(AI生成)ガワだけ別作品キャラの転生者だらけのポケモンSVモノ   作:名無しのモンスター

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AI生成(一部修正)の小説なのに、本命の小説がある問題で不定期更新となる小説の初投稿です。
リクエストお待ちしてます。


モニカ(主人公)と2匹の電脳ポケモン

 

 静かな部屋の中、カタカタと小さく乾いたキーボードの音が響いていた。

 光るモニターの前に陣取っているのは、1人の5歳の少女だ。あどけない顔立ちながら、その緑色の瞳は真剣にスクリーンの文字を追いかけていた。

 彼女の検索履歴には、『ポケモン 生態』『パルデア地方 危険性』『野生のポケモン 襲われる』といった、子どもが調べるには少し物騒なキーワードが並んでいた。

 画面に映し出されているのは、誕生日に買って貰ったというポケモンのゲームの攻略本や、親から借りて印刷した図鑑のデータ表に書かれた記述と、実際のパルデア地方の大自然で観測される事実を比較した専門的なデータベースだった。

 

 少女は眉をひそめ、小さく息をつく。

 

「……やっぱり、現実とゲームではこれ程までにも違うんだ」

 

 画面を見つめながら、彼女は呟いた。

 

 ゲームの中では、ポケモン達はモンスターボールから飛び出すと、トレーナーの命令に従い、愛らしく、どこかお行儀よく戦ってくれる。

 ピカチュウやパモの『10万ボルト』はただの電気技攻撃であり、ホゲータやカルボウの『かえんほうしゃ』も画面上の演出として綺麗に収まっている。

 

 しかし、現実はまったく違っていた。

 

 例えば、ゲームでは手持ちにしても安全なカエンジンの体温は、現実ではなんと摂氏6000度の息を吐き出せる程のものだった。。

 そんな生き物がうろうろしているだけでも周辺の草木は多少焦げるか最悪だと炭化し、迂闊に長時間も抱きつけば皮膚が爛れるどころか、一瞬で重度の大火傷を負うだろう。

 或いは、大人気ポケモンであるピカチュウやパモといった電気ネズミの仲間達だ。彼らが持つ電力は最大で10万ボルトに達する。

 ゲームなら『まひ状態』で済むかもしれないが、現実の物理法則において、素手の人間が数万ボルトの電流を直接浴びれば、心臓麻痺や全身の神経壊死は免れない。まさに歩く高圧電線である。

 

 さらに、生態系はもっとシビアだった。

 

 図鑑に『愛嬌がある』と書かれているポケモンであっても、野生下ではれっきとした捕食者であるものがいるのも事実だ。

 小さな少女の体躯など、ひとたび敵対心や空腹を覚えられれば一溜りもない。ゲームの主人公のように、何食わぬ顔で草むらを駆け回ることなど、現実のパルデアでは自殺行為に等しいのだ。

 

「……ただのデータじゃない。これは、本物の命と脅威を持った世界なんだわ」

 

 コンマ数秒の判断ミスが生死を分けるこの世界で生き抜くために、彼女は必要な知識を貪欲にインプットしていた。

 その時、リビングのほうから優しい声が響いた。

 

「モニカ、ご飯できたわよー。早く片付けなさい」

 

 母親に呼ばれ、少女――モニカはパッと表情を和らげ、開いていたウィンドウを閉じると、椅子から飛び降りた。

 

「はーい、今行く‼︎」

 

 軽く跳ねるような足取りで、彼女は晩御飯の待つ食卓へと向かった。

 白いリボンでポニーテール状に纏めている、その茶色いの艶やかな長髪を揺らし、どこか不敵で、しかし年相応のあどけなさを残した笑みを浮かべながら───

 

 彼女がこの世界に突如として転生した、『ドキドキ文芸部!』のモニカである事は、まだ誰にも知られていない。

 

 

 

 

 

♢

 

 それから2年の月日が流れた。

 モニカは7歳になり、相変わらず自室のパソコンで、この世界の生態や電子ネットワークについて独自の調べ物を続けていた。

 あの日のようにカタカタとキーボードを叩いていたその時……

 

 モニカの目の前で突然、ディスプレイの中央が激しく歪んだ。

 

「えっ───何これっ⁉︎」

 

 驚いて身構える間もなく、パソコンのモニタを突き破るように、激しいノイズと光の奔流とともに何かが飛び出してきた。

 

「きゃあっ‼︎ うっ……‼︎」

 

 勢いよく突っ込んできたその物体に押し倒される形で、モニカは椅子ごと床へと崩れ落ちる。部屋の中に散らばる電子の残滓がパチパチと音を立てる中、モニカは痛む頭を押さえながら、目の前で倒れ込んでいるそ(・)れ(・)ら(・)を見上げた。

 

 そこに転がっていたのは、不気味に体をクネクネとねじる変則的なデータ生命体――ポリゴンZと、その頭部に半ば埋まり込むようにして機能停止寸前となっていたロトムだった。

 

「……っ⁉︎」

 

 モニカは息を呑んだ。

 

 2匹とも、ただ事ではない状態だった。

 ポリゴンZは制御プログラムが完全に崩壊しているかのように身体のパーツが不規則に明滅し、あちこちに激しい衝突痕やデータ擦れのような深い損傷が見て取れる。

 ロトムに至っては電気がほとんど枯渇しているのか、体を維持するエネルギーす絶え絶えで、ピクリとも動かない。

 電脳空間で生まれたポケモンだからなのか、血こそ流れてはいないものの、ポケモンの生体機能及び電子回路としての限界を遥かに超えた、極限の重傷だった。

 

「モニカ、今の物音は──って、きゃあッ⁉︎」

 

 物音を聞きつけて、慌ててリビングから駆け込んできた母親が、床に倒れる見知らぬポケモン達と娘の姿を見て悲鳴を上げた。

 しかし、そこはモンスターズ・ハイと呼ばれるパルデアの過酷さを知る大人の母親だ。一瞬で事態の深刻さを察知すると、母親はすぐに表情を引き締めた。

 

「モニカ、怪我はない⁉︎……この子達、ものすごい重傷よ‼︎」

「お母さん! この子達、パソコンから突然飛び出してきたの……‼︎ このままじゃ危ない、早く手当てをしないと‼︎」

 

 モニカの冷静かつ切迫した声に、母親はうなずいた。

 

「わかった‼︎ お父さんを呼んで車を出させるわ。あなたはこの子たちを傷つけないように、そっとブランケットで包んであげて‼︎」

 

 両親との見事な連携で、怪我をしたポリゴンZとロトムは急いで毛布に包まれ、家族総出の車に乗せられた。一刻を争う緊急事態だ。

 窓の外に広がるパルデアの夜の街を駆け抜け、彼女たちは急ピッチで最寄りのポケモンセンターへと急行するのであった。

 

 

 

 

 

♢

 

 ポケモンセンターの明るく清潔な治療室。ふかふかのベッドの上で、ポリゴンZとロトムは専門の医療機器に繋がれ、静かに眠っていた。

 担当のジョーイさんからは、「機体と生体データの摩耗は激しいですが、生命力はしっかりしています。ここで安静にしていれば、あと2日程で元気になるでしょう」と太鼓判を押されていた。

 

 それから翌日。学校から帰ると、モニカはすぐに2匹の様子を見に病室へと足を運んだ。

 静寂な部屋の中、ベッドの側にそっと歩み寄ると、2匹とも目を覚ましている事に気づく。

 

「……よかった、少しは楽になった?」

 

 モニカが声をかけると、ロトムの方は頭部の電球をぽっと明るく灯し、嬉しそうにふわりと宙に浮かび上がった。

 

「ロトッ!」

 

 ロトムはモニカの周りをくるくると楽しげに旋回しながら、愛嬌のある笑顔を見せた。

 一方、その隣のベッドに寝転がったままのポリゴンZは、首を不自然な角度にコキリと傾げた。そして、オレンジと紫の奇妙な体躯をゆらゆらと揺らしながら、大きな丸い瞳でじっとモニカのことを見つめている。

 

「……キュー、ポ……」

 

 それはデータのような、あるいは機械の駆動音のような、どこか不思議ですっと心に響くような鳴き声だった。

 言葉を話せるわけではないが、その仕草からは、自分達を助けてくれたこの少女に対して、警戒心や好奇心が入り混じった奇妙な関心を抱いていることが伝わってきていた。

 

「ふふ、2匹とも無事で本当によかったわ」

 

 モニカはエメラルドグリーンの瞳を輝かせながら、ほっと安心したような柔らかい笑みを浮かべた。

 言葉は通じなくとも、しっかりと通じ合えた気がしたその瞬間、彼女の胸の奥には、どこか穏やかな温かさが広がっていた。

 

 

 

 

 

♢

 

 2日後、ポリゴンZとロトムは無事に全快し、退院の日を迎えた。

 モニカは2匹を見送るため、再びポケモンセンターへと足を運んでいた。受付の前でジョーイさんから元気になった事を保証され、受付の自動ドアが静かに開く。

 

「2匹とも、元気になることができて本当によかったね。気をつけて行くのよ」

 

 モニカが微笑みながら手を振ると、ロトムは嬉しそうに「ロトッ!」と声を上げ、ポリゴンZも「キュ……ポッ」と電子音のような鳴き声を響かせた。

 2匹はそのまま外の空気を吸うように青空の下へ出ていき、モニカもその背中を少し名残惜しそうに見送る……はずだった。

 ──しかし。

 

 自動ドアを出て数歩進んだところで、2匹はぴたりと足を止めた。そしてクルリと振り返ると、モニカの元へとまっすぐ戻ってきたのだ。

 ロトムはモニカの頭の周りを「ロト、ロトッ!」と甘えるようにくるくると回り始め、ポリゴンZは不器用な動きでモニカの腕にすり寄るようにペたりとくっついて離れない。

 完全にモニカと一緒に帰る気満々である。

 

「え、えぇ……⁉︎ 一緒に来ちゃうの……⁉︎」

 

 モニカは面食らってしまった。

 助けた手前、懐いてくれたのはとても嬉しい。しかし、今のモニカはまだ7歳だ。

 パルデア地方に飽き足らず、大抵の地方で正規のポケモントレーナーとして認められ、ポケモンを所有して一緒に旅に出られるようになるのは10歳からである。年齢制限という法律とルールの壁が存在するのだ。

 

「どうしよう……まだトレーナーになれる歳じゃないし、勝手に連れて帰ったら密猟や無許可所持になっちゃうかも……」

 

 白いリボンで纏められている長い茶髪を揺らし、知的な頭脳をフル回転させて困り果てるモニカ。

 その時、彼女がこれまでパソコンで読み漁っていた膨大な知識の引き出しから、1つの制度が思い浮かんだ。

 

「(……待って。『キープ』制度があるじゃない‼︎)」

 

 それは、10歳未満の子どもが自分に強い絆を感じてくれたポケモンと出会った際、トレーナー適齢期になるまでの間、親などの保護者に仮の所有権(キープ)を持ってもらい、実家で保護・飼育してもらうという公的な仕組みだった。

 モニカは一緒についてきてくれた両親の方へと振り返り、まっすぐな眼差しでお願いしてみることにした。

 

「お父さん、お母さん……‼︎ この子たち、私について来たいみたいで……お願い、私が10歳になってトレーナーになるまで、おうちで『キープ』として預かってもらえないかな……⁉︎」

 

 頭の上で「ロトッ‼︎」と頼もしそうに鳴くロトムと、モニカの袖をぎゅっと掴むポリゴンZ。

 娘の真剣な願いと、すっかり絆で結ばれたポケモンたちの姿を見て、両親は顔を見合わせると、優しく微笑むのだった。

 




初めてのポケモンはこの2匹となりますが、とある事情で活躍はしばらく待機です……
ロトム「何故ロト⁉︎」


軽くキャラ紹介


モニカ
原作:ドキドキ文芸部!

 本作の主人公
 5歳になってから、アニメ・ゲームと現実のポケモンの世界の違いについて調べているしっかり者
 不安だからと万全の準備を進めている反面、ポケモンと共に旅したり宝探ししたりできるという期待も背負っている
 本編ではまだ記載されていないだけで、実はスグリが闇堕ちしてしまう件をなんとかしたいと思っているようだが、彼との関わりで……?
 
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