何年私は暴れていたのだろ…
目覚めると氷の世界だった。なんだろう…?
体がとても軽い…
気がつけば私は大きな氷の結晶の中にいた…
…
……
少し体を動かす…出たいなぁと思った…
するとパリンッと容易く割れた
どうやら私は氷を自由自在に生成コントロールできるようだ
(???なんで私生きてるんだろ…確か実験で死んだはずじゃ…)
自分の体を見ると
(じ、地面が見える…半透明…)
ーーーーーーーーーー
ーーーーーー
いろいろ確認すると私は確かにあの時死んだ…
だけど憎しみと生きたいという強い願いで「念」が覚醒し【死後に強まる念】として働き今もこうして現世にとどまれているのだろう
念についても生まれつき使えたが覚醒の影響により大陸の一つを氷地獄にするくらいには強力のようだ
そして自分の望む形に操ることができる
私は手のひらサイズの花をイメージし能力を使う。
手の上に霧のような冷たい風が発生し一つの花の形をした花が出来上がった。
クリシアはフッと微笑み歩き出した
ーーーーーー
しばらく歩きあの酷い目にあった実験所が現れた
私は長い廊下を歩き自身と同じ【ルミナ族】の亡骸たちを見ては立ち止まり外に運び出し氷を
操り永久凍土のようにカチカチになった地面を元通りにし埋めて花を添えてまた地面を凍らせた。
「…みんな。安らかに休んでね…私の氷の中で…」
更に進み一番奥の部屋にはいる
「ッッ…!」ズキズキッ
頭が痛む…
そこには私が実験されていた檻の隣の檻に今は亡き親友の亡骸があった。
名前も知らない…髪が黒なこともあり【ルミナ族】の人間ではないだろう…
更に一番奥の部屋ということもありおそらく研究者達のお気に入り…つまりは実験のし甲斐がある実験体をここに入れていたのであろう。
「…さて、」
もう私が死んでから何年経ってるかわからないがきっと蘇生できないだろう
いくら氷の中で死んだ状態で冷凍保存できていたとしても心臓マッサージしたら生き返ったなんてご都合展開はないだろう…思い知らされたではないか。転生して前世の記憶をもっていたとしてもそれが何事にも対しても上手くいくわけじゃないし不幸な事実が変わることもない。
亡骸を土に埋める。
「ありがとう。安らかに…休んでね。」
頬に一滴の涙がながれる。
ふとそよ風が吹いた。
【私の分も幸せに笑顔に望むように生きてね!私の大切な友達…最後があなたで…良かった】
親友の声が聞こえた気がした。
「…う”ん…ありがとう…」
ーーーー
ーーーーーーーーー