(AI生成)ガワだけ別作品キャラの転生者だらけのポケモンSVモノ 作:名無しのモンスター
「明日の朝から、いよいよ『宝探し』が始まるのね……」
寮の部屋の窓から見える夕焼けに染まる学園の景観を眺めながら、モニカは呟いた。
明日に控えた広大なパルデア地方への旅立ち。まだ時間には余裕がある。
「せっかくだし、学園の施設を一通り見て回っておきましょうか」
肩の上のイーブイに声をかけ、モニカは部屋を出て校内を散策することにした。
♢
歴史ある図鑑が並ぶ大図書館、美味しそうな匂いが漂う家庭科室、広大なエントランスホール。広大な校舎をデータだけでなく自分の足で確かめるのは、モニカにとっては純粋に楽しく感じていた。
だが、エントランスから中庭へと続く渡り廊下を曲がろうとした、その時───
「きゃっ⁉︎」
角から急に飛び出してきた小小さく丸い「何か」と、勢いよくぶつかってしまった。
「ブイッ⁉︎」
バランスを崩しかけたモニカは、咄嗟にイーブイを抱きかかえながら踏みとどまる。足元を見ると、ぶつかった相手は床の上をコロンコロンと転がっていた。
「ごめんなさい‼︎ 大丈夫……?」
モニカは慌てて手を差し伸べながら、ぶつかった相手に視線を落とした。そして、その姿を目にした瞬間、彼女のエメラルドグリーンの瞳が驚きに見開かれた。
「モペッ‼︎」
そこにいたのは、右半分が黄色、左半分が黒の毛並みをした、愛くるしい二足歩行のネズミポケモン――モルペコだった。
「(えっ……モルペコ⁉︎)」
モニカの頭脑の中で、膨大な知識のデータベースが高速で回転する。
「(おかしいわ……ゲームの『SV』のデータにおいて、モルペコはパルデア地方の生態系には生息していないはず。東の『キタカミの里』に生息していて、しかもバイオレット版でしか出現しないはずのポケモンが、なぜこんな場所に……⁉︎)」
目の前の現実と、かつて得た知識のズレに驚愕するモニカ。
するとそこへ、廊下の奥から焦ったような足音が近づいてきた。
「ああっ‼︎ ごめんなさい、大丈夫ですかっ⁉︎ うちのモルペコが突然走り出しちゃって……ッ‼︎」
慌てて駆け寄ってきたのは、ピンク色の髪を控えめにまとめ、少しおどおどとした雰囲気を纏った小柄な少年だった。
大きな瞳を不安そうに揺らし、今にも泣き出しそうな表情でペコペコと頭を下げている。
「(アラ? この男の子、どっかで……? 前世の方で見たような……)」
どこか気弱で、けれど、どこか異様な存在感を放つその容姿――モニカは彼を確信しているわけではない上、少年もまたモニカを知らない。
だが、その姿はまるで『ジョジョの奇妙な冒険』に登場するヴィネガー・ドッピオの面影を色濃く残していた。
「あ、ううん、私は大丈夫よ。怪我はないわ」
モニカは冷静さを取り戻し、優しく微笑みながら立ち上がった。足元のモルペコも『まんぷくもよう』の愛くるしい顔で「モルッ!」と鳴き、少年の足元へとすり寄っていく。
「よかったぁ……本当にすみません。僕、新入生の……あ、えっと……ッ‼︎」
少年はモルペコを抱き上げると、ほっと胸を撫で下ろしながら、少し緊張した面持ちでモニカを見つめる中。
「あーっ‼︎ いたいた、探したよドッピオ〜‼︎」
廊下の奥から、底抜けに明るく開放的な声が響き渡った。
ドタバタと賑やかな足音とともに現れたのは、ショートカットの髪を軽快に揺らした明るい少女だった。その表情はどこか楽天家で自由奔放、見ているだけでこちらまで楽しくなってくるような雰囲気を纏っている。
彼女の容姿はまるで『ゲームボーイウォーズアドバンス2』に登場するイエローコミットの士官・ドミノそのものだった。
そして、彼女の足元には、薄ピンク色のゼリー状の体をぷるぷると揺らしながら、ご機嫌そうについてくるポケモン──メタモンの姿があった。
「ドミノさん……‼︎ 勝手に走っていっちゃってすみません……」
ドッピオと呼ばれた少年は、モルペコを抱きかかえたまま、ほっとしたように肩の力を抜いた。
「もう、急にいなくなるから心配したんだからね‼︎ ……あ、もしかしてその子とぶつかっちゃったの?」
ドミノはポンと手を打つと、目の前に立つモニカへ向かって爽やかな笑顔を向けた。
「ごめんねー‼︎ うちの友達のドッピオが迷惑かけちゃって‼︎ 私、ドミノ‼︎ こっちは相棒のシュガーだよ〜」
「モーッ!」とメタモンの『シュガー』が人懐っこく声を上げると、ぷるんと跳ねてモニカの足元へすり寄ってきた。名前の通り甘えん坊でむじゃきな性格らしく、イーブイの顔を物珍しそうに覗き込んでは親しげに身を寄せてくる。
「ううん、気にしないで。私はモニカ。この子はパートナーのイーブイよ。シュガーちゃん、よろしくね」
モニカが優しく屈んでシュガーの頭(?)を撫でてあげると、シュガーは「モモッ♪」と嬉しそうに体をすり寄せてきた。
「へへ、シュガーったらモニカちゃんのこと一目で気に入ったみたい‼︎ ドッピオもほら、ちゃんと挨拶しなよ〜」
「あ、はい……‼︎ 僕、ヴィネガー・ドッピオです。この子はモルペコ……ドミノさんとは、入学の手続きの時に知り合って……」
おずおずと名乗るドッピオの横で、モルペコも「モルッ‼︎」と愛嬌よく鳴いた。
「(ドッピオに、ドミノ……なんか前世で見た事あるような見た目な上、二人とも個性的な雰囲気を纏っているけれど、根はとても良い人たちみたいね)」
互いに転生者や元ネタの存在であることなど知る由もない3人だったが、同世代の新入生同士ということもあり、すぐに打ち解け始めた。
「ねえねえモニカちゃん‼︎ 明日からの『宝探し』、どこから行くかもう決めた? 私たちはね――」
「ド、ドミノさん、まだ地図もちゃんと見終わってないのに気が早すぎますよぉ……」
ドミノの楽天的なトークに、ドッピオが困り顔で突っ込みを入れる。そのやり取りがおかしくて、モニカは思わずくすりと微笑んだ。
パルデアの学園で巡り会った、どこか不思議で賑やかな新しい友人達。夕暮れ時の廊下に、楽しげな話し声とポケモンたちの鳴き声が心地よく響き渡っていた。
♢
翌朝。
パルデアの澄み切った青空の下、いよいよ待ちに待った校外学習──『宝探し』の始まりの日がやってきた。
モニカは真新しい制服の胸元を整え、肩に乗ったイーブイの頭を優しく撫でた。
「さあ、イーブイ。今日は校長先生から『宝探し』についての全体説明があるの。グラウンドへ行きましょう」
「ブイッ‼︎」
期待に胸を躍らせながら、モニカは校舎を抜けて広大なグラウンドへと続く階段を下りていく。
すると、前方から賑やかで聞き馴染みのある声が聞こえてきた。
「あ‼︎ モニカー‼︎」
声を掛けてきたのは、昨日熱いバトルを繰り広げた生徒会長のネモだった。相変わらずの弾けるような笑顔でぶんぶんと手を振っている。
そして、そのネモの隣には――見覚えのある制服を着た、一人の少年が並んで歩いていた。
どこか凛とした佇まいと、素直そうでまっすぐな瞳をした少年。彼こそが、このパルデア地方の物語におけるもう1人の中心人物であり主人公──ハルトだった。
「ネモさん‼︎ おはようございます」
モニカが駆け寄ると、ネモは嬉しそうにハルトの背中をポンと叩いた。
「おはようモニカちゃん‼︎ 紹介するね、こちらはハルト‼︎ 昨日編入してきたばかりで、私の大切なライバル候補なんだから‼︎」
「初めまして、ハルトです。よろしくね、モニカさん」
ハルトは丁寧におじぎをし、爽やかな笑みを向けてくれた。その足元には、彼のパートナーである小さなポケモンが嬉しそうに佇んでいる。
「(ハルト……! ゲームにおける『主人公』の彼と、こうして同じ学園の生徒として対面することになるなんて……)」
モニカは胸の中で小さく感動を覚えつつも、エメラルドグリーンの瞳を和らげ、優しく微笑みを返した。
「初めまして、ハルト。私はモニカ、モニカと呼んでね。ハルトも今日からの『宝探し』、すごく楽しみにしていたんじゃない?」
「うん‼︎ パルデアの広い世界を冒険できるなんて、ワクワクして夕べはあんまり眠れなかったくらいだよ」
「あはは、ハルトらしいや‼︎ 私もだよ‼︎」
ネモが楽しそうに笑い声をあげる。
「校長先生の話、いよいよだね。自分だけの『宝物』を見つける旅……一体どんな出会いが待っているんだろう!」
ネモ、ハルト、そしてモニカの3人は並んで歩きながら、大勢の生徒たちが集まるグラウンドの中央へと足を進めた。
澄み渡る風がパルデアの大地を吹き抜けていく。クラベル校長の壇上が見えてくる中、これから始まる果てしない冒険への高鳴りが、モニカの胸を強く打ち鳴らしていた。
♢
朝の眩しい光が差し込むグラウンドで、壇上に立ったクラベル校長のスピーチが響き渡る。
「広大なパルデアの地を巡り、世界を知り、人と接し、ポケモンと触れ合い……自分だけの『宝物』を見つけてきてください‼︎」
開会を告げるその力強い言葉に、集まった生徒達から一斉に大きな歓声が上がった。
ハルトやネモも目を輝かせ、「お互い最高の宝物を見つけようね‼︎」と言い残して、それぞれのスタートを切るべく走っていく。
モニカもまた、胸の高鳴りを感じながらグラウンドの熱気から少し離れた場所へと歩を進めていた。
「あ‼︎ モニカちゃ〜ん‼︎」
聞き覚えのある元気な声が聞こえ、振り返るとドミノが手を振りながら駆け寄ってきた。その隣には、相変わらず少しおどおどとした様子のドッピオと、足元でぷるぷると跳ねるメタモンのシュガー、そして肩の上で愛らしく佇むモルペコが一緒だ。
「校長先生のお話、すごくワクワクしたね‼︎ ドッピオなんて、緊張しすぎてお腹痛くなりそうって言ってたんだよ〜」
「ど、ドミノさん‼︎ それは言わない約束ですよぉ……っ!」
赤くなるドッピオの姿に、モニカがクスリと微笑んだその時……
「ふふ、賑やかでいいなぁ。僕たちも一年前はあんな風に緊張してたよね、アリス」
爽やかな声とともに、モニカたちの視線の先に立ち止まったのは、ゴールドの髪を柔らかく揺らした優しげな雰囲気の少年だった。
その隣には、氷の結晶のように優美な扇状のヒレを輝かせるアマルルガが静かに佇んでいる。
そしてその隣には、一転してピンと背筋を伸ばし、凛とした佇まいでこちらを見つめる少女が立っていた。金色の美しい髪をきっちりと結い上げ、生真面目な眼差しをこちらへ向けている。
彼女の傍らには、通常とは異なる深く神秘的な紺色とエメラルドの鱗を纏った、息をのむほど美しい色違いのジャローダが優雅に鎌首をもたげていた。
「ええ、そうですね、ユージオ。ですが、浮かれるあまり怪我などせねば良いのですが……」
凛々しく丁寧な言葉遣いで応じる少女。2人の身にまとっているのは、新入生のものとは少し違う、一学年上の上級生の制服だった。
「(こ、この2人は知ってる……‼︎ 『ソードアート・オンライン』のユージオとアリス……⁉︎)」
モニカの頭脑に、瞬時に知識のデータが駆け巡る。もちろん彼らもまた、この世界で生まれ育った人間であり、名前や姿が似ているだけの別人だ。
だが、その佇まいや醸し出される雰囲気は、異世界の知識を持つモニカの目を引くのに十分だった。はっきりと見覚えのある存在のため尚更だ。
「あ、先輩達‼︎ お疲れ様です‼︎」
ドミノが物怖じもせず明るく手を振ると、ユージオと呼ばれた少年は穏やかに微笑んだ。
「やあ、新入生のみんな。『宝探し』がいよいよ始まるね。僕はユージオ、2年生だよ。こっちは……」
「アリスと申します」
アリスは真剣な表情を崩さぬまま、すっと綺麗なお辞儀をした。
「1年先輩として、皆さんの船出を陰ながら応援しております。パルデアの旅路は魅力的ですが、野生のポケモンの危険も侮れません。気を引き締めて臨みなさい」
「はいっ‼︎ アリス先輩、ありがとうございます‼︎」
ドッピオが直立不動で返事をすると、アリスの足元にいる色違いのジャローダが「ジャー……」と静かに、しかし気品たっぷりに鳴いた。ユージオのアマルルガも「マルル……」と温かな鳴き声を響かせる。
「ふふ、二人ともすごく強そうで素敵なパートナーですね」
モニカがエメラルドグリーンの瞳を細めて声をかけると、ユージオは嬉しそうに目を細めた。
「ありがとう。君のイーブイも、すごくいい目をしてるね。大事に育てられているのがよく分かるよ」
「ブイッ‼︎」
イーブイは誇らしげに胸を張り、モニカの肩の上で嬉しそうに鳴いた。
作中の主人公ハルト、そしてドッピオ、ドミノ、さらには上級生のユージオとアリス―───
本来のゲームや原作の枠組みを超えて出会った、個性的で魅力的な仲間たち。
「さあ、それじゃあ僕たちも出発しようか。みんな、最高の『宝探し』になるといいね‼︎」
「ええ。皆さんに武運があらんことを」
先輩2人に見送られ、モニカはドッピオ、ドミノとともに、陽光が降り注ぐパルデアの大地へと、大きく一歩を踏み出すのだった。
どんなリクエストキャラが出たかな? 次回で教えマスオさん。