長らく投稿をすっぽかしておりましたが、
ゴッドイーターリザレクション発売を契機に、
投稿を再開いたしました。
(ちなみに予約版ではありませんが、発売日にリザレクション購入しました。青アリサがお気に入りですが、彼女ばかり使ってると元のアリサの出撃回数が増えないのが悩ましいところ…。)
ちなみに第一話から、前編はアラガミとの戦い、後編にウルトラマンティガによる怪獣との戦いを描こうと思っております。
それでは、本編どうぞ。
妖夢「…ふう。」
適合試験を無事終え、身体検査を終えて自室のベットで目覚めた妖夢は、先程右手首にはめられた腕輪を眺めていた。
アサギ「…妖夢、大丈夫か?さっきの適合試験、相当痛そうにしてたけど。」
妖夢「ええ。それは問題ないです。痛みも引きましたし。しかし、こんなにあっさりとゴッドイーターになっちゃうとは思ってもみませんでした。もう少し修行をした後になるのかと思ってたので…。」
アサギ「まあな…。けどウルトラマンティガでも、ダイゴは突然選ばれていきなりなった訳じゃん。その後で戦い方を段々覚えていったわけだし。これからってことじゃないか?」
妖夢「そうですね。まだ神機も握っただけですし、これから鍛練を重ねて…。」
その時、スピーカーから部屋一杯に受付の女性と思われる声のアナウンスが響き渡った。
アナウンス「本日着任の魂魄妖夢さん。魂魄妖夢さん。演習の準備ができましたので、第五演習場に来てください。繰り返します…。」
アサギ「おっ、早速来たな。」
妖夢「ええ。行きますか。」
妖夢はそのままベットから起き上がると、小さなテーブルの上にあった幽々子の写真を胸ポケットにしまい、倒れていたウルトラマンティガのスパークドールズを立て、そのまま部屋を出た。
数日後、妖夢はエントランスの受付前のソファーにてとある人物を待っていた。新型神機使いへの期待に違わない十分な演習成果を上げるようになった為、通常より早く実戦に出されることになったのだ。初陣ということもあって、極東支部随一のゴッドイーター雨宮リンドウが同行することになっていた。
アサギ「いよいよ初陣だな。気張っていけよ!」
妖夢「当然です!…それにしてもリンドウさんってどんな人なんでしょう?」
アサギ「極東支部ではそのカリスマと同行者の生還率の高さから人気があるんだってな。」
妖夢「ええ。いったいどんな人なんでしょうか…。」
そんなことを二人が話していると、エントランスの階段を降りてくる一人の男が目に留まった。彼は片目が隠れるほどの黒髪の男性だった。
ヒバリ「あ、リンドウさん。支部長が見かけたら、顔を見せにこいと言っていましたよ。」
黒髪の男性「オーケー。見かけなかったことにしといてくれ。」
アサギ「おっ、あの人かな?」
妖夢「そうみたいです…。あっ、こっちに来ます。」
黒髪の男性「よう、新入り。おれは雨宮リンドウ。形式上お前の上官にあたる。…が、まあめんどくさい話は省略する。とりあえず、とっとと背中を預けられるぐらいに育ってくれ、な?」
妖夢「は、はい!」
すると横から黒のショートカットの女性が割り込んできた。
ショートカットの女性「あ、もしかして新しい人?」
リンドウ「あー、今厳しい規律を叩き込んでるんだから、あっちいってなさい。サクヤ君。」
ショートカットの女性「了解です。上官殿。」
ショートカットの女性は妖夢に笑顔を見せながら手を振り、去っていった。
妖夢「…彼女はリンドウさんの同僚なんですかね?」
アサギ「ああ…そうかもな。それにしてもあの人、胸がすげぇ…。それにひきかえ…。」
そう呟いてアサギは妖夢の方を一瞥する。主に胸の辺りを。
妖夢「あ、アサギ!?わ、私はこれから大きくなるんですからねっ!」
リンドウ「ん?何かあったか?新入り。」
妖夢「あ、す、すみません。続きをどうぞ。」
リンドウ「あ、ああ…。まあそういうわけで、だ。早速お前には実戦に出てもらうが、今回の緒戦の任務は俺が同行する。…っと時間だ。そろそろ出発するぞ。」
妖夢「はい!」
妖夢はリンドウの後について階段をかけあがり、出撃ゲートを潜っていった。
それから一時間後。妖夢の初陣は意外と呆気なく終わった。任務内容はオウガテイル一体の討伐だったのだが、リンドウの支援と神機に憑依したアサギによる的確なコントロール、幾度の演習で貯まった経験が項を労したようだ。ちなみに妖夢の神機の構成はロングソード、スナイパー、シールドである。演習で様々な武器形態を体験し、選択した。
リンドウ「おお、新入り。中々の立ち回りだったじゃないか。」
妖夢「いえ。演習やリンドウさんのサポートの賜物ですよ。」
リンドウ「いや、でも初戦で彼処まで立ち回れるのは大したもんだ。フェンリル士官学校出身じゃないみたいだが、ゴッドイーターになる前も戦闘関係の職業だったのか?」
妖夢「え、ええ。要人の護衛で…。」
リンドウ「そうだったか。…ところで、名前をきちんと聞いてなかったな。書類で一応見てはいるんだが、教えてくれないか?」
妖夢「え、ええ。魂魄妖夢といいます。」
リンドウ「妖夢か…。これからもよろしくな。」
妖夢はリンドウからの握手に応じ、リンドウが呼んだ迎えのヘリを二人で待つことにした。(実際はアサギも含め三人だが。)
荒廃した町を眺めていて、沈黙を破ったのは妖夢だった。
妖夢「しかし、信じられませんね。ここが嘗て大都会の中心だったなんて…。」
リンドウ「ああ。この極東地域-旧日本国ーは地震が元々多い土地柄で頑丈な建物が多かったらしいが、今となっては見るべくもないな…。」
妖夢「外の世界がこんなことになっているなんて知らなかった…。霊夢さんや紫様は何か掴んでたのかな…。」
リンドウ「ん?何か言ったか?」
妖夢「あ、いえ…。そう言えば、あの女の人とはどういう関係なんですか?」
リンドウ「ああ、サクヤのことか?まあ、只の同僚だ。ちょっとだけ親密な、な。」
そこから再び沈黙が始まる。それを破ったのは、リンドウでも、妖夢でもなかった。
エリック「おっ、妖夢ちゃんじゃないか!おーい!」
妖夢「え!?エリックさん?」
エリックは黒肌に白髪のパーカーの少年と共に妖夢達のもとに歩み寄ってきた。
リンドウ「何だ、妖夢。エリックと知り合いだったのか。」
妖夢「知り合いも何も…。命の恩人といっても過言じゃないですよ!あの時はありがとうございます!」
エリック「礼には及ばないよ。人類のヒーローとして華麗に当然のことをしたまでさ。」
リンドウ「ほう?どうやったんだ?」
妖夢「えっとですね…。」
エリック「ちょっと待った。」
そう言ってエリックは妖夢に詰めより、小声で彼女の耳元に囁いた。
エリック「悪いんだけれど、僕があの巨人であることについては臥せてくれるかな?そう簡単に他の人に正体を知られるわけにはいかないんだ。…いいね?」
妖夢「は、はい…。」
白髪の少年「何を話してるんだ。情事だったら別のところでやってくれ。」
妖夢「じ、情事って…!?」
エリックは妖夢から一旦離れた。
エリック「おっ、もしかしてソーマ、妬・い・て・る?」
ソーマ「ば、バカ言うんじゃねえ!!」
妖夢「え?え!?」
妖夢は顔を真っ赤にして口を押さえている。
ソーマ「お前も真に受けるな!」
リンドウ「ハハハ…。任務後とはいえ同じところで出くわすとはな。そちらはどうだった?」
エリック「ええ。ソーマと共に、ボルクカムラン一体を華麗に葬ってきましたよ。」
ソーマ「お前はほとんど後方にいたがな。」
エリック「まあまあ。そう言えば、リンドウさん。ちょっとお願いがあるんすけど…。」
リンドウ「何だ?」
エリック「妖夢ちゃんを借りて宜しいかなと。今日家で社交パーティがあるんで、妖夢ちゃんにも参加してもらおうかと思って。家の人に彼女を紹介したいですしね。」
妖夢「パ、パーティ!?い、いやいや家の人に紹介だなんてすこぶる早いですし…!?それに衣装も…。」
エリック「大丈夫大丈夫。この僕が華麗にコーディネートしてあげるから。…で、いいっすかね?リンドウさん。」
リンドウ「…分かった。妖夢、行ってきな。報告は俺が済ましておくから。その代わりエリック。羽ばたいたばかりの彼女を死なすんじゃねえぞ?」
エリック「勿論です、リンドウさん!華麗なるゴッドイーターの名に懸けて!」
ソーマ「それじゃ、俺も退散するぜ。人の集まりは好きじゃねえし。俺がいるとな…。」
エリック「つれないなあ…。よし、じゃあ行こうか、妖夢ちゃん。」
妖夢「え、ち、ちょっと!?」
妖夢の頭の整理が追い付かないまま、エリックの力強い手は彼女を引っ張っていく。アサギも少し不満げな顔を浮かべながら、二人を追いかける。迎えと思われるヘリの音を後方に聴きながら。
-第一話後編へ-
妖夢の装備の詳細が明らかになってませんが、まだ決めているところなので、後程…。
さて、第一話後編でまた会いましょう!