宇宙世紀なんて聞いて無い!!外伝 エターナル・トゥモロー 作:アミノベラ
というわけで、外伝です!!
ライガ・トワとその仲間たちによる日常を是非ご覧ください!!
「腹が減った…」
そう呟いたのは、夜7時のこと…。ザクの残骸からMSの操縦を学ぶために、少し長く外にいすぎたようだ…。
おっと、紹介が遅れたね。僕の名前はライガ・トワ、宇宙世紀に転生してしまったごく普通のガンダムオタクだ。
特にトラックに轢かれたわけでも無い、人生に飽き飽きしていたわけでも無い、何故か宇宙世紀に転生してしまった…。
転生してしまったからには、何が何でも生き延びる。というわけで、MSパイロットになるために、ザクの操縦を学んでいた訳だ。
でも少し遅くなってしまった…この後ご飯を作る気力は無いし、生憎カップ麺などのインスタント食品は今は家に無い。
「よし…店を探すか」
サイド7は、現在も絶賛建設中のコロニーだ。工事関係の仕事に就けばかなり金が稼げる。そうして仕事で得た金を久々にぱーっと使う訳だ。少しいい店があるといい。
そうしてライガは、店を探すために歩き始める。しかしこの時間だ、何処もかしこも閉まっている。
「やっぱりこの時間で飯屋は開いてない無いか…そろそろお腹と背中がくっつきそうだ」
そんな時、近くからよく聞く笛の音が鳴り響く。チャラーラーラーラ チャララララーと…
「これは…もしかして…」
目の前にあるのは、刑事ドラマなどでよく見かける屋台のラーメン屋っだった。
そう…2人の刑事が事件の概要を話し合ったりするあの場所だ。ちなみに補足を入れると、出先で事件の話をするのは禁止事項だ。
じゃあ、あの死神少年探偵にむちゃくちゃ事件の概要を話している目と高の刑事は上司に怒られないんだろうか…ってそんなことを考えている暇は無い…早くご飯を食べないと餓死しそうだ。
「すいませーん。今やってますか?」
「こんな時間に子供がほっつき歩いたらいけないよ…ほら帰った」
「あの…すいません…僕15で家族もみんな死んじゃって、働いてます…」
「悪いこと聞いちまったな…」
「いえいえ…もう三年も1人なんでこんなこと言われるのも慣れてくるんですよ…」
「ほい、これがメニューだ。じっくり決めてくれ」
「ありがとうございます」
そう言って、手渡されたメニューを見る。醤油 豚骨 塩 味噌…、種類はかなり豊富だ。さらに麺の硬さも選べる…なかなか決めるのに時間がかかりそうだ…
ん…?
下に店長のおすすめと書いてある。ほーこうゆうのもあるのか…。
「じゃあ店長のおすすめを大盛りでお願いします」
「はいよ!!」
よーやく飯が食える…。今日の朝飯はおにぎり1個 昼飯はカロリーメイトだったからな…。
「へいお待ち!!味噌ラーメンと肉じゃがね」
「ありがとう…って肉じゃが!?ラーメン屋で肉じゃが!?寿司屋でラーメンはすげーわかる、よく分かる…でもラーメン屋で肉じゃがってどうゆうこと!?」
「俺からのサービスだ。家族がいなくて苦労しているらしいから、これ食べて元気出せよ」
「ありがとうございます」
なんかすごいことになっちゃったぞ…、大盛りの味噌ラーメンに肉じゃが…いや…絶対に食べ切って見せる!!それが俺の夜飯の流儀だ!!
ズズズー うーん…なかなか味が染みていい麺だ。俺の好みのもちもち麺なことも、高得点だ。
お次は肉じゃがだ。うん…うん…なかなか出汁の染みたいい肉じゃがだ。ジャガイモがホクホクしていて、肉もいい焼き加減だ。
「ごちそうさまでした」
手を合わせて、食材を作ったものたちへの感謝をのベる。あと三年…あと三年したら一年戦争が勃発する。そうしたらこんな飯、いつまで食べれるか分からない…また近いうちにまた食いに行くか…そう思いながら、椅子から立ち上がる。
「これ持ってけ。余りもんだが、美味しさは保証するぜ」
「餃子…、ありがとうございます。明日の朝飯にでもしますよ」
「またこよ!!」
「はい!!」
そうして夜の街を歩き始める。たった一人で…。これはそう遠くない未来でガンダムのパイロットになる男の日常である。
・締めの一品
始まりました「宇宙世紀なんて聞いていない!!外伝 エターナル・トゥモロー」!!
本編では書けないぼのぼのとした話を出していく為の作品です!!
そういえば、みなさん気づいたでしょうか…前書きとあとがきの部分が「前菜」と「締めの一品」になっていることを!!
話の感じで前書きとあとがきの部分は今後コロコロ変わっていきます。是非そこも楽しんでみていただけると幸いです!!
・お品書き(小ネタ)
ライガ・トワ 夜飯の流儀;野原ひろし 昼飯の流儀のタイトルパロ
腹が減った…:孤独のグルメで井之頭五郎がお腹が減った時にいうセリフ
死神少年探偵;江戸川 コナン
目と高の刑事;名探偵コナンの目暮警部と高木さんのこと
なんかすごいことになっちゃったぞ;井之頭五郎が腹が減ってコンビニであれやこれや買ってしまいとんでもない量の食料を自宅で並べた際のセリフ