輪廻の輪を外れたからもう一度生きてる   作:佐波 大和

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更新遅れてすいません。新た趣味を見つけてそちらにはまり込んでました。


第十八話

「くっ!マジかよ!!」

 

爆発の衝撃によって俺は勢いをつけて地面に落ちて行く。

アホか俺は……爆発の衝撃がここまで届くなんて考えてもなかった……

っと、落ち込んでる場合じゃねえな……このままじゃヤバいな。

 

「ぐっ!なんか!なんかないのか!?」

 

俺はそういい周りを見渡す。

空気抵抗がすごく首がうまく動かせない。

だけど頑張って周りを見渡す。

 

「……ッ!」

 

そして俺の眼にある物が留まった。

それは俺が投げた石だった。

それを目にすると俺の脳内に一つの考えが浮かんできた。

……できるかわかんねえけど……

 

「やるしかねえ!」

 

やるしかない いい言葉だな……なんかこう、やる気っていうかそういうのがでてくるっていうか……それよりもこの石を!

俺はその石に向かってスタンドの手を伸ばし掴む。

そしてその石を重くし、そして自分を軽くする。

そのままその石を下に投げる。

 

「せやっ!!……うおっ!?」

 

そして下を見るともうマンション辺りのでかい建物は近くまで迫っており、俺はあわててその石を踏み台としてジャンプして勢いを殺した。

勢いをなくして落ちるならこの距離ならとりあえずは何とかなるだろう。

そう思っての行動だったが

 

「はあ!?えっ!?ちょt

    

    ガンッ!!!

 

その音が周りに響き渡った。

俺がジャンプした先にはマンションがあり、ある一つの部屋のベランダに思いっきり突っ込んで行ってしまった。

その時の衝撃と今までのダメージが合わさって俺の意識はそこで途切れた。

 

 

 

うーん……宿題めんどくさいな……本当だったら美香ちゃんと一緒に遊びに行っていたのになあ……はあ……

 

    ガンッ!!!

 

「きゃあ!!?なっ!なに!?」

 

私は驚いて思わず立ち上がった。

 

「えっと……ベランダのほうからだよね今の音……よし……」

 

私は恐る恐ると言った感じでベランダの方に近付いて行く。

 

「いったい何が?…………え?……」

 

なんと私がそこで見たものは同年代くらいの男の子だった。

 

「えっ、えっ、はい?えっどういう事?」

 

物凄く混乱して自分でも何を言っているかは分からない。

この状況が理解できないのだ

 

「…………!!?」

 

男の子をじっと見ていると怪我をしているのが分かった。

 

「どっ、どうしよう……お母さん、は買い物行ってて家にいないし……」

 

「……うぐっ」

 

「!?」

 

どうしようか悩んでいると男の子が苦しそうな声を出した。

私はその声を聞いて考えを停止させとりあえず男の子を治療してあげることにした。

一応お父さんがお医者さんだから手当てはおしえてもらってるからできる。

 

「……うー……重いぃ……」

 

家の中に男の子を運ぼうとしたけど自分の力じゃ無理そうだった

だからもうここで治療しちゃうことにした。

 

「そうと決まれば救急箱っと」

 

私は救急箱を持ってき、いろいろ取出し治療しようと思ったが

 

「……!!?な……なにこれ?」

 

私は思わず後ろに後ずさりしてしまった。

男の子の服を脱がそうと思いめくったら見たことのないほどの怪我をおっていた。

調べると見える範囲の怪我だけじゃなく、体の内側にもダメージを負っているようだった。

 

「ひどい……どうしてこんな怪我を……」

 

見てるだけで泣きそうになるほど痛々しかったので私は頑張って治療をした。

男の子の治療を終えたが目を今すぐには覚ましそうになかった。

 

「…………この人どうしよう……」

 

このまま放置するのも嫌だし私の力じゃ運べない。

そんなことを考えていると家の玄関の扉の鍵が開く音がした。

 

「お母さんだ!!」

 

私はどしゃ降りの雨の中で雨宿りできる場所を見つけたみたいな気分で玄関の方に走って行った。

 

「ただいまー」

 

「お母さん!!」

 

玄関まで行くとやっぱりお母さんだったので飛びついた。

 

「わっ!どうしたんだい?」

 

「お母さん!あの子が!あの子が!」

 

「……はい?」

 

私はあの男の子の事を話そうとしたが気が動転していたようで大切なことは何一つ話せていない。

 

「いいから!こっちに来て!!」

 

「ちょっと!なんなんだい!?」

 

お母さんの手を掴みあの男の子のもとに連れて行く。

 

「ほらこの子!」

 

「えっ、だれこの子?お友達かい?」

 

「違うよ!さっき大きな音がしたと思ったらこの子がベランダにいたんだよ!」

 

「まさか、なわけないよ」

 

「本当だって!!」

 

「だってここ13階だよ。玄関ならともかくベランダにいるわけないじゃないか」

 

お母さんが信じてくれなくてつい怒ってしまったが、お母さんの言葉でなんで信じないか納得すると同時に気にしてなかったが疑問に思うことなった。

なんでこの子はこんなひどい怪我をおってベランダにいたのか。

考えれば考えるほど疑問は大きくなっていく。

 

「知り合いじゃないとしたらどうしようか……警察に電話した方が良いのかな?」

いろいろ考えている私の耳にそんな言葉が聞こえてきた。

私はそれを聞いてお母さんを止めた。

 

「ダメーー!!!」

 

「っ!!?もうなんなんだい」

 

「いや、あの、その、……ねえお母さんその子ひどい怪我しているの。治療したけどまだ目を覚ましてないし……」

 

「え?そうなのかい?」

 

私はその子の知り合いとかそういう訳じゃないけど怪我してる人を放り出すなんて真似したくない。

 

「えっと、だからね……」

 

「うん分かった。言わなくてもいいよ。私だって怪我人をほおっておくなんてこと出来ないからね。この子が目を覚ますまでうちに置いてあげるわよ」

 

「……っ、ありがとうお母さん!!」

 

私は怪我人を放り出さ無くていい事と、お母さんの事の嬉しさのあまり抱きついた。

 

「おっと、……もうこの子ったら」

 

お母さんはそう言いながらも頭を撫でてくれた。

 

「よし、そうと決まればこの子を運ばないとね。布団出しといて」

 

「うん分かった!」

 

私は言われたとうり布団をもって来る。お母さんはあの子を引きずってこちらに運んで来た。

 

「あとは布団に乗っけてっと……ふう、とりあえずはこれで良しと。」

 

お母さんが私の方を向いた。

 

「私は掃除や洗濯なんかしないといけないからその子の事ちゃんと見ておいてね。」

 

「はーい」

 

 

 

「…………なあ吉良君さっきあのマンションに突っ込んで行ったのって」

 

「十中八九志熊だろうな」

 

俺が吉良君に質問するとそう帰ってきた。

さっき爆発音が空からしたから上を見上げると爆発が起きていて、そのあたりから人が落下していくのが見えた。遠かったからよくわからなかったがスタンドのようなものを出していたからたぶん錬だと思う。

 

「なんで錬は空から落下してくるんだよ?」

 

「……知らないさ、それより注目するところは空で爆発が起きたということだろうが……」

 

吉良君に言われてようやく気付いたが……

 

「やったね錬……あの男を倒せたんだ」

 

俺は錬が突っ込んでいったであろうマンションに目を向けて言った。

 

「……さて、志熊が突っ込んでいったマンションに行こうか……」

 

「…………」

 

「……どうした?いくぞ」

 

「……うん、俺も行きたいんだけどさ……体が動かないんだよね……」

 

早く錬の所に行きたいのだが俺の体はダメージが限界なのに無理してここまで走ってきたせいで動かせなくなってしまっている。

 

「……は?」

 

やっ、やばい!吉良君怒ってるし!

吉良君の背後に鬼が居そうな雰囲気を感じる。

 

「……歯食いしばりな!このクソ野郎が!!」

 

「ちょっとま、フゲェ!!」

 

吉良君の拳が握られ、止めようとするが時遅く吉良君の拳が俺の顔面にジャストミートした。

 

「つっ、ついてねえ」

 

そういい俺は大の字に寝転がることとなった。

いやマジで理不尽じゃないのかな?

俺はそんなことを思いながら空を見る。

 

「錬……さっきは言えなかったけど……俺、さっきは役に立てたのかなあ……?」

 

「は?急に何を言い出すんだ君は?あれか?ぼこられまくったせいで頭がおかしくなったのか?……ああ、もともと俗に言う中二病って奴なのか……フッ」

 

そう言葉に出すが帰ってきたものは風の音とかそんなものじゃなくて吉良君の罵倒だった。

……体を動かせるんだったらちょっとマジで殴ってたかもしれない……最後の鼻で笑ったのがものすごくむかつく。

 

「……そうかもな。……だが吉良君よりかはマシじゃあないか?手・フ・ェ・チ・くぅん?」

 

かなりむかついたから俺は吉良君に言い返した。

すると吉良君の顔がより一層怒りを増していった。

 

「碓氷……久々に切れちまったよ……動けないからって容赦はしないからな……」

 

「やれるものならやってみなよ……俺はスタンドが使えるって事忘れていないかい?」

 

まさに一発触発、そして戦いが開戦した。

 

「始末してやる!!」

 

「ちょっと調子に乗りすぎなんじゃないかな……頭を少し冷やそうか!!」

 

俺はスタンドを出し理不尽に殴られた事に対する怒りと、さっきの吉良君の発言に対しての怒りをぶつけることにした。

 

「碓氷イイイイイイイ!!!!」

 

「吉良君のバカ野郎ッ!!!!」

 

この戦は3分ほどたったら俺の体、と言うより意識が限界で最後になぜかスタンドを運よく潜りぬけた吉良君の右ストレートが決まると同時に俺の意識は落ちた。

目が覚めたときの吉良君のこっちをバカにしたような態度と勝ち誇った目を見てものすごく屈辱的な思いをした。

 

……次はッ、次は俺が勝ってみせる……ッ

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