やっぱ小説って難しい。
上司に当たる人物から逃げ、私は足早に住んでいるアパートまで帰ってきた。
玄関の鍵を開け、扉を開ける。
『おかえり』
そのような言葉は聞こえない。
当然だ。
一人暮らしをしているのだから。
両親は中部地方に住んでおり、私は関東地方に住んでいる。
高校入学と同時に上京した。
父と母からは『お前人様に対して迷惑かけるなよ(意味深)』という心配をされたが心外だ。
私は私目線で犯罪者だと思う人物にしか焦点を当ててない。
それでもまだ殺ったことはないが……。
畳に寝転がると服がグチャとなり、気持ち悪さを感じた。
汗をかいていたみたいだ。
私はすぐに風呂場までいき、シャワーを浴びた。
15分ほど浴び続け、さっぱりとしたのでタオルで身体を拭き、頭にタオルをかけ、生まれたままの姿のまま部屋を移動し、畳で寝転がる。
──あぁ、気持ちいい。
解体の快楽とはまた違った気持ち良さが身体を駆け巡る。
この快感をさらに満喫すべく、キッチンに行き冷蔵庫を空け、アイスを取った。
安くて美味い棒アイスである。
袋から取り出し、一口舐める。
そうすると、セミが鳴くほど暑いこの季節が少しだけ涼しくなる。
一舐め、二舐めとしていくと、まるで自分だけが涼しい思いをしている感情の浸れた。
ただ、焦れったくなり一口大きく噛んだ。
「!?!? あがぁ"……頭がぁ"……」
するとキーンという感覚が頭の中を通過していった。
私は頭を抑えて苦しんだ。
そうして少し落ち着いてきたら、すぐに全て食べた。
またしてもキーンとしたが、火照った身体を冷ますのにはちょうど良かった。
今は山道を歩いている。
アイスを食べ終わった後に時計を見るとまだ1時だったので、何もせずに終わるわけには行かないと思って来た。
ごめん嘘だ。
本当は朝から晩まで肉屋で性欲を満たせると思っていたんだが、それがふいになってしまったため、解体できる獲物を探している。
熊でも猪でも……最悪猿でも構わない。
早く……早く狩りたいッ!!!
探し始めて2時間ほど経ったが、まだ見つからない。
私の欲望に野生の本能が感知したか、人間の自然破壊で居なくなってしまったかは分からない。
ここまで居ないと、もう帰ってしまおうかとさえ思ってしまう。
──だが、ついにナニカを見つけた。遠目で見えるだけだから正体までは分からないが、見た感じ良さそうな獲物だ。
「何かな何かな……アレは!!!」
距離的にバレないと思うが、逃げるのを予感して変身しておく。
変身さえしてしまえばアレが何なのか分かる前に逃げられても簡単に追いつける。
そして、私は物音1つ立てないように慎重に慎重に近づき、その正体を探っていった。
結論から言うと、その正体はヤヤミミであった。
さらに言うと、今回見つけたのはヒトミミである。
見た目の絵面的に解体してもヤバそうだなと思ったが、死ねば跡形残らず消えるから、『人間ではない!』と断定して獲物認定した。
500m以内に近づいたが、ヤヤミミはまだこちらに気付いてはいないようだったので、能力で腕と斧をヤヤミミの膝下までワープさせ薙ぎ払った。
まるでお高いお肉を切れ味のいいナイフで引いたみたいに、驚くほど簡単に切れた。
そうするとヤヤミミは何が起きたのか分からず、受け身を取る余裕すらもなく倒れた。
その後に、さらに抵抗する力をなくすため、肘から先を足を切った時と同じようにワープさせ両断する。
──ここで甲枚による両断ポイントとしては、きっちり肘の辺りで切断するということ。
手首に近すぎれば抵抗を許しちゃうし、切りすぎちゃうと腕の解体出来る量が少なすぎて楽しめない。
だから、結構この辺りが一番解体するのに楽しかったりする。
あくまでも『私』のポイントだけど。
両断したらもう逃げる心配は少ないので、目立たないように素早く移動してヤヤミミの方へ向かう。
そこでヤヤミミの状態を確認する。
ヤヤミミは死にかけの虫のようにピクピクと身体を動かし、必死に動こうとしていた。
そのまま這っているヤヤミミを足で蹴って仰向けの状態にし、斧頭を持って、身体に刃を内臓を傷つけない辺りまで落とした後、ゆっくりと下方向に引いていく。
本来ならば殺して捌くのだが、ヤヤミミは殺すと消えてしまうから生きた状態で行う。
ヤヤミミは必死に抵抗しようとしたり、絶叫しようとしている行動を見せるが、抵抗は完全に空を切り、声帯がないため絶叫しても声どころか物音1つ出さない。
虫や鳥の鳴き声に掻き消され、もはやここにいないのではないかとさえ思えてくる。
腹をご開帳し、内臓さん達とこんにちはする。
そこにあったのはほぼほぼ人間の臓器と同じ配列、同じ形をしていた。
だけど、骨格とかそういうのは見つけられなくて、やっぱ人間とは違うんだなと思った。
これを見ると恐らくだが、配列に沿った活動をこの内蔵たちはしているのだろうと予想が立てられる。
だが、人体では実際にやったことはないから、私の初体験ということになる。
もう///
ということでやろうと思う。
まず、私が最初に抜いたのは腎臓だ。
腎臓は身体の血中に存在するアンモニア(有害)を尿(無害)なものに変える機能をしている。
それはすごく有名なものだが、もう少し詳しく見てみると、腎臓は老廃物を含んだ血液を老廃物として尿に、
これにより、余分に尿を出すのを防いでくれている。
これが簡単な腎臓の役割だ。
次に私が抜いたのは脾臓だ。
脾臓は専門以外の分野の勉強においてはあまり細かく登場しない。
私も高校受験で生物をやったときは出てこなかった記憶が朧気だがある。
脾臓の役割を簡単に説明すると、古い赤血球の除去。
それと、人体の血液の量を一定に保つ働きをしている。
私も少し調べた程度でしか分からないからこの辺りまでしか知らない。
その次は胃、膵臓、肝臓、小腸、大腸、肺と解体していった。
義務教育で習わないような細かい内臓も少しずつ解体していって、最後には心臓も解体した。
でも、ヤヤミミはまだ無くならなくて、ピクピクしてた。
いつの間にか少ししか出来なかった抵抗すらもできなくなって、ただ、痙攣していた。
ここまでやったらどこまで解体できるのか知りたくて、顔や皮、神経はあったから神経も抜き出した。
わからなくなって頭を叩き割った時、始めて塵となり、消えていった。
その際に、何か人体や動物には無い薄暗く光っていた黒い物を見つけた。
あぁこれを壊したら死ぬのか。
そう思った。
解体が終わり、空を見上げるとすっかり暗くなっていた。
よほど夢中になりすぎて、光なしに暗闇を見えていたみたいだ。
「あぁ、ヤヤミミ……。あなたたちはなんて素晴らしいの。こんなにも私の解体欲を満たしてくれるなんて」
気が付くと私は口角が上がり、うっとりとした表情をしていた。
顔も赤いんじゃないかとさえ思う。
変身を解いて今回のことを頭に入れて悦に浸りながらそう思った。
これを合法的に解体できるなら魔法少女も悪くないかもしれない。
私はそう思って、暗い山道に足を躓かないように、警官に補導されないようにひっそりと帰った。
これってR-18G付けなくて大丈夫だよね?