マギアレコード×仮面ライダービルド~NEW WORLD ~ 作:ユウ也
「ワルプルギスの夜に1人で挑んだほむらちゃん…マミさん…さやかちゃん…杏子ちゃん…私決めたよ…希望を抱くのが間違いだなんて言わせないために…」
ある世界で命運をかけた戦いが起きていた…数多の犠牲を出した争いに終止符を打つべく仮面ライダービルドである桐生戦兎は地球外生命体であるエボルトに最後の一撃を叩き込む…
「これで最後だぁっ!!はぁぁぁぁ!!!」
「この俺が滅びるだと!? そんなことがあってたまるか! 人間どもがぁーっ!!」
金の兎と銀の龍の力が入った『ボルテックアタック』はエボルトの攻撃を打ち破りそのまま大爆発を起こした。
その時戦兎の計画である『スカイウォールがない新世界を作る』という願いが成就されることが確定した。
…しかし…その繋がる世界からもまた他の次元に干渉をしようとしていた。
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嵐の中2人の少女と一匹の小さな白い動物がいた…桃色の髪の少女鹿目まどかはぼろぼろな姿になっている黒髪の少女暁美ほむらを優しく抱きしめている。
嵐が吹き荒ぶ中に少女がいるという異質さもあるがまどかは彼女が通う見滝原中学の制服を着ているのだか、ほむらは白と黒を基調にしたコスプレのような服をきているということがまた彼女達2人の世界に唯一壁を作っていたしかしその壁も今すぐ壊れるだろう…
「信じて、絶対に今日までのほむらちゃんを無駄にしたりしないから…」
「まどか…」
優しくもそして力強くほむらを安心させるように声をかけるまどか、そんなまどかにほむらはただ名前を呟やくことしかできなかった。
まどかは不安の色を隠せないほむらに優しく微笑むと、改めて決意を固めインキュベーターの方に向く。
『数多の世界の運命を束ね、因果の特異点となった君ならどんな途方もない願いも叶えられるだろう』
「本当だね?」
『さあ、鹿目まどかその魂を対価にしてきみはなにを願う?』
「私は…」
インキュベーターは感情のない生物だ。しかし気のせいか、どこかその声色はおおきな目的を果たせる喜びがこぼれていた。
そんなインキュベーターには興味がないというようにまどかは深呼吸をし胸に手を当てその自分の願いを口にする。
彼女を守る為に長い時を戦った友を救う為に…
「全ての魔女を生まれる前に消し去りたい!全ての宇宙過去と未来の全ての魔女をこの手で!」
まどかの願いに応えるように彼女を光が包みはじめるそれは彼女の願いが叶うことを意味する。
『その祈りは…そんな祈りが叶うとするならそれは時間干渉なんてものじゃない…因果律そのものに対する反逆だっ…きみは本当に神になるつもりかい?』
「神様でもなんでもいい、今日まで魔女と戦ってきた皆を…希望を信じてた魔法少女を私は泣かせたくない。最期まで絵顔でいてほしい。それを邪魔するルールなんて壊してみせる変えてみせる…これが私の祈り私の願い…さあ、叶えてよインキュベーターっ!」
まどかの出した応えに驚愕し、まるで『何とか変えさせようと』脅すかのようにインキュベーターは尋ねるが、彼女の祈りと決意は固かった…そしてその願いをインキュベーターに叶えさせた…
まどかを包んだ光はまどかをほむら達にある力…『魔法少女』へと姿を変えた。ピンクのかわいらしい衣装とは裏腹に、彼女からあふれでる光はまさに女神の威光ともいえた。そして彼女は様々な時間軸で使っていた武器である弓矢を構えると空に放った。その光は今の世界に拡がっただけでなく、過去と未来の時間軸をそして彼女がいない別の次元にまで伸びていった。
その救済の光はほむらを傷つけていた最強の魔女…『ワルプルギスの夜』にも…その光を受け彼女達の体に穴が空くがそれでもまどかのもとへ向かう。自分を傷つける敵を排除するためかそれともその光に縋るかのように笑いながら…そんな彼女達にまどかはただ優しく受け止めた。
「もういい、もういいの…そんな姿になるまえに貴女は私が受け止めてあげるから…」
その言葉と共にまどかとワルプルギスの夜…いや、この世界そのものが光に包まれたと言ってもいい。それが彼女の願いである魔女のいない新しい世界の構築を行っている証だからだしかし…
(あれは…地球?)
ワルプルギスの夜を光に包む時に晴れ渡った空にまどかは見た…こちらに向かって近づく1つの星を…そしてそれは自分達が住む地球にそっくりなことを…しかしまどかの救済も落ちてくる地球も止まることはなく進みそして…
2つの世界は繋がり混ざり合った。
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桐生戦兎は噴水を囲う縁石に座り黄昏ていた。彼のいた世界にあった日本を3つにわけた巨大な壁が消え、彼がいた世界で犠牲となった人が今も生きている。
そんな彼の目的を果たした達成感もありながら…かつて自分と共に戦っていた『万丈龍我』も『石動美空』も誰も自分を覚えていない…
(まあ、本当なら俺は葛城巧になるはずだから…ここに生きてるだけでも御の字…なんだろうけども…)
「今度は俺しか記憶がないのか…」
溜め息をつきこれからのことを考えていると…目の前に白い羽が落ちてきた…そしてその羽が通りすぎた時に、白いドレスを着た長いピンクの髪の少女がいた。
「…君は?」
突然現れた少女に驚き立ち上がる戦兎、しかしこれでも彼は様々なものを見てきた。一瞬驚きはすれどすぐに冷静に目の前に現れた少女に尋ねる…
『神浜市に来て…あの子達を救ってほしいの…』
「神浜市?…そこで誰を助ければ?」
『お願い神浜市に来て…』
戦兎の質問に答えない少女に戦兎は立ち上がると彼が長年闘う時に使用し世界を救う決め手の1つになった『ラビットフルボトル』を見つめてまた闘う決意を固めた。
「…なるほど、まだビルドの力が必要ってわけか…」
立ち上がると戦兎は、もう1つのフルボトル『タンクフルボトル』を自分の発明品の1つである『ビルドフォン』を入れスマホの状態からバイクにしそれに跨がり。
「安心しろ。俺がなんとかする。」
戦兎が優しく微笑むと少女も優しく微笑みかえしてそのまま光となり消えた。彼女が誰でなんの目的があるのかはわからないが、少なくとも彼女が自分に助けを心の底から求め頼りにしてる。それだけで『桐生戦兎』が『仮面ライダービルド』が闘う理由には充分だった。
「…さあ、実験を始めよう…」
自分の決め台詞でもありヒーローとしてのエンジンに火をつける言葉を呟き戦兎は走りだした。
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数日後魔法少女達の間にはある噂が流れ出した。
『ねえねえ聞いた?誰から聞いた?仮面ライダーのその噂!』
『聞いた聞いた!魔女を一発で倒しちゃう有名な噂でしょ?』
『私のとこにも来てくれないかなぁ~』
『その人神浜市に行かないといけないって言ってたからもしかしたら会えないかも?』
『ウッソー!ショックー!!』
ネットにある魔法少女達が集まる掲示板…そこであふれてる噂話を見て溜め息を漏らす1人の少女…その少女はこの与太話ともいえる書き込みを真剣にそして深刻に受け止めていた。
まるで『そこに存在しちゃいけないものが存在してること』に疑問と解決できない自分に苛立っていた。
そしてそんな噂のヒーローである仮面ライダーは…
「ここだな…」
目の前に拡がる神浜市の街に向かってまたバイクを走らせるのだった。
最近まどマギとビルドを見返してモチベーションが出たので書いて見ました。理想は週1で書けたらなぁと思ってます