一度書き終えたんですけどなぜかログインして無く、新規投稿した瞬間ログイン画面に行ってしまい全部消えてもう一度書く気が全然出ませんでした。
「……うっ……クッ……」
体中が痛い。まあ、あんな無茶な事をすればこうなるか……まあ俺が生きてるってことはあの男のスタンドの爆発をちゃんとぶっ飛ばせたってことだよな。
……よかった。本当に良かったよ……新、吉良、俺やったよ……みんなを守れたんだよな……
それに新の努力をちゃんとこれで残せた。形とかじゃないけどやった事として俺の心にちゃんと残ったよ。……本当に成長しているな新は。…………
「…………ていうかここどこだよ」
マジでどこだよ。上半身を起き上がって周りを見渡してみれば知らない家具。知らない壁。知らない天井だ。
………おっと、あれ?
「……手当てされてる?」
俺の体には包帯、絆創膏がいっぱいある。それも適当にやったとかじゃなく、綺麗に、ていねいに手当てされている。
「うわ……こんなに怪我してたんだな俺」
こう治療されると、っていうか冷静になってみてみると自分の体がいかにボロボロなのかよくわかる。
「なんか、いっつも無茶な戦いをするな俺……」
いつもってほどでもないか、でも戦ったときはかなりの怪我を負ってるしな……
大体俺の戦い方が攻撃されたらガードもせずに突っ込んで攻撃するって感じだしな……それは怪我するか……。
っと、落ち込んでいる場合じゃねえ、もしかしたらここは敵の家なのかもしれねえしな。こういう時は『常に最悪を想定して冷静に物事を観ろ』だったか?
確かそんなようなことを3人で話し合ってた気がする。……あれが役に立つ日が来るなんて思いもしなかったわ……
「…………周りを警戒しろ」
俺はスタンドを出して、周りを警戒した。
「……何もないな……」
だけど驚くほど何にもなかった。逆に罠なんじゃないかな?って思えるほどに怪しい所が何にもなかった。
「…………あっ、バカか俺は」
普通尋問とかの為にもこんな綺麗に治療しないだろ。百歩譲ってしたとしても拘束とかはして置くだろ。……スタンドがあるから関係ないが、それも含めて敵の場所だったとしたら舐められているとしか思えない。
俺は再び周りを見渡し警戒する。すると足音が聞こえてきた。
「……っ!?」
俺はその足音の主が来るだろう所を向いて、スタンドもいつでも殴り掛かれるよう準備してある。
そしてこの部屋の扉が開かれる。俺の警戒も高まってくる。そして足音の主であろう人物が顔を出した。
「よいしょ、よいしょ、……あれ?起きてる?……」
「…………………………は?」
俺が目にした物は女の子だった。
予想の斜め上を行かれて一瞬思考を放棄したが、スタンドを使うやつに見た目なんて関係ない。そう思い、俺は自分の前にスタンドを出した。
「…………えっと、あの、」
「見えてないのか?……」
だがその女の子はスタンドを全く気にした様子もなく、俺のほうを見ている。
だが一応警戒しておくに越したことは無いな……。
そんな俺の気持ちも次の瞬間ぶち壊されることとなる。
「お母さん呼んできますので!!」
「……はい?」
攻撃するでも話しかけてくるでもなくまさかのお母さんコール。しかも起きたことを組織のボスに報告するみたいな感じじゃなくて、善意と心配しかあの子を見た感じではなかったので完璧に不意を付かれ毒気が抜かれた。
「……なんなんだよ」
俺はそうつぶやくが、帰ってくるのは外から聞こえるカラスの鳴き声だけだった。
俺の計画っていうかすぐに帰るっていう予定は初っ端からくじかれた。
そう黄昏ていると、再び足音が聞こえてきた。
そして、扉が少し乱暴に開かれた。
「本当だ、起きているね。」
そういい入ってきたのはさっきの女の子と知らない女の人だった。
「調子はどうだい?」
「えっ、あ、そうだな……」
急にそんなことを聞かれたので少し戸惑ってしまった。
「まあまあだな」
「そうかい、それはよかったね」
そう答えると女の人からそんな答えが返ってきた。
なんかもう完全に不意打ちだこれは。警戒するのを忘れてしまったぐらいに。
「ああそうだ」
「ん?どうしたんだい?」
もう敵じゃないと見ていいだろう。そうすると言わないといけないことがでてくるな。
「ありがとう。俺の怪我を治療してくれて」
見知らぬ怪我だらけの子どもと言う、警察コール間違いなしの俺をわざわざ丁寧に治療してくれて、なおかつ家にまで入れてくれたんだ。感謝しないとな
だけど俺は次の言葉で驚愕することとなる。
「礼ならこの子に言いな。アンタの怪我の治療をしたのはこの子だ」
「…………え?」
俺はその言葉が信じられなかった。かなり酷いけがをきちんと丁寧にやったのが俺と同年代ぐらいの子だなんて。
最初は嘘かと思ったけど女の人は嘘を付いてる感じはない、て言うか嘘を付く理由がないので俺はこの人を信じるのだが、やっぱりこんな治療の技術がある人が俺と同年代……小学5年生くらいの子ってなんか信じがたい。
でも本当のことなのだろう。俺はそう思い女の子のほうを向いた。
「えっと、君が俺の怪我を治療してくれたんだよな。ありがとう」
「……………………怪我、大丈夫?」
俺がそう言うと、あの女の子は女の人の後ろに隠れながら小さな声でそう言った。
「ああ、君のおかげだ」
これは本心だ。もしも治療をしてくれなかったり、下手糞だった場合最悪俺は死んでいた。それを体が痛いまでにとどめてあるのだ。いかに的確な手当てだったのかがわかる。
「……ありがと」
女の子は恥ずかしそうにそう言った。……よくよく考えたら俺ってかなり恥ずかしいこと言ってないか?前はこのぐらい言うっていうその年頃のノリで言ってたからしみついちゃったんだよな……たまにこういう違和感みたいなのを感じるから速く高校とか大学生とか社会人とかぐらいの年齢になりたい……
「で、アンタはいったい何でそんな怪我してあんな所に居たの?」
「…………」
はい、戦ってきたからです。なんて言えないからな……スタンドのことなんて言っても信じないだろうからな。幽霊を信じろみたいなもんだし。
信じたとしてもそれはそれで困る。別に俺が危険になるとかじゃないんだけど、この人たちがもしかしたら巻き込まれるかもしれない。
今までの経験、今までってほどでもないけど、スタンドを使える人なんてほとんど、全く見かけないのに俺は今まで4人使える人に会っている。
ただの偶然かもしれないが俺は何らかの力、運命みたいなもんが働いているんだと思う。
別にスタンドを持ってないなら大丈夫だと思うが一応、念の為にスタンドのことは隠そうと思う。スタンドを持っていなくても、知っていると知らないじゃ圧倒的にスタンドのことを知っている方が危険な気がするからだ。
だから俺は自分勝手な理由で自分の恩人に嘘八百を並べる。
「マンションの屋上から落ちた。怪我はその時にどっかで付けた傷だと思う」
少々無理があるかもしれないが、ここのマンションの屋上が開いているのは落下してくるときにちらっと扉があいてるのが見えたから全くの嘘って事にはならないと思う。
「……アンタバカなのかい?」
女の人が呆れたような顔をした。
どうやら信じたようだ。……かなりこれは心に来るな……
俺はもう帰ろうかと思い、立ち上がろうとした。が、
「おっと、……あれ」
立ったが、ふらふらっとした後に地面に尻を付いた。
全く力が入らない。別に神経が切れたとかじゃなくて単に無理をしすぎた結果だと思う。
「っと、まだ立つんじゃないよ」
「えっと、かなり体の内側にもダメージがあったから、その、まだ立ち上がれないと思う」
ははは、……………どうしよう。これじゃあ帰れないんだが……
「アンタ自分の家の電話番号知ってる?」
「知っているけど……」
「そんなんじゃあ今日は動けないだろ、しょうがないから今日1日だけ泊まらせていってあげるよ」
……え?何言ってんのこの人は?警察コール不審者俺を泊まらせるだと?
「……これ以上してもらえないんだけど……」
「いいから、どうせ動けないんでしょ?」
「…………うぐっ」
そのとうりである。腕とかは何とか動かせるが足とか腹とかは痛いっていうかもはや疲労みたいな感じで力が入んない。腹に限っては内臓がやられてんのか痛くてあまり動かせない。
「…………いやだけど」
「アンタに何か言う権利ないよ」
……これが何か企んでなかったらこの人の半分は優しさで出来ていることになるぞ。
「あっ……でも、ねえアイツが今日泊まるの嫌か?」
女の人はそう女の子に聞いた。
「別に良いよ。あの人ほかの男の子とかとは何か違うみたいだし」
この子も半分優しさで出来ていた。
他の男の子となんか違うってあれか、自分のことを変な目で見てこないとかか?
「…………」
「……えっと、なに?……」
「……確かに顔は整っているなお前」
「………なっ、えっ!」
確かに可愛いと思う。……顔が整っている奴は整っている奴で悩みがあるんだな……
前は高校の時の文化祭で『イケメン!美人!人生勝ち組の恥ずかしい話暴露!!』なんて物があった気がする。……まあ、やった奴らは全員メッチャボコられてたけどな。でも一部には英雄扱いを受けていたな……俺はもちろん英雄扱いしたけど何か文句あんの?
「でも、治療もしてくれたし……」
俺はこれ以上迷惑を掛けたくない。
「残念」
「はい?」
女の人は悪戯っぽい顔をしてこっちを向いた。
「アンタの家族にはもう話ししたから」
「え゛?」
意味が分かんないんだが
「……悪いとは思ったけどさ、アンタそうでもしないと帰るだろ?」
「……まあ、そうだな」
「怪我人をほったらかしにできるほど落ちぶれたつもりは無いんだよ」
ああ、そういうことか…………ほんとに善人だなこの人
「……わかった。1日世話になる」
こんなまぶしい人を見てると自分が恥ずかしくなってくるな……
こういう何か恋愛要素みたいなの入れようとしたけど無理でした。他に見たことのないほどの酷さ。
泣きたくなります。