三冠を目指すヴィブロスのお話 プロットお試し版   作:雪狐

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プロットお試し版です。

なんとなく保存用に書きました。
深夜の寝不足テンションで書いたためかなりの適当です。



三冠を目指すヴィブロスのお話 プロットお試し版

三冠を目指すヴィブロスのお話

 

姉の背中を追い続けた少女はついにトレセンへと足を踏み入れた。

姉の軌跡を追い、彼女もまた三冠へと挑戦を決意する。

トレーナーとともにまずは危なくも初戦を辛勝する。

次走は自分への理解を深めてのトレーニングを開始。

トレーナーの名采配にて2戦目は軽々と撃破、三戦目を朝日杯へと決める。

同世代を蹴散らして初のG1を奪取。

次走を桜花賞へと決める。

更にはオークス→秋華賞へと三冠路線へ。

桜花賞、前が開かず大外を回されるも捩じ伏せ一冠目を奪取。

オークス、大雨の中グチャグチャの最内へと切り込み同世代最強候補へと名乗りを上げる二冠目奪取。

秋華賞、ついに無敗のまま姉が取れなかった悲願の三冠ウマ娘へ挑戦。

必死に三冠を阻止するべく前を塞がれ、外にも内にも入れず大苦戦する。

しかし、ほんの僅かに開いた隙を突き残り150mにて突き抜け三冠目を奪取。

遂に無敗の三冠ウマ娘トリプルティアラとなる。

年間無敗と最強ウマ娘への名乗りを上げる。

シニア編へと突入。

始動は中山記念を選択、ヴィクトリアマイルを視野に入れる。

中山記念を軽々と制覇、その後姉との本気の大勝負へ。

ヴィクトリアマイル、姉の気迫に気圧されかなりの辛勝ながら姉ヴィルシーナを下しヴィクトリアに微笑まれる。

ここでついにラスボスであるジェンティルドンナと出会い、挑戦を決意。

最強へと挑むべく宝塚で格上世代へと挑戦。

大雨の中を突き抜け大勝。

そしてついにジェンティルドンナへ挑むため有馬記念参戦を発表、しかしトレーナーは苦い顔をする。

なぜならばヴィブロスの適性はマイル〜中距離まで血統的にも長距離は厳しいと判断する。

しかし、ヴィブロスの決意は変わらず有馬記念へ向けてトレーニングを開始。

トレーナーの提案でジャパンCへと参戦、格上世代へ更に挑戦。

海外の刺客、格上のウマ娘達を剛脚で捩じ伏せて有馬記念へ弾みをつける。

一方、ジェンティルドンナは秋天を制覇し更なる高みへと上り続けていた。

そして遂にジェンティルドンナへと挑戦。

2年連続無敗、最強ウマ娘の称号奪取、姉の敵討ちを心に秘めていざ有馬へ!

姉達に見守れ、遂にゲートへ入っていく。

開くゲート、スタートも抜群に良く決まり位置取りも上手くいった。

中段やや後ろからじっくりと先団にいるジェンティルドンナを見ながら脚を溜めていく予定だった……しかし、ダイタクヘリオスとメジロパーマーの超大逃げによりレースコードが壊されてしまう。

未体験の超超ハイペース、適性が無い距離がヴィブロスの体力を削っていく。

それでもキラキラと煌めくゴールがヴィブロスを呼んでいる。

負けられない、負けたくない!!とヴィブロスは全身全霊で前を追う。

最後の一滴まで振り絞りジェンティルドンナの影を追う。

しかし女神は微笑まない。

ヴィブロス、初の長距離有馬記念でジェンティルドンナに敗北。

最後の直線で影を踏むも届かず、ヴィブロスは下を向いたままのゴールとなる。

レース後、トレーナーの胸の中で号泣してしまう。

その後は泣き疲れてしまい力尽き、姉ヴィルシーナへ抱き抱えられ帰宅。

届かぬ手、初めての敗北がヴィブロスを苦しめた。

全てを出し切った、なのに届かなかった。

悔しくて悔しくて、唇からは血が滴るほど強く噛み締めて泣いた。

新年、まだ立ち直れずにいた。

トレーナーからはしばらく休めと言われ、手持ち無沙汰でフラフラとするばかり。

しかし、そんな時ハルウララと出会う。

彼女の負けても負けても前へ前へと進む姿と折れない強さをヴィブロスは感じた。

ハルウララとトレーニングを始める。

ゆっくりゆっくりと前へ。

そして遂に今年の初戦の話を始める。

ヴィブロスは言う、今年の有馬記念に出るよ!と。

真っ直ぐに見つめてくるヴィブロスにトレーナーは彼女の成長と決意を感じる。

最終目標が決まった事で2人は茨の道を進む事にする。

今年度は全てG1へ参戦、年間無敗、ジェンティルドンナの撃破が目標となる。

始動戦は5月前半ヴィクトリアマイル連覇、6月後半宝塚連覇、

10月後半秋天、11月後半ジャパンC連覇、そして12月後半有馬記念。

ジェンティルドンナ撃破、年間無敗、秋古馬三冠を目指してトレーニングを決める。

常に戦場へと身を置き厳しい環境へと順応していく、更に高みを目指すため強敵を喰らい前へ前へ。

ジェンティルドンナも海外遠征を経て更なる高みを目指していた。

ヴィブロスの活躍を聞き彼女は微笑む、更なる高みへと導く好敵手が産まれたと、食らって食らって強くおなりなさい。

そして全てを食らって強くなった貴女を喰らってわたくしは更なる高みへと昇りましょう。挑みなさいヴィブロスさん。

距離適性を埋めるべく、メジロマックイーン、グラスワンダー、シンボリクリスエス、オグリキャップ、キタサンブラックと地獄の長距離トレーニング合宿をする事になった。

マスクと重りを付け山を駆け上がり、最後の一滴まで搾りだして駆け抜ける。

昼は吐いても決められた量を食べる、夜はトレーナーの秘伝のマッサージと入浴後にトレーナー秘伝の改良型特濃ロイヤルビタージュースを流し込まれて就寝。

ちなみにこの特濃ロイヤルビタージュースは一滴飲むだけでウマ娘が白目を剥いて失神するほど苦くてヤバい。

この過酷な合宿を春夏秋やり遂げる。

針も積極的に受けていく。

雨の日はバーチャルでトレーニング。バイアリータークの地獄のトレーニング。

その回あってヴィクトリアマイル、宝塚、秋天、ジャパンCを制覇し遂にジェンティルドンナへと再挑戦を果たす。

最高の仕上がりで現れたジェンティルドンナに気押されるも、トレーナーの叱咤激励を受け前を向く。

記者会見にてジェンティルドンナが今回の有馬記念で今ステージを引退し、次のステージへと向かうと爆弾発言。

そしてヴィブロスへと視線を向けて微笑みながら問いかける。

【これが最後、さぁ全てを賭けてわたくしに挑みなさい。貴女を喰らってわたくしは更なる高みへと進むわ】と。

プレッシャーと戸惑いがヴィブロスを襲う。

ここを逃せばもう二度とジェンティルドンナを越えられない、最後のチャンスを活かせるのか?自分は届くのか?

そんな折、トレーナーが部屋を訪れてきた。

そしてヴィブロスへお話を始める。

自分の生い立ち、夢、挫折、君と言う最高のパートナーを得た事。

そして、君は必ず勝つよ。なぜなら君は最高のウマ娘だからと。

一夜明けて、遂に泣いても笑ったも最後の挑戦、有馬記念ゲートイン。

不思議と笑みが溢れて、たくさんの温かい気持ちが溢れてでた。

今日は最高の一日だ!

前回同様に中団後方で位置を取る。焦らずじっくりと流れと風を読む。

今年もメジロパーマーが大逃げをうち、それを追ってタイトルホルダーとキセキが競り合っていくレースコードが上がる。

超ハイペースレコード必須の流れへと変貌し、ウマ娘達の体力を、気力を、脚を奪っていく。

止まらぬ前の3人、それをじっくりと優雅に見つめるジェンティルドンナ。

数頭のウマ娘が我慢できずに3人へと向い上がっていく、ヴィブロスは更に後方へと落ちてしまう。

しかし、焦りはない。今ではないと本能が囁く。

上がるペース、焦りが伝播する空気。

しかし今は動かない。

ヴィブロス、ジェンティルドンナ共に機を待ち後方へと下がっていく。

動いたのは第3コーナー直前、ジェンティルドンナ、ヴィブロスが同じ瞬間加速し始めた。

次々と前を抜かしていくジェンティル、そして最内ギリギリを攻めて上がっていくヴィブロス。

そして第4コーナー中間で遂に逃げ3人を捉え並ばずに抜き去っていくジェンティルドンナ。

それを追うように最内に肩を擦らせながら最短距離でコーナーを駆け抜けてヴィブロスが迫る。

そして最後の直線へと戦場は移る。

大歓声を浴びながらジェンティルドンナとヴィブロスの追い合いが始まる。

更に加速して抜かせぬ愉悦な笑みのジェンティルドンナ、それに負けじと加速し美しい猛獣の笑みのヴィブロス。

まだ、まだ足りない!まだ届かない!!搾れ!搾り出せ!もっともっと!!ここで終わってもいい!!全部捧げてもいい!!勝ちたい!勝ちたい!!絶対に勝つんだ!!

ルドルフが呟く。

「まだ先へと進むのか?新たな扉が開くぞ」

 

刻が止待って見える、鼓動以外の音がしない、脚が重さを失っていく。

あぁ、ゴールがキラキラしている。

いいよ、全部あげる!!だから私は勝つんだァァァァァ!!!

 

抜けた、抜けた!!抜けたぁぁあ!!!

ヴィブロスが抜いていく、止まらない、更なる未知の末脚が炸裂した。

ジェンティルドンナはヴィブロスの背を見ている、わたくしが負ける?不思議と清々しい気分であった。

全てを出し切ってそれでも自分を抜いていく、もうゴールしか見ていないヴィブロスをジェンティルドンナは天を仰ぎ認めた。

 

ヴィブロス有馬記念制覇、年間無敗、古馬三冠達成す!!

ゴールの瞬間、無音となった。

そして、ヴィブロスが両手を突き上げ歓喜の声を上げると一斉に観客達から滝のような歓声と拍手が上がる。

ヴィルシーナ、ジュルヴァルグランは涙でぐちゃぐちゃになりながら抱き合い妹の勝利を喜んでいる。

トレーナーは滂沱の涙を流しながらターフへと飛び降りてヴィブロスの元へ駆けつけ強く抱きしめた。

ジェンティルドンナは天を仰ぎ、瞳閉じている。

息を整え、ヴィブロスへと視線を向け微笑み背を向けるターフを去った。

脚がブルブルと震えて歩けないヴィブロスをトレーナーが肩車してウイニングランを始める。

ゆっくりゆっくりと観客の前を走っていく、拍手や歓声が2人を暖かく包み込んでいく。

数日後、ヴィブロスの電撃引退が世間を驚かせた。

全てを搾り出したヴィブロスは満足してしまい、脚の故障も見つかり長期的な療養をする事になった。

その後トレーナーに逆プロポーズし、最初は戸惑い慌てたトレーナーを見事負かしてゴールインへと向かった。

そしてトレーナーと一緒にチームを作りサポーターへと転身して次のステージへと向かうこととなった。

 

三冠を目指すヴィブロスのお話 おしまい

 

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