・完全自己満足の二次創作小説
・志摩リン軽度キャラ崩壊
・不定期投稿
・オリキャラ嫌いな方は回れ右
・投稿主はアニメ視聴済みで原作未読者になります
・登場しないキャラあり(主に瑞浪絵真、中津川メイ) ゴメンネ…
それでも良い方はどうぞ!!
プロローグ「幼い日の約束」
十数年前ーー山梨県身延町
春の訪れを感じさせる穏やかな午後。
柔らかな日差しが降り注ぐ公園に二人の小さな子供の姿があった。
一人は青紫色の長い髪をした女の子で、もう一人は灰色の髪をした男の子。
女の子の名前は"志摩リン"、男の子の名前は"郡上サトル"。
二人は同い年であり、幼い頃から家族ぐるみの付き合いがあり暇さえあれば一緒に遊んでいた。
「ねぇ、サトル」
「んー? なぁに、リン?」
「サトルは、おおきくなったらなにになりたい?」
突然の質問にサトルは首を傾げた。
「んー……」
しばらく考え込んだ後サトルは笑顔で答えた。
「やきゅうせんしゅになっておとうさんみたいにバイクにのりたい!」
「バイク?」
「うん! おとうさんのバイク、かっこいいもん!」
「そっかぁ……」
リンは少し考えた後サトルの顔を見つめた。
「じゃあ、わたしもバイクにのる!」
「ほんと?」
「うん! それでね、サトルといっしょにいろんなところにいくの!」
「いいね! じゃあ、やくそくだ!」
「うん!」
二人は小さな小指を絡ませ、指切りをした。
しかし…リンにはもう一つサトルに伝えたいことがあった。
「……ねぇ、サトル」
「どうしたの?」
「わたしね……おおきくなったら、サトルのおよめさんになりたい」
「およめさん?」
「うん……だめ?」
少し不安そうな表情を浮かべるリン。
そんな彼女にサトルはいつものように笑いかけた。
「いいよ!」
「……ほんと?」
「うん! じゃあ おおきくなったらけっこんしよう!」
「……!」
その言葉を聞いた瞬間、リンの表情がぱっと明るくなった。
「うんっ! やくそくだよ!」
「うん! やくそく!」
再び交わされる指切り。
二人の幼い子供が交わした小さな小さな約束。
それがどれほど大切な意味を持つことになるのか。
この時の二人はまだ知らなかった。
――そして、月日は流れていった。
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現在ーー山梨県身延町切石区にある住宅
ゴソゴソ…
「…よし。じゃあ母さん、行ってくるね。」
「道中気をつけなさいね?この時期は危ない運転が多いから。」
「分かってるよ。じゃあ行ってきます!」
「うん。行ってらっしゃい。」
ガチャ…バタン…
「…もう春休みが終わりかぁ…早かったなぁ…」
4月上旬、山梨県身延町切石区にあるガレージ付きの2階建住宅から1人の少年…"郡上サトル"が出て来た。
高校2年生となった今では十数年前と比べて明らかに大人びた顔つきになり身長も大幅に伸びているが、灰色の髪色と穏やかな表情は昔から変わっていない。
今日は彼が通っている『本栖高校』の新年度最初の登校日。
昨日まで春休みだったこともあり、学校へ行くのは少し久しぶりだ。
「…今日も良い天気だなぁ…」
サトルはそう呟きながらガレージから愛車であるヤマハ・YB-1を外へ出した。
彼が普段から通学やツーリングに使用している愛車である。
「さてと……」
軽く車体を確認してから、ヘルメットを被る。
キーを差し込み、エンジンを始動させる。
キュルル……トトトトト……
小気味よいエンジン音が静かな住宅街に響いた。
「よし、行きますか」
サトルはゆっくりと本栖高校へ向けて走り出した。
春の風が心地よい。
道中には桜が満開になった木々が連ねていた。
「……綺麗だなぁ…」
彼はそう呟くと同時に幼馴染と交わした大切な約束を思い浮かべる。
幼い頃に誓ったあの約束を。
「…リンは覚えてるのかな…」
彼はそう呟きながらYBを快調に走らせた。
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同時刻ーー身延町瀬戸にある和風住宅
ゴソゴソ…
「…じゃあ行ってきます。」
「あら?今日はいつもより早いのね?」
「…新学期だから早めに行こうと思って。」
「とか言いながらあの子を待つんじゃないの?」
「………」ジー
「あら?図星だった?」ニヤニヤ
「…朝から揶揄わないで。行ってきます。」
「はいはい、いってらっしゃい。」
母親に揶揄われて少しムスッとした表情になりながら自宅を出た小柄な少女…"志摩リン"。
彼女も『本栖高校』へ通っており、バイクで通学している。
高校2年生となった今では十数年前と比べてクールで物静かな性格になっていた。
「さてと…行くか…」
珍しく纏めずに伸ばしたままのロングヘアを靡かせながら彼女はヘルメットを被った。
そして愛車であるヤマハ・ビーノへ跨ってエンジンをかける。
キュルル……ブロロロロ……
スクーターらしい軽いエンジン音が響かせながらリンは本栖高校へ出発した。
辺りの木々は桜が咲き誇っており、綺麗なピンク色に染まっている。
「…綺麗だな…」
そんな景色を眺めながらリンはそう呟いた。
それと同時にリンはとある約束を思い出す。
幼い頃に幼馴染と交わした大切な約束を。
「…サトルは…あの約束覚えてるのかな…」
彼女は頬を少し赤く染めながらそう呟いた。
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午前7時50分ーー本栖高校駐輪場
トトトトト……
駐輪場へ入ったサトルはいつもの場所にYBを停めた。
エンジンを切りヘルメットを外す。
「ふぅ……」
「……サトル」
すると、背後から聞き慣れた声がした。
「ん?」
振り返ると、そこには一人の少女が立っていた。
青紫色の長い髪を靡かせた、涼しげな目をした小柄な少女…リンだった。
「おっ、リン。おはよう。」
「ん。おはよ。」
「今日はちょっと早いね。」
「サトルもね。」
「ははっ、確かに。」
サトルは笑いながら身につけていた手袋を外した。
「春休み、あっという間だったなぁ」
「そうだね。」
「もうちょっと休みたかった?」
「まあ、少しは思うよ。」
「俺もだな〜。」
そんな会話を交わしながら、二人は昇降口へ向かって歩き始める。
「……ねぇ、サトル。」
「ん?」
「今日、放課後暇?」
「今日はバイトもないし、特に予定はないよ。」
「そっか。」
「どうした?」
リンは少し間を置いてから答えた。
「……図書室行かない?」
「おっ、いいね。ちょうど読みたい本もあるし」
「じゃあ放課後ね。」
「了解!」
サトルが笑顔で答えると、リンもほんの少しだけ口元を緩めた。
「……サトル。」
「ん?どうした?」
「…今年もよろしく。」
「…こちらこそだよ。よろしくねリン。」
二人は顔を見合わせて穏やかに笑った。
昇降口へ歩く2人の周りには春風に揺られた桜の花びらがゆっくりと舞っていた。
幼い頃に交わした二つの約束。
『大きくなったら、一緒に色んな所へ行こう』
そして――
『大きくなったら、結婚しよう』
最初の約束は少しずつ現実になっている。
けれどもう一つの約束についてはまだお互いに何も言っていない。
それでも、二人とも忘れてはいなかった。
幼馴染として過ごしてきた長い年月。
そして、これから二人で過ごしていく日々。
その関係が少しずつ変わり始めようとしていた。
――プロローグ・完――
(オリキャラ設定)
名前:郡上 サトル
誕生日:4月3日
学年:2年
身長:173cm
趣味:ソロキャンプ、読書、バイクでのツーリング
好きなもの:静かな場所自然、キャンプ、温泉、読書、バイク、野球など
キャンプスタイル:ソロ中心だがリンともやる
一人称:俺
(容姿)
・ナチュラルショートヘアに灰色の髪色
・穏やかそうな垂れ目
・体系は細身で筋肉質
(性格)
・基本的に穏やか
・マイペース
・友達思い
・コミ力高め
・聞き上手
(概要)
山梨県身延町にある本栖高校へ通っているリン達の同級生。
中学1年からソロキャンプを始めた為知識経験が豊富。
キャンプはオールシーズンやっている。
元々野球部に所属しており俊足が武器の左打者として活躍していたが、1年の夏季大会で遊撃手として出場中…深い位置から送球を試みた事で右肩腱板損傷の大怪我を負ってしまい野球の道を諦めた。
普通二輪免許取得済みのため原付で通学している。
ちなみに普段から読んでいるのはミステリー小説。
(リンとの関係)
幼少期から家族ぐるみで交流があり、2人でよく遊んでいた。
幼い頃に2人で結婚の約束をしている。
リンとはお互い初恋の相手であり今だに結婚の約束を覚えている。
(バイト先)
富士川町の古本屋
(自宅)
身延町切石区にあるガレージ付きの2階建住宅
(愛車)
2000年式ヤマハ・YB-1 Four (通称:YB)