インターネットの海を泳ぎつつ、地球降下後の身の振り方を考える。
「魔法科高校の劣等生はアニメ1期しか知らないんだよな〜」
科学技術が発達し、魔法と呼ばれる様になった世界
この初期設定に釣られて見始めた俺は、その内容に
(なんかよく分かんなかったけどお兄様がカッコイイからヨシ)
と、呑気なことを考えながら見ていた事を思い出した。
「お兄様の劣等生という評価とその実めっちゃ強くて一方的な無双っぷりが好きなんだよな〜」
知っている事を出来る限り思い出していると、ふと思い付く
「あの分解と再構築の魔法がどういう仕組みで発生してるか知りて〜」
「いっそのことかぶりつきで見るか……」
「というか、あの発達した世界を観光するのが先だな」
「ワクワクが止まらん」
一応の目標を立てると次はどの様に降下するか考える。
降下するだけならやりようはある、だが突入する瞬間を発見されトラブルになるような事はしたくない。
「ならもうやる事は一つだな」
俺は手段を決め、それなりの数のイノベイドとウルトロン・セントリーを量産する。
「ヨシ、後は実行するだけだ」
俺が考えた手段は隕石に偽装して突入する事だった。
隕石ならば発見されたとして特別警戒はしないだろうという考えだ。
ましてや海上に落ちるなら何もしないだろう。
それにこちらにはヴェーダがあるのだ、常にデータ偽装をすれば良い。
身分も新しく用意すれば良く、カネも電子決済ならいくらでもやれる。
何ら心配は要らないのだ。
「それじゃあそっちはよろしくね」
ヴェーダの管理をセントリー達に任せ、改造イノベイドに意識を移す。
「さぁ、いざ地球へ」
ヴィブラニウム製スーツを展開し、見た目は隕石中身は資源を詰め込んだ移動生産プラントに乗り込む。
待ちわびた地球に俺は降下した。
その日、人々は流星を見た。
その流星に向かって願う、ある人は家族の安寧を、またある人は借金を無くして欲しいと。
だが拝んでいるものはただの流星ではない。
それこそが彼を乗せて落ちて来た移動生産プラントだった。
「とうちゃ〜く」
「遂に辿り着いたぞ母なる惑星」
「月から見た地球も綺麗だったけど、地球から見た月は黄金の様に輝いて綺麗だ」
俺は辿り着いた地球で今もリンクしている月の裏側のヴェーダに向かって生存報告をした。
幸いにも山の中に落ちたので人々にはバレてはいない。
すぐにインターネット上の隕石にまつわる情報を統制して無害化していく。
いくらなんでも科学技術が発達していると言えど、俺の身体はとんでもない技術の塊なのだから、存在が露見しようものなら捕まえようとするだろう。
ヴィブラニウムはともかくアダマンチウムはこの時代で生み出せる可能性のある特殊合金だ、技術が渡るだけでもヤバい。
ましてや、この身体にはミスティークの細胞が使われているのだから、対魔法師用センチネルもどき出来上がる可能性もある。
いや、間違いなく生まれると確信出来る。
この世界は実質
"モビルスーツを失った代わりに魔法を得たガンダムSEED"
なのだから。
取り敢えず俺に関わる情報は見つけ次第規制しよう。
そうしよう。
「生産プラントは設置完了……当分はココが活動拠点だな」
「もうすぐ夜明けか……昼になったら動くか」
此処は魔法科高校の劣等生の世界、
元の世界とどのように違うのか?
どのような歴史を歩んで来たのか?
何よりも魔法がどのようにして発生・制御・収束するのか?
知りたい。何としても知りたい。
ヴェーダを使って調べるだけではダメだ。
あの"サイオン"やら"プシオン"やらが実際に脳味噌でどのように動くのかを知りたい。
というか実際に使いたい。俺も"マテリアル・バースト"したい。
自己加速魔法を使ってクイックシルバーごっこしたい。
ミスティークの細胞で変身すれば血統魔法もおそらく使える
「やりたい事がたくさんあって楽しみだ」
最初見た時の感想
十師族の魔法師は実質"コーディネーター"
司波深雪に至っては"スーパーコーディネーター"