『美少女モンスターコレクションズ』~壊れジョブ「美少女捕獲マスター」で可愛い女の子を乱獲してハーレムを構築する。捕まえた女の子は、育成して立派に育てます~ 作:冰藍雷夏
「お、おうぁぅえ?」
し、死ぬ。この爺、ただもんじゃねえぞ。
この帰宅部の俺が、一方的にボコられるなんて、あり得ないって。
「あ、影田君。
神殿の居残り組の黒薙《くろな》優姫《ゆうき》さんが、扉を開けてやって来た。
に、逃げよう。
黒薙さん、俺を引きずって逃がしてくりゃれ。
「ひゅーひゅー、優姫、ちゃん……一緒に逃げ、よ……」
「おうおう、どこに行くんじゃ?クソガキ。出しな、ワシの可愛い孫を返しやがれ。出しな。あの可笑しなモンス◎ーボールとやらからな」
爺、本気で怒ってんだけどよ。
筋骨隆々なお体で、制服の胸ぐら掴まれて逃げられねえよ、こりゃあ。
こちとら、顔面殴られて、虫の息なんだが!?
「か、影田君!?キャアアア、鼻血出てるよ!」
「ち、ちぎゃう。これは、脳天から流血してりゅ」
「ちっ!こんな軟弱な野郎じゃ、可愛い孫娘の相手に全然ふさわしくねえな。今からワシがじきじきに鍛えてやる」
「は?ぎゃあ!?」
な、なに言ってんだ?このクソ暴力爺。
「ワシのことは、今から師匠と呼べ。馬鹿弟子。それと、さっさと可愛い孫娘を解放しろ。3秒以内に支度しろ」
「そ、そんなこと、言われましても」
「あぁんっ!?」
「しゅる!直ぐに解放して、あんたの弟子になりゅ。だから、殴んな、爺!」
あんたに殴られると、頭蓋骨が揺れるんだよ。
「……ど、どういう状況?影田君」
「黒薙さん。助けてくれ~!」
情けない声だ。俺は誇りある帰宅部なのに、最強の部活の部員のはずなのに。
「うん。とりあえず、影田君が一方的に悪いのは、なんとなく分かったよ」
「にゃにい!?」
「そうじゃ!」
うるせえ、爺。しばき倒すぞ。
「あん?」
「ひぃ、ごめんなさい」
なぜ、心の声がバレた?
つうか、孫娘を解放しろとか言われても、どうやってボールから出せばいいか分からんつうのよ。
「と、とりあえず、ステータス画面開いて見たら?ステータス画面に説明欄出てたよね?」
「あ、たしかに……ステータスオープン!」
頼む!なんとか解決案が書いてあってくりゃれ。
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ナルカミ・ライトニング(♀)
16歳
バスト 88
ウエスト59
ヒップ 85
未体験 未発達
感度S 体力S 魔力B 攻S 守B 速S
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……へんてこなステータスが表示されていた。感度Sってなんだ? 感動的な人ってことか?
「なに晒しとんじゃ!クソガキャアアアアア!!」
「ぎいやあああああ!!」
『ナルカミ・ライトニングをボールから出しますか?』
YES◎
No
ポンッ!キュイインン!!
「ん?……おや?私は気持ちの良い空間で寝ていたはずなのに?ここは、どこ?」
「お、女の子が?ナルカミさんが出てきた?」
「まじか~、画面タッチすれば出んのかよ」
それか、俺の任意で出し入れできるとも、表記されてるわ。もっと早く知りたかったわ。
「おおおお!!ナルちゃんや、無事かのう?」
「あ、おじい様。ど、どうされたのですか?そんな、悲しそうな顔をして」
さっきまで怒髪天を超越していたクソ爺が、孫娘にデレデレになってやがる。
ふざけんなよ、クソ爺。
「うんうん。感動的な再会だねぇ」
そして、なんで泣いてる?黒薙さ~ん!
「……そうだな。だが、クソ爺とナルカミさんが実験台になってくれて、俺のジョブ「美少女捕獲マスター」の力の一端を把握できたのは良かった」
「す、凄いジョブだね。わたしには、絶対に使わないでね。使ったら訴えちゃうよ……な、なんちゃって~……なんちゃってね」
なんで、少し照れてんだ?
クラスメイトに使うわけないんだが。
「……いや、クラスメイトに使うわけないぞ」
「そ、そんな!……そ、そうだよね。魅力なくて、クラスカースト下位のわたしに使うわけないよね。泣いてない!泣いてないよ!全然!」
「……そっか」
なんで、泣いてんだよ。
「使うとしても、高位の能力持ちに投げたら、ボールは弾かれやすいんだと。どこの伝説の◎ケモンだよな」
慌てるな、俺。
まっさらスタートだ。
まずは、ゲットしやすい女の子を見極めて、捕まえて養ってもらわないといけないんだ。
「だったら、少し大きめの町に行って、路地裏に居そうな幸薄エルフ幼女とか、黒猫獣人みたいな捕らえられている女の子をゲットしに旅に出るしかねえ。夢が広がるぜ!俺は、この力で、美少女達のヒモになる!」
こうして、俺の美少女テイマーの旅は始ま……
「まてや、クソガキ。これから精神修業の部屋へと一緒に入るぞ。ワシの可愛い孫娘以上に強くなるまでは出さん」
らなかった。なに言ってんだ?
それにこのクソ爺。
「何言ってんだ、クソ爺。あんたと俺の縁は終わったの。俺は、これから俺を守ってくれる幼い美少女達をテイム……じゃなくて、スカウトにだな」
「黙れ。行くぞ」
「いや、どこに……てっ!どこだここ?でっかい砂時計があるぞ」
「私も居るぞ。変態テイマー殿」
「ナルカミさんまで?黒薙さんは……来てないのか」
なに考えてんだ爺。
なんで、か弱い帰宅部の俺をこんな場所に連れてきた。
「始めるぞ。わけの分からんジョブ持ちが、我が可愛い孫娘にコロッと騙されたんじゃ、殺……すではなく。ちゃんと、貴様が我が孫娘に相応しくなるように鍛える」
「ハハハ、いきなりなに言ってんだ。爺……」
ドガアンンンンッ!!
「がはぁ!?」
透明な壁に叩きつけられた?
それに何だ?あの爺の姿はよう?
「修業はもう始まっている。ジョブが駄目なら、スキルを網羅して覚えろ。いや、強制的に、この
「いや、なに言ってんだ?……クソ爺!!ごぎゃあ!?」
「ほう。初手を半身だけは無事だったか。それは神の一撃、よく体に覚えさせておけ。我が弟子よ」
「だ、れが我が弟子だ。クソ爺……ごほっ!」
こうして俺は、よく分からない場所で、何回も死にかけながら、頭のおかしな爺に鍛えに鍛えられて、多彩なスキルを強制的に身に付けさせられたんだ……