マジカル★エクスプローラー ちょいゲス風味 作:名無しのエロゲユーザー
休日をデートして過ごすことにした俺とリュディは午前中を百貨店巡りにあて、軽く昼食を取った。百貨店で彼女は物珍しそうにキョロキョロとしていたが琴線に触れるほどではなかったようで、特に何も買わなかったようだ。
確かに彼女は皇族の人間だし、身の回りのものは全て皇国産の最高級品でなければ逆にまずいだろう。
そういう事情もあってか、一番彼女が目を輝かせたのは魔道具店だった。
魔道具店は杖や剣、防具などの他、トレーニング機器までおいている。異世界版のDEP●とかXebi●みたいなもんだな。
また、ナニに使うのか皆目見当がつかないが、長さ15センチ・直径4センチくらいで先っぽの一部がくびれた棒だったり、ちょうどその棒が包み込めそうな大きさの柔らかいシリコンで出来た円筒形の何かだったりも置いている。ド●キかな?
俺は自然な形でそれらが置いているコーナーからリュディを遠ざけながら、各フロアを案内した。
俺としても一番の目当ては魔道具店だったのだが、目当ての
その後、俺は魔道具店や他の店で個人的にいくつかモノを買った後、百貨店を出ることにした。
「面白かったか、リュディ?」
「まぁまぁね。トレーフルに比べたら剣や魔道具が多い印象を受けたわ」
「確かにそうかもしれないな」
トレーフル皇国は自然豊かなエルフの国である。未開というほどではないが、ビルや車などの人工物はあまり好まれていない。
その内行くことになろうかと思うが、レアなアイテムがドロップするダンジョンやトレーフルにしかいないモンスターが出るところなどもある。
ちなみに和国からは飛行機ではなく高速列車で行ける距離である。
飛行機? バカ言ってんじゃないよ。野良モンスターに撃ち落されてえのか。
「まだ帰るには少し早い時間ね」
「そうだな……じゃあお茶でもするか?」
「どこか知っているの?」
「行ったことは無いが、知っている店ならある。学園の近所だからここからそう遠くないし、行ってみようか」
「幸助がそう言うのなら」
そこは和風カフェで、ゲームだと主人公が色んなヒロインと訪れるイベントのある店である。コーヒーや抹茶ラテが美味しいらしく、その中でも抹茶を使ったスイーツは絶品とのこと。
同じ店に色々な女と訪れると結構弊害が大きいと思うのだが、主人公は大丈夫なのだろうか。
「怪しいわね」
「怪しいな……」
店の前につくと、サングラスとマスクをつけた胴着姿の女性がいた。
彼女はきょろきょろと周囲を窺いながら、店内をこっそり覗き見ている。
何やってるんだよ、アンタ。
「邪神教かしら……」
「違うんじゃないかな……はぁ、ちょっと声かけてくるよ」
いずれは引き合わせたかったが、ここで出会ったなら仕方ない。
「何やってるんですか、水守先輩」
「うひゃあ!」
俺が後ろからわざと耳元に低音ボイスで声をかけると、彼女は飛び上がって驚いた。
「た、瀧音じゃないか! 変装していたのによく私だと気づいたな!」
「いや、気づくでしょ。こんなところで何やってるんですか?」
「い、いや、その、私は……それより瀧音こそこんなところで何をやってるんだ!? 今日はあそこにも来なかったじゃないか!」
「先輩、声の音量バグってる。店の前だからちょっとアレだし、中に入りません?」
「お、お前がそう言うなら仕方ないな、うん!」
「ほら、リュディもいい?」
「いいけど……」
「大丈夫、こう見えて信頼できる人だから」
俺は二人を促して店に入ると、店員さんに説明して半個室の座席に案内してもらった。「ごゆるりとお過ごしください」と言い残してウェイターさんが去っていく。
「リュディ、こちらツクヨミ魔法学園2年、水守雪音先輩だ」
「水守雪音だ……です? リュディというと、もしかして……」
「はい、ご想像の通り、トレーフルの人間です。ですが、堅苦しいのは嫌なのでリュディとお呼びください、先輩」
「そ、そうか。よろしく、リュディ」
先輩が不審者になっていたから若干危なかったが、この二人は引き合わせたかった二人でもある。
というのも、ゲームではリュディは特に何もしなければ水守雪音が所属する『風紀会』に入会することが多かったからだ。
「それで……先輩はあんな怪しい格好をして何を?」
「怪しかったか……?」
「はい、それはもう」
「……私は、こう見えて甘いものが好きなんだ」
はい、知っています、とは言えない。ゲームでは甘味に舌鼓をうつシーンも多かったから俺は知っていたけど。
「そうなんですね。でも何も隠さなくても……」
「私が学園で所属している『風紀会』は、その名の通り生徒の風紀を取り締まる団体だ。その私がこういうところにいると、その、イメージというか何というか」
「気にしすぎじゃないですか?」
俺がリュディの方を見ながら言うと、リュディも「そうよね、気にしすぎじゃないかしら」と同意した。
確かに家族連れやカップルが多いから一人で来るには敷居は高いが、友達とかと来る分には……まさか雪音先輩、一緒に来る友達が……?
「そ、そうか……?」
「まぁまぁ、とりあえずメニューでも見て注文決めましょうよ。リュディは何がいい?」
「そうねぇ、せっかくなら抹茶系の……パフェにするわ」
「俺はそうだな……抹茶チョコフォンデュにしようかな。先輩は?」
「私はこの抹茶ティラミスを頂こう」
俺たちはそれぞれに飲み物と合わせて注文する。
「リュディはあまりこういう店に来たことは無いんじゃないか」
「全くではなかったけどね。でも警護上の問題もあるし……」
と言いながら窓の外をちらりと見る。外に止めてある黒塗りの高級車にはクラリスさんがいて、周囲にはそれとなくセキュリティの人間が散らばっているのがわかる。
変な空気になりかけたのを察したのか、「それより私、学園のことが聞きたかったの」と雪音先輩に話を振った。
「確かに、俺も聞きたいですね。ダンジョンの話とか」
「ダンジョンか……ツクヨミ魔法学園には主に二つのダンジョンがある。初心者用と、いわゆる『学園ダンジョン』と呼ばれるものだ。お前たちは入学したら、まず初心者用ダンジョンに潜ってダンジョンに慣れてもらうところから始まる」
「学園ダンジョンにはいつごろから?」
「例年だと1学期最初の定期試験のころだな」
なるほど、そこはゲームと同じなのか。
「けっこう遅いのね」
「安全第一という事を先生方は仰っていた。また初めての時は上級生と一緒に入ることが義務づけられているな」
「学園の他にもダンジョンはあるんですか? 好きなところに行っても良いのかしら?」
「いずれは解放されるだろうが、最初の内は初心者向けの2つだけだな」
ダンジョン攻略はマジエクの
そのうち行くことになるであろう姉妹校、あるいはライバル校みたいな立ち位置の『アマテラス女学院』とか『スサノオ学園』も、もともとはDLCコンテンツだった。
一抹の不安はあるが、家庭機用のマジエクなら何とかなるはずだ。
お願いします、全年齢版でありますように!
お願いします、全年齢版でありますように!!
お願いします、全年齢版でありますように!!!
俺はこの世のどこかにいるであろう神に向かって祈りを捧げた後、到着したスイーツに三人で舌鼓を打った。
▼
俺たちが三人でスイーツを食べたその日の夜。
俺は日課のトレーニングとして、全ての魔力を放出してから就寝した。
この方が魔力容量は増えそうな気がするし、実際、レベルアップはしていないにもかかわらず少しずつエンチャントの継続時間が増えているからだ。
あと寝つきも良くなる(当社比)。
そして翌日の朝。
目が覚めると向かい合うように人肌の柔らかくて大きい二つの塊があった。
ネグリジェを着ているのであろう彼女は、その薄紫色の肩ひもの片方を腕の方に下げ、塊の先端をちらりと俺に見せている。
春とは言え夜明けの頃はまだまだ冷えるが、布団を共にする彼女の温かさがそれを感じさせず、俺は寝ぼけ眼でとりあえず揉んでみた。
横になっているというのに全く形の崩れないそれは前世でもほとんど見たことの無いもので、うっすらとついた筋肉の上に乗っかっており、それを見た者は彼女が健康であることにすぐ気が付くであろう。
谷間から漂うボディーソープではない甘い匂いが布団の中に充満し、脳を直接刺激する。
足を彼女に向かって伸ばしてみると、その長い脚はネグリジェから生のものを主張しており、すべすべとした肌が足先に触った。
こちらの世界に来て以来、使用の機会の無かった股間のソレは朝の生理現象も相まって、まるでワールドカップでベンチ入りした選手の様に「早く俺を使え」と主張している。
視線を顔にあげると長いまつげ、形の良い鼻の彼女、花邑はつみが―――
花邑はつみ―――
姉さん―――
何で?
「な、な、なんでぇぇぇぇぇぇぇぇっっ!!!!」
俺が叫ぶと同時にクラリスさんが飛び込んできた。
「瀧音様、どうされま……きゃ、きゃあぁぁぁぁぁっ!」
「クラリスっ! どうし……きゃあぁぁぁぁぁっ!」
二人は俺が大きくしてしまった下半身を見ながら叫んでいる。
ああもう、めちゃくちゃだよ! 姉さんは起きないし!
「姉さん! 起きて! 誤解されてるから! 早く! 死ぬ! 俺が!」
「こうすけのえっち……そんな大きなの入らない……ムニャムニャ……」
「それだけはダメだろう! 起きて! 姉さん!」
リュディたちの方を振り返ってみると、鬼の形相をした二人が手に魔力を溜めている。
「こ、う、す、け~~~~~~!!!!」
ああ、この数日、上手くやってきたのになぁ。
ストック尽きたけど頑張れ俺