一羽の茶色い鷲が、木ノ葉隠れの里と外の世界を隔てる木造の壁を越えて飛んでいた。九尾の妖狐が木ノ葉の通りで暴れ回った、あの恐ろしい夜から、まもなく五年。いくつもの街区が丸ごと造り直され、家々は建て直され、破壊の跡には若木が植えられた。
それでも、あの災厄を解き放った闇は、今なお人の心に残っていた。
眼下では、里がすでに目を覚ましていた。店主たちは店の雨戸を上げ、忍たちは屋根から屋根へ一瞬の影となって駆け抜け、忍者アカデミーの生徒たちは足早に校舎を目指していた。鷲は片翼を傾け、旋回を始めた。一周。二周。そして三周目に、探していたものを見つけた。
里の西側にある小さな公園で、幼い子供たちが集まって言い争っていた。鷲が降下に転じたそのとき、ブランコ脇の茂みから、うずまきツユがぽんと飛び出した。小枝や葉を絡ませた赤い髪が、日の光を受けてきらめいた。
やってやる。今日こそ、みんなと忍者ごっこをするんだ。
「いつもジロウの組じゃないか! 今度は僕の番だ!」
鮭色の分厚い唇と、豚みたいな鼻をした少年が叫んだ。
「違う、僕だ!」
「この前、大へまをしたのに、ジロウがお前を自分の組に入れたがると思うか?」
「だから、わざとじゃないって言っただろ! 滑ったんだよ!」
騒ぎの中心には、腕を組み、胸を張ったジロウが立っていた。自信たっぷりの笑みを浮かべ、みんなを見下ろしている。黄色い瞳が日差しの中で輝き、オリーブ色の肌も光を帯びて見えた。ほかの少年たちよりほんの少し背が高いだけなのに、なぜか彼らの上にそびえ立っているようだった。
「言い争うのはやめろ!」
ジロウの親友で副隊長を務めるアキロが言った。
「キロが病気なんだ。だから僕たちは……」
ツユはにやりとした。ひとり足りない。これはチャンスだ。少年たちのところへ弾むように駆け寄り、声を張り上げた。
「僕も混ぜて!」
全員がツユを見つめた。鮭くちびるの少年は間抜けな丸い口をぽかんと開け、ジロウは目をしばたたかせた。アキロは聞き間違いかと確かめるように、ツユと仲間たちを交互に見た。やがて誰かが鼻で笑った。その一瞬後、全員がどっと笑い出した。
ツユの笑顔が引きつった。
「ツユが?」
アキロが笑いの合間にどうにか言った。
「忍者ごっこを?」
「僕たちと?」
「うん!」
ツユは勇気を振り絞った。
「僕、ちゃんとできるよ。ほら」
茶色い半ズボンのポケットから、切り抜いた手裏剣を数枚取り出した。
「カップラーメンの容器で、一晩かけて作ったんだ。ちょっとふにゃふにゃだけど、ちゃんと飛ぶよ」
少年たちはますます大声で笑った。腹を抱えて地面に転がる者までいた。
「あっち行けよ!」
「女のくせに!」
「なんでお前なんかと遊ばなきゃいけないんだよ?」
「人数なら足りてる!」
「嘘つけ! ひとり足りないじゃん!」
ツユは穴だらけのぶかぶかなTシャツを握り締めて言い返した。
「お前を入れるくらいなら、ひとり足りないほうがましだ!」
鮭くちびるの少年はせせら笑った。
「母ちゃんの言ったとおりだ! お前は面倒ばっかり起こすってさ!」
その笑みを深めながら、地面から石を拾い上げた。次の瞬間、何の前触れもなく、ツユめがけて力いっぱい投げつけた。
みんなが歓声を上げた。ツユは泣き声を懸命にこらえた。額から血が一筋、頬へ伝った。怒りに燃えたツユはラーメン手裏剣を一枚抜き、声を上げて鮭くちびるの少年へ投げた。手裏剣は一回転しただけで、情けなく地面に落ちた。みんながまた爆笑した。
「静粛に!」
ジロウが命じると、全員が黙った。
「よりによって今日、オレたちと遊びたいなどと、よくも言えたものだ」
ジロウはわざと間を置き、緊張を高めた。やがて不敵な笑みを浮かべ、人差し指を一本立てた。
「このリキジ・ジロウが、お前に試練を与える! その覚悟を証明してみせよ!」
少年たちはいっせいに反対の声を上げたが、ツユは耳を貸さなかった。鮮やかな青い瞳で、まっすぐジロウを見つめる。やってやる。何があっても覚悟を証明して、忍者ごっこに入れてもらうのだ。
「五年前」
ジロウは胸を張って語り始めた。
「四代目火影、ナメカケ・メント様は、里の外れで九尾と戦った……」
「波風ミナトじゃなかった?」
「絶対波風ミナトだよ」
「静粛に!」
ジロウは低い声を出した。ほかの子供たちは、口を挟んだ二人をいっせいに見つめた。二人はすっかりしおらしくなり、恥ずかしそうに足元へ目を落とす。ジロウの豊富な知識に感心したツユは、うんうんとうなずきながら、その一言一句に聞き入った。
「話を戻す。幸いにも、その場には四代目火影ナメカケ・メント様がいた。特別なクナイで狐を倒したのだ。その一本を探し出し、ここへ持ち帰れ」
特別なクナイ? いったい、どんな形をしているんだろう。けれど、少年たちが顔を見合わせてにやついているのを見た途端、ツユの胸に怒りが込み上げた。こいつらは、僕には難しすぎると思っている。失敗すると思っている。でも、こんなの何でもない。誰にも僕を止められないと証明してやる。僕がどれだけすごいか、思い知らせてやる。
「そのクナイ、絶対に持ってくる」
ツユは精いっぱい強がってみせた。
「見てろよ」
背後のやじに耳を貸さず、ツユは向きを変えて走り出した。木ノ葉の曲がりくねった通りが、左右へ流れていく。大きな壁を抜けても、門番たちに呼び止められても、足を止めなかった。だが、木々に周囲を閉ざされると、腹の奥がきゅっと縮み、そこで初めて立ち止まった。
このあたりの木々は、ツユのはるか頭上まで伸びていた。森へ来るのは初めてではない。ほかにすることもあまりなかったから、よく探検していた。それなのに今日は、いつもより自分が小さく感じられた。南東からの風が木々を揺らし、色づいた葉を宙へ舞い上げる。そのときふと、鳥の声がしないことに気づいた。
引き返そうかと一瞬思った。けれど、それでは諦めたことになる。どんな顔でジロウたちのところへ戻ればいい? 忍者ごっこには、永遠に入れてもらえない。駄目だ。そんなのは絶対に駄目だ。ツユは両手で頬をぱんと叩き、首を振って弱気を追い払った。ぐずぐずしているほどクナイを探す時間が減り、遊べる時間も減ってしまう。
気を取り直し、茂みをかき分け、石を持ち上げ、木にも登った。髪は葉だらけになり、膝は泥まみれになった。それでも、何もない。どこにもない。やがて、小さな空き地へたどり着いた。
そこでも木々は同じように高くそびえていたが、草地のあちこちで土がむき出しになり、少し離れたところには苔むした岩があった。空き地の周囲には、黒い輪が二重に描かれた白い円盤が、木から何枚もぶら下がっていた。地面に散らばっているものもある。修業用の的だ。忍が手裏剣やクナイなどを投げるときに使っているのを、ツユも見たことがあった……。
ここだ。絶対ここだ。この場所なら、きっとクナイが見つかる。
ツユはすぐさま一番近い茂みへ飛び込んだ。頭上の枝に鷲が降り立ったことなど、まるで気づいていない。何も見つからないと、次の茂みへ、その次の茂みへと潜り込み、葉と枝をかき分け続けた。腕が引っかき傷だらけになっても、探すのをやめなかった。何時間も経ったように感じたころ、ツユはとうとう手ぶらのまま這い出した。
「ああ、もう!」
誰もいない森へ叫び、石を拾って一番近くの的へ投げつけた。石は的を外れ、木の幹に当たった。的をつるす結び目が長いあいだに緩んでいたのだろう。わずかな振動だけで縄がほどけ、的は真下の茂みへ、かすかな葉擦れの音とともに落ちた。
ツユは叫びたくなった。ほかの連中はいくら的に物を投げつけても平気なのに、僕が石を一個投げただけで、しかも的には当たってもいないのに、全部壊れるなんて。けれど、ため息をつくだけにして、茂みへどしどし歩いていった。先へ進む前に直しておかなければならない。
茂みに手を突っ込み、的を引きずり出して、表面についた葉を払った。上にはまだ縄がついている。ツユはそれを歯でくわえ、木を登り始めた。十分な高さまで登ると、幹に縄を回し、結び目を作り直した。
「そこにいろよ」
そう呟き、力の限り縄を締める。
これでもう落ちないだろうと満足して身を引いたとき、下のほうで何かが陽光を反した。ツユは動きを止めた。茂みの中に、きらりと光るものが隠れている。胸を高鳴らせて飛び降り、着地で少しよろめきながらも茂みへ手を伸ばした。そして、それを引っ張り出すと、得意げな声を上げた。
クナイだ。間違いない。普通のクナイではあったが、それでもクナイだった。こんなに近くで見るのは初めてだ。きっとジロウの仲間たちだって、見たことがないに違いない。もちろん、ジロウ本人は別だろうけれど。
ツユは土の上に腰を下ろし、戦利品を掲げた。金属でできていて、思っていたより重い。ちゃんと切れるのだろうか。確かめたほうがいい。普通のクナイでも、鋭ければジロウたちが仲間に入れてくれるかもしれない。けれど、切れ味を試せそうなものが何もなかった。ほかに方法が思いつかず、ツユはクナイの刃を指へ近づけた。
「それで遊ばないほうがいい」
ツユは飛び上がった。クナイを背中に隠し、周囲を見回したが、誰の姿もない。
「上だよ」
視線を木の幹に沿って上げていく。太い枝の付け根近くに、ツユより年上で背の高い少年がいた。腕を組み、気楽そうに幹へ背を預けている。ぼさぼさの髪と人懐っこい笑顔は、背中の刃物を固定する革帯や、額に巻いた額当てとは対照的だった。
「なんで? 僕が見つけたんだ。僕のだよ」
「よく切れるから、手を切るぞ」
「切らない! 僕は……」
ツユは指を折って数えた。
「五歳! ……もうすぐ!」
それですべての反論を封じたつもりだった。
ところが少年は、声を上げて笑い出した。ツユは頬を膨らませ、彼をにらんだ。人に笑われるのは、もううんざりだった。おまけに、こいつは赤の他人だ。笑われる筋合いなどない。
「うるさい!」
「悪い、悪い」
少年は苦しそうに謝りながら腹を抱えた。ずいぶん大げさだとツユは思った。腕を組み、笑い終わるのを待つ。少年はすぐに立ち直った。たった今まで息もできない様子だったのに、次の瞬間には枝から飛び降り、ツユの目の前へ片膝をついて着地した。驚いたツユは数歩後ずさった。
「額、どうしたんだ?」
「あの鮭くちびるのバカに石をぶつけられた」
少年の笑顔は消えなかったが、その目は優しくなった。
「そのクナイ、何に使うんだ?」
声だけは、それまでと変わらず明るかった。
ツユは眉をひそめた。本当に信用していいのだろうか。説明に納得しなければ、クナイを取り上げるかもしれない。頭から足まで、じっくり観察する。瞳は誠実そうで、里のほかの連中と違って、ツユを嫌っているようには見えなかった。それでも、ちょっと間抜けそうだ。
「ナメカケ・メントの特別なクナイを持ってきたら、忍者ごっこに入れてやるってジロウが言ったんだ」
「ナメカケ・メント?」
少年がゆっくり聞き返した。
「四代目火影!」
まったく、こいつは本当に物分かりが悪い。
「ああ、波風ミナトか」
「違う! ナメカケ・メント! ジロウがそう言った!」
少年はまた、あの目をした。しかも、さっきよりひどい。ツユはそれが嫌だった。自分ではどうにもできないような気にさせられる。助けなんていらない。クナイをジロウのところへ持ち帰って、忍者ごっこをするのだ。
「ジロウは忍者のことなら何でも知ってるんだ!」
一言ごとにツユの声が大きくなった。
「兄ちゃんは下忍だし、姉ちゃんたちはアカデミーに通ってる! 忍者ごっこではいつも勝つし、みんなジロウの組に入りたがる! だから、誰が遊べるか決めるのはジロウなんだ!」
ツユはうつむいた。
「でも、同じ組じゃなくてもいい。僕はただ、一緒に遊びたいだけ……」
「ええと、そのクナイは普通のものだ。それに、四代目と九尾が戦ったのは、里からかなり離れた……あっちの方角だな」
少年は横手を指さした。
「なんで知ってるの?」
「オレも、その話には結構詳しいからな」
「本当に?」
「本当だ。ほら、オレは忍だから」
少年は自分の額当てを指さした。
ツユは目を細めた。少年はちっともぱっとしないうえ、あの間抜けな笑顔を浮かべている。
「信じない。忍者は格好よくなきゃ駄目なんだ」
少年は踏みつぶされた虫のような悲鳴を上げ、まるでツユに心臓を一突きにされたかのように、大げさに胸元を押さえた。ツユはこらえきれず、くすくす笑った。
「いや、ほら、ここを見ろ」
少年は金属板を軽く叩いた。
「これは額当てだ。木ノ葉の忍だっていう証しさ」
里の出口にいた門番たちも、まったく同じものをつけていた。それなのに、あの門番たちを振り切って里を抜けるのは、とても簡単だった。思い出したツユはため息をついた。
「最近は、誰にでも配ってるんだね」
「そこまで言うかよ」
少年は笑った。
ツユは興味がないふりをして、笑顔をこらえようとした。けれど、彼の笑い声につられてしまう。
「なあ、明日が誕生日なんだろ?」
どうして知っているのだろう。ツユは少しためらってから、軽く肩をすくめた。
「うん」
「あまり嬉しそうじゃないな」
「嬉しいことなんかないよ」
ツユはぼそりと言った。
「僕の誕生日なんて、別に特別じゃないし。でもクナイを持って帰ったら、明日もジロウたちが忍者ごっこに入れてくれるかもしれない!」
少年の笑顔がわずかに曇った。
「相手が遊びたくないって言うなら、無理やり遊ばせることはできない。それは分かるだろ?」
「分かってる。でも……」
ツユは少しのあいだ足元を見つめ、それから顔を上げた。
「僕が諦めたら、絶対に遊べないままだから」
「それなら、オレが一緒に遊ぼうか?」
「もう、二人じゃ忍者ごっこはできないよ」
少年は笑った。
「近くに友達が二人いるから、そいつらも呼べる。それと……」
彼の視線が、ツユの手にあるクナイへ落ちた。
「それをオレに渡すなら、秘密の忍術を教えてやる。どうだ?」
ツユはしばらく少年を見つめた。拾ってからまだ五分しか経っていないのに、このクナイにはかなり愛着が湧いていた。手放したくはない。でも、秘密の術を教えると言っている。今まで、ツユに何かを教えようとしてくれた者はいなかった。たいていの人は、関わろうとさえしなかった。
「分かった」
まだ少し名残惜しく思いながら、クナイを差し出した。
少年は笑みを深めて受け取ると、太もものポーチへしまった。それから、いきなりその場にどさりと腰を下ろし、あぐらをかいた。
「オレは、うちはシスイだ」
「うずまきツユ」
ツユも向かいに腰を下ろした。
「これから教えるのは、あらゆる術の基礎だ。瞑想っていう」
「瞑想?」
ツユは聞き返した。もうすでに、クナイを渡したことを後悔し始めていた。ものすごくつまらなそうだ。
「両手で未の印を結ぶ」
シスイは両手の人差し指と中指を伸ばし、左手の薬指と小指を、右手の同じ指に重ねて見せた。
「それから目を閉じて、体中の力をお腹に集めることだけ考えるんだ」
ツユは深いため息をついた。いくらツユでも、もう約束したあとで今さら嫌だと言うのは、さすがに失礼だ。だから言われたとおりにした。少なくとも、そのあとは忍者ごっこが待っている。
一分後、ツユはもう我慢できなくなった。
「つーまーんーなーい!」
「やっぱりな」
シスイは首を振った。
「お前には難しすぎたか……」
「そんなことない!」
「うーん……もっと簡単なものを考えたほうがいいか……」
「できるって言ってるじゃん!」
「でも、親友の弟のサスケはもうできるぞ。お前と同い年なのにな。これができないままだと、かなり遅れることになるな……」
「やってやる!」
ツユは未の印を結び、目を閉じて集中した。何も起きない。もっと強く集中した。それでも何も起きない。永遠にも思える時間が過ぎたころ、シスイが何をしているのか確かめようと、右目をほんの少しだけ開けた。シスイはまっすぐツユを見ていた。薄目を開けたことに気づかれていないよう祈りながら、慌てて目を閉じる。けれど、小さな笑い声で、しっかり見られていたと分かった。頬が熱くなる。
「ほら、少しだけ手伝ってやる」
シスイが穏やかに言った。二本の指先が、ツユの額を優しくつつく。
それを感じた瞬間、ツユは驚いて目を見開いた。
火花。
皮膚の下を温かな細い流れがいくつも走り、一斉に弾けたようだった。
「チャクラっていうんだ。忍が術を使うために、体の中で練る力だ」
シスイは自分の腹を指で軽く叩いた。
「誰の中にもある。でも忍は、それを操る方法を学ぶ」
「チャクラ」
今度はさっきよりずっと興味を引かれ、ツユはその言葉を繰り返した。
「もう一度、目を閉じてやってみろ」
ツユは勢い込んで言われたとおりにした。だが、集中を始めるより早く、風向きが変わった。血の臭いが風に乗って流れてくる。何が起きたのか理解する前に、胃がふわりと浮き、全身が上へ引っ張られた。さっきまで地面にいたはずなのに、次の瞬間にはシスイの胸元にしがみつき、宙高く舞い上がっていた。真下で何かが爆発した。
耳をつんざく轟音が空気を引き裂いた。衝撃波が胸の奥まで響き、煙が二人を丸ごとのみ込む。ポケットからラーメン手裏剣がこぼれ落ち、四方へ回転しながら飛び散った。あまりにも一瞬のことで、ツユが状況を理解したときには、すでにすべてが起きたあとだった。だが、そのころにはシスイはもう次の行動へ移っていた。
ツユを抱えていたシスイの片腕が離れ、頭の後ろで金属同士が鋭くぶつかる音がした。体がずり落ちていく。上から肩に強い衝撃を受けた。その力にシスイから引きはがされ、ツユは地面へ投げ出された。
「そいつは放っておけ。目的のものは手に入れた!」
命令の声が頭の中で反響し、すべてが暗闇に沈んだ。