トレセン事務員短編録   作:ドントクライ

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ホラー回


FILE 4『蜘蛛』+おまけ

 

 

 

 

 

 トレセン学園は、今日も元気に営業中である。

 

 

 

「昨日も大きな槍を背負った、やけに顔が怖い男性が目撃されたらしいですよ。伊龍さんも気をつけてくださいね」

 

「なんですかその不審者。治安終わってますね」

 

 

 事務室では、今日も書類祭り。

 

 

 俺こと伊龍玄一は、どこにでもいる普通の事務員である。

 

 

 ここに勤める優秀なトレーナー、ウマ娘たちのために日々データ収集するのが主な仕事だ。

 

 

 そして、隣の駿川たづなさんは俺の上司。

 

 俺はこの、異常に多忙な駿川さんを補助する役割に抜擢された。

 

 ある日突然。秋川理事長に。ふざけてる。

 

 

「あなたも、そんな怖い顔してたら逮捕されるかも知れませんよ? ご家族になんと説明すれば……」

 

「ははは、冗談キツイですよ。……あれ、何か紙が」

 

 

 駿川さんを指さして笑っていると、引き出しに便箋が刺さっているのに気がつく。

 

 関係の無い話だが、俺はPCの使用を禁止されている。触ると煙を吹くからだ。

 

 

 

「あら、もしかしてラブレターですか?」

 

 

 

 二つ折りになっている、その文を開く。

 

 

 一体、いつの間に刺さっていたのやら。全く気が付かなかった。手紙刺すの流行ってるのか? 

 

 

 

 

 

 

『かえせ』

 

 

 

 

 

 

 

 ただ、それだけだった。

 

 

 

 冷や汗が背を伝う。

 

 

 

 墨で書かれているらしいそれは、何度見てもそれだけだった。

 

 

 

「……?」

 

 

 

 裏返す。

 

 

 何も無い。

 

 

 

「……ふむ」

 

 

 

 ───さておき、俺は一体何を盗ってしまったのだろうか。

 

 

 

 俺の脳裏に、あるひとつの武器が思い出される。

 

 

 まさか、あの槍……いや、あれは別に盗ってないぞ……。

 

 

 

 二人しかいない事務室に、静寂が降りる。

 

 

 

「……伊龍さん、まさか強盗したんじゃ」

 

 

「やってません!」

 

 

 

 結局相手にもされず、俺の部屋を捜索されることが確定した。

 

 

 

「……また変なの呼んだんですか、あなた」

 

 

 

 廊下で引きずられていると、見知ったウマ娘がそんなことを呟いた。名前は確か……マンハッタンカレーだったか。

 

 

 しかし、俺が返事するよりも先にどこかへ行ってしまう。……今度、話を聞きに行く必要がありそうだ。

 

 

「? 何か言いました?」

 

「……いえ。とかく、部屋に急ぎましょう。俺の無実のために」

 

 

 

 事務室を出て少し歩けば、あっという間に俺の自室である。

 

 

 

 早速俺たち……というか駿川さんは、部屋を物色し始める。

 

 

 しかし、俺の部屋はトレーニング器具しか置いていない。

 あとは母からの手紙くらいか。

 

 もう山ほど溜まっているが、仕事が忙しくて読めていない。

 

 

「特に不審なものは無いですね。……もちろん、信じてましたよ?」

 

「本当ですか?」

 

「いやぁよかったです! 書類仕事が増えたらどうしようと、気を揉んでいましたよ」

 

「ハハッ! 違いない」

 

 

 晴れて無実の身になった俺は、ほっと息をついた。

 

 

「…………」

 

 

 じゃあアレは何だったんだ。

 

 

 恐怖でガタガタ震える俺を他所に、駿川さんは至極事務的だった。

 

 

「あ、立て続けで申し訳ないんですけど、そろそろトレーナーさん達との面談の時間ですよ」

 

「……確かに。今日は、ええと、……パルスボム大王? の担当トレーナーさんでしたかね」

 

「カルストンライトオさんのことならそうですね」

 

 

 

 ルス、しか合ってなかった。

 

 

 ■■■■■■■■■

 

 

 

 

 蜘蛛の糸が、小さな身体を縛る。

 

 

 

 

 私の玄一さん。かわいいかわいい玄一さん。

 

 

 

 

 

 私が守る。死ぬまでずっと。

 

 強くなっても、いつまでもあなたは私の子。

 

 

 

 

 

 

 

 ───どうして? 

 

 

 どうして離れていくの? 

 

 

 待ちなさい、玄一。

 

 

 待って、行かないで。

 

 

 

 

 

 嫌いにならないで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 傷も癒えてきた。

 

 

 

 

 

 

 そろそろ、良かろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 とりかえすか

 

 

 

 

 

 

 

 

 ■■■■■■■

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 FILE 4『蜘蛛』

 

 

 

 

 

 深夜。

 

 明らかに労働法に違反しているが、いつもの事なので感覚を麻痺させ、ひたすらにペンを動かす。その傍らには、何度もへし折られた鉛筆が転がっている。

 

 

 

「あぇ〜」

 

 

 

 可愛らしくも気の狂った声をあげる上司を、俺はもう見慣れてしまった。

 

 

 ふと気になって、横にいる駿川さんの業務連絡をちらと見る。

 

 

 

『〜本日の業務〜

 

 

 

 木曜日が踊る朝は、鳥たちがすやすやと寝息を立て、やがて世の中のレジスタンスとなりて舞い戻らん。

 

 嗚呼、小学校、小学校───中々住み良きところよの。愚息が私を騙しおった。許せん。自由など与えるべきでなかった。四肢を奪っておけばwdtgfdgjkkkkkkk』

 

 

 

「駿川さん」

 

「あぇー」

 

 

「駿川さん、寝てください」

 

「……んぇ?」

 

 

 

 

 トレセン学園には、闇があった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「秋川理事長、お時間よろしいでしょうか」

 

「驚愕!!! ノックくらいしてほしい! あと近い!」

 

 

 

 中々寝付けない駿川さんの自律神経を整え、即座に爆睡させた俺は、直談判に向かった。

 

 

 秋川理事長はこんな時間なのに部屋を明るくし、夜食とともに仕事中であった。

 

 この職場の由々しきブラック体質はここから伝播しているようだ。当然のように働いていたトレーナーたちは、既に全員帰らせた。あとはこの首魁だけだ。

 

 

「同僚として見ていられません。業務の改革を検討してください」

 

「……むむむ、まさかあのたづながそこまで追い込まれているとは」

 

「他の事務員は何をしているんですか。我々だけで回るわけがないでしょう」

 

 

 現に、このトレセンにいるのは俺と駿川さん、そしてパートで入ってくれる獲瑠伝凛愚(えるでんりんぐ)さんだけだ。

 

 

 

 俺は更に距離を詰める。

 

 この人を責めても仕方がないが、鶴の一声という言葉もある。もしかしたら、従業員の補充を提案してくれるかもしれない。

 

 

「きょ、恐怖! ……とは言っても、君たちほど優秀な事務員は他にはいないのだ。……それ以外にも、理由はあるが」

 

「一体なんだと言うんです」

 

「実は、今───げん、いち」

 

「あ?」

 

「……へ? いや、私は何も『かえせ』」

 

 

 

 ぞわり、と髪が逆立つのを感じる。

 

 

 

 その言葉は、奇遇にも最近聞いたものだった。

 

 

 

「かえせ、かえせ『お前か』かえせ……な、何を盗ったんだ君は!? 怖い怖い……!」

 

「何も盗ってませんよ!」

 

「怪奇! なにか、恨みを買うような真似を───か、え、せ。

 

 

 約束を、果たせ」

 

 

「おいッ! やめろ……ッ!」

 

 

 わけは分からんが、これ以上秋川理事長を巻き込むわけにはいかなかった。

 

 口を抑え込むが、彼女の口は動き続ける。

 

 

 

 その顔は今にも泣きそうで、恐怖に染まっていた。

 

 

 

 

 このヒステリックにも似た嘆き。

 

 身に覚えがあった。

 

 

 

 すると、秋川理事長の首あたりに、きらりと光る一筋の糸が見えた。

 

 

 

 俺は即座に、手刀で切り裂く。

 

 理事長の奇声はピタリと止まり、俺の方へと倒れ込んできた。

 

 

 

「……あ、ああ……」

 

「……まさか、わざわざ来てしまわれたか」

 

 

 

 ここに来る前の、苦い記憶。

 

 

 

 俺を捕らえる蜘蛛の糸。

 

 

 やっとの思いで振りほどいた。

 

 

 憎悪とも、恐怖とも違う何かが、腹の底で蠢く。

 

 

 

「……おい、そこに居るなら聞け」

 

 

 

 俺は白目を剥く秋川理事長を支えながら、低い声で『お願い』した。

 

 

 

「───忙しくて、つい忘れていた。……悪かった」

 

 

 

 

 

 

 視界が黒に染まる。

 

 

 

 

 

 違う、電気が消えたのだ。

 

 

 

 

 

 

『が、す』

 

 

 

 

 すぐ後ろから、腹の底に響くような低い声がする。

 

 

 

 

 

 俺は理事長を隠すようにして、顔だけ後ろをむく。

 

 

 

 

 

 

 

 蜘蛛だ。

 

 

 

 

 巨大な蜘蛛に、若い女の上半身がついていた。

 

 

 

 血色の無い、青白い肌。

 

 

 

 薄く長い黒髪から覗く瞳。

 

 

 

 

 顔の半分を占める大きな瞳は、黒一色。

 

 正確には、複眼のように、てらてらとした球体がひしめき合っているのだ。

 

 

 

 

 

 

 天井の隅に脚を這わせ、顔だけをこちらに向けている。

 

 

 

 

 

 

 俺は動けなかった。

 

 

 

 

 

 ここで戦えば、秋川理事長が無事では済まない。

 

 

 これはあの時、止めをさせなかった俺の落ち度なのか。

 

 

 

 

 だが、もう遅い。

 

 

 

 ソレの動きを、ひたすら注視する。

 

 

 

『───ク、ク』

 

 

 

 

 

 すると、口に当たる部分がざわざわと蠢いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『息子が、お世話になっております』

 

 

 

 

 恐ろしいまでに、腰が低かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「───ッ!!!」

 

 

 

 ───そこは閑散とした、いつもの事務室であった。

 

 

 

 じっとりと汗が滲む。

 

 もう夏だと言うのに、寒気が止まらなかった。

 

 

 

 時計を見ると、とっくに昼時を回っている。

 

 ……朝礼、すっぽかしてしまった。

 

 

 

 拳を上げると、パラパラと破片がこぼれ落ちる。

 

 弾け飛んだ机を呆然と眺め、俺は冷静にやるべきことを思い出す。

 

 

 

「……返さなければ。また来られたらかなわん」

 

 

 

 おもむろに、俺はあの手紙を開く。

 

 少し前に送られてきた、例の手紙を。

 

 

 

 

 ───その時、視界の端に覚えのない袋を捉えた。

 

 

「これは……?」

 

 

 それは、駿川さんがよく食べている飴だった。なぜ、一個だけ俺の机に……? 

 

 

 

「伊龍さん!? どこに行ってたんですか! 探しま……って何ですかこれえええええ!」

 

 

 

 

 

 めちゃくちゃになった事務室を見て、駿川さんの絶叫が響き渡る。

 

 

 俺はようやく、寝ぼけて机を破壊してしまったことに気がついた。だらだらと、汗が噴き出す。

 

 

 

 

 さっきの化け物など比べるべくもない、本物の恐怖を俺に与えたのだった。

 

 

 

 

 あんたの言う通り、都会は怖いところだな。……母さん。

 

 

 

 

 

 ♢後日談

 

 

 

 

 

「まずは……ありがとうございます」

 

 

 目の前の少女が、恭しく頭を下げた。俺はそれに、手を挙げて返す。

 

 

 

「気にしないでください」

 

「……皮肉で言ってるんです」

 

 

 やけに長い前髪から、じとりと睨む視線を感じる。

 

 

 

 一週間が経った。俺は相談相手───マンハッタンの元へやって来た。

 

 

 彼女がいるところ霊障あり、ということで俺は彼女が苦手だった。

 

 

 俺が顔を出した途端、全てを理解したようにため息をつかれた。何でも、ここ最近はアレに悩まされていたらしい。

 

 

 

 

「……どれだけほっといたら、あんな事になるんですか? 連絡くらいちゃんと返してあげてください」

 

「あいにく、電子機器は持ち歩けない体質でしてね。それに、アレは昔からアレのままです」

 

 

 

 怪異の正体は、俺の母親であった。

 

 

 

 上京する際、俺は母親と大喧嘩になった。理由は単純、奴が過保護だからだ。

 結局、俺が『連絡くらいはする』と約束したことで、渋々折れてくれたのだ。

 

 

 で結局、全く連絡を『返さなかった』ことでブチ切れたのだろう。約束を破ってしまったことに対し、少しばかり罪悪感を覚えた。

 

 

 

 そこで、俺はあの大量の手紙に対し、年賀状で連絡を『返した』。

 形はどうあれ、お許しいただけるようだ。……今回は。

 

 

 

 万感の想いを込め、俺は息をついた。

 

 

『自由など与えるべきでなかった』

 

 

「……全く、さっさと子離れしてほしいものです」

 

「……寂しくはないんですか?」

 

 

 長い黒髪から覗く、金の瞳。

 

 思わず、視線を外す。

 

 

 彼女の眼は、やはり苦手だ。

 

 どうも、見透かされているようで気味が悪い。

 

 

「……ホームシックになっている暇なんてありませんよ。そもそも、勘当されている身ですし。この一週間、どれだけイベントが起きたのやら……」

 

 

 

 

 ダイビング、龍との遭遇、強盗疑惑に怪奇現象。

 

 元教え子、そのトレーナーとの和解───とても、仕事の片手間では処理出来そうにない。

 

 

 

 しかし……今度、顔を見せに帰るのも良いだろう。

 

 

 

「……おや、仕事に戻られるんですか。コーヒーでもお出ししようかと思いましたが……」

 

「いえ、お構いなく。───やるべきことがあるので」

 

 

 

 

 

 俺はトレセン学園の事務員、伊龍玄一。

 

 

 

 颯爽と、夕方の廊下で歩みを進める。

 

 

 

 

 

 秋川理事長への脅迫疑惑、駿川さんへのセクハラ疑惑、器物損壊───その他諸々の始末書の対応が、俺にはあるのだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ♢おまけ『VSカルストンライトオ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 トレーニングでよく使う謎の断崖絶壁。

 

 トレセン学園の近くに、それはあった。

 

 

 

 

 

「夕陽、綺麗だな」

 

 

 

 俺は今、大きな壁にぶつかっている。

 

 

 

 事務員歴一年。

 

 やっとこさ慣れてきたと思った矢先、通りすがりの生徒に気になる一言を言われたのだ。

 

 

 

 普段はスルーしていただろう。

 

 しかし、生徒たちとも円滑にコミュニケーションを取ることが出来たなら、それは成長と言えるだろう。

 

 ───それが、仇となった。

 

 

 

「伊龍、ここで何をしているんです?」

 

 

 

 崖の上で夕焼け空の海を眺めていると、後ろから声がした。

 

 

 

「何奴」

 

「私はカルストンライトオ。人呼んでカルストンライトオ」

 

「ああ……カウニュトンライロオさんでしたか」

 

「カルストンライトオ」

 

 

 相変わらず、覚えにくい名前だ。

 

 俺はとりあえず、覚えられないのを人のせいにした。

 

 

「何ですか。そんな、打ち上げられたマスのような顔をして」

 

「ライトオさん……俺は今、瀬戸際です。このまま、飛び降りてしまいたいほどに」

 

「殺しても死ななそうなことはさておき、どうしたと言うんです? ついに解雇が決まったんですか、伊龍」

 

「さっきから何で呼び捨て?」

 

 

 ライトオはスっと横に立ち、無遠慮に言葉を投げかけてくる。これはきっと、彼女なりの気遣いなのだろう。

 

 

 

 俺は、思い切って打ち明けた。か細く、小さな声で。

 

 

 

「俺は……顔が怖いらしいんです」

 

「…………そうですけど?」

 

「俺が落ち込んでいるのはそれです! 皆の中では周知の事実だったことを、俺は今更知ってしまった! 一生の恥!」

 

「遅すぎると言いたいところですが、だからなんだと言うんです」

 

「え?」

 

 

 ライトオに問いかけられ、俺は考える。

 

 

 確かに、俺の顔が世間一般的に怖いとして……何の問題があるのだろうか。

 

 

 俺は目を見開いた。

 

 

 そう、何の問題もないのである。

 

 

 

 流石、最速番長と言われるだけはある。俺の悩みを即座に解決してしまった。

 

 

 

「一番の問題は突飛な発言にありますし。あと腹に一物持ったような態度でしょうか」

 

「えっ」

 

「……伊龍、デュランダルと組んでいた頃のあなたは、もっと輝いていましたよ」

 

「黒歴史みたいに言わないでくださいよ」

 

 

 ぞわり、と何かが蠢く。

 

 

「デュランダルがへこたれても『出来る、出来るのだ』の一言で黙らせていたあの頃のあなたは、三角定規のように尖って見えましたよ」

 

 

「や、やめろ……」

 

 

 なんだ、この感覚は。

 

 

 この、胸の内が、ぞわぞわするような感覚は。

 

 気味が悪い。

 

 

 

「そもそも、その体格で事務員やってるのは勿体ない! あなたはトレーナー……は、荷が重そうなのでサブトレーナーをやるべきです! 逸材ですよあなたは!」

 

 

 これは、まさか───

 

 

 

「───やめろッ! 俺を褒めるなッ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 俺は逃げ出してしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんな二つの影を遠くで眺めていたのは、ライトオのトレーナー。

 

 突然駆け出した担当を追いかけると、そこには噂の事務員がいたので見守っていた次第だ。

 

 

 

 

「……褒めては無いだろ」

 

 

 その呟きは、夕焼け空に溶けていった。

 

 

 

 

 

 




ママ来訪
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