多目的コロシアム   作:紲星あかりガチ恋勢

3 / 3
推しキャラのミカとフランドールが戦う!
どっちも大人気キャラの組み合わせだ!!!


聖園ミカVSフランドール 前編

第1ターン:お嬢様の妹と、奇跡の少女

 

「わあ、ここが紅魔館なんだ! すっごく綺麗なところだね!」

 

 

 

ミカは屋上を見回しながら、いつもの明るい笑顔を浮かべる。背中には愛用の銃。頭上の光輪が月明かりに照らされている。

 

 

 

その向かい側で、フランドールが興味深そうにミカを眺めていた。

 

 

 

「あなた、面白そうな子ね。ねえ、どれくらい遊んでくれるの?」

 

 

 

「ふふっ、もちろん全力で付き合うよ! でも、あんまり危ないことはしないでね?」

 

 

 

「それは約束できないかも!」

 

 

 

フランドールが楽しそうに笑う。

 

 

 

次の瞬間、彼女の姿がふっと消えた!

 

 

 

「えっ?」

 

 

 

ミカが気づいたときには、フランドールはすでに頭上を飛んでいた。赤い翼を広げ、片手を伸ばしながら急降下してくる。

 

 

 

「まずは、これ!」

 

 

 

ミカは即座に横へ跳び、銃を構える。フランドールの手が屋上の床に触れ、石材が砕け散った。

 

 

 

ただの接触ではない。破壊の力が床を抉り、破片が夜空へと舞い上がる。

 

 

 

「わっ、すごい力……! でも!」

 

 

 

ミカは体勢を立て直すと、空中のフランドールへ向けて銃撃を放った。

 

 

 

銃声が屋上に響く!

 

 

 

フランドールは翼を翻して弾丸をかわし、屋上の反対側へ飛び退いた。数発が翼の近くを通り過ぎるが、命中はしない。

 

 

 

「へえ! ちゃんと狙ってくるんだ!」

 

 

 

「もちろん! せっかくの勝負だもん!」

 

 

 

ミカは笑顔のまま銃を構え直す。しかし、内心では相手の能力を警戒していた。

 

 

 

あの破壊力をまともに受けるわけにはいかない。

 

 

 

一方のフランドールも、ミカがただの人間ではないと感じ始めていた。あの反応速度と、迷いなく反撃してくる度胸。簡単には退屈しなさそうだ。

 

 

 

「もっと遊ぼうよ、お姉さん!」

 

 

 

「うん! でも、私だって負けないからね!」

 

 

 

月明かりの下、二人が再び構える。

 

 

 

第1ターン終了!

 

- 聖園ミカ: 素早い回避と銃撃で初撃をしのいだ。相手の破壊能力を警戒しつつ、距離を保っている。

 

- フランドール・スカーレット: 圧倒的な破壊力を見せつけたが、ミカの反撃も確認。空中機動を活かして次の攻撃を狙う。

 

第2ターン、ミカはフランドールを捉えられるのか。それとも、破壊の悪魔がさらに恐ろしい力を見せるのか――!

 

 

 

第2ターン:空飛ぶ吸血鬼、接近!

 

紅魔館の屋上。フランドールは赤い翼を羽ばたかせ、月明かりの中をゆっくりと旋回していた。

 

 

 

「ねえねえ、ミカ! ずっと銃で撃つつもり?」

 

 

 

「うーん、当たってくれるならそうしたいんだけどね!」

 

 

 

ミカは笑顔で答えながら、銃口をフランドールに向ける。

 

 

 

「じゃあ、当たらなかったらどうするの?」

 

 

 

「そのときは……臨機応変に!」

 

 

 

「ふふっ、楽しみ!」

 

 

 

フランドールが急加速した。

 

 

 

今度は真っ直ぐ突っ込んでくるのではない。左右に軌道を変えながら、ミカの狙いを外すように飛んでくる。

 

 

 

ミカは冷静に銃撃を続けた。数発がフランドールの進路を塞ぐが、彼女は翼をひねって紙一重でかわしていく。

 

 

 

「もうちょっと!」

 

 

 

フランドールは弾丸をかいくぐり、ついにミカの目の前へ!

 

 

 

「捕まえた!」

 

 

 

小さな手がミカへ伸びる。

 

 

 

ミカは即座に身をひねった。フランドールの手が制服をかすめ、そのまま屋上の床へと向かう。

 

 

 

ガァンッ!!

 

 

 

石の床が大きく砕け、破片が周囲に飛び散った。

 

 

 

「わっ、危なっ!」

 

 

 

ミカは後方へ跳んで距離を取る。直撃こそ避けたものの、破壊の余波で足元が不安定になった。

 

 

 

フランドールは砕けた床の上で、楽しそうに振り返る。

 

 

 

「今のも避けちゃうんだ! すごいね!」

 

 

 

「そっちこそ、ちょっと危なすぎないかな!?」

 

 

 

ミカは苦笑しながら銃を構え直す。

 

 

 

しかし、ここでミカは気づいた。

 

 

 

フランドールは空中から攻撃するだけではない。こちらが銃を構えた瞬間に軌道を変え、狙いを外して接近してくる。撃ち続けるだけでは、いつか捕まってしまう。

 

 

 

ならば、次は相手の動きを読んで迎え撃つしかない。

 

 

 

一方、フランドールもミカの頑丈さと反応速度に興味を深めていた。

 

 

 

「ねえ、次はもっと強くいってもいい?」

 

 

 

「えーっと……できれば、ほどほどでお願いしたいな!」

 

 

 

「やだ!」

 

 

 

「即答!?」

 

 

 

フランドールが再び翼を広げる。

 

 

 

第2ターン終了!

 

- 聖園ミカ: 接近攻撃を回避したが、銃撃だけではフランドールを止めにくいと判断。次の一手が重要。

 

- フランドール: 高速飛行で距離を詰め、破壊能力で屋上を損壊。まだ本格的な攻勢を続ける余裕がある。

 

次のターン、ミカは銃撃の使い方を変えて反撃できるのか。それともフランドールの接近戦に押し切られてしまうのか――!

 

 

 

第3ターン:ミカの反撃作戦!

 

「うーん、普通に撃っても避けられちゃうかぁ……」

 

 

 

ミカは銃を構えたまま、空中を舞うフランドールを見上げる。

 

 

 

フランドールは楽しそうにくるくると旋回していた。いつでも飛び込める距離を保ちながら、ミカがどう動くのかを待っている。

 

 

 

「どうしたの? もうおしまい?」

 

 

 

「まさか! せっかく遊びに来たんだもん。まだまだ楽しませてもらわないとね!」

 

 

 

ミカはにっこり笑い、今度はフランドール本人ではなく、その進行方向へ銃口を向けた。

 

 

 

ダダダダダッ!

 

 

 

弾丸が屋上を横切る。

 

 

 

フランドールはすぐに進路を変えた。けれど、そこにも次の銃撃が待ち構えている。

 

 

 

「わっ! こっちにも!?」

 

 

 

ミカは相手の動きに合わせて撃っていたのだ。狙いを直接当てるのではなく、フランドールが飛べる場所を少しずつ狭めていく。

 

 

 

フランドールは弾幕を避けながら、思わず声を上げた。

 

 

 

「へえー! そういうことするんだ!」

 

 

 

「これなら、ちょっとは当てやすくなるかな?」

 

 

 

ミカがさらに射撃を重ねる。

 

 

 

ついに一発がフランドールの肩付近をかすめた。

 

 

 

「おっ!」

 

 

 

フランドールの身体がわずかに揺れる。

 

 

 

直撃ではない。けれど、ミカの攻撃が初めて彼女の身体に届いたのだ。

 

 

 

「やった! 今のはちょっと惜しかったね!」

 

 

 

「うん、惜しかったね!」

 

 

 

フランドールは笑顔のまま答えた。

 

 

 

次の瞬間、彼女の周囲に色とりどりの光弾が浮かび上がる。

 

 

 

「じゃあ、今度はフランの番!」

 

 

 

光弾が一斉に放たれた。

 

 

 

左右だけではない。上空から降り注ぐ弾幕がミカの逃げ道を塞ぎ、屋上全体を包み込む。

 

 

 

「うわっ、急に数が増えた!?」

 

 

 

ミカは走りながら回避し、銃撃で一部の光弾を撃ち落とす。しかし、すべてを処理するのは難しい。肩先をかすめる光が走り、ミカは大きく横へ跳んだ。

 

 

 

その着地点へ、フランドールが急降下する!

 

 

 

「つーかまえたっ!」

 

 

 

「まだだよ!」

 

 

 

ミカは着地と同時に身体をひねり、フランドールの手が届く寸前で横へ滑り込む。

 

 

 

またしても直撃は回避。

 

 

 

ただし、二人の距離はほとんどなくなっていた。

 

 

 

ミカは至近距離で銃を構え、フランドールは目の前で無邪気に笑っている。

 

 

 

「ねえ、ミカ。すっごく強いんだね!」

 

 

 

「フランちゃんもね! でも、ここからが本番だよ!」

 

 

 

互いに一歩も引かないまま、二人の視線が交差した。

 

 

 

第3ターン終了!

 

- ミカ: 射撃を相手の進路を塞ぐように使い、フランドールに初めてかすり傷程度の一撃を与えることに成功。しかし、弾幕によって回避を強いられた。

 

- フランドール: ミカの射撃への対応を学び、広範囲の弾幕で反撃。接近戦に持ち込むことにも成功した。

 

次は至近距離での攻防。ミカの反射神経と銃撃が先に届くのか、それともフランドールの破壊の力がついにミカを捉えるのか――!

 

 

 

第4ターン:至近距離の攻防!

 

紅魔館の屋上。二人の距離は、もう数歩もない。

 

 

 

ミカは銃を構え、フランドールは楽しそうに両手を広げている。

 

 

 

「こんなに近くで撃ったら、フランにも当たっちゃうよ?」

 

 

 

「それは困るね! でも、近くにいるのはフランちゃんのほうだよ?」

 

 

 

ミカが笑った、その瞬間。

 

 

 

ダンッ!

 

 

 

ミカは地面を蹴り、フランドールの横をすり抜けるように動いた。同時に銃口を向け、至近距離から連射する!

 

 

 

「わっ、速い!」

 

 

 

フランドールは翼を大きく広げて急上昇。弾丸の一部をかわしたものの、ミカの動きに反応するのが一瞬遅れた。

 

 

 

弾丸が翼の近くをかすめる。

 

 

 

「今度こそ当たったかな?」

 

 

 

「ううん、まだまだ!」

 

 

 

フランドールは空中でくるりと回転すると、今度はミカの背後へ回り込んだ。

 

 

 

「後ろだよ!」

 

 

 

「えっ、もう!?」

 

 

 

ミカが振り返るより早く、フランドールの手が伸びる。

 

 

 

ミカはとっさに身を低くした。指先が頭上を通り過ぎ、背後の屋根飾りに触れる。

 

 

 

バキィッ!

 

 

 

装飾の一部が、まるで最初から存在しなかったかのように破壊された。

 

 

 

ミカの表情から、笑顔がほんの少しだけ消える。

 

 

 

(あの手に触られるのは、やっぱりまずいね……!)

 

 

 

単純な力比べではない。あの能力をまともに受ければ、ミカの頑丈さだけで耐えられる保証はない。

 

 

 

ミカは距離を取ろうと後ろへ跳ぶ。

 

 

 

だが、フランドールは追いすがった!

 

 

 

「逃がさないよっ!」

 

 

 

翼がひときわ強く羽ばたき、フランドールの身体が弾丸のように飛び出す。

 

 

 

ミカは銃を構え直す。逃げながら撃つだけでは、再び追いつかれる。ここで迎え撃たなければならない。

 

 

 

「よーし……!」

 

 

 

ミカは真正面から迫るフランドールに狙いを定めた。

 

 

 

ダダダダダッ!!

 

 

 

銃声とともに、二人の距離が一気に縮まる。

 

 

 

フランドールは弾幕をすり抜けながら、ミカへ手を伸ばす。

 

 

 

ミカは最後の瞬間に身体をひねった。

 

 

 

弾丸がフランドールの脇を抜け、フランドールの指先もミカの肩をわずかにかすめる。

 

 

 

互いに決定打を逃した!

 

 

 

そして二人は、屋上の両端へと大きく離れた。

 

 

 

「はぁ……! フランちゃん、ほんとに速いね!」

 

 

 

「ミカもね! あとちょっとで捕まえられたのに!」

 

 

 

二人とも笑っている。しかし、戦いの内容は確実に変わり始めていた。

 

 

 

ミカはフランドールの接近速度を警戒し、フランドールはミカの反応速度と射撃の精度を認め始めている。

 

 

 

第4ターン終了!

 

- 聖園ミカ: 至近距離での射撃を試みたが、フランドールの飛行能力に阻まれ、決定打には至らず。破壊能力への警戒も強まった。

 

- フランドール: ミカを追い詰めたものの、接触による攻撃をかわされた。高速接近だけでは仕留めきれないと分かり始めている。

 

月明かりの下、フランドールの周囲に再び不思議な光が集まり始めた。

 

 

 

「ねえ、ミカ。次はもっと面白いことをしてあげる!」

 

 

 

今度は単なる弾幕ではない。フランドールが何かを狙い定めるように、片手をゆっくりと掲げる。

 

 

 

ミカは銃を握り直した。

 

 

 

次の攻撃を見誤れば、今度こそ危ない――!

 

 

 

第5ターン:見えない弱点を狙う悪魔!

 

「もっと面白いことって……何をするつもり?」

 

 

 

ミカは銃を構えながら、フランドールの動きを注意深く観察する。

 

 

 

フランドールは片手を掲げたまま、にこにこと笑っていた。

 

 

 

「えへへ。ミカって、すっごく丈夫そうだよね!」

 

 

 

「そうかな? まあ、ちょっと自信はあるけど!」

 

 

 

「じゃあ、これならどうかな?」

 

 

 

フランドールの手元に、不思議な光が集まった。

 

 

 

その手の中に、何か小さなものがあるように見える。けれど、ミカのいる場所からでは、はっきりとは分からない。

 

 

 

「きゅっとして、ドカーン!」

 

 

 

フランドールが手を握り込んだ。

 

 

 

次の瞬間、ミカのすぐ横にあった屋上の石柱が、轟音とともに砕け散った。

 

 

 

「うわっ!?」

 

 

 

ミカはとっさに飛び退く。破片が頬の横を飛び抜け、足元に転がった。

 

 

 

ただ壊しただけではない。フランドールが何かを握り潰すような仕草をした途端、離れた場所の石柱が破壊されたのだ。

 

 

 

ミカの表情が引き締まる。

 

 

 

(触れなくても壊せるの……? これは、かなり厄介だね)

 

 

 

フランドールの能力は、単純な腕力や魔法攻撃とは違う。相手の弱点を見つけ、そこを破壊するような性質を持つ。

 

 

 

頑丈さに自信のあるミカでも、正面から受け止めるのは危険だった。

 

 

 

「どう? びっくりした?」

 

 

 

「うん、びっくりした! でも……」

 

 

 

ミカは一度深呼吸すると、銃口をフランドールへ向け直した。

 

 

 

「見てるだけじゃ、勝てないもんね!」

 

 

 

ダダダダダッ!

 

 

 

ミカが再び射撃を開始する。

 

 

 

フランドールは空中へ逃れようとしたが、今度はミカが撃つタイミングを変えていた。連続射撃の合間にわずかな間を挟み、フランドールが進路を変えた瞬間を狙う。

 

 

 

「わっ、またそっち!?」

 

 

 

弾丸がフランドールの進路を横切り、彼女は急旋回を強いられた。

 

 

 

その隙にミカが踏み込む。

 

 

 

「今なら――!」

 

 

 

ミカの銃撃がフランドールを捉えた。

 

 

 

一発が衣服をかすめ、もう一発が身体に当たる。フランドールの動きが一瞬止まった。

 

 

 

「いたっ!」

 

 

 

フランドールは驚いたように目を丸くする。

 

 

 

ミカは追撃しようとするが、そこで足を止めた。

 

 

 

フランドールの周囲に、先ほどよりも強い光が集まっている。

 

 

 

「……あはっ!」

 

 

 

フランドールの笑顔が、さらに深くなった。

 

 

 

「ミカ、やっぱりすごいね! もっと本気で遊べそう!」

 

 

 

「えっ、今のでまだ本気じゃないの!?」

 

 

 

「うん!」

 

 

 

ミカは思わず苦笑した。

 

 

 

そしてフランドールは、両腕を広げる。周囲に次々と光弾が現れ、赤い翼の周りを取り囲んだ。

 

 

 

今度は数だけではない。光弾は互いに複雑な軌道を描きながら、ミカの周囲を包囲するように動いている。

 

 

 

ミカは銃を構え、逃げ道を探した。

 

 

 

次の瞬間、紅魔館の屋上が色とりどりの光に染まった!

 

第5ターン終了!

 

- 聖園ミカ: 射撃のタイミングを工夫し、フランドールに複数の命中を与えた。攻撃は通じるが、破壊能力の仕組みはまだ十分につかめていない。

 

- フランドール: ミカの射撃を受けても戦闘を継続。破壊能力を使って石柱を粉砕し、さらに大規模な弾幕を展開した。

 

ミカがこの弾幕を突破できれば、反撃の好機が生まれる。

 

 

 

しかし、フランドールの破壊の力はまだ底が見えない――!

 

 

 

第6ターン:ミカ、弾幕を突破せよ!

 

紅魔館の屋上を、無数の光弾が埋め尽くす。

 

 

 

前方から、左右から、そして頭上から。フランドールの弾幕は、ミカが逃げそうな場所を塞ぐように迫っていた。

 

 

 

「わぁ……これはなかなかの大サービスだね!」

 

 

 

ミカは笑顔を浮かべながらも、目は真剣だった。

 

 

 

一発ずつ撃ち落としていては間に合わない。かといって、逃げ続ければ屋上の端に追い込まれてしまう。

 

 

 

(だったら、突破するしかないよね!)

 

 

 

ミカは光弾の動きを見極め、弾幕がわずかに薄くなる瞬間を探した。

 

 

 

そして――。

 

 

 

「そこっ!」

 

 

 

ダッ!

 

 

 

一気に横へ駆け出す。

 

 

 

迫りくる光弾を身体をひねってかわし、避けきれないものは大きく跳んで回避。着地した瞬間には、すでに次の光弾が目前まで迫っていた。

 

 

 

「わっ、危ない!」

 

 

 

ミカは身を低くして滑り込み、間一髪で弾幕の隙間を抜ける。

 

 

 

そのまま銃を構えた。

 

 

 

「今度はこっちの番だよ!」

 

 

 

ダダダダダッ!!

 

 

 

弾幕を抜けたミカの射撃が、フランドールへと迫る。

 

 

 

フランドールは驚きながらも翼を動かし、上空へ逃れようとした。しかし、ミカは逃げる方向を予測していた。

 

 

 

弾丸が進路を塞ぐ。

 

 

 

「えっ、そっちもダメなの!?」

 

 

 

フランドールは急上昇をやめ、横へ大きく旋回した。だが、その動きに合わせた射撃が続く。

 

 

 

ついに一発がフランドールの腕をかすめ、彼女の体勢が崩れた。

 

 

 

ミカはすかさず距離を詰める!

 

 

 

「今なら、もう一発――!」

 

 

 

ところが。

 

 

 

「つかまえたっ!」

 

 

 

フランドールが突然、旋回の勢いを利用してミカの懐へ飛び込んできた。

 

 

 

ミカの目が見開かれる。

 

 

 

弾幕を突破することに集中したせいで、接近してくるフランドールへの警戒が一瞬だけ遅れたのだ。

 

 

 

フランドールの手が、ミカのすぐ目の前まで迫る。

 

 

 

ミカは反射的に身体をひねった。

 

 

 

バキィッ!

 

 

 

破壊の力がミカのすぐ脇を通り抜け、屋上の床を砕く。

 

 

 

直撃は免れた。だが、至近距離で発生した衝撃にミカの身体が揺れ、足元が崩れた。

 

 

 

「くっ……!」

 

 

 

ミカは体勢を立て直そうとする。

 

 

 

その隙にフランドールは空中へ舞い上がり、距離を取った。

 

 

 

「えへへ! 今の、あとちょっとだったのに!」

 

 

 

ミカは崩れた床を踏み越え、銃を構え直す。

 

 

 

「本当に油断できないなぁ……!」

 

 

 

それでも、ミカの目にはまだ戦う意志が宿っていた。

 

 

 

フランドールの弾幕を突破し、攻撃を当てることはできた。だが、接近を許せば破壊能力が待っている。

 

 

 

遠距離でも近距離でも、簡単には勝たせてもらえない相手だった。

 

第6ターン終了!

 

- 聖園ミカ: 弾幕の隙間を突破し、フランドールに再び攻撃を命中させた。しかし、接近を許してしまい、危うく破壊能力の直撃を受けるところだった。

 

- フランドール: 弾幕を突破されて一度は追い込まれたが、ミカの接近を誘う形で反撃。破壊能力の脅威を改めて見せつけた。

 

屋上の床には、いくつもの大きな亀裂が走っている。

 

 

 

フランドールは空中からミカを見下ろし、首をかしげた。

 

 

 

「ねえ、ミカ。まだまだ元気だよね?」

 

 

 

「もちろん! ここからだよ!」

 

 

 

フランドールの周囲に、先ほどまでとは違う強い光が集まり始める。

 

 

 

ミカも銃を握り直し、次の攻撃に備えた。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
点
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。