わずかな光を求めて突き進め!   作:hayato0121

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本日の投稿はここまで。
次回の投稿は後日とさせていただきますが楽しみに待っていてもらえたら嬉しいです。

それでは本編をどうぞ!


第02話 集いし強者達

「ここか…」

 

ハジメはデラックスが行われる会場となる有明アリーナへとやってきた。

 

「あのこれ、デラックスに参加する為の招待状なんですけど…」

 

「拝見します…新導ハジメ様ですね。ようこそデラックスへ。控え室にご案内します。どうぞこちらへ」

 

ハジメは係員と思われる人に招待状を見せると他の参加者達がいる控え室へと案内された。

 

「時間が来ましたら呼びに来ますのでそれまではこちらの部屋でお待ちください」

 

「はい。ありがとうございます」

 

ハジメは係員への挨拶を終えると控え室の扉を開いた。

 

「(おおぉ!)」

 

中にいたのはテレビで見た事あるプロのヴァンガードファイター達以外にも強そうなファイター達ばかりだった事にハジメは驚きと興奮を感じていた。

 

ガラガラガラ!

 

「おっと!」

 

ハジメは自身が入ってきた後ろの扉が開いたので慌てて扉から離れた。

 

「羽根山(はねやま)ウララ13歳! 好きな食べ物は鮭のおにぎり! 末長くよろしくお願い致します!!」

 

『……』

 

ハジメの後に入ってきた女の子が全力で頭を下げて挨拶をするが誰も返事をする事なく部屋の中はシーンと静まり返っているを見たウララはしょんぼりしながら部屋の中へと入ってきた。

 

「あの…」

 

「はい?」

 

そんな彼女にハジメが声をかけた。

 

「俺も好きだよ。鮭のおにぎり」

 

「っ!?」

 

「他にも鶏五目とか筋子も好きだけど、やっぱり鮭が一番かな?」

 

「そ、そうですよね! 鮭のおにぎり美味しいですよね!」

 

ウララは自身の気持ちに賛同する人物が現れた事がとても嬉しかったのか瞳をキラキラさせながら反応した。

 

「俺の名前は新導ハジメ15歳。よろしくね。羽根山さん」

 

「はい! よろしくお願いします! 新導さん!」

 

「貴方も、よろしくお願いします」

 

「はっ、はい。僕、近藤ユウユっていいます。こちらこそよろしくお願いします!」

 

ハジメはウララの近くにいたユウユにも挨拶するとユウユもそれに対して返事の挨拶をしてくれた。

 

「おーい! 新入り達! こっちこっち!」

 

そんな彼らに1人の男性が声をかけてきたのでハジメ達はその人の所へ向かった。

 

「俺も鮭のおにぎりが好き。末長くよろしく」

 

男性はウララに丁寧な挨拶をするとウインクまできてくれた。

 

「良かったぁ。明るい人がいた。よろしくお願いします!」

 

「あの!」

 

「ん?」

 

ウララが挨拶した後、ハジメが男性に話しかけた。

 

「清蔵(きよくら)アンカーボルトの清蔵(きよくら)タイゾウさんですよね?」

 

「そうだけど、俺の知ってるの?」

 

「勿論です! 貴方の活躍はテレビで何度も観てましたから!」

 

「そっかそっか。それは嬉しいなぁ」

 

タイゾウはハジメから自身の活躍を観ていたと聞かされて嬉しそうにしていた。

 

「新導さん。この方のことご存じなんですか?」

 

「あぁ。清蔵さんはプロのヴァンガードファイターのチーム。【清蔵アンカーボルト】のメンバーでテレビでも活躍する凄い人なんだよ」

 

「ええっ!? そんな凄い人だったんですか!?」

 

ウララはハジメからタイゾウに関する説明を聞いてとても驚いていた。

 

「皆さん。凄く緊張してますね」

 

「大会への出場は慣れっこの強豪ばかりなんだけどね。今回出場するのはフロントカウンターだけじゃない。カウンターファイター達も出場する。表に出た事のない、研究されていないファイター達だ。こんな大会は初めてだからね」

 

「気に入らへんなその呼び方」

 

ユウユは控え室の雰囲気について思った事をタイゾウに聞くとその説明をしたタイゾウに対して気に入らないと異論を口にする男、熊取(くまとり)リクがいた。

 

「フロントファイターの格下やからカウンターファイターってか? 勝手にカテゴライズすんなやボケ!」

 

「良いじゃ〜ん。カッコ良いじゃ〜んカウンターファイター。君、おにぎりは何味が好き?」

 

「おかか…って関係ないやんけ!」

 

「静かにしてもらえるかな」

 

タイゾウとリクが話していると別の所から声が聞こえてきたのでその場にいた人達の視線はそっちへ向いた

 

「ここは選手達の控え室だ。遊びに来ただけの君達が騒ぐ所じゃない」

 

「何やと!?」

 

「(この人、この前U18のヴァンガード選手権個人戦で優勝した人だ。確か名前は…狐芝(こしば)ライカさん)」

 

ハジメは眼鏡をかけた制服姿でこちらを睨んできた人物に見覚えがあったので自身の記憶を辿るとその人がU18ヴァンガード選手権の個人戦で優勝した孤芝ライカだと気づいた。

 

ガラガラガラ!

 

『っ!?』

 

そこへ1人の男が控え室に入ってくるとその人に控え室にいた人全員の視線が集中した。

何故ならその人の事はヴァンガードをやっているなら誰もが知っている人物だったからだ。

 

「廻間ミチルく〜ん」

 

その人が控え室の席に座るとすかさずウララが声をかけに行った。

彼の名前は【廻間(はざま)ミチル】。

プロのヴァンガードファイターにして最年少記録を更新し続ける元U20世界大会の優勝者としてとても有名なヴァンガードファイターなのだ。

 

「あ、あの! CM観ました! あと、この前の特番の配信も観ました! あの、もし良かったらサインを…ええっと…っ!?」

 

ウララがミチルにサインを書いてもらおうと自身のリュックからペンを取り出そうすると彼女の背後からライカのもの凄い視線を感じて怖気付いてしまいサインを貰う事を諦める事にした。

 

「選手の皆様、そろそろお時間です。入場お願いします」

 

係員の人が呼びに来た事でハジメ達は舞台に入場した。

 

それからすぐに今回のデラックスで総合プロデューサーを務める向江ジンキが観客達を煽りながら大会のルールを説明した。

 

・参加者は全部で16人

・予選は3日間で、4人1組の全4グループに分かれての総当たり戦を行う。

・各グループの上位2名が決勝トーナメントに進出して、後日予選を勝ち抜いた8名による決勝トーナメントを行って優勝者を決める。

 

これがデラックスのルールとなる。

 

 

それからジンキが出場者達の紹介をする中でいよいよハジメの番がやってきた。

 

「突如現れた新戦力! ギアクロニクルが新たな旋風を巻き起こす! 新導ハジメーーーッ!!」

 

ワァーーーーッ!

 

そうして問題なく大会のルール説明と選手紹介が終わるとハジメ達はそれぞれ控え室へ戻ってファイトに向けての準備を始めるのだった。

 

 




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それでは次回もお楽しみ!
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