Aipedia ヤーナム   作:狗吠篶

4 / 4
Aipedia ヤーナム (執筆者Grok)

ヤーナム

 

概要

ヤーナム(Yharnam)は、ブリテン島北部の山岳地帯に位置する巨大な廃墟都市である。広大な湖を有し、一部が海に面する隔絶された地域に存在する。19世紀以前からイギリス王家の行政記録に登場するが、長らく連絡が途絶し、20世紀中盤までほぼ忘れ去られていた。1970年代以降の調査で実在が確認され、現在は一部が観光地として一般公開されている。ゴシック様式の建築群が特徴で、『Bloodborne』(2014年)の舞台として広く知られるようになった。

 

ヴィクトリア朝以前のヤーナム

イギリス王家の行政記録によれば、ヤーナムは封建制後期から存在する古い領地であった。カインハースト家が領主を務め、処刑人の役割を担っていたとされる。処刑という穢れを王都から遠ざけ、カインハースト家の特異な性質を封じる目的で、山奥に位置づけられたという。城の対岸には処刑場と墓地を兼ねた区画が設けられ、死刑囚やいわく付きの人物が集められていた。外部との連絡は死刑囚の引渡しに付随する書簡に限られ、到達は極めて困難であった。

 

ヴィクトリア朝時代から第二次世界大戦初期

ヴィクトリア朝頃から「医療教会」に関する奇妙な噂が流れるようになり、これと時を同じくしてカインハースト家との連絡が途絶した。中央は軽く調査したのみで、以降は優先度を下げて放置したとされる。公式記録は徐々に薄れ、領地としての扱いはほぼ放棄されたが、病の治療を求めて向かう者は細々と現れ続けた。少なくとも第二次世界大戦初期までは、限られた証言により存在が確認されていた。

 

戦後の寄贈

大戦終結後、元軍医を名乗る男が陸軍総司令部に現れ、続いて大英博物館に日記帳と多数の武具・道具を寄贈した。男はシルクハットとコートという古風な服装で、書類カバンのみを所持していたと記録されている。武具の搬入経路に関する記録は残っていない。男はもともとイギリス国内の基地に勤務しており、「医療教会の噂を確かめる」として休暇を取得した後、連絡が途絶し死亡扱いとなっていたことが後の調査で判明した。真意は不明である。

 

日記は古い皮と金属で装丁された羊皮紙の報告書で、内容はフィクションとみなされ閉架書庫に保管された。武具類は歴史的価値を認められつつも、経歴の怪しさから倉庫に収められた。

 

1970年代の再発見と研究

1970年代、英国図書館設立に伴う閉架書庫調査で日記が再発見された。内容はヤーナムでの体験を詳細に記したもので、街の構造や風土に関する記述が古い行政記録や周辺伝承と一致した。特に「トゥメル」という極めてマイナーな民族名の出現が注目された。日記には当初の司書所見にない続きが記されており、余白の減少も確認された。

同時に博物館側でも寄贈武具が再調査され、変形機構を持つ武器やカインハーストの紋章、関連する名鑑などが確認された。これらにより信憑性が高まり、本格的な研究が始まった。

 

オカルト学者・歴史学者の関心

オカルト研究者だけでなく、カインハースト家の消息やヤーナムが忌み地とされた理由を長年調査していた歴史学者も参加した。カインハースト以前から忌み地であったことや、周辺伝承に残るトゥメル民族と女王ヤーナムの話が日記と符合したことが、研究を後押しした。

 

ヤーナムの再発見と立ち入り調査

文献調査の限界から航空機による捜索が行われ、山間の開けた場所に巨大な教会跡、広大な湖、巨大な城が確認された。ヘリによる立ち入り調査が開始され、ヴィクトリア朝期の建築様式を持つ市街や聖堂街、森に沈んだビルゲンワース、トゥメル遺跡入口などが発見された。街は下から上へ積み上げるように建造されており、崩落が多く調査は難航した。参加者は当初の研究者とその紹介者に限られ、一部の発見は非公開とされた。

 

大衆の関心の高まり

1970年代後半の南米アステカ文明発掘と、1981年の映画『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』公開による古代文明ブームの中で、ヤーナムへの関心も高まった。写本や翻訳版が流通し、日本でも訳本が出版された。一般には現実を舞台としたフィクションとして楽しまれ、オカルト界隈ではアマチュア研究が盛んになった。

 

ヤーナムを元にした作品

冒険活劇系の小説や映画で、ヤーナムの謎を追う作品が多数制作された。調査記録を参照したもの、日記のみを元にしたもの、両者を混ぜたものなど、アプローチは多様であった。

 

Bloodborneの登場

2014年、日本のフロム・ソフトウェアから『Bloodborne』が発売された。ソウルシリーズのシステムを基盤に、日記の内容を忠実に取り入れ、イギリスでの取材も反映して制作された。研究者からは「最も原本に忠実でわかりやすい要訳」と評される。敵の外見が実際の発見遺体と酷似している点などが指摘され、さまざまな臆測を呼んだ。

 

現在の寄贈品の扱い

大英博物館では、寄贈された武具・道具の一部とヤーナム出土資料が「ヤーナム関連資料」として展示されている。日記帳は英国図書館で時折、特別展示として公開されている。

 

観光地としてのヤーナム

Bloodborne発売から数年後、比較的安定した区画が選ばれ、一般公開が始まった。不都合な遺体は移設され、核心的な情報は伏せられた形で整備された。山中を切り開いた高低差の激しい広大な街を、整備された道を何時間もかけて訪れる。ゲームに登場するエリアに該当する区画も一部公開されており、ファンや制作関係者からも一致の度合いに驚きの声が上がった。訪れるのは歴史関心者、オカルト愛好家、一般観光客、聖地巡礼者など多岐にわたる。

 

オカルト的な真偽不明な噂

- 街中に人型でない特徴を持つ白骨やミイラが残されているという目撃談が後を絶たない。

- 一部の遺体は既存の生物分類に当てはまらない形態をしていたとされる。

- 「見える者と見えない者」がいる存在や、触れることで視認可能になるものがあったという内部関係者の話。

- 寄贈した男が武具を運んだ痕跡が記録にない点や、日記の余白が後から埋まった点を指摘する説。

- 『Bloodborne』の制作に非公開記録が関与した、または制作者が何かを「受信」したという都市伝説。

- 公開後も完全には片付けられていない異形の骨の噂が、じわじわと広がり続けている。

 

(注:本稿は公開情報および一般に流通する記録に基づく。非公開の調査内容については記載していない。)

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
点
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。