とあるオートボット司令官と破壊大帝は仲良しで銀河最強“RE” 作:マスターKU
第4話 ステータスプレート
〜翌日〜
集まった生徒達に手の平大の銀色のプレートが配られてた。不思議そうに見る生徒達に騎士団長のメルド・ロギンスが直々に説明を始めた。
騎士団長が自ら訓練に付きっきりで良いものだろうかと思ったけど、どうやら勇者様一行を半端な者に預ける訳にはいかないらしい。寧ろ本人が"面倒な雑事を副長に押し付ける理由ができて助かった!”と豪快に笑った程なので大丈夫だろう(もしかしなくても大丈夫じゃない副長にハジメ達は心の奥底から“何か免なさい。そして、お仕事頑張ってください”と祈った。)
メルド「よし、全員に配り終わったな?このアーティファクトはステータスプレートと呼ばれている。文字通り、自分の客観的なステータスを数値化して示してくれるものだ。最も頼のある身分証明書でもあり、これさえあれば迷子になっても平気だからな、失くすなよ?」
そして、非常に気楽な喋り方をするメルド。彼は豪放落な性格で"これから戦友になるうってのに何時までも他人行儀に話せるか!”と他の騎士団員達にも普通に接する様忠告する位だ(流石にビーストコンボイみたいに自由放ではないが)。ハジメ達にとってもその方が気楽で良かった。遥か年配の方から感煎な態度で接せられても居心地が悪いし何を企んでるのか分らなくてしょうがないのだ。
メルド「プレートの一面に魔法陣が刻まれてるだるう。そこに、一緒に渡した針で指に傷を作って魔法陣に血を一滴垂らしてくれ。それで所持者が登録され、《ステータスオープン》と言えば表に自分のステータスが表示される筈だ。」
光輝「アーティファクト?」
メルド「アーティファクトって言うのはな、現代じゃ再現できない強力な力を持った魔法の道具のだ。このステータスプレートもその1つでな、普通はアーティファクトは国宝になるもんだが、それは複製できるアーティファクトがあるから一般市民にも流通している。身分証に便利だからな。」
胡散臭く狂信者なイシュタルと違い、こちらの質問を丁寧に答えてくれるメルド団長にハジメ達は用できるとアイコンタクトを取る。
既に他のクラスメイト達が顔を築め面になりながら指先に針をチョンと刺し、その傷口から漏れた血を魔法陣に擦りつけ始めるのを見てハジメ達も同じ行動を取る。すると、魔法陣が一瞬淡く輝き始める。
ハジメ達はステータスプレートがバグったらどうするんだと懸念を残しつつ、いざステータスプレートを見ると...
南雲ハジメ 17歳
男
レベル:測定不能
天職:創者
筋力:
体力:
耐性:
敏捷:
魔力:
魔耐:
技能:錬成、言語理解、投影構築、無詠唱、
ハジメ「.....めちゃくちゃバグだらけじゃねえか!?」
案の定バグりすぎてとんでもない事になった。まずレベルがそもそも測定不能と記載されてる....つまりトータスの理では範酵を超えてしまってるので測定できないという事になる。次に筋力は攻撃力(普通は体力が一番上に来る事のが多いが、ここでは攻撃力が一番上に記載されてる)、耐性は防力、敏捷は素早さ、耐魔は魔法防御力、魔力は魔法攻撃力を表すが...その全てがロックされ、関覧不能になってる。もうこの時点でおかしいが、技能についても問題がある。
<言語理解>は“まぁ”解る。異世界に渡った時には大体初期の頃に実装されてる能力であり、これがないと言葉を通じないのだ(ただし、“盾の世界”では文字まで翻訳してくれないのでこれは自力でやるしかない。)
<錬成>は錬成師になった時の初期に実装されてる能力であり、大体の錬成師はできて当たり前の能力である。しかし、“創者”はどうなのかは不明である。
<精神操作無効>はおそらく洗脳や混乱といった精神系状態異常が一切効かなくなる能力..つまり洗脳、混乱、魅了、恐怖、絶望に耐性があるという事である。(例えばガルヴァトロン(SL)やギガトロンの精神汚染やエアラクニッド(P)の洗脳音波を無効化に出来ると言えば解りやすい。)
ここから一気におかしくなる。自分達しか知らないTFとの特別な力であるTFMU•Systemが何故かこの"トータスの世界”で詳細に記載されてるとは何事だ?横についてある“+”は何だ?これが何を表してるのかイマイチ解らない。
そして何より...魔力操作なんて何時得したのだ?周囲を見渡すと光輝や檜山、雫、香織も同じ反応をしてる...
つまり、TF達と冒険したり、戦ったりした経験を引き継いだ結果、ステータスプレートがバグってしまったのだろう。そんなハジメを他所に"皆が自分のステータスを確認し終えだと判断したメルド団長からステータスの説明がなされた。
メルド「まず、最初にレベルがあるだろう?それは各ステータスの上昇と共に上がる。上限は百でそれがその人間の限界を示す。レベル百という事は人間としての潜在能力を全て発揮した極地という事だからな。そんな奴は早々にいない。」
八重樫(...そもそも測定不能の場合はどうなるのかしら...)
どうやらゲームの様に経験値稼いでレベルアップと共にステータスが上がる訳ではないが、そもそも測定不能なのでおそらくレベル百という上限を超えてしまってるハジメ達はそれ以前の問題である。
メルド「ステータスは日々の鍛練で当然上昇するし、魔法や魔法具で上昇させる事もできる。また、魔力が高い者は自然と他のステータスも高くなる。詳しい事は解ってないが、魔力が身体のスペックを無意識に補助している救国の勇者御一行だからな。国の宝物庫大開放だぞ!」
メルド団長の言葉から推測するに、魔物をしただけでステータスが一気に上昇すると言う事はないらしい。
メルド「次に天職ってのがあるだろう?それは言うなれば才能だ。未尾にある技能と連動していて、その天職の領分においては無類の才能を発できる。天職持ちは少なく、戦闘系天職と非戦系天職に分類されるんだが、戦闘系は千人に一人・ものによっちゃあ万人に一人の割合だ。非戦系も少ないと言えば少ないが...百人に一人はいるな。十人に一人という珍しくもないものも結構ある。生産職は持ってる奴が多いな。」
ハジメ(となると。..俺のは生産職系か...ふふふ...ソラス・プライムが選した設計図やラチェット達の設計図、はたまたホイルジャック達(Pを除く)の資料を読んだ甲斐があったな。)
光輝(ハジメ..絶対とんでもない物を作る気だ..あの表情..)
流石に天職はちゃんと表示されてる。創者はおそらく生産職になるのだろう..数々のTF関連の設計図や資料を読んだのもあってかとんでもない物を作ろうと悪い笑みが浮かんだ。
メルド「後は...各ステータスは見たままだ。大体レベル1の平均は10位だな。まあ、お前達には数倍から数十倍は高いだろうがな!全く羨ましい限りだ!あ、ステータスプレートの内容を報告してくれ。訓練内容の参考にしなきゃならんからな。」
ハジメの周囲...特に竜の取り巻き達の反応から見るに動揺はしてない...寧ろ自慢気に見せ合ってる。そして、メルド団長がステータスプレートの内容を報告する様にとの事なので、早速といった様に竜童がメルド団長にステータスプレートを見せていた。
龍堂拓也 17歳
男
レベル:1
天職:勇者
筋力:100
体力:100
耐性:100
敏捷:100
魔力:100
魔耐:100
技能:全属性適性・全馬性耐性・物理耐性・複合魔法・剣術・剛力・箱地・先読・高速魔力回復・気配感・魔力感知・限界突破・言語理解
他の奴(TF関係者以外)から見たらチートだが南雲達のステータス見るとんでしまう。
メルド「ほお~、流石勇者様だな。レベル1で既に三桁か.....技能も普通は二つ三つなんだがな.....規格外な奴め!頼もしい限りだ!」
竜童「いや~、あはは......」
メルド「光輝はどうなんだ?」
メルド団長の呼び掛けに光輝が恐る恐るステータスの報告をしに前に出た。そして、それを拝見したメルド団長は目が飛び出て驚愕してた。そのステータスは...
天之川光輝 17歳
男
レベル:測定不能
天職:破者
筋力:
体力:
耐性:
敏捷:
魔力:
魔耐:
技能:全属性適性、全属性耐性、物理耐性、複合魔法、剣術、剛力、縮地、高速魔力回復、魔力感知、限界突破、言語理解、
まさに竜童を超えるチートの権化、メルド団長が驚いたのはレベルが測定不能に加えて殆どのステータスにロックが掛かって閲覧不能になってる事とあまり聞き慣れないTFMU•System の存在が主な理由なのだろう。
メルド「.......ほ、ほぉー、流石は勇者様の仲間だな。れ、Lv.1でさ、三桁か..しかも技能も普通は2つ3つなんだがな...規格外な奴め!頼もしい限りだ!」
光輝「あの、無理して取り繕えなくても良いです。正直、Lvもステータスもバグって表示できないので驚いても仕方ないかと...」
メルド「…すまん、今のは流石に取り繕いすぎた。」
団長が無理をして褒め称え様とするも流石に無理がありすぎたのか思わずツッコミを入れてしまった光輝。
因みに団長のレベルは62でステータス平均は300前後、この世界の人間ならトップクラスの強さだ。(人間サイズにしたらドリフト(AD)とナグナッツに互角に渡り合えるレベル)
そう考えると測定不能はもはや前代未聞という言葉がしっくりくるレベルだ。
メルド「さてと...この中にステータスプレートがバグって表示できない者がいたら手を挙げときな。」
藪から蛇のような気分だ。メルド団長の呼び掛けに雫と香織、龍太郎、檜山(とその仲間違)、恵里、鈴、優花、ハジメも手を挙げた事で一番最後に報告する事になった。他のクラスメイトはというと流石に上記の12.3名程バグだらけではなくちゃんと表示されてる且つ十分なチート持ちで戦闘系天職ばかりだ。
雫は剣士(まあ、実家が剣術道場で、ドリフト(AD)やプロール(A)の弟子。そして、ホイルジャック(P)の妹分だから納得)、
優花は投術師(ナイフや投擲器を扱う天職。因みにナイフ捌きが上手い人程料理も得意という話もあるのでこれも納得。ただし、当の本人は蹴りも使える)、
龍太郎は拳士(元々空手部なので理に叶ってる。そして、グリムロック達ダイノボットと良好な関係を築いている。)、
恵里は降霊術師、鈴は結界師、
檜山組は戦闘系(此処でもスタースクリーム(今作)との関係を物語る様なスキルもある‼︎)
香織は治癒師(ただしアーシー(今作)やその仲間達から格闘技全般を教えられてる)になってる。
いよいよハジメの番だ。
メルド「お、最後は南雲か。さっきの皆も戦闘系天職だけど測定不能だったからな...正直に言うと見るのが怖い気分だ。よし、何がきてももう驚かないから敬意を表して見てやるう。」
メルド団長も前の12人がバグだらけの化け物になってたから流石に驚かないだろうと同時に頼れる戦友が得られるとワクワクしてた。しかし、ハジメの天職を見ると...エネル顔になって仰天した。
メルド「.....創者ってそんなステータスを持ってたのか?これは幾ら何でもバグりすぎるだろ⁉︎いや、創者って鍛冶職の事だと思うけど、鍛冶職がバグだらけステータスを持ってたなんて予想できるか!」
とメルド団長は発し立てるかの様にハジメの天職について説明する。その様子にハジメを目の敵にしてる”例の事件による強制転校生”達が食いつかない等がない。明らかな非戦系天職、クラスメイト全員が戦闘系天職を持ち、これからの戦いが待ってる状況では役立たずの無能という可能性が大きい。そういう風に考えている為、
「おいおい、ハジメさんよぉ。もしかして非戦系か?そんなんで戦える訳?」
案の定、その一人が実にウザい感じでハジメに肩を組む。見渡せば遠藤や清水、檜山組以外の男子生徒達はニヤニヤと嗤っており(その中には蔑み感覚で)、女子生徒達は"戦う鍛治職人ってカッコいいね”と妙に納得したのか頷いてた(無論一部を除いて)。ある世界では戦うコックがいたのだから戦う加治職人もいても良いだろう、とハジメ達は考えている。
ハジメ「そうか?戦うコックなら見た事あるから戦う鍛冶職人もいても良いだろうと思うけど?」
「じゃあさ、ちょっとステータスを見せてみろよ。」
「天職がショボい分ステータスは高いんだよなぁ?」
南雲「バグだらけのステータスなんか見てもちっとも面白くないと思うけど、そこまで言うのなら..」
ハジメがステータスプレートを見せ様とした時、檜山達がハジメを庇う様にやってきた。
檜山「はっ!想像力の無い奴はこれだから困る!!」
「んだと!!」
近藤「生産職では何もできないと思っているのか?それなら、お前らの頭は残念に過ぎる。」
「なっ!!」
檜山「大体、お前ら、高校生にもなって“鋼錬”も知らねぇのかよ、あっテメらこそエロアニメやアダルトものしか見ない本物のキモオタだったの忘れてたわ!」
「ふざけんな!!俺だって健全なアニメ位ちゃんと見るわ!!!!!」
そう言い争いをしていると
?→愛子「コラーー!ケンカはいけませんよ!」
案の定、ご都合主義愛好家の竜と愛子先生が此方にやって怒った表情で来ていた。
竜童「南雲‼︎檜山!!彼らに謝れ!」
檜山「つっかかってきたの彼奴らの方からだぞ」
竜童「それでも良くない!これから一緒に戦う仲間なんだ!」
檜山「あーはいはい。正義感が強いね~」
竜童「何だと!」
そして、竜童は前に進み出た瞬間、愛子先生が檜山と竜童の間に入り止めにきた。
愛子「ケンカはダメですよ二人共!」
檜山「安心してくださいよ。"手は出して”無いですから。」
南雲「まあ、精々俺の天職について懇切丁寧に説明してくれただけですよ。」
メルド「鋼錬?そりゃあ一体?」
南雲「"鋼の錬金術師”。俺達の世界では有名な冒険物語です。錬金術師、トータスにおける錬成師を生業としている主人公エドワード・エルリックが、実験の失敗によって失った自分達の身体を取り戻す為の旅をするというストーリーで、その中でエドワードは錬成によって、義手となっている右腕を武器に組み替えたり、地間の成分を利用して武器を生成したりして立ちはだかる強酸と戦います。」
メルド「地面から武器を!?成る程な、如何なる才能も使い方次第、という訳か。勉強になったよ。」
檜山の発言で挙げられた言葉が何なのか疑問を投げかけるメルド団長、それに答えたのはハジメだった。
錬金術師エドワード・エルリックを主人公としたそのアニメのストーリーを、其処で見せたエドワードのバトルスタイルを聞き、驚くと共に感心するメルド。
その様には奴らも反論する余地はなく、舌打ちしながら引き下がるしかなかった。
愛子「そういえば鋼錬で思い出したのですが、私の天職も鋼錬の原作者が描いた漫画がりみたいなんです。ある意味ハジメ君とお揃いで、ちょっぴり難しいですね。」
それはさておき、そう言いながら愛子先生がステータスプレートをハジメに見せた。其処には、こう書かれていた。
畑山愛子 25歳
女
レベル:1
天職:作農師
筋力:5
体力:10
耐性:10
敏捷:5
魔力:100
魔耐:10
技能:土壌管理•土壌回復•範囲耕作•成長促進•品種改良•植物系鑑定•肥料生成・混在育成・自動収穫・発酵操作•範囲温度調整・農場結界・豊機天雨・鎌術•言語理解
ハジメ「…もしかして銀の匙の事?」
愛子「はい、そうですよ。」
メルド「さ、作農師!?」
愛子が言っていた漫画が何なのかという話題で話そうとしていたハジメだったが、その表記にメルドはそれを遮るかの如く驚きの声を上げ、部下に何かしらの指示を出した。