マギアレコード×仮面ライダービルド~NEW WORLD ~ 作:ユウ也
「そんないろはちゃんを追いかけるももこと戦兎さん…そして戦兎さんはいろはちゃんを見つけたのだけどもそこで見たのは自分達を助けた『槍』の魔法少女がいろはちゃんと闘っている光景だったのだ…」
「それにしてもまさかみたまさんの調整でパワーアップしたいろはちゃんを一瞬で押さえ込むなんてなぁ…」
「ああ~あの子かなりのベテランだからねぇ~」
「え?ベテランってどれくらい?やっぱり2年か3年位?」
「う~うん、7年位かしらね~」
「7年!?…え?すっごいな…でも7年も闘ってるとなるともはや魔法『少女』じゃないような…」
『すぱぁぁぁん!』
「次は当てるし…刻むわよ?」
「何で前書きであんたと闘わなきゃいけないんだよ!第4話で話つけるよ!」
「俺は…ビルド仮面ライダービルド。」
「仮面ライダー…そう、貴方が噂の…」
「戦兎さん…あなたは…」
角を撫でキメポーズをとる戦兎…そんな戦兎に呆然とするいろはと、何かを察した『槍の魔法少女』…そんな目の前の少女をよそに戦兎はいろはの方へ振り向き…
「ここは任せな。なぁに心配しなくても俺は負けないからさ」
「…はいっ!」
「っ!待ちなさい!」
「おっと!あんたの相手は俺だ!」
いろはと視線をあわせていろはの頭を右手で優しく撫でる。赤くて冷たい装甲越しなのにその奥にある優しい温度と仮面の奥で戦兎が『クシャッ』とした笑顔浮かべてるのがいろはにはわかる。
そんな戦兎に元気よく返事をしたいろはは魔女の痕跡を追いかけていく…もちろんそんないろはを『槍の魔法少女』が止めないわけがなかったが、戦兎は腕で刃を防ぎその持ち手を掴み槍を無力化するのだが…
「邪魔…しないで!!」
「うおおお!っ!全く…すごいパワーだな…」
「そういうあなたも固すぎよ…まさに戦車みたいね…」
装甲を含めて、かなりの重量があるビルドを軽々と吹き飛ばし壁に叩きつける…しかし、そんなパワーに驚きはすれどダメージには繋がってはいない様子に『槍の魔法少女』は溜め息をつく。
「まあ、こいつはそういうバランスの良さがあるからな…さあ、聞かせてもらおうか?」
「貴方に話すことはない…!」
「行かせるか!!」
立ち位置が変わり、いろはを追いかけようとするが無論そんなこと許すつもりはなくベルトからビルドの武器『ドリルクラッシャー』を出すと道を塞ぐように投げる。そしてまた戦兎と『槍の魔法少女』の目の前に立ちはだかる
「チッ!何が目的なの貴方?」
「あの子のしたいことをさせてやりたいだけだ!それに…今のあの子は1人じゃないからな…」
『槍の魔法少女』はようやく気づく…ここに本来いないといけないはずのもう1人の魔法少女がいないことに、そしてまた溜め息をつくのだった…
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「ももこさん!?どうして…」
いろはが魔力の波動を追いかけているとそこにいたのは先ほど自分が振り切るように調整屋に置いてきたももこがいたのだった。
そんなももこに戸惑ういろはにすぐさまももこは補足をするのだった…
「魔女の波動は追えるからな。いろはちゃん自体の捜索は戦兎さんにあたしはいろはちゃんが探してる魔女を探す方法でいろはちゃんを探してみたんだ。さあ、行こう!」
「はい!」
ももこといろははそのまま結界の中に入っていく…いろはの目的を果たすためにも…
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「なるほど…ももこね…でも、2人で行ったとして目的を果たしたとしても、あの子がこの先ここで闘えると思う?あの子の目の前で誰かが死んであの子に大きな傷を残ったらどう責任とるの?」
「だから…そうさせない為にも俺がここにいる!」
「なに?」
『槍の魔法少女』がぶつける魔法少女の現実の一端をぶつける。いろはは優しくまだまだ未熟…それは戦兎にもわかっていた。内心戦兎自身も『いろはが闘うこと』自体には反対だった…
しかし…いろはが夢の中で見た少女を探すと決意を固めたいろはを見た時に、戦兎も決意を固めていた。
「あんたがしたかったことがなんなのかはわかってる。あの子をためしたかったんだろ?ここで闘えるか…」
「…だとしたら?」
「俺はあの子の支えになりたい。つまりは俺があんた試験に合格すれば俺がいる限りあの子に危害が及ぶことはないそうだろ?」
今戦兎がやらなきゃいけないことはあの時自分に『神浜に来るように』と言った少女の願いを叶えることなのだが、戦兎がやりたいことは『いろはを支え守りたい』というのが今の願いなのだ…
「…貴方自分が何を言ってるのかわかってる?魔法少女の終わらない闘いを支え続けるなんて不可能よ…」
「不可能なんかない…仲間が教えてくれたんだ…大事な…仲間からな…」
『ビルドドライバー』を優しく撫で大事な仲間を『桐生戦兎』を作ってくれた仲間を思い浮かべる。
あの時見た偽物の仲間なんかよりも、思い出の中でキラキラと輝いてる本当の仲間が今の戦兎の途方もない闘いを走り抜く覚悟を固める…
「…そう…だったら少しギアを上げるわよ?」
「…いいぜ…相手してやる!」
「ハァッ!」
『槍の魔法少女』の動きは先ほどまでの手抜きはなく、槍らしく突きを織り交ぜまさに『殺意がこもった一撃』を戦兎にぶつけてくる。守るということは自分だけが生き残ればいいというわけではない…それほどの力が必要なのは戦兎も少女もわかっていた。
「ヨッ!ハッ!たぁっ!!」
「くっ!なら!これならどう!?」
ある意味ようやく張り合いのある闘いに戦兎のエンジンも温まりカウンターを返し距離を離させる。そしてとうとう少女は自分の使っている槍を周りに展開しそのまま戦兎めがけ一斉に放つ…
「なるほど…これがあの時のっ!それじゃこっちも!」
『ボルテックブレイク!!』
降りしきる槍の雨に戦兎は先ほど自分が投げた『ドリルクラッシャー』を拾い上げ…『タンクフルボトル』を挿入するとドリル部分に青い戦車のキャタピラのようなオーラが巻き付くそしそしてそのまま力いっぱい振りかぶると剣からはそのオーラが解き放たれ全ての槍を打ち砕き相殺するのだった。
「…ふう…それで?俺ならあの子を守れそうか?」
「…合格よ…一応はね…早く行ってあげなさい場所は近くの廃墟よヒーローさん。」
「言われなくてもいくさ。」
しばらくの静寂が2人の間に流れる…戦兎の実力を量り終えた少女は変身を解くと、もともとマークしていたのであろう魔女の場所を戦兎に告げるとバイクで走り去る戦兎を見送るのだが…
「…あれが『仮面ライダーのウワサの力』なのかしらね…」
そういうと少女は自分の住む家に戻っていく。今見て感じたことをノートにまとめるためにも…
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「たぁぁぁ!いろはちゃん!」
「はいっ!」
『繧上r繧!』
ももこといろはは結界の中をどんどんと順調に進んでいく…理由はチームとして見ても、ももこが前衛をしいろはがフォローをするという、まさに理想の構成であるのもあるが、何よりもいろは自身『調整』のおかげもあり実力が底上げされているのもあった。
「…ふう…どう体の調子は?いろはちゃんがさっきまで闘ってたやち…『槍』の魔法少女じゃわかりにくかったろ?」
「はい。なんだか…自然な感じなのに自然じゃないというか…」
「あはは、でもそれがいろはちゃんのデフォルトになるさ。それじゃこっからもあたしが前をどんどんやるよ!」
そしてまた前に進もうとするももこにいろはもついて行こうとしたが、先ほどのももことの会話で1つ引っ掛かることがあり足を止める…
「あの…私がさっき闘ってたっていうあの人ももこさんの知り合いなんですか?」
ももこが名前をついこぼしそうになっていたのを見逃さず、いろはは尋ねた…いろは自身は知らないが、ここにいろはを追いかけるだけなら戦兎とももこがこの結界で待てばいいのに、ももこは『槍の魔法少女がいろはを襲う』というのがまるでわかっているようだった…だから戦兎もいろはを2人で別れて探すことを提案したのだった。
「…いや…その…」
「『無関係』だなんて言わないですよね?」
「…いろはちゃんが闘ってたっていう人は多分十中八九『七海やちよ』って人だ…」
いろはの詰めよりに根負けしたももこはまるで事件を見抜かれた真犯人のように語りだした…
「知り合いなんですか?」
「ちょっとな…あいつは外からここに来た魔法少女を無理やり追い出してるんだ…力で…無理やり…」
「…そんな…」
「まあ、魔法少女の報酬といったらグリーフシードだからな…魔法少女の数が増えればその分取り分が減る。当たり前のことだよな…」
ももこは拳を強く握り改めてやちよへの怒りを募らせようと…というよりもどこか無理矢理固めようとしていたが、いろはの意見はそんなももことは正反対だった…
「…でも。ももこさんが言うような悪い人には私思えないです…」
「はあ!?いろはちゃん!あいつに殺されかけたんだぞ!?」
あまりの言葉にももこの方が混乱をしていた…普通に考えるならももこの意見の方がまっとうではある…急に立ちはだかり何も説明せずに攻撃するやつなんかまともじゃない…しかし…
「いえ、その…あの人…やちよさん槍が武器なのに持ち手や柄の部分でしか攻撃してなくて…違和感があったんですけど、ももこさんの言葉で少し…ほんの少しだけあの人のことがわかったような気がして」
やちよが唯一刃を使ったのは2人が知らない戦兎との闘いでギアを上げた時だけだった…その違和感がいろはの中にあり、その答え…という割には確証が弱いがそれを見つけたような気がしていた…
「…いろはちゃんがそういうなら別にいいけど…もしもこの後にあいつから何かあったらあたしに言えよな?」
「はい!…戦兎さん…大丈夫かなぁ」
「ああ、多分あの人なら大丈夫だろうな。」
『俺は負けない』とは言ったが、戦兎自身の実力がやちよにどれだけついていけるかなんてのはいろはにはわからない…今も『2人でいた方が…』と思っているのだが、ももこはどこか楽観視しているようではあった…
「えっ!?なんでわかるんですか?もしかしてももこさん戦兎さんが仮面ライダーだって知ってたんですか?」
「いやいや、あたしもいろはちゃんと合流した時に初めて聞いたさ。でも…実は街の外でちょっと噂にはなってたんだよね。」
「噂?」
ももこはスマホを取り出すとなれた手付きで文字を打ち検索をかけていく、その動きを見てるだけでいろはは目がまわりそうになっていく…
そして出てきたのは…『仮面ライダーの噂』に対するチャット欄だった…
「『魔女を倒しバイクに股がって立ち去る赤と青が特徴的な半分こ怪人』の噂…まあ、そこから名前をつけるならってなり最終的に『仮面ライダーの噂』ってのになったってこと。まさか本当にいたとはねぇ…」
ももこ自身同じチームにいる魔法少女から聞いてはいたが、やちよとの対立もあることと、さらに魔法少女にあまりにも都合がよすぎる話しに半信半疑…どころかほとんど信じてはいない様子ではあったが、いろはが自分に嘘をつく理由なんかないとはわかっているから信用をしたのだった。
「『半分こ怪人』…そう…かも…」
いろはの脳内にはキメポーズを取るビルドの姿が思い出される…そんなビルドの姿はたしかに『赤と青の半分こ怪人』といってもよくてちょっと笑みがこぼれてしまうのだった。
そんな会話をしているといよいよ結界の終わりを告げるドアが…
「っと…そろそろ奥だな…にしても見つかんないな…『小さいきゅうべぇ』」
「そうですね…どこにいるんだろう…あの子…」
「まあ、魔女ぶっ倒して結界さえなくせばなんとかなるって!んじゃいくぞ!」
「はい!」
いろはは深呼吸をするとドアを開け2人は魔女のいるフロアに入るのだった。
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いろはとももこが結界の奥に入った時を同じく、戦兎もようやく2人がいる結界の中に入り再び『仮面ライダービルド ラビットタンクフォーム』に変身した…結界の中はあの時自分といろはを襲った使い魔と同じような空間…つまりは同種の魔女の結界だったのだ。
「やっぱりあの時見たような景色だな…」
偽物とはいえ砂のように砕けた仲間を思い出すと、胸が痛くなる…まさに魔女らしい嫌らしい攻撃に仮面の下で苦笑いを浮かべる…
『繧<h繧!』
「ハァッ!!」
『!!』
そんな戦兎に不意打ちをしようと使い魔が襲いかかるが、そんなのに負ける戦兎ではなくドリルクラッシャーで一瞬で塵にしてしまう。こういう攻撃も…まさに…という感じではあった…
「さっきの子と比べればまあ、こんなもんか…ん?なんだあれ…」
『キュッ!キュウ!!』
『繧?!縺ッ縺jオ縺』
『縺ェ繧九l繧?!』
戦兎がドリルクラッシャーで使い魔を切り裂いたの奥景色で使い魔が『白い兎?』のようなものと対峙をしていた…そんな『兎?』のような動物は臆することなく威嚇をしているのだが、かなりぼろぼろな様子だった…
そして使い魔が1匹飛びかかるのだが…
「全く…弱いものいじめはよくないぞっ!っと!!」
『繧?h繧?!』
そんな様子を見過ごすわけもなく、戦兎はドリルクラッシャーを剣から銃に変えて2匹の使い魔を撃ち抜き撃破する。
「ふう、大丈夫か?なんてわかるわけ…っぉっと!」
『キュウ!キュウ!!』
「お~よしよしどうしたのぉ?…はあ、俺ペット買う余裕なんかないけどなぁ…ももこちゃんかいろはちゃんに頼むかぁ…」
『兎?』のケガの様子を見るために近づいただけなのだが…元気よく『兎?』は戦兎に飛びかかるとそのまま戦兎の胸に頬擦りをする…そんな様子に戦兎は戸惑いながらもとりあえず今は一緒に行動し結界の奥を目指すのだった…
元々『週1で安定して書けたらいいなぁ』とか思ってたが…モチベーションがどんどん出てる。このままノリに乗りたいなぁ