・革靴の底がめくれた。
起こりやすさ:1/10 大ピンチ度:7/10
その日。いつものように仕事のためにスーツを着て、黒の革靴を履いて、家を出ていき、職場へ向かっていった。
そして会社に到着し、気合を入れて仕事に取り掛かった。
作業自体は順調に進んでいき、やがて休憩時間になった。
そこでコーヒーを入れるために立ち上がると、何と片方の靴の靴底がぺローンとめくれているではないか!
わーーっ!どうしよう!まだ午前中なのに!
仕事を終えて家に帰れるのはまだまだ先なのに!
もしかして、今日はこのまま仕事を続けなければならないのだろうか?
果たして他の人に気づかれずにいられるのだろうか?
仕事を終えて家に帰ってくるまで履き続けなければならないのだろうか?
これはピンチだぞ!
これが朝、家を職場に向かっている時であれば、大ピンチ度はさらに1段階上がるぞ。
この日、大事な顧客と打ち合わせを控えているのであれば、さらに1段階上がるぞ。
さらにその顧客から指摘されたら、恥ずかしさも重なっていきなりマックスもありうるぞ。
とにかく、こんな状況のままでは仕事に集中出来ない。
何かくっつけるものがあれば。そうだ。事務室にボンドか接着剤があるはずだ。
それで何とか切り抜けることにしてみよう。
あとは、早くくっついてくれることを願うばかりだ。
それまで、他の社員には出来るだけ気づかれないようにしよう。
…とは言ってみたものの、誰にも言わずに過ごすのはなかなかしんどいことだ。
現時点でも、じわじわとピンチ度が上がっている感じだけれど、とにかく仕事に集中しよう。
他のことに気持ちが行っていれば、きっと自然に下がっていくはずだ。
そうしている間に、きっとはがれた部分もくっついてくれるはずだ。
その日の夕方。ようやく仕事が終わり、すっかり靴底も直ったため、とりあえず気まずい気持ちから解放されることが出来た。
いやー、今日は本当に大ピンチだった。
ひとまず安心はしたけれど、家に帰るまでの間は決して油断は出来ない。
本当にピンチから解放されるのは家に着いた時だ。
それまでレベルは下がることはあっても、無くなるわけじゃない。
そして、これからはこれを教訓にしていこう。
人生を過ごしていれば、きっと今後も大ピンチはやってくる。
でも、それを経験すれば、今度大ピンチがやってきたとしても、怖くなくなるはずだ。
さあ、読者の人達も色々なピンチを乗り越えて行こう。
・汗びっしょり
起こりやすさ:10/10 大ピンチ度:3/10
夏のある日。朝、家を出て駅に行き、電車で会社へと向かっていった。
駅に向かっている間はまだ涼しかったけれど、電車を降りた時には気温もかなり上がっていた。
スマートフォンを見ると、気温はすでに30℃。
こんな中で会社まで歩いたら汗をかいてしまいそうだ。
案の定、その予感は的中してしまう。
太陽がギラギラ照っている道路の上は暑いし、体感的にはもう30℃を超えているだろう。
さらに天気予報によると、今日は猛暑日になりそうだ。
いやー、朝からまいったなあ…。もうすでに暑い。
首筋からは汗が出始めているし、何だか嫌な予感が…。
駅から会社までは徒歩10分ちょっと。
決して遠いわけではないのだが、この日はやけに遠く感じてしまう。
とにかく、早くエアコンの効いた場所にたどり着きたい。
しかし、そんな願いもむなしく、会社のゲートをくぐり、職場にたどり着いた時には汗びっしょりになってしまった。
まだ朝なのに。これから仕事なのに。これは大ピンチだ。
こんな状態で仕事をしなければならないのか。
とにかく、出来ることならすぐに着替えたい。
何とか、汗が乾いた状態で仕事をしたい。
早く扇風機かクーラーに当たりたい。
この時、始業時間が迫っていて着替える時間が無いと、大ピンチ度はさらに1段階上がるぞ。
とにかく、猛暑日の日は短時間でも外を歩くのは大変だ。
これを発表した時点ではもう秋だけれど、夏はいずれまたやってくるわけだから、読者の皆さんもぜひ気を付けて。
・車にスマートフォンを置いてきた
起こりやすさ:2/10 大ピンチ度:9/10
今日は営業先に出かけていく日だ。
早速会社で準備を済ませた後、書類やスマートフォンも持って車に乗り込み、目的地へと向かっていった。
途中、道が混んでいたこともあって、時間に余裕がなくなってきた。
まずいなあ。面会時間が迫っているのに…。
とはいえ、焦っても仕方ない。
もし遅れるようなら道のわきに車を停めて、先方に電話を入れることにしよう。
それにそなえて、スマートフォンをポケットから出して、書類の上に置いておくことにした。
その後、時間はかなり押してきたものの、どうにか時間には間に合いそうだったので、必要な書類を持って、オフィスへと向かっていった。
幸い、入り口では先方の人が待っていたため、笑顔であいさつをし、名刺を交換した後、社内へと入っていった。
そして、無事に話し合いが始まったのは良かったが、ここでポケットにスマートフォンが入っていないことに気が付いた。
あっ、やってしまった…。
こっ、これは大ピンチだ。
冗談抜きで大ピンチだ。
どうしよう…。果たしてスマートフォンは無事なんだろうか。
もし何かあったら、リアル「スマホを置いてきただけなのに」になってしまう。
こんな時、正直に事情を話して取りに行くことが出来たら、どんなに助かるだろう。
仮に、友人の家に遊びに来た時や、買い物をしに来た時だったら、すぐに車に戻っていっただろう。
(※買い物の時には、一旦商品を戻すか、急いで会計を済ませる必要があるので、それなりにピンチだけれど。)
しかし、今は先方の人と一緒にいる状態だ。
会社を背負ってここにいる以上、今さら取りに行くわけにはいかない。
まして、気にしていたら仕事に集中出来ない。
とにかく、今はスマートフォンが無事でいてくれることを願いながら、目の前の仕事をこなすことに専念し、何とかピンチの状態が表情や態度に出ないようにしよう。
そして、今後はこんなことをやらかしてしまわないように気を付けよう。
…ああ、商談の時間がいつもより長く感じられる…。
というわけで、これから大人が経験しそうな大ピンチのケースを載せていきます。
避けられるピンチは出来る限り避けながら、そして避けられないピンチに出会った時にはうまく対処しながら日々を過ごしていきましょう。