「友達だと?いやだね」
「そんな!どうしてなのさ?」
ウワォ、即答かよ。……何か新のことを邪険にされたようでムッと来るのは俺が子どもだからか……?
「言っただろう。僕は面倒事が嫌いだと、君たちに関わると何かが起こるきがしてならないからな、関わりたくないんだよ……」
……なるほど、さっきの発言にも納得がいった。確かにあの子が言うことも一理ある。前みたいにスタンド関係のことに巻き込まれるかもしれないからな。
「お願いだよ!なんか君とは話していてこう、同じ年齢で話している感覚がするんだ。こんな感覚で話せたのは錬しかいないんだ、だから友達になろうよ!」
……新、俺も新に会うまではそんな気持ちを抱いていた。……その時は記憶があっても辛かったんだ。スタンドを見えない大人たちとの壁、精神年齢が低い子ども達との壁、それに結構悩まされたこともあったんだが……新は記憶なんてない子どもだったんだ。生まれながらにあんな気持ちを抱いていたなんて俺にはちょっと耐えられないかな……
「俺からも頼むよ」
だから、俺は新の願いの手助けをしようか、……俺もあの子の気持ちが分かっていてこんな事を言うんだ、相当俺も性格が悪いなこりゃ。
「……嫌だと言っているだろうが、関わりたくないんだ」
この子も相当頑固っぽいな……どうするか……
「……それじゃあ、聞きたいことは聞けたので帰らせてもらうよ」
マズイな、このままじゃああの子が行っちまう……
「ねえまってよ!友達になってくださいって!」
……新の奴……あの子にしがみついてまで、か……必死なんだな……
「……ッ!?話せ!歩きにくいじゃあないかッ!」
「いいや!話さないよッ!それじゃあ友達からじゃあ無くて知り合いから始めよッ!俺が積極的に君に話しかけに行くからさ、ね?そしたらいつの間にか友達になってる筈だよッ、でしょ?」
新って何か頑固なところがあるからな……手助けしようかと思っていたけど俺の助けなんて必要ないんじゃあないか?
「嫌だと言ってるだろうッ!離せ!」
「じゃあ友達になってよ!」
コレにはさっきの発言を撤回するようであれなんだが……俺は首を突っ込まない方がよさそうだな、あれは新の勝負だ。見守ってるとするか。
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……確かによォ、見守っているって言ったけどよ、……さすがにもうちょっと嫌気がさして来たぞ……ッ、なんであれから30分経っているのに決着がつかねえんだよ……ッ
「……ハァ、と、友達に……なって……くださハァ、ハァ、い……」
「………………いや、だ……ね」
しょうがねえ、もう二人とも疲れ果てちまってまともに話せてないしよ、俺が話したい事をとっとと話すか、うん、その方が良い。
「なあ君?」
「……なんだ?」
「君が俺たちに関わりたくないのは良くわかったが、でも君の護衛もしなくっちゃあいけない、ここでだ、君のクラスと名前だけは教えてくれないか?」
「……何を言っている、嫌に決まっているだろう」
「だが、何かあった時君がどこの誰なのかってことを知らないと助けに行けられないんだよ」
「ふんッ!助けなんて必要ないね」
「スタンドが見えないのに対処できるのか?」
たぶん俺は今、相当嫌な質問をしていると思う
「…………ギリィ!!……できないだろうな……」
「だろ?で、どうするんだ?」
俺の性格の悪さがにじみ出るような質問しているな……まあでもこういう方法でしかこの子を納得させられないんだよな……
「…………非っっっ常ぉぉぉぉぉに嫌だが僕の生活のためだ、仕方がない…………僕のクラスは年4組名前は…………」
この子は顔をものすごく嫌だと言うふうな顔にして、
「…………吉良吉影だ」
吉良、吉影、……不思議とぴったりとこの子を、吉良を表しているかのように違和感が全くないな、……おっと、俺も名乗らないとな、
「じゃあ、俺も名乗らないとな」
自分の名前を教えるのにちょっと気恥ずかしさを覚えるのは俺だけか?
「3年1組志熊錬だ、よろしくな吉良」
「じゃあ、次は俺だな」
新は嬉しそうにしながら名乗った。……友達になれることを願っているぜ、
「同じく3年1組碓氷新、よろしくねッ!」
2人で手をさしのばし、握手しようとしたが、
「誰がよろしくするか!!このくそったれどもめ!!」
俺らは吉良に嫌われたらしい、まあそれもそうか、あんな無理やり名前とかを聞き出したんだしな。……新、ファイトッ!
「……僕はもう帰る」
そういい吉良は歩いて行った
「じゃあねー!!また明日逢えたらいいねーッ!!」
隣で新がそんなことを言ったせいか、吉良はものすごい不機嫌そうな雰囲気をだした。
「貴様らとなんて会ってたまるか!!」
吉良は最後にそんなことを言い、見えなくなった。……吉良、なんかゴメン
「さあ、新帰ろうぜ、正直俺もう眠たいや……」
もうなんか、意識がもうろうとして来るほどに眠い……
「わーーー!!!錬、しっかりしろ!!そうだったッ!かなり血を流していたんだった!!」
「あ、もうここで寝ようかな……」
「ダメッ!それ寝たらダメな奴ッ!錬ッ!俺がおぶさっていくから乗ってッ!」
「新?……すまねえな……」
迷惑、かけちまったな……
「いいよ、別にこのくらい」
「サンキュー新」
本当に、な
「いいよ、あ、ねえ錬、錬の能力ってなんだったの?」
「……ああ、想像道理なら俺のスタンド能力は俺か、俺のスタンドが触れたものの重さを軽くできるって能力だ」
「軽く?重くはできないのか?」
「……そうだな、まだ試してないから分かんない、が……新、ちょっと降ろしてくれ」
「ん?大丈夫なのか?凄いフラフラだぞ錬」
「試してみるんだよ、そこの石で、……ホイ、軽くする時と同じような感じで重くなるように想像してやってみたんだが……新、持ち上げてみてくれ」
「……ああ、そっか、錬もうほとんど力入ってないもんね、分かった。どれどれ?……ッ!?」
「……どうだ?」
「無茶苦茶重いよ、錬」
「そうか、ありがとう……」
「すっごいなー、俺にも能力無いかなあー」
「さあ、それは分かんねえけど、信じることが大事だと思うぞ」
「信じること?」
「おう、やる前から諦めてたら出来るもんも出来ないって物だと俺は、思う……ぞ……」
「錬?どうした?」
「なあ新?」
「どうした?」
「きれいな川が、見えるぜ……」
「わーーーー!!だめ!それ見ちゃダメなやつ!!」
「あ、婆ちゃんがが手を振ってる、え?そっちに行けばいいのか?」
「ダメだから!!!そっち行っちゃ、ダメだから!!ていうか錬の家のお婆ちゃんは田舎でまだ生きているはずでしょ!?」
「えー、前の家族の婆ちゃんだ」
「何言ってるの!!?」
結論、俺の能力は『触れたものの重さを増減できる能力』だった。
「……ん?……ここは……病院?」
いつの間にか意識を失っていたみたいだな……新に、感謝しないとな、今思うと荒れ地の流し過ぎでかなり危険な状態だったんじゃないのか?
「さて、と、どうしようか」
……うーむって悩んでいたら、病室のドアが開いた。
「錬、お見舞いに来たわよ」
「病院っていつ来てもまような鈴」
「それは海人さんだけだわ」
……いやね、ただ話しているのに、普通の会話なのに、なんでこんな桃色空間みたいになるんだろうかこの2人は
「母さん、父さん」
「……れっ、錬、」
「……おはよう?」
今何時くらいなのか分からないからな
「………………」
「………………」
「……どうしたんだ?」
……いやまあ、理由は分かるけどさ、この2人の事だ、次にとる行動はきっと……
「わあああああんッ!!錬ッ!錬ッ!」
「うをおおおおおおおおおおおお!!!」
「ちょっ、ここ病院!病院だから!」
……かなり心配かけちまったようだな……申し訳ない……
「錬ッ!大丈夫なのか!?通り魔に襲われたって聞いたんだけど!!」
……そんなことになってんのか、いや、まあさ、あながち間違いじゃないけどさ……
「うん、大丈夫だよ」
ま、今はこの2人を安心させないとな。
はい、わかってた人は今更だけど、男の子は吉良吉影でした。
この小説は第四部の時系列じゃありません。さらに言えば原作事態に絡まないかもしれません。