プロローグ
Side?
「よーし、コレでコイツは完成だ!」
「御主人様、お飲み物をお持ち致しましたが」
「入っていいぞ」
俺の名はロイファル・ガンデスブラッド、侯爵貴族の一人だ。
だが俺には何を隠そう前世の記憶があった。
そして俺は爵位が高い家に生まれた為に本来なら必要のないダンジョン探索を行ってとあるものを発見した。
それは製造施設だった。
それも設計図さえあれば出力出来るどこからどう見ても前世のプラモデルを生成、組み上げて実機として作り変え、所謂GBNの様なデジタルリアライズが可能なガッチガッチの超チートな代物だったのだ。
そしてお気が付きだろうか…俺の今の家名であるガンデスブラッド…前世の人気作品であった「ひきこまり吸血鬼の悶々」における最強格の七紅天将軍だ。
だが俺の親は当然テラコマリとかでもないしどうやらたたき上げの成り上がりによって今の地位を得ていたようだ。
だから偶然の一致…と思っていたんだがどうやら俺だけが魔核を持ち得ており烈核解放による特殊能力を扱える唯一の人間だった。
それと…
「どうか致しましたか?」
俺の工房部屋に入ってきたメイドに俺は目を向ける。
幼少の時に探索したダンジョン前の森の中で一組の幼い男女が居た。
でも到底そこらのガキでは倒せそうにないモンスターに遭遇し襲われていた。
そこであろうことか男の子の方が少女を突き飛ばして生贄にしょうとして自分だけ逃げようとしていたのだ。
当然その場を目撃していた俺はブチギレて少年を犬神家状態にしてとっととモンスターを討伐し突き飛ばされた少女を救出した。
ふと少女を見ると明らかにモンスターからつけられたものではない傷がいくつもあった。
俺は埋めていた少年を叩き起こし事情を問い質した。
どうやら少女を普段から虐めていたようで俺は彼の喚きを無視し二度埋めて放置し少女を保護し彼女からの強い希望もあって俺の専属メイドにする事にした。
少女の名前を聞いて俺は驚いた。
ガートルード・レインズワース…という事は俺がシメた少年はパスカルだったか!…
保護した後、ガトはレインズワース家とは縁切りし俺のメイドとして過ごす事となった。
「いやさ今日もガトの顔を見れて嬉しいなってさ」
「///~も、もう御主人様ったら!…」
「それと君の専用機が完成したから渡しておくよ」
「コレ…本当に私が頂いてもよろしいのですか!?」
「ああ」
「す、凄く嬉しいです!…」
俺は制作していたガトの専用ガンダムとリアライズデバイスを手渡した。
「シュミレーターでテストしてくるといいよ」
「い、いってきます」
俺がガトにそう促すと彼女は早速シュミレーターを設置してある部屋へ向かった。
「さてと…」
これから先一体何が起こるか分からない以上は整えていた方が得策か…そう思った俺は機体制作へと戻るのだった。