本作は読む専で盗まれる側だった私が最近AI執筆みたいなのよく見かけるなと思って、そんなこと出来るん?と試しに妄想設定をチャッピー先生に語り、先生がまとめて、物語化、研磨、妄想爆発!を繰り返しで進んでいくかもしれない小説です。
作者はBLEACHもNARUTOも昔アニメで一周は見てて最近BLEACHがまたやってるけどまだ見れておらずshortで流れてきて断片的に見ちゃってる位のニワカですので一応調べてるつもりですが間違いがあるかもしれませんので本作はそういうものと思って読んでください。
構成としては本作スタートが原作130年位前という設定なのですが原作現代編までは出来ていて、あとは細かい物語化が出来るかに掛かっています。
書きたい話がいくつもあるのにそこまでいけるか先行き不安ですが一緒に楽しんでもらえると嬉しいです。
目標1話/1~3日 19時01分更新。
第一幕 鴉は尸魂界に生きる
第一部 死して、なお
第5話 まだ知らない世界
真央霊術院へ入ってから。
季節が一つ。
過ぎようとしていた。
◇
「うちは!」
「はい」
「行き過ぎだ!」
「…………」
足を止める。
振り返る。
教官が。
少し遠くにいた。
「すみません」
「速ければいいわけじゃないと何度言えば分かる!」
「三度目です」
「数えてるんじゃない!」
「はい」
周囲から。
小さな笑い声が聞こえた。
「戻れ!」
「はい」
瞬歩。
一歩。
教官の前へ戻る。
「近い!」
「…………」
「指定位置はそこだ!」
「すみません」
半歩。
下がる。
教官が額を押さえた。
「お前はな……」
「はい」
「最初に比べれば、霊力の使い方はかなり良くなった」
「ありがとうございます」
「足場も安定している。移動も速い」
「はい」
「だから次は精度だ」
地面に並べられた印。
教官が。
その一つを指す。
「ここから」
次。
「ここ」
さらに次。
「そこ」
「はい」
「一寸もずれるな」
「分かりました」
「速さは求めん」
イタチは。
印を見る。
距離。
角度。
必要な霊力。
「始め」
足裏へ。
霊力を集める。
外へ。
足場。
進む方向。
身体を乗せる。
「――」
一つ。
二つ。
三つ。
止まる。
「…………」
教官が足元を見る。
「少し右だ」
「はい」
「もう一度」
「はい」
速く動くことなら。
前世でも。
何度もやった。
だが。
これは。
違う技術だ。
だから。
同じものとして扱わない。
一つずつ。
身体へ覚えさせる。
◇
「破道の一――衝《しょう》」
霊力が放たれる。
標的が揺れた。
「次」
再び。
指を向ける。
「破道の一――衝《しょう》」
同じ場所。
同じ程度の威力。
同じ結果。
「…………」
イタチは。
自分の指を見る。
「うちは」
「はい」
「今度は何だ」
「何がでしょうか」
「その顔だ」
「…………」
「術が成功した時にする顔じゃない」
「そうですか」
「そうだ」
教官が。
嫌な予感でもするように見る。
「何を考えている」
「詠唱についてです」
「やっぱりか」
ため息。
「以前も聞いたな」
「はい」
「詠唱を省略すれば、術式の構築が不完全になりやすい。だから威力と安定性が落ちる」
「はい」
「まずは、それで覚えろ」
「覚えました」
「…………」
「ですので」
「待て」
「はい」
「その先を言うな」
「まだ何も言っていません」
「顔で分かる」
「…………」
「勝手に術式を弄るなよ」
「授業中はしません」
「授業中は?」
「はい」
「…………」
教官が。
眉間を押さえた。
「うちは」
「はい」
「鬼道は爆発することがある」
「理解しています」
「本当に理解してるか?」
「おそらく」
「おそらくで鬼道を弄るな!」
また。
周囲から笑いが起きた。
イタチは。
もう一度。
自分の指を見る。
言葉。
術式。
霊力。
詠唱とは。
単に術を発動するための合図ではない。
術を形作るためのもの。
ならば。
その構造を。
完全に理解できれば。
まだ。
試すには早い。
そう判断して。
考えるだけに留めた。
◇
そして。
イタチが特に興味を持ったものが。
もう一つあった。
「押し込むな」
「はい」
「相手の霊力を感じろ」
手の下。
訓練用の義体。
傷。
そこへ。
霊力を流す。
「違う」
止める。
「自分の霊力で治そうとするな」
「…………」
「相手の身体が治ろうとするのを助けるんだ」
「治ろうとする力を」
「そうだ」
イタチは。
傷を見る。
もう一度。
手をかざした。
今度は。
送り込む前に。
感じる。
傷の深さ。
周囲の霊力。
乱れ。
流れ。
「…………」
目が。
紅く染まる。
黒い勾玉。
写輪眼。
教官が。
一瞬だけ目を見る。
だが。
何も言わなかった。
すでに。
学院では知られている。
集中すると紅くなる。
模様の浮かぶ眼。
それ以上のことを。
イタチは説明していない。
傷を見る。
流れを見る。
必要な場所。
必要な量。
そこへ。
霊力を添える。
淡い光。
傷口が。
ゆっくり閉じていく。
「…………」
教官が。
黙って見ていた。
やがて。
「止めろ」
イタチが手を離す。
「はい」
「初めてだったな?」
「実技は」
「……そうか」
教官が義体を見る。
「霊力の扱いが細かい」
「三年間、制御は練習していました」
「入学試験でも聞いたらしいな、それ」
「はい」
「何でそんなに制御ばかり練習した」
「腹が空きにくかったので」
「…………」
教官が。
何とも言えない顔をした。
「まあいい」
義体を指す。
「だが、勘違いするな」
「はい」
「今やったのは、用意された単純な傷だ」
「はい」
「実際の負傷者は違う」
複数の傷。
出血。
骨。
内臓。
霊力の消耗。
毒。
病。
「傷口だけ見て治せるほど、回道は簡単じゃない」
「分かりました」
「診る知識もいる。何を先に治すか判断する知識もいる。治せないものを見極めることも必要になる」
「はい」
「霊力の制御が上手いだけじゃ、人は治せん」
「…………」
イタチは。
その言葉を覚えた。
人を殺す時。
どこを狙えばいいのか。
どうすれば動けなくなるのか。
どれほど傷つけば死ぬのか。
知っている。
だが。
その逆は。
ほとんど知らない。
「面白いか?」
教官が聞いた。
「はい」
「変わった奴だな」
「そうでしょうか」
「普通は初めて傷を閉じられたら、もう少し喜ぶ」
「嬉しくないわけではありません」
「じゃあ何考えてる」
少し考える。
「知らないことが多いと思っていました」
「回道が?」
「はい」
それだけではない。
鬼道も。
瞬歩も。
斬魄刀も。
尸魂界そのものも。
「だから」
イタチは義体を見る。
「もっと知りたいと思います」
◇
夜。
夕暮れの空。
うちはの訓練場。
「兄さん!」
手裏剣が飛ぶ。
一枚。
二枚。
三枚。
標的へ刺さる。
「どう?」
「二枚目が甘い」
「えー」
「だが、前よりはいい」
「本当?」
「ああ」
「やった!」
濡れ鴉が。
嬉しそうに笑う。
「じゃあ次!」
「待て」
「何?」
「今度は俺の番だ」
「うん!」
刀を抜く。
呼吸を整える。
「纏え、濡れ鴉《ぬれがらす》」
黒い羽根が。
夕暮れへ舞った。
ここなら。
誰もいない。
何度でも。
試せる。
何ができるのか。
どこまでできるのか。
霊力を。
どれほど使うのか。
どれほど長く維持できるのか。
今の身体に。
どれほどの負担があるのか。
一つ。
一つ。
確かめる。
「兄さん、今の違う」
「どこがだ」
「もっとこう……」
濡れ鴉が。
両手を大きく広げた。
「バッてやって、ガッてやるんだよ!」
「…………」
「分かった?」
「分からない」
「なんで!?」
「説明になっていない」
「なってるよ!」
「なっていない」
「兄さん頭固い!」
「そうか」
「そうだよ!」
夕暮れの訓練場に。
声が響く。
それでも。
何度も。
繰り返した。
◇
ある朝。
イタチが教室へ入ると。
数人の生徒が。
こちらを見た。
「…………」
いつもと。
少し違う。
「何だ?」
尋ねる。
一人が。
恐る恐る口を開いた。
「うちは」
「ああ」
「昨日の夜、何してた?」
「寝ていたが」
「……本当に?」
「ああ」
「そうか……」
「何かあったのか?」
「いや」
生徒たちが。
顔を見合わせる。
「何だ」
「お前の部屋の近くの奴がさ」
「ああ」
「なんか……すごい威圧感がしたって」
「威圧感?」
「霊圧っていうか……なんていうか」
「…………」
「お前、寝ながら霊力漏らしてない?」
イタチは。
少し考えた。
「いや」
「即答かよ」
「霊力は抑えていた」
「寝てても?」
「ああ」
「…………」
「…………」
「怖いな、お前」
「そうか?」
「そうだよ」
イタチは。
自分の身体を確認する。
霊力。
乱れはない。
いつも通り。
抑えている。
「問題ないと思うが」
「お前がそう言うなら……」
生徒が。
納得していない顔で席へ戻った。
◇
その夜。
「兄さん!」
「ああ」
「今日は何する?」
「昨日の続きだ」
「分かった!」
修行が始まる。
◇
翌朝。
「うちは」
「ああ」
「昨日も何かしてただろ」
「寝ていた」
「嘘つけ!」
「嘘ではない」
「またすごかったぞ!」
「…………」
「絶対なんか漏れてるって!」
調べる。
だが。
霊力は。
漏れていない。
「……今は漏れてないな」
「だから言っただろう」
「じゃあ何なんだよ!」
「分からない」
「本人が分からないのが一番怖いんだよ!」
「そうか」
「そうだよ!」
◇
それから。
時々。
似たことが起きた。
霊力そのものが。
漏れているわけではない。
だが。
精神世界での修行が激しくなった夜ほど。
周囲の者が。
妙な圧迫感を覚える。
「またうちはか?」
「たぶん」
「昨日より強くなかったか?」
「寝てるんだよな?」
「知らん」
「何してるんだ、あいつ……」
いつしか。
寮の一部では。
妙な噂になった。
「うちはは寝ている時だけ霊圧が漏れる」
「寝ながら誰かと戦ってるらしい」
「夜中に部屋の前を通ると殺気を感じる」
「悪夢を見ると霊圧が暴走するらしい」
本人だけが。
よく分かっていなかった。
◇
そうして。
一年が過ぎた。
「うちは イタチ」
「はい」
授業の後。
教官に呼び止められた。
「少し来い」
「分かりました」
連れて行かれたのは。
教官室だった。
中には。
数人の教官がいる。
「座れ」
「はい」
椅子へ座る。
一人が。
書類を見た。
「お前の成績についてだ」
「はい」
斬術。
白打。
歩法。
鬼道。
座学。
どれも。
学院の卒業基準を。
すでに満たしている。
「率直に言う」
教官が。
書類を置いた。
「このまま卒業しても問題ない」
「…………」
「一年での早期卒業だ」
イタチは。
黙って聞く。
「護廷十三隊への推薦も出せる」
「はい」
「希望するなら、手続きを進める」
早期卒業。
護廷十三隊。
死神。
目的だった場所へ。
早く進める。
「…………」
以前なら。
どうしただろう。
早く強くなる必要があった。
早く役に立つ必要があった。
早く。
大人になる必要があった。
時間が。
いつも足りなかった。
だが。
今は。
「ありがとうございます」
イタチは。
教官を見る。
「ですが、もう一年残らせてください」
「…………」
教官の一人が。
眉を上げた。
「理由を聞いても?」
「まだ学びたいことがあります」
「通常課程はほぼ修了しているぞ」
「はい」
「残っても、同じ授業が多い」
「それでも構いません」
「何を学びたい」
イタチは。
少し考える。
「鬼道の術式について」
詠唱。
構造。
霊力。
それらの関係。
「回道についても」
「四番隊志望か?」
「まだ分かりません」
「…………」
「ただ」
イタチは。
自分の手を見る。
「戦うことについては、ある程度分かっています」
教官たちが。
静かになる。
「ですが」
傷を閉じた時の。
淡い光を思い出す。
「人を癒す方法は、ほとんど知りません」
「…………」
「知らないものを、知りたいと思っています」
教官が。
しばらく黙る。
やがて。
一人が笑った。
「卒業できると言われて、断る奴も珍しいな」
「そうですか」
「普通は喜ぶ」
「そうですか」
「……お前、本当に十五か?」
「おそらく」
「そこも曖昧なのか」
「正確な年齢が分かりませんので」
「そうだったな……」
教官が。
ため息をつく。
「分かった」
書類を閉じる。
「それなら残るという方向で話をしておく」
「ありがとうございます」
「ただし」
「はい」
「残る以上、通常の授業だけ受けて終わりだとは思うな」
「もちろんです」
「……即答か」
「はい」
教官が。
少しだけ笑った。
「好きなだけ学べ」
「はい」
◇
教官室を出る。
廊下。
窓の外には。
夕陽が見えた。
イタチは。
足を止める。
知らないものがある。
学べる場所がある。
そして。
学ぶ時間がある。
ならば。
急ぐ必要はない。
前の人生では。
あまり持つことのできなかった時間。
それを。
今度は。
自分の意思で使えばいい。
イタチは。
再び歩き出した。
写輪眼の能力
動体視力の向上、
解析能力、
幻術(隠遁のみ)可能、
幻術耐性
出力
相手の実力や抵抗力に左右されやすい
目安:隊長格は効かない、副隊長格はすぐに破られるが一瞬可能、それ以下は掛けられる。
相手の行動を縛り、幻覚を見せることが出来る。
発動条件
目を合わせる
予備動作に一定の精度が必要。
幻術耐性
他の斬魄刀等の幻術にかけられることがあるが、解除は可能。強力な幻術は解けない(鏡花水月や卍解クラスの能力)
精神支配、記憶操作は使えない(今作では使用不可)