とあるオートボット司令官と破壊大帝は仲良しで銀河最強“RE”   作:マスターKU

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第1章 トータスー体制側は裏で良からぬ事を考えてるから用できない。
第1話 異世界転移


 突然の事態に対し自らの仲間達を抱えながら、眩い光に両目をギュッと閉じていたハジメだったが、周囲がざわざわと騒ぎ始めたのを耳にしてゆっくりと目を開き、仲間の安全を確認して、周囲を油断なく見渡した。

 

南雲「…無事か.......?皆?」

 

檜山「あぁ、何とか」

 

香織「…ここ...どこ...?」

 

八重樫「ここは…大聖堂…?」

 

清水「分からない.........」

 

光輝(香織、八重、龍太郎、清水、園部も..檜山グループと遠蔵は...うん、ちゃんといる)

 

 まず目に飛び込んで来たのは巨大な壁画、縦横十メートルはありそうなその壁画には、後を背負い、長い金髪を靡かせ薄らと微笑む中性的な顔立ちの人物が、背景として描かれた草原や湖、山々を包み込むかの如く両手を広げた姿が描かれていた。

 

南雲「気持ち悪りぃ...」

 

 実に美しい、素晴らしい壁画ではあるが、然しハジメにはその人物が香織と雫を巡って自らに矢鱈と突っかかって来るクラスメイトや、自分の為に他人の犠牲を厭わないクズTF共にしか見えなかったのもあって胡散臭さしか感じなかった。その壁画から視線を外し、再び周囲を見ると、どうやら自分達が巨大な、大聖堂を思わせる荘厳な雰囲気の広間にいるらしい事が分かった。

 大理石をふんだんに使ったのであろう、美しい光沢を放っ滑らかな白い石造りの建築物、美しい彫刻が彫られた巨大な柱によってドーム状の天井が支えられて出来たその巨大な空間、その最奥にある台座の様な場所にハジメ達が、それを取り囲む様に、聖職者の如き装いに身を包んだ30人以上の人々が祈りを捧げるかの様な格好で跪いていた。

 とりあえず南雲達は荷物を確認する。鞄の中は荒らされてなかった。

 ハジメが周囲の確認を終えたのを見計らったかの様なタイミングで、その中の1人、彼らの中でも特に豪奢な衣装を纏った70代位(とは言ったがその身に纏うオーラは凄まじく、顔の皺等が無ければ50代と言っても通るかもしれない)の老人が進み出て来た。

 

?→イシュタル「ようこそ、トータスへ。勇者様、並びにご同胞の皆様。歓迎致しますぞ。私は聖教教会にて教皇の地位に就いておりますイシュタル・ランゴバルドと申す者。以後、宜しくお願い致しますぞ」

 

 手に持った錫杖を鳴らしながら、イシュタルと名乗った老人は、好々爺然とした微笑を浮かべ、そう話し掛けたが、TF戦闘経験関係者は一目見てわかった、”此奴はスタースクリーム(P)やレーザーウェーブ(SL)の様な小物ではなく、スラスト(アルマダ)やセンチネルプライム(実写)、そしてスタースクリーム(SB)の様な断ならない厄介な為政者”であると。

 

 場所を移り、十メートル以上ありそうなテーブルが幾つも並んだ大広間に通された。恐らく、晩餐会等をする為の部屋なのだろう。

 上座に愛ちゃん先生と光輝、雫、香織、龍太郎の四人組が座り、鈴と恵里は龍太郎の次に、優花は妙子と奈々と一緒に、そしてハジメは檜山、中野、近藤、斎藤(ありふれ)の前に座り、檜山がわざと一番最後と暗黙の了解で成り立ってるクラスカーストを思わせる席順に並んでる事に光輝と雫、香織、龍太郎、優花、鈴、恵里、妙子、奈々、愛ちゃん先生は納得いかないという顔になった。

 全員が着席すると、絶妙なタイミングでカートを押しながらメイドさん達が入ってきて、飲み物を配っていく。ここに案内されるまで誰1人も騒いでなかったのは現実に認識が追い付いてない...又はゲームの世界だと思い込んでるからというのもある。しかし、それ以上に光輝と雫を始めとするTF戦闘経験関係者が落ち着かせたのが理由だ。(檜山が落ち着かせようと思えば檜山を憎む者達が反発するのだろうと思い、南雲に任せて敢えて沈黙を貫いている。)教師より教師らしく生徒を纏め上げた事に先生の役目を奪われて涙目になった愛ちゃん先生にハジメはエールを送り、光輝と雫はやっちまったと頭を抱えてしまった。

 因みにメイドの容姿は秋葉原の喫茶店にいる様なのではなく正真正銘、男子の夢を具現化した様な美少女、美女であり、男子の大半がガン見し、女子が男子を汚物を見る様な目で見る。

 

檜山「なあ、皆。あのメイドさん達どう思う?」

 

中野「え?綺麗でまさに美女・美少女だと思うよ......?」

 

檜山「ちゃうちゃう!俺が聞きたいのは見た目じゃなくて、動きについてなんだが?」

 

近藤「動き?確かに素人っぽく見えるな。それがどうかした?」

 

光輝「多分、ハニトラ?って奴の為に呼ばれた人達だな」

 

龍太郎、清水「「成程!!」」

 

檜山「だから、一応気を付けてくれ」

 

遠藤「うん、判った!」

 

 全員に飲み物が配られるとイシュタルが話し始めた。

 

イシュタル「さて、貴方方においてはさぞ混乱している事でしょう。一から説明させて頂きますのでな、まずは私の話を最後までお聞きくだされ」

 

 そう言ってイシュタルは話し始めた。

 ここはトータスと呼ばれる異世界であり、ここには人間族、亜人族、魔人族の3つの種族が存在している。人間族は北一帯、魔人族は南一帯、亜人族は東の海で生きているらしい。(この際、イシュタルは亜人族を侮蔑する様な発言をしてた事からおそらくこの世界にも差別が存在してると思われる。)

 このうち、人間族と魔人族は何百年も戦争を続けているらしい。魔人族は人間族に数で負けているが個人の資質では勝っている。しかも、魔人族は魔物を使役することができる。

 魔物とは野性動物が魔力を取り入れ変質した生き物らしい。この世界の人間でも魔物のことは詳しく分かっていないようだが、それぞれ固有魔法という特殊な魔法を使える害獣という認識らしい。しかし、これまでせいぜい1・2体しか使役できなかった魔物を大量に使役できるようになるという異常事態が発生。これにより人間族のアドバンテージである<数の多さ>が覆されてしまった。

 これにより、人間族は滅びの危機に陥ってるらしい。

 そして、最近になって不思議な生き物が大量発生するようになり、聖教教会や魔人族ですらコントロールが効かなくなり反抗する者も現れた。(その存在をもっと詳しく話していれば南雲達は切れた可能性大であった。)

 

イシュタル「貴方方を召喚したのはエヒト様です。我々人間族が崇める守護神、聖教教会の唯一神にして、この世界を創られた至上の神。恐らく、エヒト様は悟られたのでしょう。このままでは人間族が滅ぶと。それを回避するためにあなた方を険ばれた。貴方方の世界はこの世界より上位にあり、例外なく強力な力を持っているのです。貴方方にはぜひこの力を発揮し、エヒト様のご意思の下、魔人族を打倒し我ら人間族を救っていただきたい」

 

 何処か恍惚とした表情で締め括られたイシュタルの話は実にありふれたファンタジーでテンプレ、どうしようもなく身勝手であると同時にハジメ達は気づいた。イシュタルはてのディセプティコンのリーダー達ように^_^わ自身の自己満足(エヒト神の正義)に従い、躍起になっていたオートボット上層部(A)のようにエヒト神の神託の為なら非道な事をやっても憚られない厄介な存在になるのだろうと。

 

ハジメ「…なあ、皆。この件...サイバトロン戦争より厄介な案件にならないのか?」

 

天之河「…ああ。戦争の理由が見えてこないんだ....」

 

鈴「間違いない...何かがありそう...」

 

 だからこそ解るが...今までの戦いは規模こそ違えど何れも"支配や圧政から解放する”のが目的の戦いが多かった。しかし、今回は魔人族が人間族を支配しようとしてるのか、その逆に人間族が魔人族を支配しようとしてるのか...そもそもの目的が見えてこないのだ。それか、スィンドル(A)やダブルフェイス(アルマダ)の様に裏で武器や思考を出回らせて戦争をさせるよう仕向けさせるか…イシュタルの話によると人間族の守護神がエヒト神なら、その対となる魔人族の守護神もいる等..裏で其奴らが人間族と魔人族を争わせる様仕向けてるのではないのか?そう推測すると突然立ち上がり、猛然と抗議をする人が現れた。愛ちゃん先生だ。

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