幻想交じりの現代社会でTRPGの能力で生き抜いていく 作:一般通過きなこ餅
でもそれはそれとして、書きあがったら見てもらいたいから、しょうがないね(ガバガバ自己弁護)
流石にこのペースがきつくなったら、ペース落とすと思います。
うちの幼馴染が大分やらかしていたという衝撃の事実が判明。
だがそれはそれとして、ダンジョン探索は予定通り実施する俺達なのであった。
これも全てキャラ開放ポイントを溜める為である。
あの3人組は犠牲になったのだ、犠牲の犠牲にな……。
「とは言うものの、根本的に人手が足りないよね」
「然り」
そう、それはともかく頭数が足りていない。
自由実習ダンジョンのように、よほど慢心するか天中殺じみた不運でもなければ事故はないダンジョンならまだイイ。
問題は古戦場跡ダンジョンのように少し難易度が高いダンジョンや、これから先もダンジョン探検をしていくとなると2人体制というのは普通に辛い。
「そういえば、静嬢は進路は決めているのですかな?」
「そうだねー、地元のクロウラー育成に力入れてる高校に行くつもり」
「なるほど」
正直な感想を言うと、かなり意外だ。
こいつのことだから都会のガッチガチにやってるところ目指すと思っていた。
「そこなら透も来るでしょ? 前ならともかく、今は凄いダンジョン探検に力入れてるし」
「ごく当たり前のように、吾輩が行く事が決まっていますな」
これにはレオスに変身している俺も苦笑い、だがまぁ悪くない評価である。
俺も静が居ることを軸に立ち回りとか考えるのに慣れてるから、コイツ無しだとどうしたものかってなる。
「まぁ、それも悪くないと言えますな……っと、敵が来ましたぞ」
静の言葉に俺は自然と笑みを浮かべながら、背中に背負ったグレートソードを両手で握り構える。
出てきたのはゴブリン2体に、後衛にはゴブリン弓兵2体。
これなら作戦は決まっている、その名も。
作戦、静だ。
「おおぉぉぉぉっ!!」
ゴブリン達の注意を惹きつけるように全力で咆哮しながら、俺は両手剣を振りかぶって突貫。
そんな俺の姿にゴブリン達は獲物が飛び込んできたと言わんばかりに隊列を組み攻撃を仕掛けてくるが、その間に抜刀した静が俺の背後に身を隠すように疾駆を始めている。
「そっちは、任せましたぞ!」
「了解!」
勢いよくゴブリン前衛を薙ぎ払うようにグレートソードを振るいながら、俺の背中と肩を足場にした静が飛び上がり尻尾を翻しながら弓兵の至近距離に着地。
前衛という壁を飛び越えられ狼狽えるゴブリン弓兵たちの様子を見ながら、俺はグレードソードで薙ぎ払いしきれなかったゴブリン達と相対する。
片方は瀕死、もう片方は軽傷。ゴブリン弓兵たちは今のところ無傷だがその命も短いだろう。
一方でこっちも突撃の間に放たれた敵の矢が運悪く鎧の隙間を抜く形で突き刺さっている、だが粗末な鏃なおかげかそれほど深くは刺さっていない。
「そっちは大丈夫!?」
「問題ありませぬ!」
静が太刀を振るってゴブリン弓兵の首を一つ斬り飛ばしながらこちらの安否を気遣い。
その言葉に対して俺は、軽傷なゴブリンが飛び掛かってくるのをグレートソードで真正面から叩き落しながら応じる。
その後は危なげなくゴブリンの撃破も捗り、特筆するような事もなく無事始末を完了した。
俺は刺さったままになっている矢を引き抜いて軽く止血し、手慣れた仕草で血振りする静を見る。
「どうしたの?」
「静嬢は、吾輩と同道している時は言うほど無茶をしませんなぁ」
「そりゃそうだよ、一人だったり数が居る時ならともかく二人体制なら歩調が大事だしね」
「数が多い時も歩調は大事ですぞ」
先ほどの3人組が巻き込まれたらしい事件を想像しながら、俺と一緒にいる時は割とおとなしく感じる静に疑問をぶつける。
そうすると静は何を言っているんだと言わんばかりの態度で、尻尾をゆらりと振りながら言葉を返してくる。
こいつ、さてはテンションに身を任せたフリしてるけどギリギリを見極めてやがるな?
「イイ性格をしていますな、静嬢は」
「なんだろう、口調は変わってるけど凄く透を感じる」
苦笑いしながら放った俺の言葉に静は不本意だと言わんばかりの表情を向けてくるが、彼女の気持ちを黙殺する。
そして先へ進もうとした時、静がストップをかけてきた。
「ちょっと待ってよ透、矢が刺さったなら魔法で治した方が良いんじゃないの?」
「精神力も無限ではありませぬからな」
痛みはあるが止血するだけで流血も止まったし、動きに支障もない。
もう2~3発殴られたら回復するぐらいで問題ないだろう……そう考えていたが静はジト目を向けてくる。
「透ってさ、ボクが怪我した時は軽傷だって言ってるのにすぐに治療するよね」
「静嬢は軽装ですからな、事故は予防すべきですぞ」
「その言葉そっくりそのまま返すよ、リソースを徹底的に節約しないといけないならともかく無理に節約する必要も今は無いじゃん」
どうやら静はこっちが自分を蔑ろにしてるように見えているのか、少しは自分を大事にしろと言わんばかりに言葉を放つ。
これは純然たるリソース管理の一環なのだが……。
「吾輩の負けですな、おとなしく治療しますとも」
結局俺は静の無言の抗議に負け、おとなしく自身に治癒の神聖魔法をかける事にするのであった。
そしてその後も複数回戦闘しリソースを消耗しながらも、俺と静は自由実習ダンジョンの最奥……2歩手前に到着。
ダンジョンでは基本原則何処でも最奥に核となるモノが存在し、それを叩き壊せばそのダンジョンは機能停止する。
これを一般的にダンジョン攻略と言い、攻略されたダンジョンは魔物の出現が止まり資源やアイテムを出さなくなる。
「静嬢、確か去年管理された低難易度の迷宮が勝手に攻略されたと報道されていましたな」
「そう言えばあったね、あれの犯人地元の高校生達だったらしいよ」
人里離れた場所にあるダンジョンや不意に発生したダンジョンでは積極的攻略が望ましいとされている、されているが……。
自由実習ダンジョンのように、厳密に管理されているダンジョンでソレをやると法的に大分マズイ事になる。
具体的に言うとよほどの事情が無い限りは、未成年であろうと実刑直撃だ。
「そう言えばそうでしたな」
「犯人達は動画まで撮ってたらしいけど、バカだよねー」
静曰く大分やんちゃしていた高校生が犯人だったらしい。
ちなみに実刑に加えて、そのダンジョンを管理している法人や……やそこで得られる資源で利益を得ていた企業からも追訴される為、多分えぐい事になったと思われる。
だがそれはそれとして、ダンジョン攻略でどのぐらいポイントが溜まるか気にならないかと言えば嘘になる。
流石にここでそんな事試すほどアホじゃないけど、攻略OKなダンジョンが出たら挑戦してみたい。
「さて、如何いたしますかな?」
「そうだねぇ……」
そんな世間的社会的事情はさておいて、俺達はダンジョンの核がある最奥の2歩手前の部屋からその先にある部屋をそっと覗き込む。
核を守る為のボスが配置されるその部屋には、通常より一回り大きいホブゴブリンを中心に10匹以上の多種多様なゴブリンが群れを成していた。
「一匹一匹が弱いとはいえ……ボスが居る上にあの数は無理、撤退!」
「賢明ですな」
このダンジョンでも核破壊による攻略そのものは禁止されているが、ボスの討伐は推奨されている。
定期的に間引きしないと魔物が溢れる為であり、ボスは結構な確率で宝箱を落とすそうなのでクロウラーにも利益がある。
だがそれも全ては命あってこそ、流石に袋叩きされる自殺行為に飛び込むのは勇気を通り越して無謀であった。
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そして俺達は特に事故もなく無事に今日のダンジョン探検を終了。
依頼達成や魔物退治でダンジョンアプリに蓄積できるポイント、それを受け付け少し換金した俺達は。
そのお金で帰り道にあるハンバーガーチェーン店にて反省会を繰り広げていた。
「とは言うもののさ、問題点は決まってるよね」
「そうだな」
ハンバーガーの包み紙を開け、大きく口を開いてかぶりつきながら静が切り出す。
ちなみにこいつ、トレーの上に今手に持っている以外で2個のハンバーガーが載っている。
「まず一つ目、頭数が足りない」
静の言葉に応じる形で俺が口にした言葉に、静はハンバーガーをもぐもぐと咀嚼しながら頷く。
コイツ小さな体してるけど、ほんと良く食うんだよな。
「二つ目、レオスの姿になってる時の問題だが鎧の音もあって隠密が出来ない」
続けた俺の言葉に一瞬静が何かを不思議がるように首を傾げるが、一端はハンバーガーを完食する事に専念したのか頷く。
「三つ目、斥候がないから敵の察知が一手遅れる上もし宝箱が出ても開けられない」
「……ぷはっ、全部が割と解決しないといけない問題だよね」
一つ目のハンバーガーを完食し、お茶で口の中を潤した静がストローから口を離して俺の言葉に同意を見せる。
だがそれはそれとして、と言わんばかりに静が若干問い詰める意思を瞳に込めて俺にジト目を向ける。
「ところでレオスって何? 透のあの姿の名前って事?」
「あ」
そして話の流れで俺、盛大にやらかした模様。
そう言えばずっと静には才能が強化されて変身出来るようになったとしか説明してなかったわ。
ここで前のようにはぐらかすという手も無いわけではないだろうが、静は共にダンジョン探検に挑む戦友だ。
ましてや付き合いの長い幼馴染でもある静に、これ以上隠し立てするのは大分不義理と言えるだろう。
「あー……何と言えばいいか、そうだな……」
二つ目のハンバーガーの包装紙を開き、齧り付きながらこちらに視線を送り続ける静に説明するために脳内で言葉を組み立てる。
前世からのどうこうとかは話の内容が重すぎるし、突拍子が無さ過ぎる。
かといって、俺が空想したキャラクターになりきる事が出来るというのも違う、そう言った場合変身した先で出来る事と出来ない事の違いの説明が難しい。
ここは一つ、まぁある意味嘘じゃないかもしれない方向で説明しよう。
あのキャラクター達が繰り広げた冒険や成し遂げた結果的に、嘘は多分言ってないから。
「異世界の英雄になりきる能力、と言うべきだろうか……」
だがそれはそれとして、自分自身この言い方が正しいのかいまいち自信が持てない為若干お茶を濁した言い方となった。
しかし静は何となく納得がいったのか、疑問が解けたような顔をしている。
「それなら少しはわからなくもないかな、明らかに透と違い過ぎるし」
「ごめんな、ふわっとした言い方になって」
「いいよいいよ、確かに特殊過ぎて説明に困るよね……ところであの姿の時はレオスって呼べばいいの?」
静の言葉に今度は俺が考え込む。
何となくだが意識の中のレオスはどっちでも良いですぞー、と自己主張してるし俺も特にどちらでも気にならない。
「いや、静が呼び易い方でいいよ」
「それじゃあ引き続き、あの姿の時も透って呼ぶね」
いつの間にか二つ目のハンバーガーを食べ終えていた静が、最後のハンバーガーの包装を開いて齧り付く。
そんな健啖家な幼馴染の姿に俺は思わず笑みを浮かべながら、言っておかないといけないことがあったので話しておくことにした。
「また変身できる先が増えたら、その時は変身先の性格次第だろうから応相談で」
「んぐっ!?」
突然の俺の発言に増えるとは思ってなかったらしい静は驚愕、ハンバーガーを喉に詰まらせて慌ててお茶を飲み始める。
そして頑張って詰まったハンバーガーを呑み込むと、若干涙目になりながら俺を睨みつけてきた。
いや、狙ったわけじゃないんだけど、その。
ごめんて。
静「ボクがテンションに任せて突っ込むと思った人は、怒らないから手を挙げてほしい」
静ちゃんは冷静に彼我戦力を見極めてエンジョイ&エキサイティングが出来る狐っ娘です。
AIのケツ引っ叩いて描かせるキャライメージ絵は必要ですか?
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どちらでもよい
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AI絵じゃないのが好ましいがないよりマシ
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AI絵ならいらない
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お前の財布を酷使しろ(断固たる決意)