「よし!今回は真面目に(ガチャ
シロコ「ん 先生来ちゃった」
「来ちゃったんだ…」
シロコ「迷惑だった?」
「いやいや、むしろシロコの声が聞けて嬉しいよ」
シロコ「ん 今日来た目的はなんとなく把握してるよね」
「ま…まさか」
シロコ「ん 銀行を襲う」
「ここ銀行じゃ無いんだけど…それでもこれだけは言わせて?シロコ、めっ」
シロコ「ん 関係ない…って言いたい所だけど今日は諦めるよ」
「ふぅ…ようやく分かってくれたんだね…って、ん?今日「は?」」
シロコ「じゃあ挨拶も済んだし私は行くね」
「ちょっと待って?ねぇ!シロコさん!?」
ん 始まるよ
それは一瞬の事だった
お婆さんから貰い受けた「力」は絶大だった。
…恐ろしい程に、これはおそらく自身の推察の域に過ぎないかも知れない だが、理解できる。これは自身の記憶にある物を呼び起こし自分に《ソレ》を憑依させる…そうする事で一時的にではあるがその対象の力を増幅させ使用できる…こんな所だろうか?
だが、具体的な事は何も教えて貰えなかった為に土壇場でのやっつけ仕事感が増してしまっている様に思う。
「もう少し丁寧に説明して欲しかったなぁ…」
…と愚痴を言っている場合では無い、先程からリンの方から一言も発せられていない事にはたと気づく
「リンちゃん 大丈夫?」
…と振り向いた 確かにリンはそこに居た だが様子がおかしい 目立った外傷は…無い様に思う
「リン?」
名前を呼ばれビクッと肩を震わせた…それだけ
「リン…?」
もう一度今度はかなり優しめに名前を呼んだ
「…貴方は一体…何者、なんですか?」
「え」
第一声に発せられた言葉に少しショックを隠しきれなかった
「その身体から出ているオーラの様なものは…一体?」
そう言われてようやく「それ」に気がついた リンが自分を…幽霊を見たようなそんな視線を投げかけている理由が
「なに…これ…」
紫色の煙…?リンの言うオーラ?のような物が自分の身体から発せられていた
すぐに振り払おうとしたが、その行動全てが空振りに終わった
「取れない…」
だが、そんな焦った行動の裏では微塵も焦っていない自分に腹を立てていた
(リンちゃんを怖がらせてしまった)
ふと、お婆さんの言葉を思い出す 思い出そうとする この「力」を抑える方法があるはずだと、腕を組んで考え込む
「…もしかしたら」
先程考えていた《憑依》つまり邪念の意思が関わっているのでは無いのかと…つまり、心を落ち着かせれば…或いは…?
物は試しと自分の姿勢を楽にして一度深呼吸をする
「スー…ハー…」
それを何度も繰り返した そうしている内に徐々にオーラのような物が身体から消えていった
ーーそれから数分後
「その…取り乱してしまい、申し訳ありませんでした」
その後、落ち着きを取り戻していたリンから謝罪を受けていた
「頭を上げてリンちゃん 謝ることなんか何も無いのだから」
そう言ってそっと肩に触れて宥めた
「ですが」
「私よりもリンちゃんは大丈夫?どこかケガとか…」
「いえ、私の方は何も…ですが先生、先程のアレは」
その疑念は最もだった 自分がリンの立場なら言葉を失っていたのだろうから
「…ごめんね、こんな事を言っても信じては貰えないかも知れないけど私自身もよく分かっていないんだ」
「…」
「嘘を付いてるとかでは無いんだけど、説明が…その、難しくて…ね」
「分かりました」
「え?」
自分の言った事を信じてくれたのかは分からない けれどもその生徒は迷いなく答えてくれた 正直な所嬉しかった半面、上手く説明出来なかった自分に腹を立てていたりもした。
そうこうしている内にヘリの音が付近にまで近づいていた ユウカ達だ 合流出来るのは実に嬉しい、だが現場の状況に全員は驚きを隠せなかった様で驚愕していた。上手く説明…出来るかな…
などと考えていると
「ようやく合流出来ましたね」
ポツリとリンが口を開く
ヘリを降りてきた面々は何があったのかと、先に疑問を呈したのはユウカだった
「さっき雪崩れのような勢いで不良生徒達が逃げ惑って居たんだけど…なにか心当たりは?」
「それは…」
言葉を発するより前にリンが自分より前に出る
「先生のお力添えのおかげです」
「リンちゃん!?」
なんの悪びれもなく先程の件を言おうとしているのかと冷や汗を掻いたが いや別に悪い事をしていたとかでは無いから別にいいけど…説明がなぁ…
などと考えていると
「先生の戦術指揮が本領を発揮したのです。」
「うんうん、そうなんだよねぇ〜…って、え?」
改めてリンの顔を見る 本人は少し苦笑していた
あーそう言う事にしてくれたのね…
ならば乗るしか無いね…この「ビッグウェーブ」に!!
拳を胸に押し当てて気合いを入れる
その発言を聞いて怪訝そうな顔をしながら見合わせる4人の生徒達 ハスミが続ける
「…そうですか。まぁ、あまり内情を知られたく無いと言うのも理解できます。…ところで」
「制御権うんぬんの話は」
その話を振られハッと思い出した様にリンが返答する
「そうでした。では、先生こちらに来る前にシッテムの箱と言うの渡されてましたよね?」
今度は自分に話が振られる
「うん、このタブレットみたいなのがそうなんだよね」
ポケットから手に取り両手で眺める ヘリ組も全員興味深そうにそのタブレットを眺めていた
「はい、今のそれは本当にただのタブレット端末であり、機能もそれ同様のものでしかありません。ですが」
リンが続ける
「パスワードを使う事でシッテムの箱本来の機能が使える様になる…との事です」
「…との事?」
「そう生徒会長の置き手紙に書かれていたのです。」
「それだけ?」
「…はい」
ヘリ組に指摘を受け徐々に これは本当に大丈夫なんでしょうか?というような顔を自分に向けてくる
いやそんな顔されましても…
「とにかく、やってみるだけやってみるよ」
「…先生…よろしくお願いします」
「任されたよ。…あ、でも一つだけいいかな?」
「?」
「ここから先は1人で行ってくる」
「…先生それは」
「大丈夫だから」
リンの心配をよそにシャーレの入り口まで歩いていく
ここより先はビルの地下 製造室/クラフトチェンバーこれはあまり生徒に見せられる物では無い…と独断で判断したからだ それにこの後の展開があの時と同じなら…
「もし何かあれば連絡を…お願いします」
背後からリンの声が 振り向いて笑顔で応える
「その時はお願いね」
「はい」
「私達も待機してるので頑張ってきて下さい」
「…ただパスワードを入れるだけなのにちょっと大掛かり過ぎない?」
「先生、そのお気をつけて」
「先生の背中、見守っております」
ーー地下 製造室前の部屋にて
「うふふ…先程の殿方の御顔、とても可愛らしかったですね」
「あの御方なら或いは…ふふっ♪」
「しかし来てみたは良いのですが、ここには何もありませんでしたねぇ…」
「実に残念。けれどもあの御方を見れただけでも素晴らしい成果だったと言えるでしょう…あら?」
1人淡々と独り言呟いていた少女はこの部屋へ降りてくる何者かの気配を察知し近場に隠れる
コツ…コツ…と一歩ずつ歩みを進めてくる。
少女は気配を殺して身構える
と、その音の主が部屋に入ってきた そして…
「ワカモ」
その名前を呼ばれた瞬間、即座に危険と判断し物陰から身を乗り出してすかさずその「ワカモ」の名を口にした者へライフルを構えた
薄暗い場所で顔は見えずらかった、だが一瞬、ほんの一瞬その主の顔が見えた時、ライフルを構えていた手が震えた
「あ…貴方様は…」
「あ…ごめんね?急に名前を呼んで驚かせてしまったかな?」
頭を掻きながらそう語りかけてくる主は「先生」であった
「…っ!貴方…様」
「ワカモ」
「っ…」
ワカモと呼ばれる少女は何故か顔を赤らめてライフルをその場に落として、顔を合わせない様にしていた…
「どうして名前を知ってるのとか、取り敢えずの疑問は置いておいて」
「…はぃ」
「あんまり破壊活動とかしちゃダメだよ?」
「……はぃ」
「生徒に強制とか出来ればしたくは無いんだけど、でも皆んなが迷惑がかかる様な事は出来れば控えて欲しいんだ」
「…」
「…頼めるかな?」
「…はい」
ずっと下を向いているワカモにちょっとしたお説教をする 生徒を正しく導くのも先生の役割だからね。などと考えていると…
「…ワカモ?」
「あ…あぁ…い…」
「…い?」
「今の私を見ないでくださいましぃぃ〜!!」
ぴゅうぅぅん!!
そんな擬音が聴こえるかのように自分の横を目にも留まらぬ速さで駆け抜けて行った。
一瞬、ワカモから良い匂いが漂ってきた この匂いも懐かしく思う…こんな考え、もしこの場にヴァルキューレがいたら逆に自分が捕まってしまうのではと思うと苦笑する…いやすみません、人生詰んでますね ソレ
今回は地上でワカモと接触しなかったので少し警戒していたのだが杞憂に終わって良かったといえる。
「さて…と、ここからが本番だ」
そう言ってパスワードを入力しようとシッテムの箱に手を掛けたのだった
後書きは何を書こうか悩んだのですが、特に何も無いのです。パスしよっかなry(ガチャ
「せ ん せ い」
「」
それからは私は見知らぬ天井のあるベッドで目を覚ました。
…冗談はさておいてストーリー構成について話しましょうか…クックック
しかし、今回の先生は奇妙な縁で繋がった面白そうな展開になりそうですねぇ…見所もありそうですしなかなか退屈させてはくれそうにありませんねぇ。
ま、それが先生の良いところと言うのでしょうか?
はやくアビドスの皆様との会話見てみたいですねぇ?
次はどんな展開になるのでしょうか?お楽しみに
クックック