輪廻の輪を外れたからもう一度生きてる   作:佐波 大和

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感想を貰えてとてもうれしかったです。


第十二話

俺はあの男について考えるが、そう時間をくれないようだ。

男は獣の笑みをそのまま顔に張り付けたかのような顔でニヤリと笑っている。

 

「今度は一瞬で終わらないようによォ、能力は使わないでおいてやるよッ!」

 

あの能力が分からない今、それを使われないのは嬉しいが、完全に舐められていると思うと少し悔しさが湧いてきた。差があることは分かっているがこうも舐められると尺に触るってもんだ。

でも、あの男は能力を使おうが使わまいが関係ないらしい。戦闘経験が圧倒的に違うのが問題なんだよな……

 

「……!!?クソッ!一撃が強すぎだろッ!!」

 

男が俺をスタンドで殴り、攻撃してくるが、明らかに俺のスタンドと比べて一発一発が強く、重い攻撃であり、ガードしてもそれを突き破られそうで腕が痺れる。

回避しようとしても、俺が避けようとした方向に男自身が居て、攻撃して来たりしやがるから出来ない。

今の所何とか耐えているものの、このままでの状況を続けているとそう時間が経たないうちに俺が負けるのは目に見えて分かる。

……しゃあねえ、何もしないよりかわマシだッ!

 

「……こうなったら一か八か!!」

 

スタンドの防御を攻撃に移し、ダメージ覚悟で男に攻撃をした。

 

「ウララララララァッ!!!」

 

「それだそれだッ!丸まってばっかじゃあ面白くねえからよォッ!!」

 

男もそれに対抗するかのように攻撃くり広げる。

パワーは男だがスピードは俺に分がある。そのはずだった。

 

「おいおいおいおいおいおいッ!!!そんなもんのかァ!!?」

 

「…………クッ!?、嘘だろッ!?」

 

だが、男はスピードが俺のスタンドよりも劣るのに、そのスピード差を無いかのようにうまく防御をしてくる。

やはりここで経験の差、スタンドの熟練度の差が出てしまった。

男はまるで攻撃される場所が分かっているのかと思うほどの動きで、明らかな差があることが分かる。

俺がそう驚いているうちに男は目の前にやって来て、攻撃してきた。

 

「……テメエふざけてんのかァ!!?、そのクソ見てえな攻撃はなんなんだァ!!」

 

「グッ!!」

 

その攻撃はスタンドではなく、男自身の攻撃だったので、俺は不意を突かれてもろにくらってしまった。

その攻撃で3メートルくらい吹っ飛ばされたと思ったら、なぜかあの男の目の前に居た。

 

「なっ!……なn「つまんねえんだよ!!!」ガッ!!」

 

俺がこの状況に対する理解ができていなくて、自分の位置が移動したことに対して驚く暇もなく攻撃されてしまった。

殴られて、地面に叩きつけられ倒れていると男がやってきて、

 

「おい立てよ」

 

そう言い、俺の胸ぐらをつかんで無理やり立たされて、俺を殴ってきた。

 

「………………」ゴスッ!!

 

「フゲ!」

顔面に衝撃が走り、視界がぐらりと揺れる。

 

「つまんねえ……」バキイ!!

 

「グッ!」

 

「ホントにつまんねえ……」ドカッ!!

 

「ゲホッ!」

 

すぐ続けて2発、3発と蹴りや拳が飛んできた。

拳が鳩尾に入るたびに、膝が腹にめり込むたびに、俺は呻く。

次はいつ来るのか?この状況はいつ終わるのか?そんな思いが頭の中を駆け巡る。

そして、しばらくその状況が続いていると、

 

「なあお前……戦いをなめているのか?」

 

「……うっ……な……に……?」

 

男がそう言った。

俺も言葉を言おうとしたが、攻撃されていた時の痛みでうまく話せなかった。

 

「何の意志もこもっていないくそみたいな攻撃に、戦っているときの緊張感とか雰囲気とかが全く無い……なんだ?お前は遊びでもしているつもりなのか?」

 

「グっ……そんなこと…………「じゃあひとつ質問してやる……」……」

 

俺は反論を言おうとしたが男の言葉に遮られた。

 

「お前……本当に恐怖して戦ったことないだろ?」

 

「…………どういう……ことだ?」

 

その言葉はなぜかきちんと聞かないといけないような気がした。

俺はあの男が言葉を言う前に質問に対する疑問がいろいろと浮かんでくるが、それらを無視して男の話に耳を傾ける。

 

「一つ教えてやるよ……戦うことに関して重要な事の一つをな……いいか?よく聞けよ、戦いの恐怖を知らねえ奴は戦いを遊びか何かと間違えていやがる。そんな奴が戦いに覚悟や思いを持てるわけがないだろ。自分で覚悟を持っているとか思っているやつがいるが、そんなの覚悟でも何でもねえ、それはただ決断しただけだ。それも『子どもが勉強するかどうかの決断』並みのちっさい決断だ……何が言いたいかと言うとだな……戦いで相手に恐怖をする奴はダメだが……戦いでは戦い事態に恐怖をしなければ覚悟とかできるわけがねえ!!」

 

男の言葉は俺の心に突き刺さる。言っていることが俺が今まで思ってきたことだったからだ。

魂だけの状態でいたせいか、恐怖をあまり感じなくなったから、戦い事態をそういう事だと思えていなかった。2年前の時も戦うことよりも、俺たち以外にスタンドを持っている奴に驚いたほうが強かった。その戦うことも格闘技の試合かなんかと勘違いしていたのだと思う。今の戦いもその気持ちと同じような感じだった。

今、俺とこの男や、前戦った男、それに新との差がなんなのかわかった気がする。

はは、新の奴そりゃあ強えや。

そんなことを思っていると男が、

 

「ま、こんなこと言ったが別に戦いに恐怖をしないといけないというわけじゃねえ。」

 

「……!?」

 

はあ!?何言ってんだこの男!!?

 

「重要なのは戦いにおいて勇気、覚悟、冷静さ、信念、そういうようなものが本当にもてるかが、重要なんだ。言った俺がこういうのはあれだが、俺は戦いに恐怖なんてもっちゃいねえ。最初は持っていたかもしれんが今はねえ。俺は戦いを楽しむために戦っている。そこに恐怖なんぞねえ。あるのは俺の信念や覚悟だけだ!!

くらえ!!!!!」

 

「へブ!!」

 

男の話を聞き入っていて、いろいろと俺も感じるものがあった。そんな感じで居たら急に男に攻撃された。不意打ちすぎる攻撃だったのでもちろんよけられず、くらってしまった。

 

「げほっ……なにしやがる!」

 

そういった俺の声は、途切れ途切れなんかじゃなく、はっきりと声が出た。

 

「て、なに俺はこんなことを敵に話してるんだ!!?バカじゃねーの!!」

 

こっ……この男……

 

「ふざけてんじゃねえ!!!」

 

そういい、男に向かって攻撃をしたが、

 

「おっとあぶない、……よいしょ!」

 

「ぐぼ!」

 

あっけなくやられて俺は吹っ飛ばされた。吹っ飛ばされたところで、いろいろ考える。

どうしたら勝てるのか、あの男は戦いに恐怖しろって言っていたが俺はそんなこと無理に等しい。なら、どうやったら本当の覚悟をできるのか。そんなことを考えていると、

 

「あーあ、ほんとにつまんねえ……時間の無駄にもほどがある。むしろ気分が悪くなったわ。こいつは全然弱いし、最初にやった奴なんて一瞬で終わっちまったよ。なあどうしてくれるよ?」

 

そう言った男は俺に近付き、

 

「ッ~~~~~~~ッガァッ……ゲホッ……ッッッ………」

 

蹴った。思いっきり蹴った。その時鳩尾に当たったのかは知らないが、痛い、よりも苦しく、目の前がチカチカし、呼吸ができなくなるほどだった。俺がその場でうずくまってしまっていると、男は新の方に近づいて行った。

 

「……アァー、ったくよお、アイツはまだ意識があるからいいとしてよお、何なんだこいつはァ、最初の一撃で沈みやがってよ、弱いにもほどがあるだろうが……ッ」

 

そう言った男は新の頭を踏み、グリグリと踏みにじっていく。

その行為を見て俺の怒りがどんどん溜まっていくことが分かる。しかし、男がしたことはそれだけではなく、

 

「全く楽しめなかったがこのままこいつら(玩具)を使わないのももったいねェな……こいつをここで殺したり、アイツの家族を調べて殺したりするか?復讐心で強くなってくるかもしれねえからなァ」

 

あの男は自分で名案だ、みたいな顔をしているがそんなことは今俺には見えていなかった。

今、俺の胸の内は初めて、この世界に生まれ変わってから初めて抱くぐらいの怒りで一杯だった。

 

「……今、なんつった?……こんな気持ち、始めてだ……まさか、ここまで怒りを抱けるとはな……」

 

「ンンゥ?なんか言ったかァ?」

 

その余裕そうな感じが俺の怒りをはじけさせることとなった。

 

「~~~~ッ!!もう俺はッ、完全にキレたぞッ!!」

 

俺は魂だけの状態になってから初めてここまで怒りを持った。

心なしか、俺のスタンドの顔も険しくなっている気がする。

体の苦痛なんて無視してそのままあの男に向かって走って行った。

 

「……!?……良いね……良いね!良いね!良いね!良いね!それだよそれ!その俺でも一瞬ゾクッてなったそれだよそれ!!いいぜ!盛り上がってきたね!」

 

男もこちらに向かって走ってくる。その顔はまるで獰猛な猛獣のような顔だった。

 

「おおおおおおおおおおお!!!!!」

 

「ははははははははははは!!!!!」

 

叫びながら走っていく。その時間がものすごく遅く感じられた。

そして、いよいよ二人共攻撃できる所までちかずいた。

 

「その面ゼッテェボッコボコにしてやんよッ!!!」

 

「ハッハーッ!楽しましてくれよォッ!!!」

 

俺と男はスタンドをだし、互いに攻撃した。




なんかなー、文章力が低すぎてやばいです
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