日番谷に転生した   作:使い手なない

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第18話「双竜の融合」

 

 瀞霊廷、十番隊隊舎。

 

 日番谷冬華が十番隊隊長に就任してから、数週間が経過した。

 

「……よし!」

 

 隊長室の机に積まれていた最後の書類へ判を押し、冬華は満足そうに微笑んだ。

 

「これで午前中のお仕事は終わりですね!」

 

「お疲れさま、冬華隊長!」

 

 向かいの机では、松本乱菊が大きく伸びをしていた。

 

「いやあ、冬華ちゃんが隊長になってから、書類仕事が早く終わるようになったわねえ」

 

「松本さんも、ちゃんとお仕事してくれるようになりましたからね!」

 

「……あら?」

 

「えへへ!」

 

 冬華は楽しそうに笑った。

 

 隊長になってからというもの、以前よりも忙しい毎日を送っている。

 

 隊士たちの任務の割り振り。

 

 各部隊との連絡。

 

 現世から届く報告書の確認。

 

 覚えることは山ほどあった。

 

 それでも、冬華は充実した日々を過ごしていた。

 

「さて、それでは私は訓練場へ行ってきます!」

 

「えっ? また修行?」

 

「はい!」

 

 冬華は元気よく頷いた。

 

「最近、あまり氷輪丸と向き合う時間が取れていませんでしたから!」

 

「……冬華ちゃん」

 

「はい?」

 

「たまには休んだら?」

 

「ちゃんと休んでいますよ?」

 

「いつ?」

 

「……寝る時です!」

 

「それは休息というより生活に必要なことでしょ!」

 

「……あれ?」

 

 冬華が首を傾げると、乱菊は呆れたようにため息をついた。

 

「まったく……一心隊長とは違う意味で手がかかるんだから」

 

「えへへ……!」

 

「褒めてないわよ?」

 

「分かっています!」

 

 冬華は笑いながら立ち上がった。

 

 背中には、交差する二本の氷輪丸。

 

 白い隊長羽織が、ふわりと揺れた。

 

「それでは、行ってきます!」

 

「はいはい。無理しないでね!」

 

「はい!」

 

     ◇◆◇

 

 十番隊、訓練場。

 

「……ふう」

 

 冬華は広々とした訓練場の中央に立ち、ゆっくりと息を吐いた。

 

 背中から二本の氷輪丸を抜き放つ。

 

 右手には、自分自身の氷輪丸。

 

 左手には、草冠宗次郎から託された氷輪丸。

 

「――霜天に坐せ、氷輪丸!」

 

 ――ゴオオオッ!!

 

 二本の刀身から、凄まじい冷気が噴き出した。

 

 足元に霜が広がり、周囲の空気が一気に冷え込む。

 

「……よし!」

 

 冬華は二本の氷輪丸を構えた。

 

 そして、同時に振り抜く。

 

 ――ゴオオオオッ!!

 

 二体の巨大な氷竜が生まれた。

 

 一体は右から。

 

 もう一体は左から。

 

 轟音を響かせながら、訓練場の上空を駆け抜ける。

 

 冬華は二本の刀を操り、氷竜の軌道を変化させた。

 

 互いに交差し、旋回し、再び上昇する。

 

 その動きは、以前よりも遥かに滑らかだった。

 

(……うん。二本同時の始解は、かなり安定してきましたね)

 

 京楽春水から教わった二刀流。

 

 そして、長年積み重ねてきた霊圧制御。

 

 その成果は、確実に現れていた。

 

 しかし。

 

「……あれ?」

 

 冬華は、ふと眉を寄せた。

 

 二体の氷竜が交差した瞬間。

 

 互いの身体を構成する氷雪が、わずかに混ざり合ったのだ。

 

(……今のは?)

 

 冬華は二本の氷輪丸へ視線を落とした。

 

 どちらの刀からも、同じ冷気が流れている。

 

 同じ名前。

 

 同じ能力。

 

 同じ氷雪系最強の斬魄刀。

 

 けれど、これまでは別々の刀として扱ってきた。

 

「……もしかして」

 

 冬華は小さく呟いた。

 

「二本の氷輪丸って……もっと深いところで繋がっているんでしょうか?」

 

 試しに、二本の刀へ流す霊圧を揃えてみる。

 

 右手と左手。

 

 それぞれに流れる霊圧を、少しずつ同調させていく。

 

 すると。

 

 ――ゴウンッ!!

 

「……っ!」

 

 二本の氷輪丸が、同時に震えた。

 

 上空を舞っていた二体の氷竜が、互いに引き寄せられる。

 

 そして。

 

 ――ゴオオオオオッ!!

 

 二体の氷竜が重なり合い、巨大な冷気の渦が生まれた。

 

「……すごい!」

 

 冬華は驚きながらも、すぐに霊圧を制御した。

 

 冷気の渦が収束し、氷竜が消えていく。

 

「…………」

 

 静寂が戻った訓練場。

 

 冬華は二本の氷輪丸を見つめた。

 

(……今まで、こんな反応はありませんでした)

 

 まるで。

 

 二本の氷輪丸が、互いを呼び合っているようだった。

 

「……氷輪丸」

 

 冬華は静かに微笑んだ。

 

「少し、お話ししましょうか」

 

     ◇◆◇

 

 ――氷の世界。

 

 果てしなく広がる氷原。

 

 頭上には、暗い空。

 

 遠くには巨大な氷山が連なっている。

 

 冬華は、その中央に立っていた。

 

「……久しぶりですね」

 

 自分自身の精神世界。

 

 氷輪丸と向き合うため、何度も訪れた場所だった。

 

 しかし。

 

「……!」

 

 冬華は目を見開いた。

 

 目の前に、巨大な氷竜がいた。

 

 いや。

 

 二体。

 

 二体の巨大な氷竜が、冬華を見下ろしていた。

 

 一体は、これまで何度も言葉を交わしてきた氷輪丸。

 

 そして、もう一体。

 

 その姿を見た瞬間、冬華は理解した。

 

「……草冠さんの、氷輪丸?」

 

 二体の氷竜が、静かに冬華を見つめる。

 

『……ようやく気づいたか』

 

 低く、重厚な声が響いた。

 

「……氷輪丸!」

 

 冬華は嬉しそうに顔を上げた。

 

『二つの刃。二つの力』

 

『されど、我らの名は一つ』

 

「……はい」

 

 冬華はゆっくりと頷いた。

 

『汝はこれまで、我らを二振りの刀として扱ってきた』

 

『それは間違いではない』

 

『だが、それだけが我らの在り方ではない』

 

「……!」

 

 冬華は二体の氷竜を見上げた。

 

「……もしかして」

 

 小さく息を呑む。

 

「二本の氷輪丸を、一つにできるんですか?」

 

 二体の氷竜が、同時に瞳を細めた。

 

『汝が望むならば』

 

「…………」

 

 冬華は、そっと胸に手を当てた。

 

 草冠宗次郎。

 

 真央霊術院で出会った、大切な友人。

 

 一緒に剣を振るい、笑い合った日々。

 

 そして、最後に託された氷輪丸。

 

(……草冠さん)

 

 冬華は静かに目を閉じた。

 

 あの日から、ずっと二本の氷輪丸を使い続けてきた。

 

 草冠の氷輪丸を失いたくなかった。

 

 彼が生きていた証を、手放したくなかった。

 

 けれど。

 

「……一つ、聞いてもいいですか?」

 

『申してみよ』

 

「二本が一つになったら……草冠さんの氷輪丸は、なくなってしまうんでしょうか?」

 

 二体の氷竜は、しばらく沈黙した。

 

 やがて。

 

『否』

 

「……!」

 

『二つの力を重ねることと、一方を失うことは異なる』

 

『汝が二振りを求めれば、我らは二振りの刃となろう』

 

『汝が一つの力を求めれば、我らは一振りの刃となろう』

 

 冬華の翡翠色の瞳が、大きく見開かれた。

 

「……そう、なんですね」

 

 そして。

 

「……よかった」

 

 心から安堵したように微笑んだ。

 

「私、どちらの氷輪丸も大切なんです」

 

 冬華は二体の氷竜を見上げた。

 

「草冠さんが託してくれた氷輪丸も」

 

「ずっと私と一緒にいてくれた、あなたも」

 

 その声には、迷いがなかった。

 

「だから……これからも、二本とも一緒に戦ってください!」

 

 ――ゴオオオオオッ!!

 

 二体の氷竜が、同時に咆哮した。

 

 氷原が震える。

 

 巨大な氷山が軋み、空から無数の雪が舞い落ちる。

 

 そして。

 

 二体の氷竜が、ゆっくりと空へ昇った。

 

 互いに旋回しながら、その身体を重ねていく。

 

 ――ゴオオオオオオッ!!

 

 凄まじい冷気が、世界を包み込んだ。

 

 冬華は銀白色の髪を揺らしながら、その光景を見上げていた。

 

 二体の氷竜が、一つになる。

 

 やがて、冷気の渦が晴れた。

 

 そこにいたのは。

 

 一体の、巨大な氷竜。

 

 先ほどまでの二体を遥かに上回る、雄大な姿だった。

 

『……日番谷冬華』

 

「……はい!」

 

『我らの力、汝に託そう』

 

 冬華は満面の笑みを浮かべた。

 

「ありがとうございます、氷輪丸!」

 

     ◇◆◇

 

 十番隊、訓練場。

 

「…………」

 

 冬華は、ゆっくりと目を開いた。

 

 両手には、二本の氷輪丸。

 

 しかし、先ほどまでとは明らかに違っていた。

 

(……分かります)

 

 二本の刀から伝わる霊圧。

 

 それぞれが独立していながら、深いところで繋がっている。

 

(……二本とも、ちゃんとここにいる)

 

 冬華は嬉しそうに微笑んだ。

 

「……よし!」

 

 二本の氷輪丸を構える。

 

 そして、ゆっくりと息を吸った。

 

「――卍解」

 

 ――ゴウンッ!!

 

 二本の刀身が、同時に輝いた。

 

「大紅蓮氷輪丸!!」

 

 ――ゴオオオオオオッ!!

 

 凄まじい冷気が、訓練場を包み込んだ。

 

 二本の氷輪丸から溢れ出した氷雪が、巨大な渦となって巻き上がる。

 

 その中心で、二本の刀身が重なり合った。

 

 ――キィィィン!!

 

 澄んだ音が響く。

 

 そして。

 

 冬華の手には、一本の氷輪丸が握られていた。

 

 ――バサァッ!!

 

 背中から、巨大な氷の翼が広がる。

 

 長い氷の尾。

 

 手足を覆う氷。

 

 背後には、十二枚の氷華。

 

 大紅蓮氷輪丸。

 

 その姿は、これまでの卍解と大きく変わらない。

 

 しかし。

 

「……っ!」

 

 冬華は思わず息を呑んだ。

 

(……なんて、霊圧……!)

 

 身体の奥から、凄まじい力が湧き上がってくる。

 

 これまでの卍解とは、比較にならない。

 

 氷雪の力が、全身を駆け巡っていた。

 

 そして。

 

 ――ひらり。

 

「……あれ?」

 

 冬華の頬に、冷たいものが触れた。

 

 白い、小さな結晶。

 

「……雪?」

 

 冬華は空を見上げた。

 

 青空から、雪が舞い落ちていた。

 

 一つ。

 

 二つ。

 

 三つ。

 

 やがて、無数の雪が降り始める。

 

「……わあ」

 

 冬華は目を輝かせた。

 

「……綺麗ですね」

 

 けれど。

 

 その雪は、十番隊の訓練場だけに降っていたわけではなかった。

 

 ――瀞霊廷。

 

 白い雪が、静かに舞い落ちていた。

 

 一番隊隊舎。

 

 六番隊隊舎。

 

 八番隊隊舎。

 

 そして、瀞霊廷の街並み。

 

 季節外れの雪が、瀞霊廷全域を包み込んでいた。

 

 それは、二本の氷輪丸が融合したことで生まれた、あまりにも強大な氷雪の力の余波だった。

 

 ――ゴオオオッ!!

 

 冬華の背中で、巨大な氷の翼が広がる。

 

 その周囲には、無数の氷の結晶が浮かんでいた。

 

(……すごい)

 

 冬華は氷輪丸を見つめた。

 

(……これが、二本の氷輪丸の力……!)

 

 試しに、刀を振り上げる。

 

 ――ゴオオオオッ!!

 

 巨大な氷竜が生まれた。

 

 これまでの氷竜を遥かに上回る大きさ。

 

 その巨体が、訓練場の上空を駆け抜ける。

 

「……っ!」

 

 冬華はすぐに氷竜を上空へ誘導した。

 

 周囲の建物へ被害を出すわけにはいかない。

 

 そして、氷竜を空中で霧散させる。

 

 ――パァァァッ!!

 

 無数の氷の結晶が、空へ散った。

 

「……ふう」

 

 冬華は小さく息を吐いた。

 

 しかし。

 

「……っ!?」

 

 突然、身体に強い負担がかかった。

 

 背中の氷の翼が、わずかに揺らぐ。

 

 ――パキッ。

 

 背後に浮かぶ氷華の一枚に、亀裂が走った。

 

(……霊圧の消費が、速い……!)

 

 冬華は眉を寄せた。

 

 力は確かに増している。

 

 だが、その膨大な力を維持するだけでも、以前より遥かに多くの霊圧を消費していた。

 

(……まだ、上手く扱えていませんね)

 

 冬華は無理をせず、刀を下ろした。

 

 巨大な氷の翼が、静かに砕け散る。

 

 氷の尾も、手足を覆っていた氷も消えていった。

 

 そして。

 

 一本になっていた氷輪丸が、再び二本の刀へと分かれた。

 

「……ふうっ!」

 

 冬華は大きく息を吐いた。

 

「……やっぱり、まだまだですね」

 

 けれど、その表情は明るかった。

 

 二本の氷輪丸を見つめ、嬉しそうに笑う。

 

「でも……!」

 

「これから、もっと強くなれます!」

 

     ◇◆◇

 

「――冬華隊長ーっ!!」

 

「……わっ!?」

 

 突然、訓練場の入口から大きな声が響いた。

 

 振り返ると、松本乱菊が駆け込んできた。

 

「ちょっと! 冬華隊長!」

 

「ま、松本さん!?」

 

「これ、どういうこと!?」

 

 乱菊は空を指差した。

 

 そこでは、今も白い雪が舞い落ちていた。

 

「瀞霊廷中で雪が降ってるんだけど!?」

 

「……えっ?」

 

「しかも、十番隊の方からすごい霊圧がしたって、あちこちから連絡が来てるのよ!」

 

「…………」

 

 冬華は、ゆっくりと空を見上げた。

 

 ひらひらと舞い落ちる雪。

 

 そして、自分の手にある二本の氷輪丸。

 

「……もしかして」

 

「……もしかして?」

 

「……私、でしょうか?」

 

「他に誰がいるのよーっ!!」

 

「ひゃっ!?」

 

 乱菊の声が訓練場に響き渡った。

 

「もう! 新しい隊長がいきなり瀞霊廷中に雪を降らせるなんて、聞いたことないわよ!」

 

「ご、ごめんなさい!」

 

「まったく……!」

 

 乱菊は大きくため息をついた。

 

 しかし、すぐに冬華の様子に気づいた。

 

「……それで?」

 

「……はい?」

 

「何かあったんでしょ?」

 

 冬華は一瞬きょとんとした。

 

 そして。

 

「……えへへ!」

 

 嬉しそうに笑った。

 

「実は、二本の氷輪丸を一つにできるようになったんです!」

 

「……えっ?」

 

「卍解の時だけなんですけど!」

 

「…………」

 

 乱菊は目を瞬かせた。

 

「……二本を、一つに?」

 

「はい!」

 

 冬華は二本の氷輪丸を持ち上げた。

 

「どちらもなくならずに、力を合わせられるようになりました!」

 

「……そう」

 

 乱菊は、しばらく二本の刀を見つめた。

 

 草冠宗次郎から託された氷輪丸。

 

 冬華が、ずっと大切にしてきたもの。

 

 その意味を、乱菊も知っている。

 

「……よかったじゃない」

 

「……はい!」

 

 冬華は満面の笑みを浮かべた。

 

「ありがとうございます!」

 

 乱菊は優しく微笑んだ。

 

 そして。

 

「……でも!」

 

「……はい?」

 

「瀞霊廷中に雪を降らせた件は、ちゃんと報告書を書いてもらうからね!」

 

「……ええっ!?」

 

「当然でしょ!」

 

「そ、そんなあ……!」

 

 冬華は思わず肩を落とした。

 

 その様子を見て、乱菊は楽しそうに笑った。

 

     ◇◆◇

 

 夕暮れ。

 

 十番隊隊舎、訓練場。

 

 雪は、ようやく降りやんでいた。

 

 冬華は一人、静かな訓練場に立っていた。

 

 背中には、二本の氷輪丸。

 

 白い隊長羽織が、夕風に揺れる。

 

「…………」

 

 冬華は、そっと背中の刀へ触れた。

 

(……草冠さん)

 

 真央霊術院で出会った、大切な友人。

 

 彼が最後に託してくれた氷輪丸。

 

 その刀は、今も確かにここにある。

 

(……あなたの氷輪丸、私の氷輪丸と一つになれるようになりましたよ)

 

 冬華は静かに微笑んだ。

 

(でも、安心してくださいね)

 

(……二本とも、ちゃんと大切にしますから)

 

 そして、空を見上げる。

 

 夕日に染まった空には、もう雪は降っていない。

 

 けれど、冬華の胸には確かな手応えが残っていた。

 

(……それにしても)

 

 冬華は、そっと自分の手を見つめた。

 

 融合した大紅蓮氷輪丸。

 

 あの圧倒的な氷雪の力。

 

 しかし、まだ十分に制御できていない。

 

 霊圧の消費も激しい。

 

 それでも。

 

(……氷華が、全部散ったら)

 

 冬華は、そっと自分の手を見つめた。

 

(原作では、そこから大紅蓮氷輪丸の真の力が解放されるはずです)

 

 けれど。

 

(……今の私の氷輪丸は、原作とは違いますからね)

 

 二本の氷輪丸。

 

 本来なら存在しないはずの、二振りの斬魄刀。

 

 そして、今回成功した融合。

 

(……この状態で氷華がすべて散ったら、どうなるんでしょう?)

 

 原作と同じように、完成した大紅蓮氷輪丸へ至るのか。

 

 それとも、まったく別の変化が起こるのか。

 

 それは、冬華にも分からなかった。

 

「……ふふっ!」

 

 それでも、冬華は楽しそうに微笑んだ。

 

「楽しみですね、氷輪丸!」

 

 背中の二本の刀が、冷たい風に小さく揺れた。

 

 こうして。

 

 日番谷冬華は、二本の氷輪丸の力を一つにすることに成功した。

 

 しかし、それは完成ではない。

 

 氷雪系最強の斬魄刀。

 

 その真の力へ至る道は、まだ続いている。

 

 ――第18話「双竜の融合」・完。




ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
引き続きよろしくお願いします!
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