REVIVAL SKILL   作:VA

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ゲームへの招待状②オリエンテーション

「私はこのゲームの開発者、ダーウィン•ラステンブルグ。このゲームの支配者です。今から簡単なルールとあなた達がどうやってここに来たか簡単に説明しましょう」

 

 みんなの視線がダーウィンを見つめる。ダーウィンはそんなものを気にしないかのように黙々と説明を始めた。

 

「まず、あなた方がどうやってここに来たかを説明しましょう。あなた方はあるアプリを始めてここに連れて来られました」

 

 やはり、そうらしい。リバイバルスキルというアプリを始めてからこの訳の分からない世界に来てしまった。

 

「よーするにあなた方は囚われの身なのです」

 

「おい! 一体いつ、あの作業の中俺たちをこっちに持って来たんだよ」

 

「そこの少年プレイヤー。良いことをいいますね」

 

 ピエロのゾクッとした視線が俺に向けられた。

 

「質問に答えましょう。ゲームのアドレスをタップした時からあなた方はすでにこちらの世界に来ていました。あのアドレスをタップするとスマホを通して微弱な電波があなた方の脳内へ……こんなに詳しく言ってもわかりませんよね。ケラケラケラ」

 

 こいつ、途中で説明を辞めやがった。しかも、ケラケラケラって笑い方がより腹立たしさを引き立てる。

 

「もう質問は無さそうですね。なければ次にゲームの方の説明を行いましょう」

 

 ピエロが指を鳴らした。すると巨大なモニターが現れた。そのモニターにはゲームの説明とやらが表示されていた。

 

REVIVAL SKILL ゲーム説明!

 

•まずプレイヤー1人ずつにプレゼントとしてレア度C〜Sのリバイバルスキルをプレゼント。

 

•スキルは武器系、特殊系、回復系の三つに分けられそのどれか一つが与えられる。

 

•HPが無くなると即死。

 

•ゲーム中のログアウトは一切できない。

 

•アイテムはゲームの中で手に入れる事も可能。

 

•仲が良い人たちでパーティを組むことも可能。パーティの人数制限は無し。

 

•リバイバルスキル内の街ではモンスターは出現しない。そのため、死ぬのが嫌な人はそこで誰かがゲームをクリアしてくれるのを待つと言う手もある。

 

◎ゲームクリアの方法は二つある。一つはエンディングを見ること。もう一つは……自分で見つけ出せ。

 

•クエストをこなすことでゲームクリアが見えてくる。また、運営からゲームクリアに関する特別なクエストが送られる場合がある。その場合は参加か不参加の旨をメールにて返信していただくことになります。

 

•操作は全てお持ちのスマホから出来ます。

 

•ニックネームは削除され本名が表示される。

 

 もう意味が分からなかった。特にHPがなくなったら即死というルール。ゲームで人が死ぬなんてあるのか。

 

「読みましたかぁ〜? それではゲームスタートしましょうか。では、みんながエンディングにたどり着けることを祈っていますね。ケラケラケラ。そして、存分にゲームを楽しんでね。後、プレゼントBOXを確認しておいてください。届いているはずです。ケラケラケラ」

 

 ピエロの被り物を被った人物はけたたましい笑い声とともに煙となり、その場から消えた。

 

 ともかく、ゲームをクリアすればここから解放されるんだ。まずはルールに記述されてたプレゼントを確認しておこう。

 

 スマホのスリープをとくと画面にプレゼント一件と表示されていた。

 

 フリックでそれを開いた。TAPという画面が現れその下にプレゼントBOXが表示されている。

 

 ランクはC〜S。どうせやるならランクSが望ましい。期待で胸を膨らませ、プレゼントBOXをタップした。

 

♫〜。

 

 軽快な音と共にBOXが開かれる。中から現れたのは黒騎士という文字とおめでとうという文字だった。

 

 改めてプレゼントでもらったスキルをみた。

 

 

 

黒騎士ーブラックナイト

ランクS

 

はるか昔にいたとされる騎士。黒騎士はありとあらゆる刀系武器を使いこなしたという。このスキルは派生の可能性あり。

 

能力

ありとあらゆる刀系武器を使いこなせる。

 

 

 

 やったSランクだ。黒騎士。なんてカッコイイ名前のスキルだ。これさえあればすぐにゲームクリア間違いなしだ。

 

「あー、その顔はSランクだった顔だな。いいなぁ。私はAランクの(ヴェント)だったよ」

 

「いいじゃないか。Aランクも当たりに入るよ。これを有効活用してさっさとゲームクリアしようよ」

 

 すると少し考えると莢はスクっと立ち上がった。

 

「そだね。よーしさっさとゲームクリアするぞー」

 

「あ、あのさぁ。ルールにパーティを組めるって書いてあったからさ。よかったらパーティ組まない? ほら、一緒にクエストやった方が早くクリアできるかも知れないし」

 

 パーティを組むことには利点がある。それは、一人じゃ難しいクエストもみんなでならクリアできるかも知れないからだ。

 

「パーティかぁ。…いいよ。早くここから抜け出したいもん。一人よりも大勢の方がいいもんね」

 

 そう言って微笑んだ。

 

「莢は何があっても俺が守ってあげるから、やっと出来た友達を死なすわけにはいかない。そのための能力だ。騎士だけに」

 

「うん! 頼むよ。私の黒騎士さん」

 

 莢が俺に笑みを向けた。俺も嬉しくなり笑顔で返した。

 

「それじゃあ、まずは何かクエストをやってみようか」

 

「うん!」

 

 こうして二人のゲームをクリアするための冒険が始まった。

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