勇者「おらぁっっっ!!!!!」
魔物「ぐぇっ...!!」
勇者がレベルアップしました。現在のレベルは11です。
勇者「はぁ...はぁ...はぁ...このままレベルアップを続けていけば...このダンジョンのボスにも俺1人で倒せるようになるはず...」
勇者「気掛かりがあるとすれば...HPの回復手段が無くて、俺のHPが危ういってことだけど...レベルアップすれば俺のHPは少しだけ回復される!!この仕様を利用して...あとはなるべく魔物の攻撃を受けないようにすれば...」
魔物「がるるるるる......!!!!!」
勇者「ぐっ...天井から!?このぉぉぉ!!!!!!」
魔物「ぐぇぇぇっ...!!」
勇者「はぁ...くそ...少しダメージを貰っちまった...言ったそばからこれかよ...ちくしょう...」
勇者「...俺は勇者になれたんだ。この世界の主人公は、俺なんだ...!!」
勇者「...そのはずなんだ」
俺は元ニートの勇者だ。信号無視のトラックに轢かれて、気が付いたら転生していた。
この世界に初めて来た時、俺は高揚してハイテンションになっていた。王様もお姫様も、初めて出来た仲間達も、みんな俺を祝福してくれていた。元の世界ではこんなこと考えられなかった。以前の俺は、つまらないニートだったから。友達もいなくて、恋人もいない。俺は普通の人生すら送れなかった。俺は平凡未満の退屈でつまらない絶望的な人生を送っていた。でもこの世界なら違う。この世界なら、俺は特別になれる。
ーーーーーそう思ったのに。
大勢の魔物「ぐるるるる.....」
勇者「あ、あいつら...俺を裏切りやがって...」
分かっていたさ。世の中に美味しい話なんてない。それは全部罠だってこと。元の世界でもこの世界でも、それは変わらなかった。でも、俺は諦め切れない。だって俺は、勇者なんだから。俺はもう、ただのニートなんかじゃない。この瞬間だけは、確かに俺は、俺が勇者だってことは事実なんだから。
勇者「だから...だから...必ずこのダンジョンを攻略して...あいつらに復讐してやる!!だから...だからぁぁぁぁ...!!
勇者「そこをどけよぉぉぉおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
大勢の魔物「がぁぁぁるるるるるるるぅぅぅうううう!!!!!」
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ーーーーーーーーーーーーーー999人目の勇者が死亡しました
勇者の剣がドロップしました。勇者の鎧がドロップしました。勇者の兜がドロップしました。勇者のアクセサリーがドロップしました。
勇者のドロップアイテムは王都へ転送されました。