マギアレコード×仮面ライダービルド~NEW WORLD ~ 作:ユウ也
「それでも戦兎さんは諦めず、仮面ライダーの力を魔女に通じるように改良して私達と一緒に魔女を倒したのでした。」
「本当にあの時はどうなるかと思ったよ…でも実験は大成功!どう?凄いでしょ?最高でしょ?天才でしょ~!!」
「やれやれ…あの人の悪いところがまた出てきたわね…」
「でも、あの時の戦兎さん本当に楽しそうで私は好きですよ。」
「…意外ね…」
「だってかえでちゃんを連れ去られた時のあの人の顔…本当にと辛そうで…」
「…なら貴女が支えてあげなさい?大事な人がいるってことはとてもいいものだから…」
「やちよさん…」
「なぁに話してるの?」
「なっ!なんでもないです!第9話行きましょ!」
『絶交ルールの魔女』…というよりもあの魔女ではない何かを倒して数日…かえでを助けてくれたお礼として、レナがなんと変身の魔法で病院に入り情報を見てきてくれたのだった。
レナによると『里見灯火』と『柊ねむ』の2人はういが退院してすぐに退院したとのことだったしかし…レナが誰に聞いても『環ういなんて患者はいなかった』としか言われなかった。
ういはまだ、いろはの中にいるだけの存在でしかなかった…
「さて、今回はどうしたもんかねぇ…」
「…うーん…闇雲に探しても情報が出るとは思えないですし…」
戦兎といろはそしてももこ レナ かえでは今日も魔女退治とうい達の情報を出し合う会議をするためにファストフード店に集まるのだが…
「アタシも全くだ…」
「レナも…かえでは?」
ももことレナが進展の報告を行うのだが、何の進展も見られなかった…だが、かえでからはこの先の指標を決めるような言葉が出てきたのだった。
「私はね…ちょっとだけクラスの子から聞いた噂なんだけどね、『絶交ルールのウワサ』のせいで消えたかもしれないっていう子が戻って来たんだって!」
「おお!…なら俺らが闘ったのも大きな意味があったんだな…」
かえでから聞けた情報に戦兎は笑みを溢す。仮面ライダーとして、だれかを救えたという喜びが戦兎の心を満たしていたのたまった。
「…それがいろはの妹の話しとどう繋がるのよ!」
「だからね…もしかしたらあの変な魔女みたいなのに巻き込まれちゃったとして、もしかしたら…」
「ういちゃんを拐った『ウワサの化け物』を倒したら…帰って来るかもってことだ。」
「確かに、普通の魔女とはちがうあいつみたいなのが関わってるなら…『いろはちゃん以外の人からういちゃんの記憶』が消えたのも、納得できるし…希望が見えたな…」
「…次の狙いは…『ウワサ』ですね…」
かえでからの言葉に更なる希望と、次の目標が決まるのだが…
「噂かぁ…ならアタシは今すぐに力にはなれないな…もともとそういうのを信じてなかったし…」
「レナも…そういう人が友達にいないし…」
「…まっ、とりあえず今回はかえでの情報が1つの指標になったな。」
「はい!…ならそろそろお開きにしますか…」
街の外から来てる戦兎といろはは神浜の噂なんて知る由もなく、ももこはやちよとのことがあり噂に対して懐疑的だったため今すぐに次の道を示すことができずにいた戦兎達は今日の集まりは解散ということになった。
「だな、んじゃ今回は俺が出すよ…」
「せ…戦兎さんが…奢りだと!?」
「…いや、一応俺無職じゃないからな?みたまのとこで働いてるから…」
あまりのことにももこがつい口に出してしまう。戦兎はは全てを話してはいないが、戸籍もない人間ということもありみたまの元で働いているのだが…
「…それって普通に言っていいものなの?」
「…なんか…ちょっと…」
JKに雇われる年上の男という絵面にちょっとかえでとレナが引いてしまったのだった…
「あのなぁ!俺だって俺だって…」
「え…えっと…とにかく!出ましょ!!ね?」
かつて東都で働いていた時はやはり政府関係の仕事ということもあり中々貰えていたのを思い出しちょっとだけまた『科学者』になりたいと思ってしまっていた…そんな戦兎をいろはがなだめたとこで今回は本当にお開きとなった。
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ファストフード店での作戦会議後、戦兎はまたいろはを送り届けていた…少し前までは自分のバイクにまた誰かが乗るなんて思ってもいなかったと思いながらも、今の戦兎にはこの何気ない日常の1ページがどんどん愛おしくなっていた。
「噂かぁ…調べてもなんもでないんだよなぁ…そっちはどう見つかりそう?街の外とはいえ流れて来そうだけど…」
「…それが、私学校にそういう友達がいないし…」
「…なら、今からバンバン聞いていくしかないかなぁ…」
溜め息をつきながらも、いろはの背中を押すように言うのだが…
「えっ!?…私…もともと人見知りで…」
「そうなのか?俺と結構に話しかけてたからそういうのないもんだと思ってた。」
「それは…戦兎さんとは出会ってから結構時間たってるし…」
「…そうだなぁ…もうどれくらいたったっけ…」
また1つ戦兎の知らなかったいろはが出てきたことに少し笑みを溢し、いろはと出会った長いような短いようなこの数十日を思い返していた…
魔法少女の魔女のこと…そして何よりも環いろはという存在…この世界でまた誰かと繋がれてることがとても戦兎には嬉しかった。
「…私…実はこういう時間とっても好きなんですよ…学校が終わってて貴方に迎えに来てもらって…貴方と神浜のあちこちに行って…最近はももこさん達とも一緒にご飯食べたりとか…」
「…そっか…俺もさ…ずっと1人でこれから先も生きるのかなって覚悟決めてたんだけどさ…やっぱり、誰かとの繋がりってのは…さいっこうだよな…」
戦兎の言葉に答えるようにいろははさらに抱きつくのだが…ふと戦兎の先ほどの言葉に引っ掛かるところがあった…まるで戦兎はここじゃないどこかから来たかのようにどこか遠くからいろはに話してたような気がしたのだ…
いろははまだ知らないが戦兎は元々ここの世界とは違う人間だ…それが何の因果か生きている…その事が戦兎に強い孤独感を与えていたのだった。
「…いつか、戦兎さんの昔のこと聞いていいですか?」
「いつか…な…絶対驚くなよ?」
そう答える戦兎だが、本当に話せるかと言われたら自信がなかった…自分が何をしてきたのかなんて話したら、今の関係が壊れてしまうんじゃないかと…ようやくできた繋がりが消えてしまうことが…今はとても怖かった…
「もう、貴方にはたくさん驚かされて慣れましたよ♪」
「いや、絶対驚く!」
「いえ!驚きませんって!」
「いーや!驚くね!」
そんな会話をしながらどんどんバイクを走らせていく…いつまでも続いてほしいと2人とも言葉にはしないが思っていた。
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翌日、いろはは学校で神浜の噂を聞いてみようとしたのだが…
「だめでしたぁ…」
調整屋の机に項垂れるように収穫がなかったことを溜め息と一緒に漏らしていた。
「あらら…どうしちゃったのぉ?」
今の時間はとくに暇なのもありみたまもいろはの愚痴を聞くようにいろはの隣に座り顔を見つめる。
「実は…噂を追いかけてて…」
「あらっ!いろはちゃんがやちよさんみたいなことをっ!」
「この前倒したあの魔女と同じようなのがいるんじゃないかなぁって思って…」
「この前倒したって…かえでちゃんを捕まえたっていうあの?」
「あら、貴女も『ウワサ』を追いかけてるのね…彼はいないの?」
「あっ、やちよさん…」
いろはが次の目標である『ウワサ』について話をしているところに、やちよがタイミングよく現れた。そしていつもいろはといるはずの戦兎がいないことに疑問が出ていろはに尋ねるのだが…
「いらっしゃ~い♪彼にはお買い物を頼んでるわよ~男手があると助かるわぁ~♪」
「魔力を使えばいいじゃない…」
魔力を使えばその気になれば変身前の戦兎の筋力なんか目じゃないのだが…魔力を使うということは、その分ソウルジェムが穢れるのでグリーフシードの節約にもなるのだ。
「そんなのもったいないわよ~それで、今日は調整?それとも…お話相手になってくれるのかしら♪」
「話し相手ならそっちの娘にしてもらいなさい。それと、貴女…『ウワサ』に関わるのはやめなさい…この前みたいなラッキーがまた起きるとは限らないし。」
「そうかもしれません…でも、この街で何か妹の手がかりがあるのならやっぱりあの魔女…『ウワサ』しかないと思ってて…それに、あの人がいるのなら大丈夫な気がしてるんです。だって戦兎さんは天才ですから♪」
やちよは念押しをするようにいろはをウワサに近づけないようにしようとするのだが…いろははういを探すためにも、絶対にウワサを追いかけるという決意はもう固まっている。
「…貴女妹のこととあの人のことだと本当に一筋なのね…」
「…ふぇっ!違いますっ!!」
いきなり惚気話を聞かされたと思いやちよが溜め息をつくのだが、いろはが慌てて否定をしていたところにまた調整屋のドアが開き…
「ただいま~どうした?いろは…」
「なんでもないです!…でも本当にどうしよう…」
改めて次の目標である噂話を探そうといろはが悩んでいるのだが…
「そういう戦兎さんは何かしたの?」
「あのなぁ、こんな顔の男が声かけたらナンパにしか見えないでしょ?」
ふとやちよが戦兎に尋ねるのだが、戦兎は決め顔をとり…なにもしてないことを言うのだが…
「…本当に自意識過剰で…」
「ナルシストよね~」
「失礼な!これでも似てる芸能人がいるんだから!」
そんな戦兎にやちよとみたまに呆れていると自分の顔のベースが『佐藤太郎』であることをネタにするのだが…
「…あーこの前バラエティで見たわよぉ~『佐藤太郎』でしょ?ドッキリであのツンツンヘアーを下ろさせられてちょっと話題だったのよね~」
「…言われてみればそっくりね…」
「だろだろ?騒がれてないのが不思議だろ?」
ようやく言われたことにまた決め顔をするのだが…
「…でも、私達聞いたことないわねぇ…彼の歌…」
「私も…貴女は?」
「私もです…」
「…そうかぁ…」
(ツナギーズ…お前もうちょい頑張れよ…)
ある意味自分が何で騒がれなかったのかがようやくわかってしまった気がして少し肩を落としてしまう。
「…でもどうしよう…」
「…なら、いろはちゃん…『水名区』の『水名女学院』に行ってみたらどう?前に調整した子からね神社の噂を聞いたことがあるのよ♪」
「水名区…よし!んじゃ行くぞいろはちゃん!」
「はい!」
みたまから出された助け船に今は乗っかるしかなく、すぐさま戦兎といろはは外に出ていくのだった…
「…調整が終わったら追いかけるの?」
「…なんのこと?」
「だって貴女も同じ『ウワサ』を追いかけてるんじゃないの?」
「…奥で待ってるから。」
「は~い♪」
みたまがニヤニヤ笑いながらやちよに尋ねるのだがやちよは
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「ここが…『水名女学院』」
今まで行ったことがない場所にいろはは周りをキョロキョロと辺りを見渡していた。どこか歴史を感じる学校が特徴で校門からは生徒がどんどん出てきていたり
「んじゃがんばれ~」
「ふぇっ!戦兎さんは…」
「だから言ったろ?俺が声かけたらただのナンパになるって…」
無論いじわるで戦兎も言ってるのではなく、ここでなにか問題が起きると『水名区』で動きづらくなることを考えてのことだったのだが…
「んぅ…う~…」
「そんな顔してもだーめ!妹ちゃんのために頑張っておねーちゃん♪」
「…いってきますっ…」
お願いするように見つめるのだが…戦兎はそれをいなしていろはの背中を押すとそのままいろはは生徒の海のなかに…
「あの…この辺りで流れてる神社の噂を聞いていいですか?」
「知らないなぁ…」
「神社…ってことは縁結び!?むしろ私の方が教えてほしいよぉ~!」
「聞いたことあるけど…ごめん!忘れちゃった!」
何とか勇気を出して声をかけたのだが…本当に誰もしらないようで、成果が出ず30分ほど時間が流れていた…
「…うう…どうしよう…もう…こうなったら…」
すっ、と息をすいいろはは一気に多くの人に声をかける荒業に出ることに…
「神社の噂話を知ってる人!誰かいませんかぁぁぁ!!!」
大きな声を出して尋ねるのだが…ざわざわとしだしていた…そんな様子にいろはは顔を真っ赤にして…
「…うう…帰ろっ…」
「はい!はいはいはーい!!私!その噂!聞いたことある!!!」
とうとう恥ずかしさに負け逃げようとしたのだが、先ほど出した声なんかよりも大きな声が響き渡り、その声の主はそのままいろはの元へドタドタドタと走ってきていた。
「ひぇっ!…す…すごくぐいぐいくる…助けて…戦兎さん…」
「さあさあ!この『最強の魔法少女』『由比鶴乃』が教えてあげるよ!!」
人見知りが爆発しそうになっていたいろはとは対照的に、目の前の少女…『由比鶴乃』はお構い無しに『さあさあ!』と話をしたがるようだった。
「いろはちゃん!なんかすごい声出してたけど大丈夫か?」
「戦兎さん!!」
先ほどのいろはの声を聞いて駆けつけた戦兎に隠れるようにすると、鶴乃から離れるのだが…
「おや、知り合い?…あー!佐藤太郎!父がよく聞いてます!!」
「お…おう…」
(そっち路線なのかぁぁぁ…)
『ツナギーズ』に反応したのもよくよく考えたら『石動惣一』だったことを思い出し確かに筋は通ると思うと内心肩を落としていた。
「えっとえっと!どうしよう!サイン貰おうかな…それとも握手?」
「あの…ごめんけど俺の名前は『桐生戦兎』でいわゆるそっくりさんってやつなんだ…」
「…そっかぁ…残念…あっ、それで『神社の噂』を聞きたいんだっけ?」
そっくりさんと言われら鶴乃は少し肩を落とすのだが、直ぐに切り替えて先ほどいろはが言っていた話しに鶴乃は戻すのだった。
「はい、知り合いからちょっと聞いたのが『神社の噂』で、その調査をしたいなって…」
「…教えてもいいけど、好奇心で調べちゃ駄目なんだよ!噂のやり方に逆らったり!噂を消そうとするとね!こわい化け物が来るんだよ!」
「それは知ってます…それにその化け物とも闘ったことがあるので…」
鶴乃は話す前に『ウワサ』との基本的なことを教えはじめてくれた。その1つ1つをあのときのことに当てはめると本当に鶴乃の話は『ウワサ』と繋がると確信が出ていた。
「嘘!なんでなんで!?君魔法少女なの!?」
「そうです。貴女と同じ魔法少女です。」
「はっ!?なぜ私が魔法少女なのがばれたんだ!?…もしかして…最強すぎて私の噂が広まった?」
「…さてはお前…バカだな…」
『魔法少女』の名前がすんなりと出てきてる時点で『私も魔法少女です』と自己紹介してるようなものなのだが、鶴乃はそれに気づいていないようで戦兎から突っ込まれていた。
「なっ!違うもん!学年でもトップだもん!!」
「…それで…その噂のこと聞いていいですか?」
「いいよ!『口寄せ神社』のことだよね?」
「…多分それです。それでその『口寄せ神社』ってどんな噂なんですか?」
いろはが鶴乃にそのウワサの詳細を聞こうとしたのだが…そのときに鶴乃の口から出てきたのはもうゴールが出てきたようなものだった。
「それがねそれがね…その神社に行けたらね…なんと!『会いたい人に会える』んだって!」
「…え?…えええ!」
「…まじかよ!!」
『口寄せ神社』の会いたい人に会えるというウワサの内容に戦兎といろはは驚愕してしまった…まさに今の戦兎といろはが探してるものと目的がぴったりだったのだ。
話を書くために定期的に該当ストーリーをYouTubeで見返してるけど本当に懐かしくて涙が出そうになる。