『美少女モンスターコレクションズ』~壊れジョブ「美少女捕獲マスター」で可愛い女の子を乱獲してハーレムを構築する。捕まえた女の子は、育成して立派に育てます~ 作:冰藍雷夏
修学旅行中のバスでの出来事だった。
暗いトンネルを抜けると、そこは異世界だった件。
「お~!これが異世界転生ってやつか~!すご」
突然のことにクラスメイトと担任の愛ちゃんが慌てふためいていた。
俺?
俺、影田《かげた》光《ひかり》は、ほら、ボッチ君だからさ。1人で遠くの青空をクールに眺めているよ。
【オ、オ、オ、ゲエェ!オオオオ!!オゲゴオオオ!!】
「な、何だよ、あれ?気持ち悪い巨大鳥か?」
【オエエェ!!】
「ぎゃああああ!!」
「鳥山~!」
愚かにも、1人で周りの偵察に行くと言っていた、陽キャグループの鳥山が、巨大鳥に頭をくちばしで押さえられ、どこかに連れて行かれてしまった。
慌てる愛ちゃんとクラスメイト達。
「ふむ……まだ届くかな?」
「影田君?どうしたの?ボールなんて持って、鳥山君が――」
俺の隣の席に座っていた黒薙《くろな》優姫《ゆうき》さんが、放心状態で聞いてくる。
いや、助けるんだけども……
「ふんっ!」
「え?全然飛んでないよ。影田君!」
これでも、現役の帰宅部。
低速で羽ばたき始めた鶏もどきを撃ち落とせるくらいのコントロールはある、はず。
「ライトニングボルト」
【オゲゴオオオ!?!!!】
修学旅行の弟へのお土産に買ったスーパーボールを投げたら、鶏もどきの体から雷撃が走っただと?
「お、俺、もしかして、異世界に来て雷属性に目覚めた?え?うそぉ?俺って、遂に影の存在から自ら光る電気ねずみ、みたいな国民的マスコットになっちゃった?」
「い、言っている意味がよく分からないよ。影田君」
自らの隠された真なる力に、ただただ自惚れる俺。
だって、雷属性だぜ? 電気鼠や、優しい王様みたいな力を好きな時に出せ……
「……ない?」
「頭は大丈夫かな?影田君」
右手を外へと掲げたけど、雷属性の攻撃は1ボルトも出なかった。
「ぐへぇ~、助かりました。優しいお姉様」
「鳥山君!」
「あぁ、助けが遅くなって、すまなかった。皆様も無事だろうか?転移者諸君。ようこそ、異世界「ハクロギア」の極東大陸へ」
黄金の髪の美少女だった。
助けた鳥山を担ぎながら、屈託のない笑顔で、俺達が乗ってきた修学旅行バスへと入って来たのは、雷女帝ナルカミ・ライトニングと名乗った。
◇
「貴方のジョブは勇者です」
「よっしゃ!世界救っちゃうもんね~!」
「貴女のジョブは大魔導師です」
「やった~!凄いレアジョブだって!」
おぉ、凄い。
皆、凄そうな職業《ジョブ》を鑑定されていく。
鳥山が助けられた後、俺達は、ナルカミさんが担いだ修学旅行バスで移動し、謎の神殿へと連れて来られた。
これもよくあるイベント、鑑定でクラスメイト達の職業《ジョブ》を確かめてもらう。
どうやら、俺達は、この過酷な異世界で生き抜くための力を手に入れ、魔王が居る鬼ヶ島とか言う場所にある、帰る門に辿りつかないと地球へは帰れないらしい。
どうしてこうなった?
「おや?貴方は……」
「ふふん。まさか凄いジョブだったりするのか?剣聖とか、暗殺者とかか?まさか、遊び人とかじゃないよな?」
そして、鑑定はいよいよ最後……俺の番となった。
クラスメイトのほとんどは、凄いジョブばかりだった。たぶん、地球から来た人間は、異世界では凄いステータスを持っているんだろう。
オラ、ワクワクすっぞ!
……ちなみにクラスメイトは、ほとんど神殿には残っていない。鑑定してもらったジョブの力を確かめに訓練場へと向かってしまった。
「……貴方のジョブは、「美少女捕獲マスター」ですな」
「…………は、い?」
「ですから、「美少女捕獲マスター」ですな。はて?こんなジョブ、長い鑑定人生の中で初めて見ますが……どう見てもハズレジョブですな。ドンマイですじゃ」
「美少女捕獲マスター」ってなんぞや?
ポケッ〇モンスターの亜種ゲーか?
いや、地球では、ヤクザを捕獲するヤクモンとかもメチャクチャ流行ってたしな。
そ、そうだ!
これは、あれだ!
可愛い美少女系のモンスターを捕獲できる超SSS級の神ジョブって展開に……
「能力は……あらゆる女の子の捕獲、育成、成長。セクハラジョブですかな?」
「なんじゃそりゃあ!?」
こんな過酷そうな異世界で、女の子の捕獲やら育成している暇なんてないっつうの!
右手から雷ぶっぱなすとか、そういう力はないのか?
「す、ステータスオープン!」
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影田光
ジョブ「美少女捕獲マスター」
能力 捕獲 育成 成長
手に魔力を込めれば、女の子捕獲用のボールが無限に出せる。捕獲率は超低い
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「なんじゃこりゃあ!?」
「さて、クラスメイト様。全員の鑑定は終わりましたし、ワシはこれにて帰りますじゃ。さようなら、美少女捕獲マスター殿」
俺は、ステータス画面にあった説明の通り、右手に魔力を込めた。すると赤と白が混ざり合った魔力玉が出現、逃げようとする爺に投げてみた。
「ちょっと待てや、いけっ!モンス〇ーボール!!」
ポコンッ!
「……はて?何かされましたかな?美少女捕獲マスター殿」
「は、弾かれた!?いや、その前に美少女捕獲マスター殿って、フルで呼ぶなや」
「そうですか。それでは、ワシはこれで……ワシの可愛い孫、ナルちゃんや。クラスメイト様の鑑定は全員終わったぞい。この場に残っている皆さんを教会に連れて行ってくれんかのう?」
「お、終わりましたか、おじい様。お疲れ様です!」
可愛い孫のナルちゃん?
「俺達を鶏もどきから助けてくれた、ナルカミ・ライトニングさんか……美少女だな」
俺は、転げ戻ってきたモンス〇ーボールを拾い上げ、照準を定めてみた。
「ホ、ホ、可愛い孫の頼みじゃて、こんなもん朝飯前じゃ」
「本当ですか!ありがとうござ……」
ポンッ!
ナルカミさんが光に包まれ、ボールの中に入った。
コロン……
コロン……
コロン……
ピッ!
『雷女帝ナルカミ・ライトニングをゲットしました』
「GETだぜ?」
「このクソガキャアアアアア!!ワシの可愛い孫に何しとんじゃああああ!」
「ぎゃああああ!!」
俺は、爺に顔面をぶん殴られた。
こうして、俺は、雷属性の攻撃ができるナルカミさんをゲットだぜ!