところで、入学できるのか?

 

223:名無しの転生者

 

そこが最大の問題だろ。

 

224:名無しの転生者

 

普通の高校と違って、好きなタイミングで入学できるわけじゃないからな。

 

225:名無しの転生者

 

しかも高度育成高等学校は外部との接触を制限している。

 

婚約者がいるから入学させてくれ、なんて理由が通るとは思えん。

 

226:剣聖令嬢 ◆Kensei/REI

 

父も、そこは慎重に考えると言っていた。

 

月城殿にも確認する必要があるらしい。

 

227:名無しの転生者

 

月城、また仕事が増える。

 

228:名無しの転生者

 

頑張れ月城。

 

229:名無しの転生者

 

いや、あの人がどこまで協力するかは分からんぞ。

 

230:名無しの転生者

 

そもそも月城が今回の顔合わせを実現させたのも、綾小路の父親側の意向があったからかもしれないしな。

 

231:名無しの転生者

 

つまり、剣聖令嬢の入学が認められるかどうかで、父親側の思惑もある程度見えてくる可能性がある、と。

 

232:名無しの転生者

 

お前ら、考察が鋭くなってきたな。

 

233:剣聖令嬢 ◆Kensei/REI

 

……一つ、聞いておきたい。

 

234:名無しの転生者

 

何だ?

 

235:剣聖令嬢 ◆Kensei/REI

 

もし私が高度育成高等学校に入学した場合、綾小路に会いに行くことは問題ないのだろうか?

 

236:名無しの転生者

 

…………。

 

237:名無しの転生者

 

………………。

 

238:名無しの転生者

 

その質問は危険だ。

 

239:名無しの転生者

 

学校内で会うだけなら、外部との接触には当たらない可能性はある。

 

240:名無しの転生者

 

だが、入学したからといって婚約者として特別扱いされるわけじゃない。

 

241:名無しの転生者

 

同じ学校にいても、クラスが違えば接点がないかもしれないしな。

 

242:名無しの転生者

 

そして何より。

 

243:名無しの転生者

 

何より?

 

244:名無しの転生者

 

綾小路清隆が、わざわざ婚約者に会いに行くとは限らない。

 

245:名無しの転生者

 

やめろ、正論を言うな。

 

246:名無しの転生者

 

いや、でも大事なことだぞ。

 

入学は彼女自身の人生の選択であるべきだ。

 

綾小路に会えるかどうかだけで決めると、後でつらくなるかもしれない。

 

247:剣聖令嬢 ◆Kensei/REI

 

……分かっている。

 

私は、彼に会うためだけに生きているわけではない。

 

ただ。

 

248:名無しの転生者

 

ただ?

 

249:剣聖令嬢 ◆Kensei/REI

 

もう一度、話してみたいとは思った。

 

250:名無しの転生者

 

あああああああああああ!!

 

251:名無しの転生者

 

恋する乙女ええええええ!!

 

252:名無しの転生者

 

初対面で落ちたのか!?

 

253:剣聖令嬢 ◆Kensei/REI

 

落ちていない!!

 

254:名無しの転生者

 

まだ落ちてないだけか。

 

255:名無しの転生者

 

お前ら本当にいい加減にしろwwwww

 

256:剣聖令嬢 ◆Kensei/REI

 

……私は、彼のことをまだ何も知らない。

 

だからこそ、知りたいと思った。

 

それだけだ。

 

257:名無しの転生者

 

うん。

 

258:名無しの転生者

 

それでいいんだよ。

 

259:名無しの転生者

 

恋愛なんて、そこから始まるものだろ。

 

260:名無しの転生者

 

なお、次に会える時期は未定。

 

261:名無しの転生者

 

現実くん、もう少し空気を読んで。

 

262:名無しの転生者

 

でも、今回の顔合わせで一つ分かったことがある。

 

263:名無しの転生者

 

何だ?

 

264:名無しの転生者

 

剣聖令嬢は、綾小路清隆のことを一方的に恐れてはいない。

 

265:名無しの転生者

 

そうだな。

 

266:名無しの転生者

 

そして綾小路も、少なくとも彼女を拒絶してはいない。

 

267:名無しの転生者

 

まだ何も始まっていないが、始める余地はある。

 

268:名無しの転生者

 

いいまとめだ。

 

269:名無しの転生者

 

問題は、次に会えるかどうかだがな。

 

270:名無しの転生者

 

それは言うな。

 

271:剣聖令嬢 ◆Kensei/REI

 

……ありがとう。

 

入学するかどうかは、もう少し考えてみる。

 

皆の言う通り、彼に会うことだけを目的に決めるべきではないからな。

 

272:名無しの転生者

 

それがいい。

 

273:名無しの転生者

 

応援してるぞ。

 

274:名無しの転生者

 

次の報告も待ってる。

 

275:剣聖令嬢 ◆Kensei/REI

 

ああ。次に何か進展があれば、また報告する。

 

276:名無しの転生者

 

ところでさ。

 

277:名無しの転生者

 

ん?

 

278:名無しの転生者

 

結局、綾小路は剣聖令嬢のことをどう思ったんだろうな?

 

279:名無しの転生者

 

それが分かれば苦労しない。

 

280:名無しの転生者

 

あいつの内心を読める奴がいたら、原作の難易度が大幅に下がるんだよなあ。

 

281:名無しの転生者

 

いや、待て。

 

282:名無しの転生者

 

何だよ。

 

283:名無しの転生者

 

綾小路が今回の顔合わせを、父親から一方的に押しつけられたものだと認識していたとする。

 

284:名無しの転生者

 

うん。

 

285:名無しの転生者

 

それでも、彼は剣聖令嬢に対して「君が君自身の意思で生きているなら、それでいい」と言った。

 

286:名無しの転生者

 

……。

 

287:名無しの転生者

 

つまり?

 

288:名無しの転生者

 

少なくとも、彼女の意思を無視するつもりはないのかもしれない。

 

289:名無しの転生者

 

それが本心なのか、合理的な判断なのかは分からないけどな。

 

290:名無しの転生者

 

結局そこに戻るのかwwwww

 

291:名無しの転生者

 

まあ、今後に期待だな。

 

292:名無しの転生者

 

次回!

 

剣聖令嬢、高度育成高等学校に入学する!?

 

293:名無しの転生者

 

勝手に次回予告するなwwwww

 

294:名無しの転生者

 

でも、もし入学したら面白いことになりそうだよな。

 

295:名無しの転生者

 

坂柳「あなた、なかなか面白そうな方ですね」

 

龍園「へえ、剣が使えるのか。じゃあ、試してみようぜ」

 

堀北「……どうして私の周囲には変わった人ばかり集まるのかしら」

 

296:名無しの転生者

 

一之瀬「みんなで仲良くできたらいいね!」

 

297:名無しの転生者

 

綾小路「……騒がしくなりそうだな」

 

298:名無しの転生者

 

やめろwwwww

 

299:名無しの転生者

 

なお、剣聖令嬢はまだ入学を決めていない。

 

300:名無しの転生者

 

そして、本人の知らないところで勝手に原作イベントが増えていく。

 

301:名無しの転生者

 

これが転生者掲示板クオリティ。

 

302:名無しの転生者

 

頑張れ、剣聖令嬢。

 

303:名無しの転生者

 

政略結婚から始まるラブコメ。

 

304:名無しの転生者

 

ただし、連絡先交換は禁止。

 

305:名無しの転生者

 

文通も禁止。

 

306:名無しの転生者

 

次に会えるかどうかも不明。

 

307:名無しの転生者

 

恋愛難易度が高すぎる。

 

308:名無しの転生者

 

相手が綾小路清隆だからな。

 

309:名無しの転生者

 

その一言で全部説明できるの、本当にひどい。

 

310:名無しの転生者

 

――そして、このときの我々はまだ知らなかった。

 

311:名無しの転生者

 

何だその不穏なナレーション。

 

312:名無しの転生者

 

剣聖令嬢の入学が、単なる恋愛イベントでは済まなくなることを。

 

313:名無しの転生者

 

やめろ。

 

314:名無しの転生者

 

やめろって。

 

315:名無しの転生者

 

高度育成高等学校に、武術の天才が入学する。

 

316:名無しの転生者

 

それだけでも十分に厄介なのに。

 

317:名無しの転生者

 

その少女の婚約者は、綾小路清隆。

 

318:名無しの転生者

 

そして、その婚約を決めたのは――。

 

319:名無しの転生者

 

おい。

 

320:名無しの転生者

 

おいおいおい。

 

321:名無しの転生者

 

父親たちの思惑が、まだ何一つ明らかになっていないんだよな。

 

322:名無しの転生者

 

……。

 

323:名無しの転生者

 

とりあえず、次スレ立ててくる。

 

324:名無しの転生者

 

乙。

 

325:名無しの転生者

 

乙。

 

326:名無しの転生者

 

剣聖令嬢に幸あれ。

 

327:名無しの転生者

 

なお、次回の顔合わせは未定。

 

328:名無しの転生者

 

その前に入学するかどうかだろwwwww

 

329:名無しの転生者

 

続報を待て。

 

330:名無しの転生者

 

待て。

 

331:名無しの転生者

 

待て。

 

332:名無しの転生者

 

……ところで、月城って本当に何者なんだ?

 

333:名無しの転生者

 

やめろ。

 

334:名無しの転生者

 

そこを掘り下げると、話が一気に不穏になる。

 

335:名無しの転生者

 

もう十分不穏なんだよなあ。

 

336:名無しの転生者

 

剣聖令嬢、どうか自分の意思を貫いてくれ。

 

337:名無しの転生者

 

そして、できれば綾小路の本音を引き出してくれ。

 

338:名無しの転生者

 

無茶を言うなwwwww

 

339:名無しの転生者

 

でも、ちょっと見てみたい。

 

340:名無しの転生者

 

俺たちはこの恋愛の行方を見守ることしかできない。

 

341:名無しの転生者

 

なお、掲示板の転生者たちは全員、原作知識を持っている模様。

 

342:名無しの転生者

 

なお、原作知識が役に立つとは限らない模様。

 

343:名無しの転生者

 

なお、主人公は綾小路清隆の模様。

 

344:名無しの転生者

 

情報が多い。

 

345:名無しの転生者

 

もう寝ろ。

 

346:名無しの転生者

 

おやすみ。

 

347:名無しの転生者

 

おやすみ。

 

348:名無しの転生者

 

剣聖令嬢に幸あれ。

 

349:名無しの転生者

 

そして三日後。

 

350:名無しの転生者

 

いや、もう三日後は終わったんだよwwwww

 

351:名無しの転生者

 

草。

 

352:名無しの転生者

 

次は入学編か?

 

353:名無しの転生者

 

それとも政略結婚の裏側編か?

 

354:名無しの転生者

 

どっちに転んでも胃が痛い。

 

355:名無しの転生者

 

だが、それがいい。

 

356:名無しの転生者

 

――剣聖令嬢の物語は、まだ始まったばかりである。

 

357:名無しの転生者

 

お前、締めようとするなwwwww

 

358:名無しの転生者

 

次スレで会おう。

 

359:名無しの転生者

 

乙。

 

360:名無しの転生者

 

乙。

 

 

 

 

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