.hack//Error 〜死神は世界を嘲笑す〜   作:あるま☆

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One chapter 【失われる記憶】
死神


気がついたら俺はダンジョンに倒れていた。理由はわからない。記憶が少し飛んでしまったのかここにいる前の記憶が思い出せないのだ。

ただわかっていることは自分の素性とログアウトができないと言うことだ。何いってんだこいつと思った人黙ってね。

俺は『The world』というゲームをしていたのだ。しかし、俺は今もっているはずのコントローラーも頭につけているはずのFMDの感覚がない。まるで体ごとゲームに入ったような感じだ。面白いからそこまで気にしないけど。

とりあえずこのダンジョンから脱出しないとな。アイテム欄を開こうとしたがどう開くかわからない。

アイテム欄を開こうと奮闘していると後ろから声をかけるPCがいた。

 

「・・・・誰?そこにいるの」

「俺はエクサ。お前は?」

「・・・・司」

 

司と名乗るPCは見た感じ性別は男の呪術士のようだ。しかし、男とは限らない。ネットにはリアルとゲームでは性別が逆のネカマがいるからだ。見た目で性別を判断をしてはならない。

俺は正真正銘の男です。

 

「君もログアウトができないの・・・?」

「なんでそれを?てか君もってことは」

「・・・・僕もログアウトできないんだ」

 

どうやら司も俺と同じようにログアウトができなくなってしまったようだ。原因は今だに想像がつかないが同じ境遇の人間がいるのは正直嬉しいし心強いとまではいかないが寂しさが消える。

司に原因を聞こうとも思ったがあまり話すのに慣れていないのか目を合わせようとしてくれないコミュ症かな。

 

「まずここから出ようかっと思ったがアイテムどうやって使うかわかるか?」

「知らない・・・」

「だよな。こう気合で出ろぉ!って言ったら出たりなんてーーーー」

 

すると突然目の前にいつも目にするステータスやいろいろな情報が書かれているウィンドウが表示された。

驚愕した俺を見てか司は少し笑っていた。

 

「君おかしぃ・・・!」

「やっと笑ったなお前」

「!!・・・・見るな!」

「痛い痛い!杖で叩くな!!」

 

杖で叩かれると痛みを感じた。これでゲームの中に入ってしまったことの確証を得た。しかし、こうもリアルに痛みを感じるとはどんな技術を持った奴が犯人だよ。それにしても司は照れ屋かもしれない。ちょっとからかってみようかな。

 

「可愛いところあるなお前。実は女だったりして?」

「・・・・・・・なんでわかったの?」

「・・・・・まじか」

 

女だった。

 

アイテム欄を表示し精霊のオカリナを選択して使って見た。すると周りが光り輝き目をつむってしまった。目を開けるとすでにダンジョンの入り口に立っていた。司も隣に立っていた。

 

「出てみたけどこれからどうするかねぇ」

「マク・アヌ行く?」

「そうするか」

 

女だとわかったら無性に意識してしまって困ってます。

たまに動きや動作が女っぽいし喋る言葉も女っぽく聞こえる。俺って女性経験ないからかな。

 

「どうしたの?」

「いや、なんでもない。あ、お前が女って黙ってた方がいいか?」

「・・・・・そうしてもらえると嬉しい」

「わかった。今更だけどよろしくな司」

 

手を差し出すと何故か司は過剰に反応し後ずさりしてしまった。

 

「あ・・・ごめん・・なさい」

「悪い。急に出してびっくりしたか?」

「違う・・・・」

「まあ、辛いことだろうから追及はしないさ」

 

正直ショックです。

さて、水の都マク・アヌまで向かいますか。

 




セリフにネットなどで使う用語、文字を使ってますがネットの中のお話なので仕様だと思ってお読みいただくと嬉しいです。

「・・・・・・w」

「(^^)^o^」

などを使いますので。不快な方がいたら申し訳ありません。
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