助っ人枠ミステリアス少女が代償で苦しんでる時の周りの反応を答えよ 作:片桐きな粉
「結局なんでガラちゃんはその人探すの~?」
部室の書類を整理してから行こうとアオイと掃除をしているとそう聞いてきた。
一部始終を切り取りながらアオイに話すと少し笑って
「やっぱり?ガラちゃんってそこまで強いわけじゃないから不思議だったんだyいたたたた!!!」
「うるさい。静かに」
「それはさすがに理不尽じゃないかなぁ!?」
余計なことを言ったアオイに対してアイアンクローをかました。少しは反省したであろうところで手を離すと
「わ、割れてる...」とよくわからないことを言ってた。割れるか!
「いてて...あれ、今日じゃあ二人だけ?
何を隠そう討伐部には残り数人がいるのだが...
「
アオイが言った
なぜ部活に入ったのかわからないが功績は出ているので何も言えない状況だ。
「レイは話はできるんだけどねぇ...ちょっと警戒心が強すぎるのが玉に瑕なんだよね...」
というのがアオイ評。というか部内の共通認識。
ちなみに
「マキアちゃん昨日からコーヒー飲んで研究してたもんね~。「予算が足りない..ぁぁぁ...」って独り言言ってたし」
「そう。だから今回の調査は私たちだけで行くの。...先にあの人を探しに行ってからね」
どこにいるかわからないけどニトの森への調査であるから同じところに行けば会えるかもしれないと思ってガラ達はそこへ向かうことにした。
「ね、報酬金は?」
「分配....いや、各自でいいか」
「____!やったーーー!!!」
浮かれ目なアオイを横目に掃除が終わった後に歩き出す。
トルエ学園から少し離れたニトの森の入り口付近。
ふとしたアオイが質問をしてきた。
「
「確かに...あれ、無い?」
契約者たちは体に
「持ってくるの忘れてたとか?私はたまにあるよ!」
「あっちゃダメでしょ...」
手前で会話していると「あ!」と急な大声。
「私の能力で探してあげようか?」との提案。
「確かに。お願いする」とガラは言うと、OK!と力強い返事が返ってきた。
「じゃあいくよ~!...
アオイの体が発光し、変化していく。
アオイが身に宿した
よく見える変化でいえばその手に持つ武器であろう。
蛙の手を模した槌の掌には、開かれていない一目が存在する。
アオイはそのハンマーをニトの森に向けると、ハンマーの掌の中の目を開眼させた。その瞳孔水平スリットになり、黒目が横長になっていることからその槌も蛙であることがわかるようになっている
「よいしょっと....[
様々な使い方があるアオイの能力、
「...おー?.........お!いたいた!それっぽい人!!」
目的の子を見つけたのか浮足でそのまま歩き出すアオイ。ガラはそれに後ろから遅れてついていった。
ガラたちはその目を頼りに捜索をすると、一つ、近くに泉がある洞穴を見つけた。
そこには背を壁に預け、目を閉じている少女が一人。
「あの子?」
「あの時と見た目はちょっと違うけど...多分。」
武装後で髪色や雰囲気が変わることはそう珍しいことではない。
だが鱗片というものは残るのでガラはその人物に確信を持っていた。
「_________誰。」
二人に気づいた少女はまた感情の読めない声でそう言う。
「こんにちは!強いと聞いたので手伝ってもらいに来ました!」
説明を色々と端折った言葉足らずな誘いにガラは焦る。
「ちょ、ちょっとばかっ「いいよ」はぁ!?」
ノータイムな返事にそのまま「ありがとうございます!」と返事をしたアオイも、それに返事をした少女のこともよく理解できない。
「ま、待って?」
「そう言えば名前言ってなかったですね!
置いてけぼりで会話を始める2人になんとか追いつくために割って入る
「わ、私は
「気にしないで.....私は、カルア。」
目を開け、姿勢を直し立ち上がった少女、カルアはガラたちを見る。
「___それで、何をすればいいの?」
「__ああ、そうだった!」
本来の目的を話さずに了承してくれたから何も情報が伝わっていない!
とりあえずことの詳細をカルアに伝えた。
「成程。それじゃあ、私は」
「中級以上が出現した時の手段、ってことで、お願いします。」
わかった。と一言置いたカルア。
暫しの沈黙の後、口を開く。
「恐らく森の異常は、あれが原因。」
そう指をさした場所には 、一晩では出来ないほどの大きな建物ができている。
「いつの間に....!そっか、物質創造...」
「そう。中級
「その
その問に頷くカルア。
3人はその突然現れた建物に進んでいく。
「...そういえば、なんで受け入れてくれたの?私たち、別に知り合いじゃなかったのに....」
助けてくれたから手伝う、は分かるが、助けて貰って尚且つ手伝って貰うのは少し負い目があるガラが聞く。
「__それが運命なら、私はそれに従うだけ。」
そう言うと少女は再び黙ってしまった。