.hack//Error 〜死神は世界を嘲笑す〜   作:あるま☆

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Skeith

異様に重い体を引きずりながら秘密の部屋に逃げ込むことができた。部屋へと続く入り口があるフィールドで助かった。あまり覚えていないが俺は仕様外の大鎌を振り回し騎士団の奴らを切り刻んだ。

しかし、不思議と驚いていない。なぜなら同じ境遇である司には守護者を操る仕様外の力があるから、もしかしたらと思っていた。けれど、あそこまでの威力を持っているとは・・・・・・・司を傷付けたんだ当然の報いだろう。

その司は、今だに目を覚ましていない。マハも心配そうにそばで浮いていた。頭を撫でても反応がない。一体なにが原因なんだ。

 

ーーどうかしましたか?ーー

 

今まで反応を示さなかったモルガナが語りかけてきた。こいつは本当に何者なんだろうか。

 

「司が・・・・目を覚まさないんだ」

ーー守護者を傷付けらているようねーー

 

そうだ。司は守護者を壊されたと同時に倒れたんだ。守護者は司にとって体の一部のようなものなのか?だとしたら、守護者を再生することができれば・・・・・・・

 

「モルガナ・・・・・守護者を再生できるか?」

ーーええ、ただ条件がありますーー

「条件・・・・?」

ーー私に力を貸しなさい。あなたの大鎌を。そうすれば、司を助けましょうーー

 

あの仕様外の力をこいつの思うままに使うと言うことか?嫌だと言いたいところだが、答えは決まっている。

 

「いいだろう。だが、司が先だ!」

ーーいいでしょうーー

 

周りに生えていた茨が蠢いていた。茨がこちらに伸び、司の体に巻きついた。そのまま空に浮かべると茨の根元から不気味な光が登っていた。その光は茨を通り司の中へと入って行った。

やることを終えたのか茨は司をゆっくりと下ろし、また周りを囲むように動かなくなった。

うっ、とうめき声をあげながら司は目を開けた。

 

「あれ・・・?エクサ?」

「ああ、体大丈夫か?」

「うん・・・・・けど眠たい」

「大丈夫だ。ゆっくり寝てろ」

「う・・・ん・・・」

 

目をゆっくりと閉じすぐに寝息を立てた。司を抱き上げアウラの寝ているベッドへと運んだ。

 

「覚悟はできてる。俺はどうすればいい?」

ーーあなたは私に力を委ねるだけーー

 

先ほどの茨がまた動きだし俺の手足に巻き付いた。空中で身動きを取れぬように拘束された。だが抵抗はしない。もし抵抗をして司に何かあったら嫌だからだ。

モルガナは不敵に笑っていた。まるで欲しかった物が手に入ったかのように。

 

ーーあなたは今日から私の手足となるーー

 

ーーエクサでもない、ましてや海馬 秋(かいば しゅう)でもないーー

 

ーー死を呼び、死を刻み、死の恐怖を与える・・・・・・影・・・・・・ーー

 

「なにいっーーーーーっ!!」

 

俺が言い切る前に声も出せぬほどの苦痛が全身を走った。意識が飛びそうなほどの電流が脳に直接流されているみたいだった。

もがいても時遅く俺の意識はデータの狭間へと沈んだ...........

 

 

目を覚ますと僕はベッドの上で寝ていた。隣にはアウラが寝ていてそばでマハが浮いていた。けど誰かがいなかった。

 

ーーおはよう。司ーー

母さん(・・・)!ねぇ、エクサはどこ?」

 

司は、モルガナのことを母と呼びエクサのことを聞いたが、すぐに首傾げつぶやいた。

 

エクサって誰(・・・・・・)?」

ーーきっと夢でも見てたのよ。長い長い夢を・・・・・ーー

 

低く不気味な声でモルガナは答えた。司はそっか、と納得し近くに立っていた。不気味に光る小さな三つの目、赤く巨大な十字架を握っている巨大な白い人形を見つめた。

 

「この白い人形は・・・・?」

ーーこれは死を刻む影《Skeith》ーー

「スケィス・・・・・?」

 

司はスケィスと呼ばれる人形を見つめ、何故か涙を流した...........

その人形は何かを訴えるかのように目を赤く光らせていた...........

 

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